78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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何処に目つけてんのアンタ。 残念でした、あんたの嫁は呑気にぐーすか寝てるわよ。
[つり上った大きな金の瞳が、不機嫌そうに眼光を鋭くした。]
勝手に女の背中に乗るとか、どういう神経してんの。
[言葉を続けつつも、女は空を見遣る。 滅びゆく世界。
此方へと突っ込んでくる破片があれば、風でその起動を、逸らす。 風に揺らぐ髪、額には小さく太陽の象形を模した赤の紋が覗く。]
(57) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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愚か者! 星《はは》の命までも完全に失くす気か!!
[白銀色と夢色の色彩《ハーモニー》が太陽へ向かう。 これ以上こちらへ向かう為に星命《テュケー》を星から吸い取り続ければ、ヴェラの目指す、"破戒の再生"は叶わなくなる]
……くそ。 手ずから止めるしかないか! 面倒な!!
[二対の不完全な、"死"の翼を羽ばたかせる。 まるで大地へと尾を引く様な、白銀色と夢色を目指し、太陽から勢いよく翔け抜ける。 恐らく三人の姿は、丁度大地と太陽の半ば頃で鉢合わせる形になるだろう**]
(58) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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『おい……おい、おい、マジかよォ!』
[激震。今日何度目か。強く揺さぶられる感覚の中、どうにか立って。]
『この円環《セカイ》、ぶっ壊れちまうぞ!!』
[亀裂と亀裂が交わる。そも、空が割れるなどというのがおかしい。円環であるのだから、天の限界点があることだけは、知識としてわかる、が。]
カトリーナ!!
[再度名を呼ぶ。 しかし、揺れる世界の中に妻の姿はなく。 あるのは赤い、燃えるように赤い髪に、五色混ぜた、勝ち気そうな女だけ。]
(59) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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ききき、決まってるじゃねェか!! 安全なところだよ、安全なッ!!!
[パニックに陥っているから、判断がつかないのだろう。 >>56への返答はさらに疑問を孕んだものだった。 安全なところって―……どこだろうか。]
あ、 阿姨!!コーイチ!!無事か!?無事なのか!? 畜生……これなら、まだ凶運《ナッシング》の方がマシじゃねェか!!
[黄色の東方服の胸元、もともと大極図のあったところには、 4対の獣の眼と思しき図柄が浮き出ている。 欠片は飛雲の周囲にだけ特に多い。まるで追尾するように軌道も不可思議。 大きな欠片がボンネットをヘコませる音に、情けなく声をあげた。]
(60) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/02/01(Wed) 02時頃
ヒューは、自分の周囲で運気がひどく乱れていることに気づいていない。
2012/02/01(Wed) 02時頃
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― 堕ちた宙 ― ―― シメオ ン…?
[>>52 太陽の欠片が降り注ぐ中、己の名前を呼ぶ声が聞こえた。 声の調子で、北極星がかなり消耗していることはわかった。しかし]
とうさまがっ……とうさまがっ…! 早く、早く助けに行かなくちゃ…!!
[既に手遅れである可能性は、考えられなかった――否、考えたくなかった。]
太陽《とうさま》がいなくなってしまったら、この円環《セカイ》の"命"は生きていくことはできない!! そんなの、ダメだよ!! 絶対、止めなきゃダメなんだ!!
[金色の瞳に決意を宿して、南極星は更にスピードを上げ、宙《そら》を目指す。 地上の星命《テュケー》のみならず シメオンの星動力《イリアコトン》をも糧として。 白銀色《テュケー》の尾を引く彗星は、真っ直ぐに地上から宙を翔ける。]
(61) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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―― 止めろおおおおぉぉッ!!
[叫び。 前触れなく、周囲の地面から木々が立ち上がった。 それが楯となり破片を受け止める、それでも足りず。 遂に、足元の地面がひび割れた。
すぐ傍で、肩を掴まれていた女>>53と一緒に。 地面ごと、周囲から切り離される!]
(62) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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[呼んだ女はざわざわと風に揺られながら。しかしこの激震と星命《テュケー》の吸引の中平然と立っていた。]
『お前ェ、嬢ちゃんじゃねェな。ニワトリ女かァ、その"気"。ぐーすか寝てるってのァ、どういうこった!』
背に乗ったのは――謝ろう。 だがあの場に残すわけに行かなかった。
[二つの声は別々の視点で女に答えを返した。 星命力《テュケイリア》の光が大地に注ぎ、喪失感は薄くなっていくが。 世界は依然、止まらぬ。]
(63) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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[>>58 しかし、太陽のあった場所へたどり着く前に、降りてきた翼持つ女と対峙する事になる**]
(64) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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ちょっ―……えっ
[立ちあがる木々が破片を受け止める。 そして、ちょうど彼と女性らとの間で地面が立ちきられる。]
………という、こと………は…?
[恐る恐る振り返る。]
(65) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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……………嘘だろォォォォォォォォォォォォォ!!!???
[女性たちは見ただろうか。断ち切られる地面の向こう岸で 包帯男の上に無数の欠片が降り注いでいくのを。 「みぎゃァ!!」と声をあげながら、その姿は欠片に覆われていく。]
(66) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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本当に、世話のかかる男ね。
[150年前、守ってやったというのに。 今や、消滅してしまったその姿。 暫く前迄、其処にあった姿を見つめる様に、金を向ける。
その目には、双子星とその義理の母の姿があったか。]
彼女の中から、その存在が姿を消す前。 自分に変わり、この世界の行く末を見守る様、最期の命を残して。
だからといって、女の様子は普段と何も変わる事はなく。
あー…、馬鹿らし。
[盛大なため息を落とす。]
(67) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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ドシャドシャドシャドシャドシャドシャァァァァ!!!
[そして、飛雲の身体は完全に降り注いだ欠片に埋め尽くされた。 うず高い堆積の中から「畜生ォォォ!!」などと 叫び声が聞こえるので、どうも生きているのは確認できよう。]
こんなん……こんなん引き剥がされたどころか、 凶運《ナッシング》が悪化してんじゃねェか。 あの北極星《シメオン》のお坊ちゃんめ。馬鹿にしやがって。 この俺を!馬鹿にしやがって……許せねェ。 いつか―………いつか必ず泣かしてやる。
[生き埋めになったまま、恨み言をぶつぶつと呟く。 彼の中で憎しみと怒りが増幅していくにつれて、 胸元の獣の眼が赤さを増していく。周囲に負のオーラが立ちこめる。]
(68) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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―………いつか見てろよ、馬鹿どもが。
[今の彼は自覚して世界の危機に与しているわけではない。 しかし、彼の心に渦巻く被害【妄想】、野望の高さは 確実に【飲まれ得る】隙を作り始めていた。 事と次第によっては、何らかの理由で破壊に与する可能性。 ―………飛雲の心に渦巻く負のオーラはそのようなものだ。]
(69) 2012/02/01(Wed) 02時頃
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俺の気は 決して 晴れない
[詰み上がった欠片からは誰が見てもわかるレベルの 負のオーラが滲み出ている。彼の意志に関わらず、 世界の運気を乱すような、禍々しいオーラが出ている**。]
(70) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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うう………何だか、気分悪くなってきた……
[それは、生命である星命《テュケー》が南極星によって吸われつつあるから。>>23]
あれ……また元気になってきたぞ……
[それは、生命力である星命力《テュケイリア》が北極星によって還元されているから。>>52]
[元気になったりぐったりを繰り返しながら、良平は揺れに耐えるようにその場にじっと座る。今度のは地震と違って、すぐには治まりそうになかったけれども**]
(71) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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おっさあああああぁぁぁぁんん!!?!?
[割れる大地。揺れる足元。 断裂の向こうの男>>66に、手を伸ばす事も出来ずよろめく]
[他にいたおばちゃんや、黒マントの少年はどうなったか。 良く解らない。]
(72) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/02/01(Wed) 02時半頃
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煩いトカゲねー、ホント。 ちょっとはアンタのご主人様見習ったらどうなの。
[不機嫌そうに不思議な色をした頭に手をやりつつも、その注意が流れ落ちる破片から逸らされる事はない。]
こっちだってあの子が耐えられなくて死ぬかと思ったわよ。 何とか生きてられたのは、コレのおかげみたい。
[自らの髪を結わえている髪留めを示す。 光を受けて、翡翠が鈍く輝いた。]
(73) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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ヒューは、星命《テュケー》と星命力《テュケイリア》の駆け引きに応じて不安定な感情になっている**
2012/02/01(Wed) 02時半頃
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まぁ、死ななかったけど、力を消耗し過ぎて眠ってるみたい。 そのうち起きるわよ。 強引に、あの子の姿に戻せない事も無いけど。
[近付く破片を、また一つ、逸らす。]
こんな状況の中でこの子抱えて移動したい? 自殺願望があるなら、どうぞって、言いたいところだけど。
私を自身もオダブツになるのは、カーンーベーン。
(74) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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えあっ…! ちょっ、なんなのよアンタっ……
[少女の声と共に立ち上がる木々。 それでも降る破片は防げずに、ざくざくと足元の地面が削られていく。>>62]
なんで、こんなことに…。
[地面が切り離された衝撃で、ぐらりと姿勢を崩し、 ぺたりと地面に座り込む。]
――!あ、ああ…。
[残る人たちを振り返る。 筋者と思しき包帯男に向かって降り注ぐ無数の欠片が見える。]
(75) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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次勝手に乗ったら、消し炭だからね。
[容赦なし。
女が拳を握れば、ボゥッ、と其処には金の焔が揺らめく。 それは、紛れもなく、消滅し、地上に降り注ぐ其れと同じ力。
その存在が消えても、使者が消滅しない様にと、封じた力。**]
(76) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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だめ、死んじゃ…だめっ!
[咄嗟に大声を出していた。 眸が、深夜の色から明るい空の…かつての穏やかな蒼天の色へ変わる。 包帯男へ、そして彼と一緒にいた人たちへ手を伸ばし…、]
おねがい、どうか…死なないで!
[伸ばした掌に灯った柔らかな光が…慈しみ《アイ》が彼らへ降ってゆく。 そして彼らの頭上に留まって、太陽の、星の欠片の被害から彼らを護る壁となった。]
(77) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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ヒューは、生き埋めになっても聞こえる「畜生ォォォ!!」の声で生存が確認される**
2012/02/01(Wed) 02時半頃
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……、
[概要のみを掻い摘んで話した後もページを手繰る手は止めない。 たとえ、空間が激しく揺れ始めようと。]
……セイクリッド・レティーシャ。 本人の記した本だと、実際に剣を振って危機を退けた箇所は 序盤で終わっているわね。 むしろ事後の活動こそを要点としている節さえある。
それも、これも。
きっと、この時――今この時に、備えるため。
(78) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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多分これ、『勇者の伝説』が語り継がれるように仕向けたのも本人ね。 『勇者』という概念をこの世界に刷り込む事で、聖域や加護を 「意図的に」造り出してる。意図的よ。
……それで真実が歪んで語り継がれるのも承知でしょうね。 今こうして、『自分』が真実を知れるような形で残してるんだから。 書く方は早くないくせに労力も惜しまず……後世への伝達手段として 『他人』を信用しない辺り、さすが私と言える警戒心だわ。 長い時で歪められる事も無いよう、記憶に封までして。
[人の目に触れる公園のような場所に自分を封印したのも、 もはや意図的としか考えられなかった。 自分自身を分かりやすい偶像として据えたのだ。 それが、人の願いを叶える力ともされる星命力《テュケイリア》>>0:26が 集まる地点>>0:206なのも、『勇者の加護』を強める計算で。]
(79) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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……『勇者』の名を振りかざして、随分と好き勝手してるわね。 各地に、大小様々、呆れるほどに多くの『種』を蒔いてる。 ――バタフライエフェクト。そんな狙いもあったのかしらね。
……まったく、我ながら『勇者』らしくないと思うわ。 ねえ、やっぱり頭脳労働だったみたいよ。
[以前の会話>>1:516を思い出しながら、フィリップを見る。]
(80) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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……今、今の私がセイクリッド・レティーシャを評すなら。 《聖火の勇者》ではなく、《劫火の魔女》とでもするわ。 自分の事ながら、やり口があくどいったら。
[伝説にうたわれる勇者などより、余程しっくり来る。]
――そんな、運命に抗おうとする魔女と。 貴方はもしかしたら面識があったんじゃないの? ねえ、時を渡る悪魔さん。
[ここに、自分を導いたのも彼だ。 かつてのセイクリッド・レティーシャと面識があっても驚かない。]
(81) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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……星命《テュケー》が。
[依頼主からもらった1日。 それは星命《テュケー》とも呼ばれる寿命。
けれど、それは還元もされているようで。 星のシステムは生きているようだった。]
…………。
[小刻みに揺れ続ける建物。 振る太陽の残骸が上の建物を掠めていく。 その音に頭上を見上げながら、その残骸が落ちてくるようであれば迎撃するつもりではいた。
今はただ黙って、少女たちが話す内容を聞き続ける。**]
(82) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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面白い推理だね、レイディ。
[ただ黙って聞いていた。 時を渡る悪魔、と自分のことを呼ぶものだから。 ついつい、笑いがこぼれた。]
…………オレはね。 言ったとおり。 皆が思っているよりもこの世界のことを案じているんだよ。
思い出してくれたら、うれしいけどね。 なんて、無理だよね。 そうならないよう、オレも力を貸したんだ。
[といっても、ほぼ1人でやりとげたのだが、この少女が。]
(83) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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いずれにせよ。 ……かつて世界を救い損なったケジメは、つけなきゃね。
[記憶も、力も。自らの手により施された封印は解けていない。 されど、自ら負った使命を自覚して瞳に炎を宿す。 勇者の面影>>1:119は、今ここに取り戻された。]
……うん
まあ
体育は2なんだけど。
[今この書斎が崩れ落ちでもしたら、あっさり死ぬんじゃないか。 そんな思いを微妙に抱きながら。]
(84) 2012/02/01(Wed) 02時半頃
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[横の女の悲痛な叫びに、そちらを見遣る。>>77 彼女の手から慈愛の光が生じ、それが対岸の者達を守る]
……あんた、それ……
[自分達が乗っている地面は、少しずつ流されて。 生き埋め男とは少しずつ距離が離されて行く。]
碑文の丘に行こうにも、これじゃぁな……
["人ならざるもの"をも味方に付けたと言う聖火の勇者、 《セイクリッド・レティーシャ》―― かの人物が、仲間と『誓約』を交わしたと伝わる土地。 残された碑文はどうなっているだろう。]
(85) 2012/02/01(Wed) 03時頃
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『ココココ鳴くだけのニワトリがうるさくねェってんならとんだ棚上げだなァ、おい? 俺っちのウロコまで消し炭に出来るってんなら、してみろや!』
それの……? 髪飾りが、何を変えたって。死ぬって、どういうことだ。
[己が贈ったものだ。鼈甲と翡翠の髪飾り。金の髪に似合うと思っただけで、それだけで。 それが生死を左右したというなら、何があった、と思わなくもない、が。]
(86) 2012/02/01(Wed) 03時頃
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