207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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ああ、有るよ。怖いものだらけだ。
私はこれまでずっと何かを怖がって生きてきた。
今だって、キイチに刃を向けられはしないかと怖い。
[今までこんなに赤裸々に内心を誰かに話したことがあっただろうか。少なくとも記憶にはない。
それをギリーに話せたのはただの気まぐれではないだろう。]
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[売った喧嘩を買うんだか、売られた喧嘩を買うんだか。
早漏野郎にとって、余りに些事だ。 口だろうが刃だろうが、向けられたものは買う。 目の前に船があれば、号令を待たず我先に飛び移るのと同じだ。
―――― ただ、思考の端で 船員名簿に一筆残すことを、まだ、諦めきれずに居た。 去り際に、ジェレミーが残した、船長に対する不信。 女神と呼ぶ、装飾銃の、獣を嗅ぎ分けた采配。]
あーあーあー、ワン・トゥ・スリーで始めようや。
[そんな一言を、リーが聞き遂げてくれたか如何か。 硝子を踏んだ足先が、じりじり、船員名簿を咥えた壁に近寄る**]
(46) 2014/12/15(Mon) 21時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 21時頃
怖い、有る 良いコト
怖い、有る カシラ おれ、まもる
[命じられずとも。
そうしたい、と自発的な思いに駆られる。
キイチの提げる刀を見据えるのも、
そんな思いから。]
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[冷徹にこちらを見下ろすセシル>>34にそちらを睨んで。]
…はっ、何故って、 ……それを知りたきゃ水面にツラでも映してみたらどうだ。 化物、…じみた目ェ向けやがって、……!
[警戒を解かずに睨みつけたところで、 ジェレミーの仲裁が入った。>>22>>23>>24 彼に問いを向けるも>>27、なじるようにセシルが言い募る。>>35>>36>>37 それを黙って聞きながら、無表情で二人に目線を遣った。]
(47) 2014/12/15(Mon) 21時頃
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そ、そうか。
[ギリーの言葉になんというか、安心感のようなものが胸の裡に生まれるのを感じる。こんな感覚は久方ぶりのことだ。
そう、両親がまだ生きていてくれたあの頃のような。]
………ありがとう。
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テメェは、たった今目の前で…俺に、銃を向けてるそいつが 俺に、…ひいてはこの船にも、 害なすモンじゃねェと、そう言うんだな。
……その剣と、命に…誓っても、か?
[こちらを見据えるジェレミー>>42の真剣な表情を、 じっと真正面から見つめ返し、低く問い返す。 その言葉に嘘偽りはないか、瞳の奥まで覗き込んだ。
圧倒的に不利なこの状況。 ジェレミーが恐らく人狼側ではないだろうという判断。 そうしてジェレミーの説くセシルの無実や価値と、 仲間を護りたいのだというその意思。
様々な要因が頭を過ぎり、暫しの沈黙が流れる。 やがて、ふっと息を吐いた]
(48) 2014/12/15(Mon) 21時頃
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[去ろうとする船長(>>33)に、キイチは何と答えただろう。 もし彼が刀を光らせたまま命の遣り取りを望むと云うなら、 今度こそは、おれが此処に残り遊び相手を勝って出る。
そのつもりで、キイチを見つめる。
大部屋で共に寝起きしてきたキイチの、 どこか掴み所の無い笑みや空気感には、馴染みが深い。
何にせよ、船長は先に仔探しに行け、と。 一瞥する視線で促した。]
(49) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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――――分かった。
その交渉を、飲んでやる。 俺は、ここで…そいつに、手は出さねェ。 ……休戦だ。
その代わり、もしそいつが 牙を剥くようなことがあったら、 責任をもって、テメェが始末しやがれ。
……いいな。
[低くそう唸り、肯定する。 瞬間咳き込み、ぐらりとそこに膝をついて血を吐いた*]
(50) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 21時半頃
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ふむ。 では、また。
[>>49ギリアンの視線に気づくとその意図を汲み取り、道化はその場を立ち去った。
第三甲板から第二甲板へ。 そこには愛しいギリアンの腕を切り落としたリーの姿があったようだが、今は彼に構っている場合ではない。
第二甲板から甲板へ。道化はそこに姿を現した。 丁度休戦の協定が結ばれたそこへ。>>50]
Bonsoir, tout le monde. ご機嫌いかがかな?
(51) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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― 第三甲板 ―
[刀を抜いたものの、それ以上は口も、勿論刀も 二人の間に挟めないことはわかっていた。
これは、ただの殺しじゃない。 敵討ちでもない。 粛清でもなくて………]
……ハンフリー
[船長が二度、ハンフリーの名を呼んだ。 今までとは違う、汚れた姿でも、 今命を終えようとしているハンフリーの血は浴びずに 道化は絶望号の船長として、そこにたっていた。 船員の命を、船長が最初に言った仲間殺しとは違うだろう者の命を奪ったばかりだというのに。 今までで一番、船長らしく、堂々としてみえた。
実際の彼の心中は、ともかくとして]
(52) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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― 第一甲板 ― >>42>>44 ――……違うの? 俺を護ってくれるのは、
ジェレミーの意思?
[ジェレミーの背中ごしに、その言葉をきいて、航海士は、碧色の瞳を揺らした。]
違うよ。ジェレミーは……。 そんなヘクターを、殺せないんじゃないかって思ったんだ。
[多分、ヘクターの襲撃を受ける前までは、 自分も、こうやって倒れ伏したヘクターに銃口ではなく、手を差し伸べただろう。 だけど、向けられてしまった殺意に、そのまま大人しくしていれば、
きっと殺されてしまう、と思ったのだ。]
(53) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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>>45 ジェレミー……。 そんなことをいったら、俺は勘違いをする。 ……。
[その声は悲痛になった。]
俺に撃つな、と言うなら、 俺は生きるために、
君にずうっと護ってもらわなきゃならなくなるよ。
[もうその表情は笑ってはいなかった。 ジェレミーの背中ごしに、声は掠れて。 どんな顔をしているか、自分もわからないし、ジェレミーも見ることはできないだろう。]
(54) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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[やがて、ジェレミーとヘクターの間で、話をついて、 航海士は、ジェレミーの後ろで、口を噤んだ。
開かれない唇、ただ、瞳だけは何か言いたげに彷徨って、 そして、碧色はその狂気の輝きを隠す。]
(55) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 21時半頃
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[船長が振り向いても、刀は中途半端に構えられたまま。 ハンフリーの首からは、もう空気が抜ける音すら聞こえなくなっていて]
船長は、よ どこまでやるわけ?
[本当に、全員死ぬまで終わらないのだろうかと。 鈍く光る刀の切っ先が向くのは――ギリアン。
殺意に、殺意を返すように 視線に、視線を返して
問いの答えは、求めていなかった。 最後を齎す者は、彼ではないと思ったから。 興味はもっても、それだけだった]
(56) 2014/12/15(Mon) 21時半頃
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[膝をつき、腹を抑えてげほげほと咳き込んでいると、甲板に新たな人影が現れる。 そちらにちらりと目を遣って、道化に取り敢えず挨拶を。>>51]
―――よう、船長。 機嫌は…あんま、よろしくねェ、な。
[ぱたぱたと腹から血が漏れる。 何か問われれば返すが、喋るのが少し辛くて顔を顰めた]
(57) 2014/12/15(Mon) 22時頃
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ああ、これはこれは。 大怪我をしているね、いけない。
[>>57挨拶を返すヘクターに、その様子を見て道化は口角を歪める。その裏にはどんな感情が渦巻いているのか。]
――まるで怪物と闘いでもしたみたいな怪我だ。 "怪物"はやっつけたのかな?
[黒曜石の色をした道化の瞳は冷たい。 突き刺すように。]
(58) 2014/12/15(Mon) 22時頃
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[鈍い光に濡れた刃が此方へ向けられると(>>56) ァ゛ァ゛と濁った笑いが溢れる。 対して、おれは何も持たぬまま、ただ左手に拳を握った。
返される視線に煽られ、 睨める視線に一層の殺意が篭もる。
どこまでやるのか……――と問うた彼の声に、 ギチリと噛み合わせた奥歯を緩め 代わって、答えた。]
カシラ が、安心するマデ おれ、続ける
[と、だけ。]
(59) 2014/12/15(Mon) 22時頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 22時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 22時頃
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安心? なんだよ、うちの船長は怖がりか?
[上っていく背中に投げかけた声は届いたかどうか。
握られた拳を見て、 何もない右腕があったあたりを、見た]
お前、腕どうしたよ
[たとえば 口数の多くない者同士、会話と呼べるものはほとんどしたことがないが、それでも、このよくわからない男も仲間だと、感じていた。 目の前で絶命した男と同じように。
命を掬われた船医のことは、基本的には恨んでいたが――そんなこと、口にしたこともない。酔った拍子に殴りかかったことはあるかもしれないが――それでも、少しだけ。 否、少しではない。 この船が死に場所でよかった、くらいのことは考えていたのだ。 まさか再び人狼などという言葉を聞くことになるとは思わなかったが]
(60) 2014/12/15(Mon) 22時頃
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ああ、…ゲホッ…ちぃとな。 この船に潜む下手人。……怪物は、ミナカだった。
本性を現したあいつと、 さっきやり合って、このザマだ。 ……無事に倒して、海に――――
[そこまで言いかけて。 一見こちらの怪我を案じるような道化の、その言葉とは裏腹に。 突き刺すような視線に、ぞわりと嫌な感覚が過ぎった。 いつかこの男と相対した時に感じた、畏怖。
ヘクターは道化が人狼だとは知らない。 だからこの悪寒は、能力による物ではない。
数多の戦場をくぐり抜けてきた海賊としての、勘だ。]
(61) 2014/12/15(Mon) 22時頃
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そう、海に……
死ぬ時までこの船に乗っているんじゃなかったのか。
馬鹿め……………
セシルは、船長の姿には、表情のない顔で、ジェレミーの後ろ佇んでいる。
2014/12/15(Mon) 22時半頃
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そうかそうか、海に落としたか。 それはご苦労!
[道化の孤を描く唇は皮肉めいた響きの称賛の言葉を紡ぐ。>>61]
ところで、
[道化の瞳はヘクターを見下ろす。 とてもとても冷徹で、かつ憎悪の焔の熱さを秘めた色で。]
セシルくん。ヘクターに襲われたと言っていたね。 不安で仕方ないことだろう。
[道化は笑顔で。]
……だから、私がこの男を今この場で殺してやろう!
[カトラスをヘクターへと向けた。]
(62) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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騒がしイ 安心ナイ 静か、なる
[この船に凪が訪れる時は来るのか否か、 既にもう解らない、一寸先は闇の状態ではあったが。 少なくとも、おれはそう成らん事を願う。
転がるモンドの冥い眼を一瞥し、 偽の片眼を瞬かせ息を吐いた。
願ったとてどうすれば叶うのか、それが何より闇の底。 痴れ者は、ただ呑まれ堕ちていくだけだ。]
(63) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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手 死んだ、 死ぬは 棄てル リー、腐る前に 棄ててくれた
[右肩を少しばかり回して見せるが、 包帯に覆われた切り口がヒョイと鈍く動くだけ。
そんな会話は、騒ぎが起きる前とさほど変わりは無い。 例えば昔、他船との争いを経て耳を落とした時なんか、 殆ど同じような話を、少しだけした。キイチと、おれは。
記憶は朧げであっても、繋がりは薄くとも、 確かにおれたちは共に過ごした。この船で。]
(64) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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[また床に傷がついた>>41。 普段なら気にしない程度のものだ。 荒くれ者たちが乗る船だ。 傷程度で修理をしていたら、体がいくつあっても足りない。 だが、その踏んだガラスで傷をつけるという行為が わざとならば話は変わる。]
掻っ捌いたことで喰うわけがねぇ。 生憎と俺はグルメなんでね。 畜生と同じものは喰わねえんだ。
[腹を掻っ捌きたいのは確かだが。
向けられた銃口に怯むことなく、 その顔を睨むように目を細める。]
(65) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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セシルは、>>62 道化に目を丸くし、抜かれたカトラスを見る。
2014/12/15(Mon) 22時半頃
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[自分の報告を聞いて、道化が笑う。>>62 それは酷く冷たく残忍な響きを纏う声で。]
―――…そりゃ、さっきまでの話だ。 休戦した。もう、そいつは殺さねぇよ。
[この状況であまり意味があるとは思えないが、一応セシルについての弁解を。やがてカトラスを抜き、突きつけられればその瞳を見て]
……っ!!
[紛れもなく真っ直ぐにむけられる殺意と憎悪。 痛みと危機に顔を歪ませ、血を吐きながら槌を構えようと手をかける]
(66) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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はっ ……はは ちげぇねぇ
[船長は、きっと海賊船の頭をはっている人間にしては物静かなほうだろう。言葉少なに、統率をとる姿が、それこそ船員が安心する糧であった]
お前の話はさ、いつだってわかりやすいよな
[揺れる袖口は、血を吸って重そうに見えた。 言葉はまっすぐで回りくどくなく、 まっすぐにその思考の単純さを伝える。
刀を持つ手に力をこめる。 構えなおして、一歩、距離をつめた]
俺はな、思うんだよ ……全員、死ななきゃ 次に、次の墓場に、行けないんじゃないかって
(67) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/15(Mon) 22時半頃
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船長……。
[道化が、上げた声は、それまでのなにより、 冷ややかで、そして、感情がこもっているようにも感じ、 何かいおうとした唇は半開きのまま、
そのカトラスの輝きに言葉を失う。]
あ……。
[両手にもったままの装飾銃。 その時にあきらかに共鳴を起こしたのを感じた。 同時に、諫められたのに、蘇る憎悪。]
く……。
[それは、ヘクターに撃たれた身体の奥から湧き出るようで。 だが、同時に、また咳込み、瞳濡らした。]
(68) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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[甲板の騒ぎは、第二甲板まで届かない。
軽く、軽く、浮かぶ船。 暗い海にまたひとつ、いのちが投げ出される。 獣も人間も等しく飲み込まれる、絶望の上で。]
グルメのわんわん狼さんはよ。 焼いてから喰うのか? 煮てから喰うのか?
[普段に比べて、沸点の低い 船大工>>65の様子に、心なし、目を眇めた。 踵で、最後の駄目押しに、硝子を掻く。 木が、床が鳴いた。]
買うッてんなら、教えてくれよ。
[ことばの逐一が、獣を彷彿とさせ、耳に届く。]
(69) 2014/12/15(Mon) 22時半頃
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[対して、この死に損ないの言葉はいささかわかりづらい。 学もなければ、頭も足りていないのに 口に出さずに考えることが、やまほどあるためだろう。
今もそう。
結局のところ、死に場所を探しているだけで そして、人狼がどこかにいるのならば―― 全員、殺せばいいんじゃないか、なんて 結論は飛躍して、ただ血に飢える"海賊"の思考となる]
なぁ、右腕なくしたお前なんて、もう 俺と一緒の死に損ないだよ
さっさと ―――棄てちまえ
[そうして、切っ先を真直ぐに向けたまま、大きく一歩踏み出した]
(70) 2014/12/15(Mon) 23時頃
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