78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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― 栄華滅びし都《紅京》 ―
[転移させた先は、自分にとっては知らぬ土地。]
けっほ、けほっ…ここ、どこ…?
[肌で感じる空気が、王都ともネオ=イルーナとも違う。 だが、ここがどこかなんて今はしている場合ではない。]
[五色の髪の女性と何かを話すアイドル。 それから、1000年前の勇者はもう空っぽだと及び腰の様子で。 力を使い果たしたというなら、安全なところへ退避させるのも―。 そんなことを考えながら。]
――、―。
[きっ、と。脅威と認識している者を睨む。 虚空《そら》を見ろ。>>54 その言葉が耳に届いたと同時―]
(77) 2012/02/15(Wed) 01時半頃
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[ キ ィ ィ ――― ]
―――!
[持っている星の芽《テュケイロン》が鳴する。 大量、且つ強引にそのエネルギーを吸収され、 無理やりに形を変えられる―新たな大地《キボウ》が、悲鳴を上げていた。]
ぅ…くっ。
[突然の悲鳴に、耳を押さえる。 痛い。すごく、苦しい。 今までだってあちこちから崩壊の手は進んでいたけれど それらを大きく凌駕する苦痛。]
(78) 2012/02/15(Wed) 01時半頃
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アンタ…なんてことして…!!!
[死女神―記憶から識った存在―を睨み、]
ふっざけんじゃないわよ、 零だか再生《アルメヴィア》だか知らないけど、 この星を、零になんか還させない。 新生《RESET》なんて、絶対に許さない…。
[オスカーの言葉>>63に一つ頷いて啖呵をきるも、 今空中要塞《EDEN》がどうなっているかは気配で察しているだけ。]
(79) 2012/02/15(Wed) 01時半頃
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[さあこれからだ!>>69 の声に口元をひく、とさせ、肩をすくめ。]
あーー…ごめんけど、アタシ行かなきゃ…。 あの子達、置き去りにしちゃったの、アタシの責任だから…。
[《EDEN》がどんなに嘆きと滅亡に囚われてしまったとしても。 そこに輝く星十字《アスタリスク》は、最後まで希望であり、 星の使命《-セカイノヤクソク-》>>3:38を果たす場所なのだ。 そこを離れるべきでは――なかった。]
ごめん。 後は…オネガイ、ね。
[そう言って、背の大きな翼を現してばさりはばたいた。 スカートの裾が風に揺れた刹那、その姿は紅京から消えた。]
(80) 2012/02/15(Wed) 01時半頃
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― 堕落させられてしまった楽園へ ―
―――!!!
[遠くに変容してしまった《EDEN》を見て、言葉が出なかった。 ただ、両手で顔を覆って、悔い、そこに眠る双子星へ詫びる。]
ごめん、ごめんね。 アタシが…離れちゃった、から。 アンタたちをこんな目に…。
[声が震える。
後悔と。 ごめんなさいと。
それから ―許さない、と。]
(81) 2012/02/15(Wed) 04時半頃
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[そこに留まって目を閉じる。 髪飾りに留めた石《ミッドナイトブルー》に、青い光が灯り、 勢いよく横へ伸ばした腕の先に、弟の大鎌《サイス》が現れ、 ぐにゃりと形を変え、金色の片刃の大鎌《ファルチェ》となった。
ゆっくりと開いた眸は、 星の再生叶ったならば見えるであろう空の青。
そこにばさりと羽音が聞こえ、一羽のコハクチョウが姿を見せる。 傍に寄った白鳥に大鎌《ファルチェ》を持たぬ側の手を伸ばし、]
エル?
[呼びかけた。 主によって姿を変える鳥は、黒き《Empire Lord》から 純白の《Evangel Light》へと変わっていたのだ。]
待ってなさいよ。希望《ミライ》は、きっと取り戻すんだから。
[ぶん、と大鎌《ファルチェ》を振って《G=EDIN》を見た。**]
(82) 2012/02/15(Wed) 04時半頃
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もう違う?何いってんだ。
[>>74首を傾げる。 だって。]
お前が言ったんだろ。 大事なのは、勇気《想い》だって。
聞いたよ、あの放送。 『>>6:119"勇者"は、人々の想いを、願いを、希望を己の力にする者。』 そして世界中の人達が、お前の声を聞いた。 お前を見て、奮い立った。 世界がだぞ? ……すっげえよな。 それは、ぽっと出の僕だとか、他の人の誰もできない。 セイカだからできたことなんだ。
(83) 2012/02/15(Wed) 14時半頃
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今、力のあるなしなんか関係ない。 世界中の人達が、 お前こそが勇者だって認めてる。 世界の想いが、願いが、希望が、セイカに集ってる。
なあ、《聖火の勇者-ホーリーブレイズ-》セイクリッド・レティーシャ。
[>>0:2世界の誰もが知っている、希望の象徴《アシタヘノミチシルベ》。]
(84) 2012/02/15(Wed) 14時半頃
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だからお前は、世界の勇者《キボウノヒカリ》なんだよ。
┠┨┣┓┿┓┠┓┗┨ 《お前ならやれば出来る》
――― なんだってな。
[それこそ、>>75魔王になることだってできるだろう。 敵には回したくないな、って、苦笑した。
ちなみに星式は、ヴェラに包まれてる時に覚えた。 >>8:172~>>8:177何度も聞くうちに。 これも胎教とかいうんだろうか。]
(85) 2012/02/15(Wed) 14時半頃
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戦う方は、僕に任せてくれていい。 ただ、世界中の人達が待ってるのは、 セイカだよ。
《ダークブレイズ》は、戦士《ヒーロー》にはなっても、 旗頭《シンボル》には成り得ないんだ。
城から見守っててくれ。 ぶつかる以外の事は任せた。 頭の回転も取りまとめも、「女子高生」だったお前の持ち物《スキル》だ。
[帰り道は、天使《いいチチのお姉さん》が作った道がまだ残ってるだろう。 城へ戻ることは、そう難しいことじゃないはずだ。
待ってろ?って、胸元を指さしてやった。]
(86) 2012/02/15(Wed) 14時半頃
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あ、そうそう。 先に伝言、言ってなかった。
『ジュース奢った分の働き、期待してるよ』 ってさ。
…………良平、から。 リョウ? リョウちゃん、ってったほうが、わかるかな。
[もう一つ、あるんだけど。 それは、今はまだ、言っちゃいけない気がした。]
(87) 2012/02/15(Wed) 15時頃
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[お姉さんは、>>80行かなきゃ、って。 肩の力が抜ける。]
やるべきことが、待ってるんだな。 こっちはすぐに片付けて追いかけるよ。
[現れた翼は、見たことがないのに、全く似ても似つかないはずなのに。 >>1:889昔見た羽に、似てる気がした。 エルもそばにいるし、お姉さん見るたび、左目が暖かいきがするし…]
ねえ! フィリップっておにいちゃん、知ってる?
[飛び去る前、それだけは聞いておいたけど、答える暇はあったかな。]
(88) 2012/02/15(Wed) 15時頃
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オスカーは、さて、アリィとペタジーはどうしてたろうか。**
2012/02/15(Wed) 15時頃
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>>28 えーゆーじゃなくって、ただの刃よ。 ただの一振りの、ね。
[そう、自分は斬り開く刃になれればそれでいい。 自分の為の、そして自分が気に入った誰かのための。 それ以上でも、それ以下でもない。 これはペラジーにとって、自分のための戦いなのだ。
そんな風にいいながら肩をすくめていると、彼女の力なのか、場所が変わる>>31。 それは、一週間前にライトニングとともに訪れた…]
紅京、か…ある意味、始まりの場所よね。
[終幕の場所にここが選ばれたのもまた運命なのだろうか?]
(89) 2012/02/15(Wed) 15時頃
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>>40 ま、アンタが何を思ってソイツにそんな風に言うのかは知らないけどさ。 理解できるのと納得できるのは違うし、なにより、どんなに理解できるはずの者だといっても、ソイツはアンタじゃない。 ソイツはオスカーだからね。
[なにやら話している2人に横槍を入れ、頭をかく]
なんにせよ、さ。 言葉じゃどうにもできないから私たちは今こうしてここにいるわけでしょ。 なら、ごちゃごちゃ言わずにぶつかり合って、勝ったほうの言い分が通る。 それでいいじゃない。
[そう、ヴェラが大人>>42ならば、こちら《新しい時代》は理屈を抜きに動く子供《愚か者》なのだろう]
それと、残念だけど、私はネコじゃないからね。 ネコだと思ってなめてると、がぶっと頭からいかれるわよ?
[ネコの手扱いされ不満気にヴェラを睨んだ]
(90) 2012/02/15(Wed) 15時半頃
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― 紅京を離れる前 ―
――、ねえレティーシャ。もし、戻るのなら今のうちよ。 アタシの転移《トランジット》なんて、中継ミスしちゃうかもしれないくらい不安定なんだから。
[オスカーが話しかけた>>86その後から、声を向けた。 自分の術が未熟なのを棚に上げ、手を腰に当てている。]
[そして、《 勇の炎 - ブレイブ・レイズ - 》に導かれし勇者が気合を入れた>>69― その出鼻をさくっと挫いた後の問い>>88にふと振り返って。]
フィリップ、ねえ…そんな名前の弟はいるわよ。 今はどっかの”アイドル”に眼を託して消えちゃったっぽいけど?
[オスカーの片目を指差して、くすりと笑う。 どこでどんな邂逅があって、そうなったのかなんてわからない。 けれど、オスカーに眼を遺して消えたのが弟の選択だったのなら―、受け入れてあげるだけだから。
しかし―オスカーの記憶の黒いスーツ姿の背にあった翼―悪魔のそれと、 自分の翼―天使のそれが似ていたと言われたら、きっとぷい、としたのだろう。**]
(91) 2012/02/15(Wed) 15時半頃
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なら、お前の力も見せろ。
ネコか、"魔獣"か《CAT or BEAST》 あの曇空《オトコ》の華片《イキザマ》を見届けたのはお前だろう?
言う通り。 世界は今、この上なく単純な選択≪ √ ≫を突きつけている
[そう。ここは善も悪も超越した次元で。 ただ歴史の紡ぎ手《勝者》を決める、"戦場"]
(92) 2012/02/15(Wed) 20時半頃
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総てこの"光環"の元に決まよう。
光閉ざされた、昏き"溟≪ホシウミ≫"をも動かす"戦場"で。
[ 後の世は語る。再生歴紀元前、最期の戦場、『BSW』。
≪ 光環の戦溟 - BloodySearoarWars - ≫
"溟≪ホシウミ≫"の戦場に、希望《ヒーロー》達が今、舞う ]
素敵なる零の新生《RESET》を。
乗り越えられる物なら乗り越えて見せろ――希望《ヒーロー》!
(93) 2012/02/15(Wed) 20時半頃
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――行かせんぞ!!
[風に天使のスカートが揺らめく。 姿が消えるその刹那>>80を追い討つ死女神を、希望《ヒーロー》達が押しとどめるだろう。
例えその戦場に言葉無くとも。 後は、ぶつかる零《チカラ》と希望《オモイ》こそが雄弁な、言葉]
(94) 2012/02/15(Wed) 20時半頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/02/15(Wed) 20時半頃
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[彼女金の瞳が、僅かに細まる。 握らせるように包み込まれたその手に、その視線を落とす。]
…必ず、取りに来るのよ。
[小さく息をこぼしつつ、少年の瞳を見つめた。 その顔は、口端こそ上がってはいるものの、何処か困った様な、苦い様なもの。]
一緒に、ね…
[小さく呟きながら、俯く。 彼からは、長い五色の髪に遮られ、その表情を伺う事は出来ないだろう。]
(95) 2012/02/15(Wed) 21時半頃
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…―――"ありがとう"。
[受容でも拒絶でも無く。 僅かの沈黙の後に、彼女が口にしたのは感謝の言葉だった。 顔を上げ、小さく笑む。
その笑みは、何処か哀の色が浮かぶ。]
(96) 2012/02/15(Wed) 21時半頃
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[鳳凰《アリィ》は、そういうふうにできている《創られた》。 与えられた使命を全うする為に。 其れは、鳳凰《アリィ》の魂とは無関係に働くプログラム。
幾つもの太陽《命》を生み出し《創り出し》、そしてその命《太陽》と其れが育んだ世界の終焉を看取ってきた。 生まれ変わる度に、新しい太陽《命》を生み出す度に、彼女の名はひとつ、またひとつと長くなった。
生み出した太陽《命》に、彼女の愛に優劣の差は、存在せず。 それはこの子《サイモン》に対しても、同じ事。]
(97) 2012/02/15(Wed) 22時頃
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[鳳凰《ア・エテルニタス》は、愛せない。
其れは、鳳凰自身の弱さの結果なのかも知れない。
鳳凰《ア・エテルニタス》の記憶が、プツリとある時に途切れている事に、何か関連はあるのかもしれない。
だから―――… ]
ありがとう。
[もう一度、そう言って少年の頭を柔らかに撫でた。]
(98) 2012/02/15(Wed) 22時頃
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消えてなんか、ない。
[>>91去ろうとする天使へ、これだけは。]
悪魔《おにいちゃん》は、消えてなんかないよ。 少なくとも…… まだ僕の望みは、叶ってないんだから。
[契約は終わらない。 それは、再生が為され、日常が取り戻されたあとも、まだ。 終了、だなんて言ってたけど……まだだよ?]
僕はけっこう欲深いんだ。 取り戻した日常《しあわせ》におにいちゃんもいないと、満足しない。 願いが叶ったとは、言わない。
まさか、契約を途中で放り投げたりしないよね。
[そんなの、駄目だよな。 僕は、「またな」って言葉を、忘れない。 ―――今度こそ。]
(99) 2012/02/15(Wed) 22時頃
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――…… チッッ!!!
[舌打ちが、爆ぜた。 戦士《ヒーロー》の言葉>>83>>84>>85>>86に対してだ。]
生意気。ナマ言うようになったもんだわ。
[消耗しきった身体を気合で起こす。 しかし、それは彼の言うように城へ戻るためではなく――]
……旗頭《シンボル》、旗頭《シンボル》ね。 この局面で、旗頭《シンボル》が戦場に立たないで、どうすんのよ。
[近場の岩に背を預け、息を吐く。]
(100) 2012/02/15(Wed) 22時半頃
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そもそも。そもそもよ。 "勇者"なんてとても柄じゃないし、肩も凝るけど。
[念のために述べるなら、乳の話>>1:481は関係ない。]
――…けれども。まあ、まあね。 1000年前の私が選び歩んだ道≪ √ ≫か。
[他の誰よりも、自分自身がこの場から逃がしてくれないらしい。]
(101) 2012/02/15(Wed) 22時半頃
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――……不思議よね。不思議だわ。 この期に及んで、何も怖くない。
[決して最初からこうだった訳ではない。 その事を知るような者>>3:213は、もう殆ど残っていないけど。]
ただの女子高生として。そして勇者として――……
(102) 2012/02/15(Wed) 22時半頃
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頭脳労働くらいはしてあげるわ。ジュース一本分。
[戦う力は尽きた。 体育は2だ。 けれど――この一週間で糖分《脳味噌の糧》>>5:200は、 十分に蓄えている。]
(103) 2012/02/15(Wed) 22時半頃
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レティーシャは、なにかを呟き始めた。
2012/02/15(Wed) 22時半頃
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――― させないよ!!
[だから。僕の願いのために、 >>94ヴェラの行動は、止める!!!
後を追おうとする死女神の前へ、割りこむようにして。]
お前の相手は、僕らだろ? 心配いらないよ。
すぐに、打ち砕くから。
[あのややこしそうなモノを、天使《いいチチのお姉さん》一人に任せるなんてわけにはいかないからね。]
(104) 2012/02/15(Wed) 22時半頃
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― 希望の星十字囚われし虚空落園 ―
――――……・・・。
[あらゆる存在が還る零の最深奥で。 遮る物はなにひとつ存在しえない。 神座では、赤が、緑が、青が。七色の光が零へ消えゆく]
――― ━┓ ┯┓ ┿┨ ╋┓ ┝┓ ┗┥ ┰┛ ――…
[《神"人"格》宿さぬ、真に執行者《エピディミオス》たる"概念"が。 女神と湛えられるに相応しき壮麗なる法衣を纏い、希望《ヒーロー》達を待ちすえている]
(105) 2012/02/15(Wed) 22時半頃
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――― 先ずはお前か。
[眼の前に立ちはだかる、少年の姿は――混沌《カ=オス》の黒《ダーク》。
もし、≪聖火の勇者-ホーリー・ブレイズ-≫が、その聖称《セイクリッド》に相応しき、"白"を象徴色《シンボル》とするなら。 この、≪魔焔の勇者-ダーク・ブレイズ-≫は、その黒称《ダーク》に相応しき、"黒"の象徴色《シンボル》が相応しい]
すぐに見せてみろ。
お前が得た物、お前が越えた物全てで。 この私を打ち砕いて見せるのかを――。
[刹那、死女神の姿が残像と変じる。 背後へ、側面へ、幾つもその姿が全方を取り巻く様に揺らめき。 ――本命上空から大地ごと穿つ破壊が放たれる]
(106) 2012/02/15(Wed) 22時半頃
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