4 SADISTIC DETH GAME:2nd
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――《ZerO》への参加を決めましたわ――
[街中――読唇術だけで、自身を見て居る全ての部下に、 マーゴは決意表明をした。 カフェテラスや、花屋――他にも様々な場所で働く部下に]
…ですから、ヨアヒムさまの所在を今すぐ持って参りなさい。
[抑揚を欠いた表情で、口元だけを動かす。 瞬きを3回するのが、部下達の了承の合図。 そしてひとりの部下がヨアヒムの居所を、更に絞り込めた、と そしてそれは――サイラス――の領域当たりだと、 報告して来るのに、こくりと頷き]
「判りました…。 その情報――パティさまの元へも届けて下さい」
[そう、少女がマーゴを代弁すると、パティがオスカーの"指"に 賞金を賭けたらしい、との情報も齎される]
(162) 2010/03/20(Sat) 12時半頃
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(まあ… またなんとえげつない――いいえ、愉しい事を考えるお方かしら… これで【湖】が潰れれば儲けものですわ…【道】にも多少の影響が 出れば尚いいのですけれど… ――【湖】の物資が不足するのは必至ですわね)
「ついでに――【湖】の長…オスカーさまも探させて下さい。 飽くまでも…"次いで"で結構です」
[様々な資料から、どんな恰好をしていても、大体の見当位付くだろう。 マーゴは街の中をゆったりと歩きながら、様々な事に思考を巡らせる。 これから、徐々に藥に侵された中毒者達が『記憶』を売りに来る頃合いだろうか。 そんな事を考えながら歩いていると、ブルーノから、 連れ添いのマシン宛てに、高級菓子セットが送られたと聞いて]
(随分と律儀な殿方ですわ… ――人は見掛けに因らないとは…良く言ったものですわね)
[などと、少しばかり場違いな感想が浮かんび、 急ぎで入ったロビンがオスカーを匿うと云う情報に僅かに驚いて**]
(163) 2010/03/20(Sat) 12時半頃
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それは知っている。
さっき賞金をかけられた本人から聞いたよ。
大事な弟分に酷いことをするヤツラがいるものだ。
キミらだって世話になっているだろう?
だから、誰がそんな悪戯をばら撒いたのか―
わかったらすぐに、私と『seVen』へ知らせて。いいね?
[指示をすれば少年たちはしっかりと頷いた]
「すぐ突き止めるよ。『獏(ユメクイ)』のプライドにかけて」
いい子だ。
[満足したように少年たちの頭を撫でて送り出した]
[伝達役へ指示をしたのは、もう一つ]
その情報を、『7』へも伝えるように。
いいですね。
オスカーが見つからなければ、いつものあの子か…
ホリーを探しなさい。
ええ、あのホリーです。双子の。
[賞金の話が落ち着くまでは彼は扮装をとかないかもしれないから。
全てを語るまでもなく、伝達役も苦笑いしながら事情を察したようだ。
わかりました、と頷いて、去っていった]
これ…ホリーに見られたら、本気でオレ殺されるかもしれない…。
[何かを思い出して身震いした。
こういうとき、離れてて暮らしてて良かったと思うのだけれど。]
[サリーから受け取った造花を確認する。
さっき会ったところではあったけど、あの人とは。]
……『月』と…?
豚の場所はまだ、か……。
『月』、あのオンナんとこか…。
あんまり知らないんだけどな…オレは。
[関わってないから余計だが。]
[こっそりとこっちに近寄ってくる伝達役。
こちらの顔を見て明らかに笑いこ堪えている。]
『あんまり笑うならぁ、殺しちゃうよ?』
……んで?ナニ?
[銃をそちらへと向けつつ。]
……早いね。
そっかやっぱり『烏』のシマにいるのか。
ありがとう、って兄さんに伝えておいて。
[銃を元に戻しつつ呟いた。]
あ、後、ホリーには秘密で、な。
[人差し指を口元に当てて言った。]
長老の孫 マーゴは、執事見習い ロビンに話の続きを促した。
2010/03/20(Sat) 20時半頃
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―極秘裏な【零】の動き―
[【贄】の構成員達も身を隠して居るところを掻っ攫って来る。 末端から、幹部構成員まで攫える人間は、皆]
[そうして彼等の『記憶』を"搾取"する。 ヨアヒムのゆきそうなところ、また側近だった者から 得られる、【贄】の情報―― そちらに、一時的にかなりの人員を配して、 くまなく『記憶』を調査させた。 それでも、情報収集を行える程の人数が、【零】には有り、 それもひとつの強みだった]
[それと並行して、更にヨアヒムの居場所の絞り込みが行われた。 ほんとうに、サイラスのテリトリーに潜んで居るのか。 【烏】は個々人の能力が高い組織だ。 そこに隠れたなら、見付かるのも時間の問題だろう]
[そんな情報は、珍しく街中に居るマーゴの元へと全て届けられる**]
(190) 2010/03/20(Sat) 20時半頃
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Gameのスタートか。
この豚も哀れだな、ホント。
[構えた銃はいつでも撃てるようになっていて。
けれど、自分の身の安全のため屋根から降りることはない。]
[耳打ちされたのは、『7』へは伝えたということと、
伝達役が、ホリーへ伝えてきたと言ったこと。
だから、返事を返すまでに少々間が開いた]
まあ、ホンモノだったらこんなふうに笑えない。
彼の身の為にも、ホンモノへは黙っている事にしよう。
[それから、頬に当てた手をひらひらとして]
まさか素顔を見せろと言われるとはね。
用意周到、とはよく言ったものだよ。
[くつくつと笑って側近へ向けて語る。
左の頬の下に貼った芝居用の特殊メイクのシールが、
ぴらぴらとはがれかけていた]
[疾風が持ってきた情報はもう一つ、
オスカーの指へ賞金をかけたものの事。
これが本当の報告だった]
『月』…あそこなら資金力からしても造作もない事か。
……もうすこし痛手を負ってもらえばよかった。
[けれどそれでは『零』が肥えてしまう。
それとて歓迎すべき事ではない]
さあ、《ZerO》の皆さんのお顔でも見にいきましょうか。
どこから落とそうか、品定めにね。
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