47 Gambit on board
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[さっきから黙っているな、とズリエルの方を見る。 こちらを見ているようで、遠くを視ているような視線に眉を寄せ]
バーナー殿、どうした?
[首をかしげた]
(382) 2011/03/24(Thu) 23時半頃
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≪ ああ。
家。 寝てた。 ≫
疑われる、というのには小さく疑問符を返す。
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己は他の連中みたいにちゃんと考えてるわけじゃない。 だから、己の考えというよりはただの我侭だ。
[テオドールの言葉にそう返し、白身魚を一切れ口に。 言葉を捜すようにゆっくりと咀嚼して]
…己は、ただ嫌なんだよ。 国を喪って、悲しみ嘆きながら彷徨うしかない人間を見るのが。 拠り所をなくし、昨日までの敵国に蹂躙されるまま…。
柄でもねえと思うかもしれないが、辛いんだよ。 己はこんな事のために戦っていたのかと思うとな。 そいつらが次に本当に腹から笑える日がくるのは いつだろうなんて考えちまうとよ。
[無意識に胸元のドッグタグを握った。 そんな風に考えてしまうのは、きっと… 国軍は牙無き者を護る牙、何のために力を振るうのか、 それを忘れてはならない。 亡国では叩きこまれてきていたから]
(393) 2011/03/24(Thu) 23時半頃
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――…そう、寝てたの。
やっぱりあなたはよく分からないね。
敵でもなく、味方でもなく。
今の状況にも興味ないみたいだ。
[伝わってくる疑問符。
疑われる事に頓着しない様は襲撃者とは思えないが、考えの理解は出来ない。]
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昔?
[ズリエルを見て眉を寄せた。 自分にも口にはしない過去がある。 ならば人のそれも触れずにいるべきだろう。
だからそれ以上は突っ込みはしなかったが。 疑問を表情の隅っこに残したまま]
(396) 2011/03/24(Thu) 23時半頃
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[ただ、一度。気取られないようさりげなく、サイラスに視線を送った。]
≪ そうだね、興味ない。 ≫
即答。
≪ ……ところで、 ≫
少し、間をおいて。
≪ きみ、いまどこに居る?
ハミルトン師団長がどこか、判る? ≫
――…師団長が襲われたのに?
[即答に、むっとする。
この場にキリシマが居れば間違いなく睨みつけていたが。
問いに続きかけた言葉を飲み込む。]
ハミルトン師団長ならボクの目の前に。
会議室に居る。
何か用?
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[らしい、といわれて小さく鼻で笑った。 笑い飛ばしているのではなくて、苦笑が漏れたような そんな浅い笑い。
込み入った話もしにくくなって来たから戻ろうかと言おうとしたら 行くところがあると、テオドール>>403]
そう言われて己を追ってきたんじゃないのか。
[ああ、木乃伊取り。なるほどと思った。]
一人で大丈夫か? 気を付けろよ。
[不安ならついていくがというニュアンスで言葉を返した]
(407) 2011/03/25(Fri) 00時頃
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[一度向けられた視線を捉えたか、翠は一度緩やかに瞬いた
既に通信機と変わる魔石は手渡したのか、
己の一方――国紋章の裏側へと付けれる程小さなモノだ――へと意思を乗せる。]
先程、ハッセ師団長殿が俺の元へ報告を。
――書庫から、君の名残らしきものを“視た”と。
…彼女もそれが何か、掴み切れてはいないようでしたが。
[それ以上の事は、この場で口には出さない。
他に知りたければ、人目の少ない後にと。言葉裏に含めて。]
≪ いや、用は無い。
むしろ、用なんて無い。 ≫
思わず2回言った。
≪ 居ても、構わないんだけどね……
…………
イスカは、後から行く。 ≫
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己達は戻るか?
[宮廷と離れる方向に向かっていったテオドール>>415を 見送って、ズリエルを見る。 中和する存在がいない二人は 他の人の目から見ればどう見えるのだろう?
歩き出せはやはり道がそれとなく開ける]
あそこに戻ると頭痛がする…。
[会議室の事を示しながらこめかみをぐいぐいと押した]
(419) 2011/03/25(Fri) 00時半頃
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――……?
[二度も言うのに更に首を傾げるが]
…わかった。
別に敵にならないなら、興味なくて構わないけど。
何か気づいた事があったら教えて欲しい。
[あまり期待はしないで頼んでみた。]
[聞こえた"意思"。
もう一度、視線を向ける。
一瞬微かに目を細める事で、了解の意を示した。]
≪ 気づいたこと、か。 ≫
頓着なさそうなキリシマが、
人の気づかないような何かに気づくこともないだろう。
……と、キリシマ自身が思うのだからしょうもないけれど。
≪ うん。 ≫
とりあえず、肯定は返しておいた。
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[果たしてズリエルは共に戻ったか。 私服で参内するのも憚られるので兵舎の部屋から 軍服の上着だけを持って羽織れるようにし、 宮廷の会議室へと足を向けた]
(437) 2011/03/25(Fri) 01時頃
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[緩く口にする声に。
湖水――……彼には薄灰にしか見えないのだろうが。
それは、ゆるりと向けられた。]
[咎めるでもなく、ただ、其方に視線を遣るだけ。]
[此方に乗るのならば、接触を待つと告げた。
……己の方からは、動くつもりは無かった。]
[視線に気づき、鳶色が薄灰
……事実は違うのだがを見る。
視線は、あう。]
[けれど、何故、今グレイシアが此方を見た、のか。]
[警戒。謎。決断。彼には迷いはなかった、のだろうか?
…………副師団長に彼から借りた手袋を
洗濯依頼してもらうよう頼んだ。
………あれを持ち話を聞く。それを刹那に、考えた]
≪ ……誰も居なかったから、
目撃者もいないだろうしね。 ≫
ふと、“書庫”が“現場”になる前のことを、思い出していた。
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