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凄く現実的なのか逃避してるのか……。 何か達観してるよね。
私は――其処まで割り切れないな。 やっぱり、怖いし、やりのこしたこともある。
普通に結婚して、子供を生んで、子供達に見送られて逝く。 平凡だけど、そんな未来が待ってると思ってた。
未来なんてないと宣告されて そこまで現実を割り切れるマスターは凄いね。
[白ワインのボトルを抱えながら 呆れとも感嘆ともとれる様子で彼を見る]
(49) 2010/07/03(Sat) 03時半頃
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―― 村・大通り〜村長邸前 ――
はっ、 はっ、 はっ―――!
[森を抜け、大通りを走り 一直線に目指すのは村長の元へ。 とうに息は切れ、ほとんど気持ちだけが足を動かしている。]
……っ
[そして辿り着いた、扉の前。 すぐに手を掛ける事は出来ず、逡巡するのは、 『眠り姫』などと虐げられる現実が憚るから。
―――自分にそんな権利があるだろうか―――
事、此処に至っても、未だ手は、震える。]
(50) 2010/07/03(Sat) 03時半頃
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>>48
ラス? ああ……聞いてないんだ。 私達には明日はないって事かな。
[微苦笑を浮かべ、何処か投げやりな言葉を返した]
(51) 2010/07/03(Sat) 03時半頃
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薬屋 サイラスは、流浪者 ペラジーの言葉に顔を顰める。
2010/07/03(Sat) 03時半頃
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>>47 ペラジー いや、出来れば最期は嫌いな奴を視界に入れずに済ましたいんでな。 良い事を言って、放っておいてほしいだけさ。
まるで俺が手のかかる人間みたいな言い草じゃあないか。 こいつめ、ちゃっかりしてやがる。
[かろうじて笑った所に、サイラスが入ってきた。 苦笑いを向ける。]
痴話でもなし、偶々聞くには向かん話だったな、若いの。 ……聞いてないのか。 聞きたきゃ、聞いていけ。 救われやしないがな。
[自警団員の話を繰り返した。]
お前さんの妹分、何処に居るか分からんが。 探してやった方が良いんじゃあないか。 この時間だ、家に帰ってるかもしれんが。
(52) 2010/07/03(Sat) 03時半頃
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>>49 ペラジー ふん、現実的ね…。 何、ひねくれているだけだ。 俺はもう折り返し始めた所だ、悔いも少なくて済む。
心残りなら、お前さん達若い連中の方が多くて当たり前だろう。 あまりにも早い。 早すぎる。 これから、がなくなっちまうにはな。
[いささか沈痛な顔で言う。]
酒場娘にしろ何にしろ、好きなようにやると良い。 怖くて当たり前だ。 俺だって怖いさ。 あんまり怖いんで、酒に逃げる気にもなれん。
(53) 2010/07/03(Sat) 03時半頃
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飲む? それとも大切な人の傍に居る?
[表情をゆがめるサイラスとは対照的。 何処かからかうように言葉を向けた]
(54) 2010/07/03(Sat) 03時半頃
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[細い、骨張った爺のしわくちゃの手。 ぎゅ、と握って、堪えた。 爺は困ったように、首を捻っていた。]
……。
[もう家族を失うのは、厭だ。 でもそれは爺も同じ。 一体どちらが早いか――だけ]
(55) 2010/07/03(Sat) 03時半頃
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どうしよ?
[冷めていく料理を前に、重い空気に割り込むように父に尋ねる]
死にたくはないけどさ、街に移動したいとも思えないんだよね。 口ぶり聞いてたら、街に到着する前に死んじゃう可能性もあるっぽいじゃん? ほら、あたしこんなだから、生き延びて街で生活することになっても、うまくやってけないかもって
[いつになく卑屈な言葉に父が必死のフォローをしてくれるが、力のない微笑を返すだけ。 とりあえず農園作業で疲れているだろう父には食事を摂るよう勧める。 自分は料理が冷めても兄を待つつもりで]
(56) 2010/07/03(Sat) 03時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 03時半頃
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― 屋敷 ―
[それから、どれくらいの時間がたったのだろうか。 カップのソーサーを膝の上に置き、暗くなった窓の外を見つめていた。 そんな中、自警団員は少々落ち着きのない様子で現れる]
そんな、病が…
[話を聞いたのは執事と屋敷を守る娘。 ただ静かに其の話を聞けば、自警団員に伝えてくれたことに礼を言い。自警団を見送った]
――爺。
[ぽつ、と。 グロリアは執事の方を見ずに告げる]
使用人達を連れて、街にお行きなさい。 お父様には…手紙を書きますわ。 貴方達は、優秀な人だから。お父様の許でお生きなさい?
(57) 2010/07/03(Sat) 03時半頃
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[執事の細い目が見開き、何時もは主に向けては見せることのない表情。 其の表情をグロリアは見ることはない。 もし、振り返って居たならば、グロリアの顔に張り付いて居たのは外行きの顔。 表情などない、ただただ無機質な顔]
分かっているでしょう? 私は、お父様にこの屋敷を任されている。 病が故に離れることは許されないわ。
[坦々と継げるは、上流階級の無慈悲さを帯びている。 ただ、無慈悲なのは誰に対してなのか]
――お父様も、戦争でもないのに私の顔など見たくないでしょう。
[何時もは主を呼ぶのにそんなに感情をにじませることはない執事の声。 長年付き添ってきた執事が呼びかけれど、主は応えることはなく、自室へと戻っていった]
(58) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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[ばたん。 外界とのつながりが途切れれば、ゆっくりと無機質な表情は融解する]
は…ぁ…
[ゆっくりと崩れ落ちるようにベッドに倒れこんだ。 その蒼眼は鈍く光を返す*]
良いのよ。 私なんか、放っておいて…家族も、いるじゃないの。
(59) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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>>53
私もそれくらい捻くれてたら楽なんだけれど。
せめて結婚ぐらいはしたかったなぁ……。
[消えてしまった未来を思い溜息が漏れる]
最後ぐらいはちゃっかりやらないとね? なら、手伝いたい時に来るね。 このワインはその分の先払いって事で。
[勝手な事を言いながらにこり笑い店先に出れば周囲を見回した]
(60) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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[静かにティモシー爺から手を離すと]
私、外の様子を見に行ってくるわ。
[そう、はっきりとした声で告げ、 一度は荒々しく閉じた扉を、ゆぅくりと開けた。 薄暗い外に浮かぶのは何だろうか。 大通りの方向へと歩き出す。]
(61) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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>>60 ペラジー 若い内からひねくれるもんじゃない。
〜、結婚か。 結婚は一人じゃ出来んからなァ…。
[かける言葉もなく、バツが悪そうに言う。 ワインを持って行ってしまった事には何も言わず]
好きにしろ。 明日は出かけるつもりだったが、そうもいかなくなった。 ワイン一本で娘が雇えるなら安いモンだ。
(62) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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[マスターの口から語られる、話。>>52 俄かに信じがたい、話。]
……。
[何も、声が出なかった。 冗談だろ?と笑い飛ばしたかったが、この話が嘘や冗談の類で無い事位雰囲気でわかる。 ただ呆然と其処に立ち尽くして、我に返ったのは妹という単語を耳にした時。]
あ、……ああ…。 そう、だな。
[心此処に在らずで呟き、ふらりと踵を返す。 からかうようなペラジーには振り向く事もせず、酒場を後にした。]
酒場 → 自宅
(63) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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>>62
もちろん、酒場娘というなの飲み放題というオプションもつけて、ね。
[バツの悪そうなマスターのオデコを撫で 安売りする積もりはないらしくそんな言葉を付け加える]
それじゃ、またね。
[ゆらり手を振って酒場を後にする]
(64) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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>>63 サイラス お前さん以上に、あの嬢ちゃんも沈んでるだろう。 さっさと会って、その辛気臭い顔を見せてやれ。
[会えて突き放すに言ってその背中を見送った。]
……ふぅーっ。 こんな時に、葉巻が無いってのもな……。
(65) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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>>61 ソフィア
[ワインを抱いて大通りを歩く。 流石に話が広がっているのか何時もは閑散とした通りも出立の準備を進める人たちで雑然とし始めている]
……っ。
[視界に入る後ろ姿。 まるで周囲から浮き上がるように視線が惹き付けられる。 同時に感じる原因不明の違和感に声を漏らす]
ソフィ……。
[その人物が誰かと認識できれば、不思議な違和感を胸に抱えたまま後をつけるように歩みを進めた]
(66) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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>>64 ペラジー [顔をしかめる。しっしっ、と追い払う様に手を振ると]
俺ぁ太っ腹だが、慈悲深いわけでもないぞ。 働くんなら飲ませてやる。
[重々しくそう言って、手を挙げて答えた。]
ああ――また、がある内にな。
(67) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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[料理に手をつけないまま、兄の部屋に一人こっそりと入って、棚にある紙や本を手に取る]
……へへ。わっかんねー。 兄さん本当頭いいのに、もったいないよね。 店継がないと村も困るのは、わかるけど。
[昔兄が描く絵が好きだった。たまに何かを描けと高飛車に命じては、村の子供にそれを見せて自慢したものだ]
……あれからどれくらい経ったんだっけ? 読む方に趣旨替えしたのって、その後だった…っけ?
(68) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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―― 大通り ――
[アンダンテで歩く道。 誰かに会いたい気もするし、誰にも会いたくない気もする。 こんな時に、どんな表情で顔を合わせればいいか分からない。
村は悲痛で不気味な雰囲気に覆われていた。 ゆら、ゆら、と瞳を揺らしながら、 時々、すぅ、と目を細める。
そんな風にどのくらい、歩いたか]
またあなたなの? こんな時ぐらいストーキングやめなさいよっ!
[背後をつけてくる気配に気づいていた様に 振り向いて怒鳴っては それが、あの男、ではないことに、気づいて]
あ、あら、ペラジー……?
(69) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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― 自宅 ―
[酒場から出ると、足は真っ直ぐに帰路へつく。 歩みは早足になり、いつしか男は走り出していた。 家に着く頃には肩で息をして。 荒い息のまま、家の中へと駆け込んだ。]
…は、…っ はぁ…
[居間には父の姿。 父は男を見るなり「聞いたのか。」と一言零した。 それには無言で頷くのみ。]
……アイツは?
[息を整えながら、妹の姿を探す。 二階へ上がったと聞けば、足早に階段を上った。]
(70) 2010/07/03(Sat) 04時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 04時半頃
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[独りが滲みる。目を閉じて、深呼吸した。]
ふざけた話だ……。 のどかな村の、果てがこれとはな…。
存外、早くにそっちに逝く事になったなァ、兄貴…。
[独り、グラスを傾ける**]
(71) 2010/07/03(Sat) 04時半頃
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……まだ絵の本、とってんだ。
[読むための本より少し大きく分厚い書籍を一冊手にとり、開いてみる]
手が無事なら、こういうの描きながら店やってたのかなあ。 店なんて継がねー!って街に行っちゃったかな? あたしが店継ぐのは危な…
[フッフと笑いながら項を繰るうち、裸婦のデッサンページに行き当たり、反射的にばふんと閉じた]
……
[心臓がいつもより強く動悸するのを感じる]
(72) 2010/07/03(Sat) 04時半頃
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>>69
……わ。
[いつの間にか気づかれていたらしい。 振り向きざまの一喝にびくりと震えて硬直してボトルを落としかけるが続く言葉に安堵した様子で硬直が解けた]
うん。ペラジー……だけど。 普段からストーキング、されてるの?
[不思議な違和感は胸に残るまま――近づく事で更に高まる。 どこか息苦しさのようなものを感じて微妙に言葉が乱れた]
(73) 2010/07/03(Sat) 04時半頃
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― 自室 ―
[二階へ上がると、自室から明かりが漏れている事に気付く。 迷わずに其処へと足を進め。]
――――…何、してんだよ。
[男の部屋を物色していたらしい妹に声をかけた。]
(74) 2010/07/03(Sat) 04時半頃
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……ごめ。
[人違いだった、と謝って 普段から、の問いかけには]
偶に、ね。 別れた男がしつこいの。 あの男も、……もう馬車の中かしら。
[そうなら清々した、とばかりに弱く笑う]
……どうか、した?
[ペラジーの、微かな言葉の乱れに気づいてか そう問いかける。 病のことを口に出すには、勇気が足りなかった。]
(75) 2010/07/03(Sat) 04時半頃
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きゃわっ!?
[自分でもびっくりするような女の子の叫び声を上げて身を竦ませ、振り返る]
ちょ、ぉ驚かすなよ、馬鹿兄貴! 何もしてないわよっ!
[後ろ手に閉じた絵画の本を乱雑に他の本で覆って隠す]
(76) 2010/07/03(Sat) 04時半頃
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気にしないで。
それは――面倒な事になってたんだね。 ええと、お疲れ様。
[微苦笑を浮かべて自分でも微妙と思える言葉を返す]
何か――ソフィが何時もと違うように見えてね。 自然とつけてしまったの。
何だかよくわからないけど、見てるとざわざわした感じになる……。 ついていかなきゃって……。
[正直に話しはするけれど、あまりにも感覚的すぎて言語化されていない答えに自分も首を緩やかに傾げた]
(77) 2010/07/03(Sat) 04時半頃
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ううん。ある意味自業自得だもの。
[労わりの言葉には苦い笑みを返し、続く言葉を聞いては、ぱちくりと、瞬いた]
……分かるの?
[自分の身の回りで起こった変化だろうか]
もう隠す意味も無いから言うわ。 ……リンダが死んだの。
[変化は多分それだけじゃない。ざわざわした感じ、と感覚的な言葉に]
私の、精神が、落ち着いてない所為かしらね。
[緩く、唇を噛んだ後]
ピッパさん、が…―――
[くしゃりと、表情が僅かに歪む]
(78) 2010/07/03(Sat) 04時半頃
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