25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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糧として、喰らうのならば…
[そっと腹を撫でるのは、一夜の夢を見せた法師のことか。]
食べ頃ならば、若い桜の猫が盛りか。
だが、ようやく開く花のお目見えならば、先ずはどなたかに、一夜の夢でも魅せてごらんよ。
いくら美しくとも、徒花は要らぬ。
腹が空いて堪らんならば、一番食いでが有るのは小山のような肉饅頭では無いかえ?
[くく、と落とす揶揄。]
ああ、雛鳥は食後の水菓子に…
桜の猫は、其処に見えるが
嗚呼でもこれは……若しかしたら
これから、化けるやも。
[冬色の瞳が春を見る]
……私が、徒花と?
面白い
[薄く、哂った]
噂の花を咲かせてみせよう
一夜でなく、この日の下で
脂身が不味そうで食う気にもならん。
悪食のお前と一緒にされては困る。
[そも、元々の基準が違う立場。
好みの肉に困ったことがなければ
不味い肉を放り出すなど日常茶飯事]
…なるほど。
随分と面白い趣向だ。
[低く、喉が哂う。見せてみろ、とばかり。
丁度視認できる位置から鉄色は咲き始めの花を見下ろす]
肉饅頭は肉饅頭を喰らうているよ。
[今しがた伝えられたそれを聞かせ]
余程、執心の様子。
他所に懐いた雛鳥など、もう要らぬ
喰らうにしろ、あれは
人数分も無いようだ
[胸を押さえながら呟く。
テラスからの視線に気付き、つと目を伏せた]
此処ならば、置いてある筈
暫し間を。
流石に私は、ナイフ刺さる痛みに耐えて舞う気は無い故に
では…愉しませて貰おうか。
[微かに口元を歪めて、嗤う]
噂の主を、その目で見るといい
[艶を抑え、爽やかな春の音色を自在に操る。
小鳥の挨拶も木々の葉が甘く囁くさまも
確かに其処に映し出されていた**]
…存外、普通だな。
[周りの噂如何ではなく。
随分な口を叩いて見せたように聞こえたので]
てっきり、猫を食らうつもりなのかと思っていたのだが。
おや、普通と謂うか
[苦笑を零す]
……朝日の下に相応しい音色を選んだ心算だったが
ひとつ、惑わしの歌でも奏でようか
猫を喰らうて欲しいなら
何、直前で喰う喰らう如何の話をしていただろう。
それゆえ。
[確か、あの花は種を植える云々とも言っていた気がするが
さてどうするつもりなのかとは思う]
私を惑わしたところで仕方なかろうに。
技巧だけは、かなりのものか。
[窓から漏れ聞こえるを耳にして。
ひと味足らぬは焦がれる思いか。
雛鳥の歌に加わった艶や、あの狂い咲きの笛の音のような。
何かするつもりなら、そっと窓から見守る所存。]
植えたいのなら、誘うて蒔いて構わぬのに。
その為の、祭りであろう?
っふ……
[微かな吐息を洩らす]
否
惑わしは、これへ。
流石に……聞かせる相手が夢の中では届かぬやも
[謡う相手が違うと、微かに視線を向け]
元より貴方がこの血に惑うとは思わぬけれど
戯れくらいは、如何?
[唇が笑みを浮かべる]
嗚呼、技巧は
物心付いたときより学んだ数だけ、この身にあるが
舞もうたも武芸も――
どれをとっても、風情が無いと師が。
[それ故少年は才が無いと塞ぎ
けれど技巧はあったものだから
やがて其れは形を変えながら人々の噂に上る。
いま奏でるその曲には情景を浮かべる色がつく。
それでも
誰を想った一芸には有らず]
眠る桜を誘うなら……急く事もあるまい
どの道これは、冬を恋うていたのだから
技巧だけは。
流石、花の言うことは違うな。
[く、と低く喉が鳴った。
思うことは他にもあれど]
何だ。
あれだけの大口を叩いておきながら、
夢の中まで惑わせて見せるとは言わなんだか。
まあいい。
[浮かんだ笑みを見たのは、テラスを下がるその少し前のこと。
向けた鉄色は冷ややかな温度のまま]
戯れ?
…気が向けば、付き合ってやっても構わんよ。
何時気が向くかは、知らんがね。
[唇歪めて、微かに嗤った]
花であれば――…技巧はあって当然のもの
凡才と思う定義は其々に
[視線が一度交わる。
温度はどちらも同じ]
嗚呼
意地の悪い
[歪む口元から視線を下げて、頬を染めた。
拗ねた口調で囁いて
やがて春のうたは終わりを告げる]
意地が悪い?今更だな。
[見えなくなった姿を気になど止めない。
止めるはずがない。
強い興味を持てぬのであれば
総ては興味の蚊帳の外]
悔しければ、その気にさせて見せれば好かろう。
魅了し、手玉に乗せてこその───悪の華よ。
[低く喉が嘲る様に震えて、嗤った]
それでは同じ言葉を。
「その気になれば」魅了に向かおう
[溜息ひとつ。
姿を追う事はしない]
鍵爪で引き裂くなら
背が良いか
腹が良いか
私がこの手にしたいのは
つまらん事を言う。
[それは幾らか低い声]
引き裂いてまで、何がしたいイビセラ。
腹を裂いて背に傷をつけて。
それで何とする。
[嘲り交じりの言葉は続き、ゆっくりと冷えた音になる]
悪いが、この身はそう簡単にお前にくれてやるほど
安いものではないのだよ。
……嗚呼、私の言葉は何時も足りぬ
[溜息。
苦笑を零す]
鍵爪で引き裂きたいのは別のもの。
此処に
[視線を投げる姿が
相手から見えるかどうかはさておき]
冬を慕う桜を引き裂くならと。
彼の甘い声を聞くか、悲鳴を聞くか
どちらを手にしようかと。
[冷えた音に、変わらぬ音を紡ぐ]
…成程?
お前達の言葉はどうも遠回しで好かん。
[人喰い花独特なのかと思うほどの婉曲さ。
呆れたように溜息をつきながら]
…どちらも叶えればよかろうに。
貴方の身を欲しいとは思って居らぬ
私を試してみるならば、と
誘った裏に他意も無い
未だ、この身を少し
持て余している
所作を試してみたかっただけのこと
要らぬなら――…構わない
思うように、伝えられぬ
嗚呼、冬の名残か
[軽い笑みを含んだ吐息
朝の日を浴びながら、瞳を細める]
花主は欲張りだ
……私には、思いつかなかった
所作を試すなら、霞に頼むが良かろう。
私は、いつ気分が乗るかもわからん。
霞が手いっぱいと言うことであれば、まあ、考えなくもないが。
[やっと手に入れた聞きやすい言葉に
己もまた率直な意見だけを返す]
…欲張りだからこそこの世で未だ法の網の目を抜けて
狼憑きとして生きている。
運動すれば腹も空くと言うもの。
甘い時を過ごした後の晩餐は、特に格別だろうさ。
[低く、嗤う]
――…矢張り、意地が悪い。
[拗ねたように呟き]
裏の世で生きるなら
全てを捨てて一つを選べと
教わったのは、間逆
狼憑きが生きるには
常に危険が伴う場所故に。
[薄く哂う]
この足では、激しい運動は難しいのだけれど……
……其れよりも、昨夜の汗を流したい
貴方は――哀れな花の運び手になる気も無い、か?
どうせなら、花遊びに慣れぬお方を誘ってみては?
天満月の御子息とか。
天満月の御子息さまとやら
……何処に居るのか
とんと顔を見ぬが……。
やれ、どちらも私では不足と謂うか。
流石に
傷の付く事よ
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