47 Gambit on board
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この、『よくわからないの』、が、
とりあえず容疑者から外れるであろうことだけは、判る。
というのは、せめてもの救いだろうか。
などと、思っても送信されないように気をつける。
[ランドルフ皇子の理想を、
単純に理想だと思っていた。
その理想に師団の兵たちを
沿わせ、暮らせる方法があるのならば。]
[けれど、理想の中身を検分した時、
果たして理想、は、理想、なのだろうか?]
≪ ……意味は、あるのかな。 ≫
無意識に零れたそれには、若干の歪みが乗った。
意味?
[調子の違う通信に、分からぬ程度首を傾げる。]
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[書庫の調査に向かう面々がいる中、 眉を寄せて――その表情は仏頂面に近かったが、 席に留まっていると、ガシ、と物音が一つ。
キリシマの手首から飛び出た刃物>>157に目を瞬いた。 彼自身にも犯行は可能だと表明するような行動が、 どのような思考の結果なのかは解らない。
首を振った意味も同様に理解は及ばないが、 表情は余り良いものには見えなかった>>158]
……何か思案事でもあるんだろうか。
(163) 2011/03/24(Thu) 00時頃
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…――。
そう。
やっぱり、よく分からない人だね。
[その背を見送りながら、釈然としない。]
若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/24(Thu) 00時半頃
テッドは、会議室、第14の席で腕組んで思案顔。
2011/03/24(Thu) 00時半頃
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―会議室―
……ハッセ師団長は、それで"良い"のか?
[意思の表明>>182に、微かに首を傾げて彼女を見た]
この件がヴェスパタイン殿下を皇帝に戴くのに、 本来の手順を踏んでいないとは思っている。
だが、この件は"殿下の皇帝としての資質"を 否定するものなのか?
(188) 2011/03/24(Thu) 00時半頃
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……もし、そうなんだとしたら―― 選帝の儀など、今にでも終わっている。
[皇子自身が流血の元に皇位を欲するのと、 流血の元にでも皇子を玉座に据えたがる者がいるのとでは、 話が違って来ると考えていた。
嘆息か、あるいは耳に途切れがちな呟きが届いたか。 サイラス>>184に視線を遣った]
(194) 2011/03/24(Thu) 01時頃
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……そうか。
[綱渡るかのような返答。>>199 危うさを特に指摘する風でもなく頷く。 己の無作法は、元より他の師団長と比べるべくもなかった]
(203) 2011/03/24(Thu) 01時頃
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―書庫―
[伏したサイモンを暫く見やって後。
散らばった紙を拾い上げようと伸ばした先に、
伸ばされた別の手に、僅か翠が見開く。
事を起こすのであれば、其れなりに周囲に警戒を向けていた心算だが、
…所詮は後援主体の師団、実際に前線に立つ者とは比較にもなるまい。
その手の持ち主を知れば、無言で眉を寄せた。
勿論、先にサイモンに告げた通り――
目撃者を失くす手立ては、持っている。しかし
やたらと事実を塗り替える行為は、此方の消耗も激しい上
真実との齟齬が多ければ多い程、間違いなく軋んでいく。多用すべきものではない、が。
止むを得ないと、静かに口を開こうとして。
…次いだ言葉に、其れは止まった。向ける視線は無意識に訝しげなモノに変わる。]
――…、…貴方まで。
[新たな影がその場に現れれば、いっそ苦笑も滲もうか。
己の行う「周囲への警戒」は、実際前線に立つ師団長クラス相手では
然程役には立たないと実感したのも有るが――。
名を呼ばないのは同様、遠い音すらを拾う人物に思い当たりが有る為か。
たった今起こした此れは、本来ならば処罰モノだ。
否、処罰で収まれば幸いか。――にも関わらず揃いに咎めの一言すらないとは。
自然、彼らの目的や意思が、何処か共通しているとは知れた。
…己が大戦を望むのは、あくまで個人的な理由が最たるもの。
――師団長の立場や、軍人である事を踏まえればそれは別の事、
彼らとは、また聊か異なる事情であろうとは、いえ。
机上に添え置かれた其れを問うと、恋文の返答には僅かに驚愕の色も滲みはしたが。だからと言って、其れの中身を調べるまではしなかった。
――故に、知ったのは再び現場に踏み入れて後と、なったが。]
[提案に、僅か思案するようにゆると一度瞬いた。
限定に通ずる無線。つまりは、共同戦線を張るという事。
此処で手を取らず、単独で動く事も――確かに出来る。が。
…少なくとも、利害は一致している。]
――判りました、揃えましょう。
但し通常の無線機では 我が師団の通信に引っ掛かります。
例え周波数を外しても、ノイズという異常として認知される。
[常の通信に突如ノイズが含まれれば、師団としては盗聴の疑いを抱かざるを得ない。
更に言えば、ノイズの分析が間違いなく始まる。
そうなると、師団長の立場を持ってしても隠し立ては難しい。]
…恐らく、魔術や魔石の類になるかと思いますが。
其れでよろしければ…、明日までに。
[ベネットの言う、名を呼び合うのは避けるべきだとの言には、
何を思ったか、僅かに沈黙して。 共に考えておきますと、そう告げた。]
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[サイラスの返答>>202に、首肯して同意を示していた]
分かれたと言うよりは、割られたように感じるな。
[つまり、それが思う壺なのだ。 気を取り直したらしいズリエル>>215にも、小さく相槌を打った]
(222) 2011/03/24(Thu) 02時頃
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テッドは、ヨーランダの声がこちらまで届くようなら心に留め置いた。
2011/03/24(Thu) 02時頃
………?
[何か妙な感覚を感じた気がしたが、通信遮断には気づかない。]
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[しばし、残った者の会話に耳を傾けていたが、 ディーンの言葉>>239に、今度は傾けるのは首の方]
追う方は単独行動でも良いのか?
[問いながら席を立つ。 急な招集だった為に空腹だったのを思い出しはしたが]
(240) 2011/03/24(Thu) 02時半頃
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[貴族然とした返答>>243に一つ頷いた。 ヨーランダから視られる事については首を振る>>244]
温存すべきだろう。
あるいは、バーナー師団長が共に来るなら問題はない。
[己がまだ師団長でなく、従士がまだ従士でない頃から、 あれやこれやと口うるさく礼儀について言われたが、 結局その殆どが身に着かなかった]
(248) 2011/03/24(Thu) 03時頃
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[そう、男の目的は、いずれが新帝にせよ、
その過程にあった。
先の皇帝陛下との会話も思い出す。]
―サイモン襲撃時―
ありがとうございます。お願いします。
[元より、一人では難しいと思っていた。
共同戦線を張るのに異は無い。
何より、先に行動を起こしたのを見たのであれば、その意図が偽りであると疑うに及ばず。
了承が得られたのを聞けば、一つ礼を。
…この場においても、その礼は軍人の規定にそったそれ。
魔術や魔石の類と言うのに、異を唱える事は無かった。]
……コードネーム、のような物で良いかと。
例えば、花の名前のような。
そんな華やかなものでも、無いでしょうけれど。
[そんな事を残し。サイラスに、イワノフに。
理由など何か問いた気な視線は送ったけれど。
その場は、そこで別れたか。*]
[さっさと決めたいのであれば、人数はいらぬ。
そうでなく、15師団で決めるには意味がある。
それが互いを知る手立てとも、そして、新帝の覚悟にも、なるだろうと。]
[まぁ、男は実際の犯行をしたわけでもなく、
ラミケシュの部屋に行く前のわずかな時間、書庫に立ち寄ったことなど、サイラスとベネット以外は知らないだろう。
しかも、何より、男は 速い、のだ。
普段は見せないが。]
― 書庫・回想 ―
[気配を感じれば、5番。
ことによっては彼も口封じをせねばなるまいかとしたとき、その仕草は、サイラスを咎めるものではなく、なるほどと呟いた。]
通信用意できるのであれば、頼もう。
そうだな、名前を呼び合うのも控える。
――…花の名か?
[ベネットの提案には、それは可愛いな、と苦笑いしながら。]
テッドは、ズリエル>>251に頷いた。
2011/03/24(Thu) 03時頃
じゃ、スノードロップ()…だとバレバレだな。
[マダムの抱えている花の名はあえて避けようとしてから、ふと]
では、白百合とでも呼んでもらおうか。
何、ちょっとした遊びだ。
[白百合。それは2師団を統括するものの看板(フルールドリス)をもじったもの。]
よく似合うだろう?
[全く似合うわけなかった。]
[そして、ラミケシュの元に行った朝方のことだった。]
[今に至る]
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[去り際、振り向いた。足元に黒い影]
……ハミルトン師団長。
選帝についてだが、意思の決まっていない、 あるいはこの先話を続けるのに応じ得る者が、 あとどれ程いると思う?
[各々が意思を固め、それらを束ねる為に、 議論の余地は、どれ程残っているのか。]
―― 長引けば選帝師団の正当性が揺らぐ。
[襲撃されるか、下手人と見なされて拘束されるか。 いずれにせよ選帝権を持つ者の数が削がれ、 時と共に疑心暗鬼は加速しかねない。 当面の懸念はそれだった]
(257) 2011/03/24(Thu) 03時半頃
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[実際、そうは言いながら、さらりと決めることに危惧を抱いている。
そうどんなにローレンスを世を求め、彼がふさわしいとしても、
その覚悟は血で染まった上に存在するのだと。
この選帝の儀は、二人いることの意味。
その後継者をブルーノ故皇帝があえて示さなかったこと。
男はそれを常に見ている。]
[だが、だからこそ、身を護る術を習得する。
そう、混乱の上に立って、それでも、強くあるものを求めている。]
若者 テッドは、メモを貼った。
2011/03/24(Thu) 04時頃
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