180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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──…僕は王子だ。
王子として生まれ、王子であることを”選び”、
王子として場にある。
[不意に。独白めいた言葉は翼広げた小鳥へと向けられたもの]
故に求められれば応えよう。
それは僕の存在意義そのものに通じるからだ。
だが───…
[不満か?と。
苦笑交じりの呟きに返そうとした冗談は、
結局言葉の響きの裡に紛れて]
ロビン、
[気軽く名を呼んだ。ロビン、と。
胸赤鳥ではなく、その音のままに彼の名を呼ぶ]
もしいつか、お前の悪意が僕に向くなら、
僕はそれをも飲み干してみせよう。
お前に約した通りの標をとしてそれを示そう。
[叛きたくば叛け、と。
聞くだけならば煽るかのその言葉]
───それまで、僕はお前を絶対に信じ抜く。
[先に振り返らなかったように
この背は預け置くと、いっそ単純なほどの強さで言い切った。
理由は裡にあり示されぬまま、ただ因果ばかりは明らかだ]
任せたぞ。
[何を。とまでは言わぬまま、
次こそ飛び立つ小鳥を目で追い、口を閉ざした*]
― きっかり28分後 ―
[…結果は。指定時間より2分我慢出来なかった。
後2分我慢すれば良い物を。然し28分もよく我慢しきれたと俺はほめられるべきだと思う]
……セシル=…… ……=セレンディア。
『アレ』の手掛かりはその名の奴にある。
…………気がする。
[さて兎も角。俺はその大切な事実だけは、幾ら横暴だろうがシーザーだろうが、一応、協調路線(?)にある相手には教えておいた。
然し、冥王からヤバい雰囲気纏う鳥に始まり、この"館"の領主は本当にどういう判定基準で俺達を召還んだのだろうか。何時か必ず問い詰めてやりたいと俺は決意を新たにしていた]
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― バルコニー ―
ぅ……ん、
ふぇっくしゅい!
[もぞりと身を起こす。いつの間にか気絶していたらしい。 周囲の状況は倒れた時と変化はない―― と言いたい所だが、庭にあった巨像が消えている]
と言うか、僕は刺されて――
[刺された傷も、消えていた。 正確にはパーカーに穴が開いて血痕が残っているので 傷が消えたのではなく、癒えている。
取り敢えず自分で自分の脈拍を確認した。 生きている、らしい。]
(447) 2014/06/08(Sun) 21時半頃
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一体何がどうなってんだ……いや、 うだうだしてても埒が開かなぃ――っくしゅ
[ついでに格好もつかない。]
ぐず。
取り敢えず、さっきの扉まで戻ってみるか…… ゾンビがいなけりゃだけど。
(448) 2014/06/08(Sun) 21時半頃
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……《悪意》を信じると仰せか。
[ロビン、と。
苗木《セカイ》を飛び立って以来。
呼ばれることのなかった響きの後、告げられた言葉に愉悦を滲ませ。]
悪意(わたし)は。
時に毒のある甘言を囁き。
誤った道と後押しするかもしれない。
だが、"選ぶ"のは何時だって『人』だ。
悪意を飲み干し標でありつづられるのならば。
[ふふ、を笑みを零し。]
――《悪意》がその主を裏切ることはない。
[実に単純《simple》な本質を言い切る。]
我が翼の及ぶ限り。
[任されたと、一礼を送り胸赤鳥は飛び立った。]
カリュクスは、ゾンビがいそうな所を避けつつ階段を降りる。
2014/06/08(Sun) 22時頃
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― 館内の扉 ―
[道中、ゾンビがいそうな所は避けて遠回りして戻って来た。 先程はドアの先に館内ではない景色があったと思うが。
ガチャ、と開けた向こうに、白い地平が広がっていた]
(479) 2014/06/08(Sun) 22時半頃
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― 月面《セレスト》 ―
[乾いた白い地平の頭上に、夜の地平が広がっている。 地球と月の距離は想像していたよりもずっと近いだろう、 何せこの月は大気の圏内を飛んでいるのだ。
丁度、大小ふたつの球体の間に立ったような格好だが、 うまく月の重力に乗っているため、"上に落ちる"事はない]
(484) 2014/06/08(Sun) 23時頃
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[まさかいきなり月に出てしまうとは思わなかったが、 取り敢えず上に見えている陸地が東方大陸である事から、 全くの未知の土地という訳ではなさそうだ]
館内みたいな化け物は、今はいない……っと。
[全次元同時攻撃によって退治されたのかも知れないが、 カリュクスの知る所ではない。
だが、見渡す限りは何もない。 ――さっき通った扉まで消えてしまった]
え、嘘。
……どこから戻れば良いんだよー……
[とぼとぼと月面を歩き始める。]
(494) 2014/06/08(Sun) 23時頃
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……!
[巨鳥が落ちて来たのかと思った。>>501 だが、良く見てみれば深紅の両翼の根元にあるのは 鳥ではなく人間の子供らしき姿。
ザッ、と一瞬過ぎるフラッシュバックは]
おい、大丈夫か、……
[駆け寄ってみるが、手が届く寸前で 何か異様な感覚に逡巡、あるいは警戒を見せた]
(504) 2014/06/08(Sun) 23時半頃
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[ブチィ]
誰 が 姫 だ !!
[およそ皇女などと称されるような存在を想起させる 優美でたおやかな反応は含まれていない。>>508
しかも愉しげに嗤われた。 たまに、時々、女の子に間違われる容姿は、 ちょっとばかりコンプレックスの種なのだ]
ん……あぁ。そういや、そうだな。
[眠たげな紅目が血眸《ヘリオトロープ》を見返す]
何だよ、お前まで急に見境なく襲いかかったりするなよ。 ……流石に身が持たないぜ。
[じり、と踵を擦る。]
(510) 2014/06/09(Mon) 00時頃
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[じり、と踵を擦る。]
利害は、今の所は対立しないよ。
……と言うか、僕にはまだゴールが見えてないからね。 これが一番乗りを目指す競争だとしても、 どっちに進んだら良いのか。
[纏う衣装は高級そうな感じ>>518で、 新王フィリップの戴冠式での衣装に似た印象を受ける。 しかし、一連の羽による現象を見ると、 どうやらこのイヤミっぽい子供も人間ではなさそうだ]
ゴールどころか帰り道も消えちゃったけど。 こういう場合、普段は観測されない―― 例えば月の裏側とかに、何かあるってのが通例かな?
(520) 2014/06/09(Mon) 00時頃
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ま、僕も月《セレスト》に来たのは初めてだから、……
[それにしては、既視感を覚えるのが引っかかる。 学術書で見た月面の図の影響だろうか。 だが、この翼があった子供に重なった影《ヴィジョン》は――]
ジョージの所為、かなぁ。うーん。
[館のホールに突如として倒れ込んだ、 オーバーテクノロジーの子供を思い起こし、 それで自分を納得させつつも]
取り敢えず、反対側まで行ってみようよ。 気乗りするならだけど。
[折しも、大銀河が見える側――つまり月の裏側に サイラスが降り立ち、帰り道がまた消えたとは知らず。]
(540) 2014/06/09(Mon) 00時半頃
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