3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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あなたをこわさなくちゃ……
だいじょうぶ
わたしもこわれてあげるから……
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――わかりませんよ。 わからないから、聞くのではないですか。 何も言わずにわかってくれというほうが、無理難題です。
セシル、落ち着きなさい。 そんなに暴れては、もっと喉が渇きますよ。
離しません。
[セシルの言葉に、より強い語調で告げて取った手首を、引き寄せる。腕に歯型。眉を寄せてそれを見た]
ピアノを弾くものが、腕を傷つけてどうするのですか。
[出した声は、酷く辛そうに聞こえただろうか]
(957) 2010/02/28(Sun) 19時半頃
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>>954
――…ッ
[刃は閃いて、そして、彼女の首に赤いラインを作る。冷たい水が背中に走る。 その傷を凝視して、そこまで深くない、とわかると、は…と息をついた。]
よかっ……ッ
[そして、誘う口調で、触れず、近寄る口唇と首筋……コクリと喉は鳴るけれど……。]
――………ッ傷つけちゃ、駄目だ……。 アンタは飲まない。
[両腕をがしりを掴み、離した。 そう、渇きはある、渇いている。だけど、それよりも]
――……先生、どうしやした?
[その人が心配な気持ちのほうが、高くて…。]
(958) 2010/02/28(Sun) 19時半頃
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―― 体育館 ――
[ふらりと立ち上がる。放り出したスケッチブック拾った。 ラルフを待つ間、何とか少し回復した体力で、入り口の死体をそろそろと移動させる。さすがに、抱え上げることは出来なかったけれど]
…………。
[まじまじと見る。おそらくはじめてというほど、見る。 見開いて充血した目。苦悶の表情。こわばった手指。 溢れる血はもう無いけれど]
失礼。
[そっと手を伸ばす。蠢く死体もあったけれど、これだけ動いていないなら流石に飛び掛ってこないだろう。理性では分かっていても、触れる時には腕が震えた]
[それでも瞼を閉じさせて。 衣服を整え、指を組ませる]
なあ、なんで制服着てるの。あんた誰。 肖像権の侵害とか、訴えても別にいいよ。
(959) 2010/02/28(Sun) 19時半頃
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[耳元の声は煩くて煩くて意味を成さない。 できるだけ表情も整えて、そうしてスケッチブックにコンテ走らす]
[生前の顔を写し取るように。出来れば幸せそうな笑顔を。 この死体は見たことの無い相手。 それでも、綺麗な姿なら見覚えある人いるかもしれない]
[見せしめのために出された死体。 横たわったその前にどっかと胡坐を組んで、目指すことの難易度にくじけそうになりながら、黙って手を動かしていく**]
(960) 2010/02/28(Sun) 19時半頃
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あー、僕は匂い以外は平気なんだけどねぇ…。
[その言葉に少し言葉を濁し]
僕が…僕とディーンが落ちたのは小ホール。
文化部棟の方。
屍体が出てきちゃって。
[その後は、困ったように笑うだけ。]
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/02/28(Sun) 20時頃
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―南棟1F― ……、っ…知ってもらわなくたって、 ……他人じゃないか、関係ない…!
[矛盾を口にしながら。 手首を引き寄せられて息を詰める。 肌から、首から、眼を逸らした。]
咽喉、渇いて…――、…少しなら… ……何で、先生が、…辛そう、なんだ。 …わからない。
[離せ、ともう一度、小さく謂った。 歯を立てる前に離れたい、と 思いながら。]
(961) 2010/02/28(Sun) 20時頃
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紐 ジェレミーは、飼育委員 フィリップはどうしているだろうと、ふと思った
2010/02/28(Sun) 20時頃
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─回想・グラウンド前─
[どうしようか、と悩んでいると、制服を掴んでいた手が離れ>>878]
……ちょ、どうしたんだよ?
[ふらりとグラウンドに向かう様子に、慌てて呼び止めるのと、校舎から出てきたドナルドが声をかけてきた>>853のはどちらが先だったか]
……近寄らない方がいい、か……。
[確かに、グラウンドからは嫌な感じしか受けなかった]
ん、じゃ、とにかく保健室まではいこか。 あそこは、何となく安全圏っぽいし。
[休みたい、というマーゴ>>880に頷いて。 一まず、一緒に保健室へと]
(962) 2010/02/28(Sun) 20時頃
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─回想・保健室─
[たどり着いた保健室には人の姿はなく、思わずマーゴと顔を見合わせたりしたものの。 出る前にはなかったノートから、大体の事情は知れた]
……ディーン、大丈夫かな……。
[小さく呟いた直後、また、左腕が少し痛んだ。 同時に、何か、小さなコエが頭の中を掠めて。 それを振り払うように頭を軽く振る。 その内に、扉の向こうから、聞こえた声>>904]
あ、大丈夫だとは思うけど、いきなり全開はなしっ。
[一応、そんな釘刺しはするものの、僅かに開いた扉の向こうの様子に、すぐに自分も動いていた]
……やれ、やれ。無事でよかった……。
[いつの間にかいなくなっていたから、気になっていたミッシェルの無事にほっとしつつ。 ともあれ、メアリーを寝かせるのを手伝った]
(963) 2010/02/28(Sun) 20時頃
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……んじゃ、オレ、ちょっと外見てくるよ。 ミッシェルたちいるなら、大丈夫だろ?
あ、なんかあったら、メールかなんかで知らせて。 アドレスと番号、教えとく。
[ちゃんと通じるのかはわからないけれど、連絡手段はあった方がいいから、と、それらを教えて]
……『約束』は、破らないから。
[最後の部分はごく小さな声で、呟くように言って。 保健室を出ると、外へと駆け出した**]
(964) 2010/02/28(Sun) 20時頃
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他人なら他人だから、知るのでしょう。 ……貴方を心配している。その言葉では足りませんか。 どんな言葉なら納得しますか。
貴方が奏でる音を毎日のように聴いていた。だから。
辛いのです。
[握った手を首筋に触れさせる。脈動が指に伝わるだろうか。より速い早鐘の――]
(965) 2010/02/28(Sun) 20時頃
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――…約束してくれたでしょう?
[問いかけに答える声、そんな事実はありはしない]
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[両腕を掴まれた拍子に握った刃は血の海のなかに、ぽちゃ、と落ちた]
――……ああ、もう血はいらないの? 飽きたのね、わたしの血。
[流れてゆくあたたかな命、なぞればべたり、と手の平を汚す。赤く染まった指は、取り落とした銀を拾いあげ]
じゃあ、次は……あなたの番。
[問いかけに微笑む唇はただ紅く、血塗れた銀が空気を裂いた。闇雲なそれに、手ごたえなどはないだろう。]
大丈夫、ひとりにしないわ… 一緒にいきましょう…… ね
[青の瞳は中空を見て、闇の虚ろに満ちている。 哂い声は聞こえるだろうか。 おんなのなかから見つめる 緋色の こ え は]
(966) 2010/02/28(Sun) 20時頃
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" せんせ "
" 殺そ "
(@118) 2010/02/28(Sun) 20時頃
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約束?
[きいたことがない、だけど]
――……約束は……
[どんな約束なのかと……]
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[刃物を血だまりから拾い上げ、 振りかざす女を茫然と見ている。]
一人にしない?一緒に?
[何の話かわからない。 ただ、それは暗い暗い、青]
(967) 2010/02/28(Sun) 20時頃
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クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス
(@119) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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―保健室― [腐臭を纏わせながら中へ入るとミッシェルと共にマーゴがいただろうか。]
大丈夫だった?
[柔らかい常の笑みを浮かべながら問うて。 ミッシェルにシーツを取るのを手伝って貰いながら、 数枚を選んで持ち運びやすいようにたたんで。]
あー、そうだ。 ミッシェル、マーゴ。 職員室には入れないよ。 妙な物が出たから、入れないようにしちゃったんだ。
[と、どこかへ向かうならそう忠告して。]
生徒会室にも何かあるかもしれないから、後で探すよ。
[まぁ、実際に自分が探すその前に彼女達が探す可能性は否定しないけれど、 伝えるだけのことはしようと。]
(968) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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―音楽室→体育館― 闇雲に動いて何が分かるって訳じゃねぇけどな。 俺のオツムじゃ現場に戻るは意味ねぇ。 兄貴の頭の良さ欲しいぜ。
[小言を言いたげな兄の顔を思い浮かべ ポケットに入れた金平糖を一粒口に入れる]
あのお嬢から聞いた言葉は、遊べ、逃がさない、探せ。 昔の俺だな。兄貴を独占したがっていた。
[金平糖の砕ける音]
次に会ったのは体育館だったか。
[狂う距離感にめまいを感じながら、ゆっくりと体育館に向かう 自分の中の考えを整理する為に]
(969) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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―南棟1F― ……、わか、……、らない …わからない……
[段々と声は弱くなっていった。]
……、―― ――俺の、音…?物好きだ、…そんなの。
[触れた手の先で、脈打っている。 びくりと一度手が震え また薄紫が焦点を失って、虚ろになる]
… … 駄目、だって謂っ…――
[誘われるように首筋に顔が近づいていく。 止められなければそのまま、歯が皮膚を突き破ってしまうだろう]
(970) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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(――お人よしから、血を吸うのは)
(辛いだろうと)
[ああまったく、その通りだ]
[わからない、わからない]
[――分からない。]
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− 保健室 −
[オスカー>>964が外を見てくると言って 携帯のアドレスと番号を教えてくれたので、自分のも伝えて。
小さな呟きには、力強く頷いて、 保健室を出て行くオスカーを見送った。]
(971) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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―南棟1階廊下―
物好きなのかも、知れません。 でもそれは、私だけではないかもしれませんよ。
[近づくのを、止めることはしない。そうしなさいと言ったのは、自分であったから]
じゃあ、条件をつけましょうか。 私の血をあげる代わりに、ここから抜け出した後、貴方はピアノを弾いて下さい。
私のために。
[鋭い犬歯が肌に当たれば、一度だけ眉を寄せた]
(972) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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……
[呆然とたたずむ彼に振りおろすべき刃を止めて]
忘れてしまったの…?
[哀しげにそう呟き、唇がわななく]
忘れるなんて、ちがう。あなたじゃない……
(973) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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―回想・保健室―
ご心配おかけしましたっと。 ほら、男手なんだからちゃんとエスコートする。
[3:7くらいで手伝わせ、 メアリーは無事ベッドに寝かせられた。]
……え、メール通じてたの?
[本格的に間抜けな声になっただろう。 靴箱での件で携帯は機能しないと思い込んでいたのだから。]
分かった、駄目元でもやってみるよ
[最後の小さな声は聞こえず、 けれども二人で通じているのを見れば口を挟みはしない。]
(974) 2010/02/28(Sun) 20時半頃
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