3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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あしもと、
注意。… …
[もういっかい、真似してくりかえした。]
セシルくんはだいじょうぶ、そうよね。
……フィリップくんはだいじょうぶ?
…… うる さ ッ
[同じ様に絡め取られている彼。]
み、見るな よ !?
[絶え絶え。恥ずかしさに頬に熱が篭もって来た。]
や
ぇ
[この恥ずかしさはなんだろう、そうかあれだ。
夢精して、翌朝下着を洗ってる所を 母親に 見られてしまったような、そんな、 やるせなさ。]
見ちゃだめ、って、ちょっ……
なにが…
ほんと、だいじょうぶ?
[扉手前でおろおろしてた]
待っ、
み、見るなとか
見ないとか
謂ってる場合か…!
[しみじみ だいじょうぶ?
と聞いてくる声が
いたたまれない。]
…… っは… …
だいじょ ぶ
[声は、小さい。色々な、意味で。少しだけ涙声だったかもしれない。]
|
[蔓が切り裂かれる様に、良いんだか悪いんだかと思ったのは此処だけの話である。セシルの言葉に頷く。次に意識が向くのは階段の方。]
フィリップ?大丈夫か?
[喘ぎのような声が聴こえた気がした。 担任のしみじみと零した言葉に、「セシルは特別だ」と、本人は基本的にはノンケであるという意味合いのつもりの、ある種の惚気はいう機会を失ったようで。
―――……セシルに続いて、階段の方に足を向ける*大吉*]
(122) 2010/03/04(Thu) 12時半頃
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問題児 ドナルドは、触手にも嫌われているようだ。担任に「先生も気をつけろ」と振り向いて叫んだ。
2010/03/04(Thu) 12時半頃
なんだか すごく 苦しそうだけ ど…
[ 言いながら、微妙に 言葉に詰まっていたり ]
だめ
ほんとう
だめ。
きたらだめ
みないでくだ さ
[――フィリップの気持ちがよく分かった。]
|
って、あ、おぃ……―――
[すったもんだの背後をマーゴとオスカーもだろうか?駆けて行く。 用務員室から顔を覗かせる担任の姿も見えて]
ちょ、マーゴ(とオスカー)の方、先生頼むわ。
[なんというか、ドナルドの身体に毒な悲鳴の聞こえる場所へ。 ――……*半凶*(凶系が出なかったら2人に巻き添え)。]
(128) 2010/03/04(Thu) 13時頃
|
ど、どうしたもの かし ら
あ、え?
マーゴさん?
[ ものすごく うろたえて いた ]
そこ
からでちゃ
だめ
あ、… マーゴット たち?
[スティーブンの、従妹の]
安全な、ところ、 にげ て
んッ
[少し、熱を帯びた声が、漏れた。]
うごか ない
で……
[それは、女教師に向けたものか意思なき意思を持つ、植物に向けたものか。]
|
ちょ、タンマ、タンマ……っうぁ……―――
[二人に巻きついてるよりも、太い蔓が足に絡みつく。 そういえば、先ほどから無駄に煽られてばかりの体である。 布越しに、熱を孕む場所に触れられて、呻く。]
いや、俺にはこういう趣味はねぇっつーか。 ああ、くそっ
[そういえば、先ほど「火」という単語を担任が言っていたのを思い出す。ライターを取り出し、火を植物に近づける。じりりと焦げる匂い。少し緩む、追跡の手。しかし、やりすぎると諸刃な気配が濃厚。火事になったら眼も当てられない。]
(136) 2010/03/04(Thu) 13時頃
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や、え。
でも、マーゴさんを頼む、って。ドナルド君が…
ごめんなさい、そっちは見ないようにするから!
っ、み、見ないで
あ でも
嗚呼、… ――
おとこ なら
たすけに 、―― …っ
[いや どうだろう ]
|
セシル、フィリップ、だいじょ……―――
[言葉途中で途切れるほどには、大丈夫じゃなかった。 主にドナルドの視覚的に。聴覚も壊滅的である。 ―――……本当にもう、どうしろ、と。
荒い息を吐き、理性と戦いながら、ライターの火を手に2人に近づく。 ―――……*半吉*(凶系以外なら蔓が火を嫌がる)。]
(143) 2010/03/04(Thu) 13時半頃
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『ンッ ……ふぁ あ、は は』
[闇が、嗤 う。]
『皆も、ほら』
『享楽 に身を 委 ねればいい』
『快楽 を、受 け容れたら いい』
『そうすれば 楽 になれる』
『そのほうが 楽 になれる』
[闇が 囁き 誘(いざな)う。]
|
[火は若干効果があったようで、先にセシルに手を伸ばすのは……―――許して欲しいところなのだが。]
ちょ、お前、その格好は、反則……―――
[手に触れるのを厭うなら、肩に触れようと。 その間に、セシルを狙う蔓に巻き込まれるかは、さて……―――。]
(146) 2010/03/04(Thu) 13時半頃
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…… ぅ ?
[虚ろな、意識が 小さな 声に向けられた。]
は、…
そ、れは
よか、…った……
[心底、と いったふうだった。]
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― 南棟階段前 ―
嗚呼、気をつけろよ。 こりゃ、チャッカ○ンでも、持ち歩くべきかねぇ。
[セシルが大丈夫そうなのを確かめると、フィリップの方へ火を向ける。蔓が怯めば、力が抜けてゆく身体に手を伸ばす。]
フィリップ、手、伸ばせっ!!
[―――……その時、鸚鵡と視線があった。 どことなく、妙な予感を覚えたのは、その時は気の所為にした。]
(150) 2010/03/04(Thu) 13時半頃
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