119 【腐女子の】にゃこだまり【妄想です】
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サミュだけが特別。
[どうしてと聞かれてたら恥ずかしいのを隠すために無言になってずっとてしてしすることになっていた]
俺も。 ……すき。
[言えたと尻尾がぴんと伸びる。
庭をかけ出して木に登って飛び降りたい気持ちを抑えて笑顔のサミュエルの頬に鼻を押し付けた]
んもぅ〜。
きもちいのに、やだ、とかさぁ……。
トレイル、ワガママだなぁもぅ〜……。
ふひゃっ?
[腹越しに伝わってきた、裏返ったような声に、ちょっと驚いたように耳が跳ねた。]
んーー。
[やわらかな、暖かな腹の匂いは、自分とはまた違うもの。
小さな揺れを誘うように、ふぅ〜っと、緩く息を吹きかけて]
……あれ、これはぁ?
[もぞもぞ、もっと押しつけてゆくと、下腹部に掛けていた前脚に何かが触れた。
爪は出さぬまま、それを、肉球で緩く押してみる。]
それに。
本当の意地悪っていうのはこういうのを言う、んだ。
[正真正銘マウントポジション。
腰に跨がって動きを封じて、いつかの何かを思い出しそうな危険な体勢。
相手を屈服させるようなこの視界はなぜこうも高揚感を沸き立たせられるのか。
うまくいけばヴェラの手首を拘束して]
ネズミなんかより、俺と遊ぶ方がきっと楽しいぞ。
[間近まで顔を近づけ、頬に舌を這わせんと。
綺麗な毛並み。温かな香り。
滅茶苦茶にしてしまいたい。]
[すき、と返してくれて嬉しかった。
そんなじぇーちゃが横に立っていてくれると言う事が、嬉しかった。
寄せられる鼻にじゃれつくように、頬を、唇を擦り寄せる。]
……へへ。
[そうして、縁側まで歩いて行くのだろうか。]
[吹きかけられる息に合わせて敏感過ぎる腹が、腰が揺れる。
フランクがぼやくのが聞こえるけれど、
いまは声を堪えるので精一杯だった。 ――なのに。]
…… っ!!
これは、 ……って、
[くるくるの毛の下に隠れていた熱持つ部分に触れられて、
ひときわ身体が大きく震えた。]
[うっせぇ知ってるさ、だから毛づくろいは嫌いなんだよ。
ちょっと触られるだけで反応するなんて
どうにもこうにも情けなさすぎるから――
そんな思い込めて、きっと睨む]
…っ、……くっそ、
「これ何」ってか、自分にもあんだろ。
ばー か っ ……!
[触れる肉球の感触が気持ちよくて、
ついに耐え切れず、押し付けるように腰を寄せた]
[見ているだけで良いと思っていた]
[一緒に遊びたかった]
[外は怖くないって誘いたかった]
[好きって伝えたかった]
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