人狼議事


194 花籠遊里

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しかしだ。
そんなことはどうでもいい。
金は払ったというが、どうも勘定があわなくてねえ。

お客人、利子というものをご存知かな?

他から金を借りるということは、そういうことなのだよ。

払わずして消えた花の数年の利子、
払えるのなら全て揃えて頂こうか。

無くとも、払って頂こう。
言うだろう?


―――“人間外見じゃなく、中身だ”と。


【人】 許婚 ニコラス

 え?びちゃびちゃになるのがいいんだよ?

[広間まで櫻子と手を繋いでやってきた僕は、彼の驚いたような声に何がおかしいのかと続ける。>>58
悉く湿った感触のものが好きな僕には、サクサクの生地の良さなど分からなかった。

チョコレートクッキーと、櫻子の用意してくれたお茶が卓上に並ぶ。
僕はやはりそのお茶をふうふうと吹いてから口にする。]

 ん。おいし。
 甘いものも落ち着く味だけど、お茶の味もいいね。

[なんてにっこりと隣に座る櫻子に笑ってみせた。

櫻子が先ほどの問いに答えないようなら、僕は追及しないで忘れた振りをした。]

(60) 2014/09/21(Sun) 23時半頃

[その後、その肉塊がどうなったか。
嗚呼さっぱりと覚えてなど居ない。
蛇から逃げ遂せたかもしれないし。
そうでないかも知れぬ。

今は揺り椅子に揺られ揺られて。
男は籠の中の
花の名を口にする。]


藤は今頃、どうしているのかねえ?

[罅割れた鏡花。
朧月を泣かす藤。

下町の空きを、しっかりと埋めていることだろう。
下方の孔も、しっかりと埋められていることだろう。
花籠がどれ程幸福な場所であったか、知らしめられていることだろう。

下卑た冗句。
きいきいと揺り籠は揺れる。]


……しかし、花も幾分と減ったものだ。

[ゆうら、ゆうら。
揺れる宵闇は *何想う*]


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2014/09/21(Sun) 23時半頃


[彼の部屋か、あるいは館のどこかでか。

朧の姿を見つけると、己は彼に問いかける。
普段より落ち着きが無いと、心配させるかもしれないが。]

 ……朧は、此の花籠で長いよな?

 なあ、此処から、逃げ出すことは、可能だよな?
 金を貯めて、自分を買えば、叶うよな?

[困らせる問いだっただろうか。
それでも、問う。

借金を背負い、繋がれた楔から逃れる術を。

唯一己が縋った未来は、之までに叶えた事の在る花など居たのだろうか。
在り得ない幻だったのだろうか。]


半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/22(Mon) 00時頃


【人】 看板娘 櫻子

 そう、なのですか…?

[びちゃびちゃとするのがいいらしい>>60
 ベルさまは不思議な御方だと思うけれど
 随分と味覚の方も個性的でいらっしゃるのかもしれません。

 取り出した甘味と、とうもろこしの香るお茶。
 緑茶でないのは、少しでもくっきーに併せてのことでした。
 もしかしてですが、これにクッキーを浸したりもされるのでしょうか。
 おずおずと、先程まで繋いでいた手を見詰めました。]

 美味しいなら、よかったです。

[ね、毒なんて入っていないでしょう?
 余計なことを謂わなければ、彼の『蝶』が座っていたかもしれない椅子。
 それに一度、視線を向けたのでございます。]

(61) 2014/09/22(Mon) 00時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2014/09/22(Mon) 00時頃


【人】 許婚 ニコラス

 このお茶は緑茶じゃないみたい
 だけどなんていうお茶なの?

[緑茶は一回飲んでみたきりだが、あれとは多分味が違うと思う。そう思って尋ねてみた。

櫻子が僕の手先を見つめる視線の意味は分からなくて、小首を傾げてみせる。
筆胼胝が気になるのかなと勝手に合点して。]

 ああ、これ?
 僕ちょっと小説を書くんだよね。

[なんて説明してみせる。

櫻子の視線が空席に向けばその意味はきちんと了解して。]

 まあ、お茶会なんてまた今度できるよきっと。
 一緒にお茶したいのなら。

[なんて未来のことを*語ってみせた。*]

(62) 2014/09/22(Mon) 00時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/09/22(Mon) 00時頃


【人】 懐刀 朧

―霧雨降る夜―
[一夜の慰め、気紛れ、『夢』だったとしても。
温もりは癒しとなり、朧の雫を乾かす。

みるみると悲しみに染まってゆく櫻を眺め、ふっと笑う。

済まない、お前にそんな顔をさせたかった訳では無かったというのに。
朧の名が音となれば>>7櫻を軽く抱きしめかえし、少しの間肩口に顔を埋め。
優しさに身を委ね悲しみを流していった。]

(63) 2014/09/22(Mon) 00時半頃

[音も経てずに、ただ静かに霧雨は降る。

明日には『日常(いつも)』の朧に戻るため。
『普段』の花籠で揺れる花に戻るため。

もう二度と見れぬあの色に告げる。
左様なら、さようなら、と。

櫻の微かな香りと温もりを傍に、月は眠る。*] 


【人】 懐刀 朧

―自室―
[目に眩しい、とまではいかない山吹色に、こげ茶に浮いて見える蔦色。
その手にはその日も飽きずに煙管が握られていた。
傍に置くのは長火鉢。ちょっとした小物入れがついたそれの奥には、使われる事の無い真新しい煙管。

少し寒さが走るような見事な秋晴れに浮かぶ虹。
花がまた一輪欠け落ちた事など気にもしようとせずに、男は煙を纏う。
花籠は随分と色を欠いて来たが、その一部でしかない朧にはそれを口に出す事は殆ど無く。

さて、己を探して焔の色をした花が訪ねてきたのは、どの位の時間の事だったか。]

(64) 2014/09/22(Mon) 00時半頃

[焔色に違和感を抱きながらも、己の部屋を訪れたならば茶の一つくらいは出しただろう。

焔が月に問うは、『花籠』から出るための問い。
僅かに眉間に皺を寄せながら煙を燻らせれば、暫しの間が。
吸い殻を丁寧に落としながら、ゆっくりと口を開く。]


 前者はともかく後者は然り、だな。
 


[迷ったままの視線は焔と合う事は無かったのだろう。
己に投げられた言葉には微かに光が宿っているように思えた。
しかし。
それを叶えた花など、少なくとも朧が見た中では居なかったのだろう。
……自分が花になる前なら、あったのかもしれないが。
花主がそれをただ黙ったまま見送るのかどうか。

故に朧は、そうとしか答えることはできなかった。]


【人】 看板娘 櫻子

 とうもろこしのお茶です。
 炒った実を使って、お茶にするのですよ。

[かふぇいんが入っておらず、芳ばしい香が特徴です。
 素朴な味がして好きなのだと
 他愛もない会話の中に紡いだりもしたでしょう。

 僕の視線を集めていた指先には
 ちょこれーとくっきーではなく、筆胼胝がありました。
 小首を傾げながら話してくださる姿に
 僕は純粋な尊敬の表情を浮かべました。]

 お話をお書きになられるのですか!
 本を読むのも好きなんです。
 ベルさまのお話も、読ませていただけたりしますか?

[次のお土産には、甘い『夢物語』がいい。
 僕はそんな風におねだりをしたのでございます。]

(65) 2014/09/22(Mon) 00時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2014/09/22(Mon) 00時半頃


 ――そうか。

[出された茶にも手をつけず、座して朧の紡ぐ言葉を待っていた。

抱いていた期待は、筋の通る話である筈だ。
大金の代わりにと繋がれた鎖なら、金で断ち切れると。

花籠に長くして、彼は己よりも多くの花を知っている。
其の彼の言葉なら、信じられる。]

 だよな。
 良かった。

[彼の懐に渦巻く疑問に気付かずに、焔はふわりと、微笑んだ。]


 お……
 おぼろ、僕は、何時か自分を買って、外に出たいんだ。

[之までに誰にも告げたことの無かった夢を、教えてくれた彼に打ち明ける。

其の為に今は耐えていると、言葉の裏は彼に伝わるかは判らないけれど。]

 答えてくれて、ありがとう。


【人】 看板娘 櫻子

 ……僕は、嫌ってなどないのですよ?

[優しく語られる未来が>>62
 僕の唇を少しだけ軽くさせました。
 ベルさまは「ヘクターさんは櫻子さんに愛着があるって言ってた」>>56
 そう、謂っておられました。

 それはあまりにも信じられるものではありませんでした。
 きっとこの優しい太陽が、僕に聞かせてくれる『夢物語』なのでしょう。

 僕だって嫌いなわけではないのです。
 ただ、ずっと苦手に思うだけで。]

 出来るでしょうか…。

[どうしたってそんな未来、想像など出来もしませんが。]

 ……出来れば、いいなって思います。

[隣に座り、甘味と飲み物とを並べて。]

(66) 2014/09/22(Mon) 01時頃

[ただ、ただ、苦手なのです。

 近付いてはいけないと、何かが警鐘を鳴らします。
 関わってはならないと、何処かが制止をかけるのです。]


 …───『嫌い』になれたら、


[どんなに、楽であったことでしょう。
 それもこれも、僕は花であるからだと。
 何方を好いても、何方を嫌ってもいけないのだと。
 その教えに生きているのだと、ずっと言い聞かせておりました。]


 
 
[言い聞かせて、おり 『ました』 。]
 
 


 ―――…丁助。

[ぽつりと花の名を呼ぶ。
孕む色は、迷いか、戸惑いか。何れにせよ良い感情だとはとても言えないそれを込め。
焔の微笑みは『しあわせ』を宿しているように見えた。

見えたからこそ、言うべきか言わざるべきか。

これが己では無く他の花ならば、もっと上手く丁助に答えを出してやれただろう。
月には告げられなかった。焔が我慢強く耐えていたのを知っていたからかもしれない。]


 お前にとっての幸福が、『外に出る事(それ)』ならば。
 ………叶うと、いいな。


[無責任な言葉の羅列に聞こえたかもしれないが、本心も混ざっており。
しかし、叶える助言をしてやれるわけでも無ければ、
砕くなんて惨い事もできずに。
随分と煮え切らない態度となってしまった。] 


【人】 看板娘 櫻子

[そんな未来を望む事さえ許されないのだということを
 僕が知るのは、まだこの刻ではなかったのでございます。


 櫻は今日、花籠での終わりを迎えます。


 それを知るは、今宵の櫻を買い付けた『蝶』のみでしょう。
 櫻の季節が終わったのだと。
 身を繋ぐ見えぬ鎖が、今宵の金で断ち切られるのだと。

 ──中庭も幾分、寂しくなることでしょう。

 此処でしか咲けぬ『櫻』を捨てる言葉が
 きっと愉悦滲ませながら、響いていたのでございます。]

(67) 2014/09/22(Mon) 01時頃

[例え花籠から出られようとも、それが『幸せな形』で出られるとは限らない。
花籠から逃れようとも、あの花主から逃げられるとは限らない。

……浮かんだ『不幸の形』を必死に沈めるために朧は煙をはく。
焔と同じ響きを持った花ならば、音にせずとも分かっているだろうと。]


懐刀 朧は、メモを貼った。

2014/09/22(Mon) 01時頃


 ……ん。

[頷く。
不器用な声色を、彼のらしさだと思い込んで。
思い込みたくて。]

 あっ、あ。
 変なこと、急に聞いて悪かった。

[浮かんだ予感は、消したのだ。
消したかったから、訊ねたのだ。

浮かぶ煙は、見えない何かを形作って、消える。]


【人】 看板娘 櫻子

 いつかきっと。
 だって、僕はずっと此処におりますから。

[何も知らない『櫻』はひとひら
 甘い焼き菓子の花弁を食んで、微笑んでおりました*]

(68) 2014/09/22(Mon) 01時半頃

半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/09/22(Mon) 01時半頃


── 櫻の苗植わりし日 ──

[それは今から二十年以上も前の
 何処にでもあるような、詰まらない昔話です。]


 おかあさん。
 ねえ、どこにいくの?

[ぼくは おかあさんと てをつないでいました。
 おかあさんのあしは はやくて
 ぼくはなんども ころびそうになりました。

 おかあさんは ぼくを みおろしています。
 しらないおうちのまえで とまって。
 おっきな りぼんを ぼくに かけてくれました。]

 くれるの?
 ありがとう!

[ぼくは はじめておかあさんに ぷれぜんとをもらいました。
 おかあさんに ありがとうをいうと
 おかあさんは わらってくれました。
 すごく すごく うれしかったです。
 だっておかあさんは ぼくをみるとき いつもいつも
 おこったような こわいかおをしているからです。]


[おっきなおうちのなかから かみのながいひとが でてきて
 おかあさんは なにかを おねがいしていました。

 わらっているのに こわいかおで
 ながいかみのひとに たくさん おねがいしていました。

 ながいかみのひとに いっぱい かみを もらって
 おかあさんは とても うれしそうにしていました。
 おかあさんが うれしそうな かおをするのも はじめてみました。
 だからぼくも すごく うれしかったです。

 おかあさんは かみをもらって
 そのまま くるまにのって
 ぼくをおいて どこかへ いってしまいました。

 おかあさんが くるまにのるまえ
 ぼくに こう いいました。]


 
 
 「アンタが金になるなんて、最高の厄介払いね。」

 


[その意味を知るのは、もう少し後になってからでした。
 とある女が望まぬ妊娠をし。
 不必要な子供を遊ぶための金に変えた。

 ただそれだけの、詰まらない話でございます。]


【人】 看板娘 櫻子

── 広間 ──

[ベルさまとはどれ程お喋りをしたでしょうか。
 他愛もない会話が殆どでしたでしょうが
 それはとても、僕にとって『しあわせ』な時間でありました。

 その時が終わりを迎えたのは
 「櫻の夢が所望された」と何方かにお伝え頂いた時のことでしょう。]

 ……ベルさま、ごめんなさい。
 呼ばれてしまったので行かなくちゃ。
 今宵も、あなたさまに合う蝶と出逢えると佳いですね。

[申し訳ございませんと、恭しく席を立てば
 微笑みを向けたのでした。]

 また、お越し下さい。
 お待ちしておりますから。

[そうして、広間を後にしたのでございます。]

(69) 2014/09/22(Mon) 04時頃

【人】 看板娘 櫻子

[白い着物に変えるために部屋へと帰る道すがら
 『蝶』は何方なのかお聞きしました。

 その瞬間、聴いた名前は思いもしない名前でありました。]

 ご冗談を、そんなまさか。

[櫻など、見向きもしない『蝶』ではありませんか。
 他のどんな『花』にとまっても、毟っても
 櫻樹には寄りもしない『蝶』のはずではなかったのですか。]

(70) 2014/09/22(Mon) 04時頃

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