207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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俺はいい。彼を黙らせないと船長が死ぬぞ。
[ギリ―の想いを嬉しいと思う余裕もなく、
口にしたのは船長に疑惑が向くと言う不安。]
待った…一体何が起きている。
何処にいるんだ。
[囁き交わされるギリーとミナカの聲を聞き、
何かが起こったのだと気づく。
私は第三甲板へと降りる足を急がせた。]
仲間?
おまえは、おれを仲間だと思っていたのか。
[少しだけ驚いたように問う。
この船に乗る事になった時から、ずっと変わっていない。]
───俺としては、極端な話、おまえが人狼であろうがなかろうが、どうでもいい。
おまえが、他者を畏怖させる存在であるのなら、それに従う。
そうでないなら、おれはおまえに牙を剥く。
それだけだ。
[もし、公に、人狼であることが知れたとしても、それを曲げるつもりはない。
だから、やがて食事の席でニコラスに問われた時も、そのままに答えたのだった。*]
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あ、ばか……。ギリアン。
[グレッグは掠れた声を出す。 ナイフの刃>>355には、毒があるというのに――]
くそ。
[ギリアンを気遣う余裕もなく、ミナカがこちらに迫る。 もう投げナイフを使うには距離を詰められ過ぎた]
ちぃっ。
[こちらも短剣を取り出し、まっすぐミナカへの懐へ飛び込もうとする。幸運なことに、一撃当たったらしい。今がチャンスだ]
(363) 2014/12/13(Sat) 00時半頃
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[あの時。
あやしてくれたその手が落ちるのは。
その命が、落ちるのは。
この聲を交わせる者が死ぬのは。
嫌だった。]
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……え。
[>>361咄嗟の出来事に、グレッグの動きが鈍る]
やっぱり。ミナカ、あんたは――
[ギリアンを治療する、ミナカを攻撃することが。できない。 その背後は隙だらけで。 船長が抜刀してこちらに近づいてくる>>358ことに気付かず――]
(366) 2014/12/13(Sat) 00時半頃
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───あの煩い声、止めても構わないか。
[静かな男にしては珍しく、幽かに、感情の乗った聲を、どこかへと響かせる。]
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2014/12/13(Sat) 00時半頃
なんでもいい。好きにしろ。
[煩い声とはどれのことかは分からないが、今はそんな場合ではない。]
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『どうして私のギリーが傷ついている』>>366
[船長の言葉に、グレッグは声を震わせて]
俺のナイフが……。 ちが、狙ったんじゃ、なくて。毒が。
[しどろもどろになって。 それでもミナカからは目を離さず。 船長の裁きならば、グレッグはなんでも受け入れるだろう]
(370) 2014/12/13(Sat) 00時半頃
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おれ、狼なれナイ
カシラ 本当の仲間 なれナイ、おれじゃ
あの仔、大事
[漏れ聞こえていた聲の遣り取りを聞き、
男は漠然とそう思っていた。
所詮、聞こえる“人間”でしかない自分では
彼が求める存在には成れないのだろうと。]
[どれだけ血を絞っても、手当もしても助からないのかもしれない。
焦る自分が何を理解しているのか、理解したくなくて。]
セシルを守る前に、自分を守れ。
[初めて、祈った気がした。]
ギリー…お前は唯一、私が最初から仲間だと思ってた者だ。
孤独な船の旅の中で。
[刃を振り下ろしながらグレッグを睨みつける瞳に力が入る。
――けれども、グレッグは自分に恐怖を抱かない貴重な存在だ。
些かの躊躇いも私の中に存在して。*]
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……ぐ、ごふっ。
[船長の一撃>>374はグレッグの首筋を捉えて。 ぐるん、と世界が一回転]
(あ、れ。なんで)
[自分の首が切り落とされたことに気付くのに。 数瞬の間があって]
(おれ、死ん――)
[ぐるぐる回る視界。飛び散る鮮血。ああ、こんな夢だっけ。 避けな、と声が聞こえる。もう遅いって兄貴。 グレッグの瞳が最期に捉えたのは]
(――あにき、ごめ)
[ごとり、と床に首が落下した**]
(384) 2014/12/13(Sat) 01時頃
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違う。違う。違う。同じじゃなくても。
[ギリ―の言葉を必死で否定する。
泣いているのは誰なのか。
震えそうな聲を必死で抑えた。]
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2014/12/13(Sat) 01時頃
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