人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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【人】 小悪党 ドナルド

…、っ…――

[ぼたぼたと零れ落ちる血。
 傷ついた腕に襟元を引き起こされ、息を詰める。
 
 真摯に此方を見る、紅の双眸。

 殺してやる、と。
 
 ――その言葉に感じたのは
 眩暈がするような安堵と、

 ……煮え滾る、怒りだった]

(132) tatsuru 2012/05/05(Sat) 19時頃

【人】 小悪党 ドナルド

何、……言ってんだ?

……喜ぶ、とでも、思うのか?
アンタが殺してくれるって、…?

[唇が震え、渇いた笑みが漏れる。
 彼が何を言っているのか、
 
 自分が何に怒りを抱いているのか、わからなかった]
 
作った責任があるから、殺してやりましょう、ってか。
……っはは、…最後まで、
アンタの許可なしじゃ死ぬことさえできねえの?

だったら何で今放っといてくれなかった。
今だったら、さっきまでだったら俺は、

(134) tatsuru 2012/05/05(Sat) 19時頃

【人】 小悪党 ドナルド

――
……っ、して、ない、って


[ひくりと、喉を鳴らし。
 泣きそうに瞳を歪めて、男の胸に顔を埋める。

 どん、とその胸を叩いた。]

そう思ったまま、死ねたんだ…っ!!


[ 自分を騙せたのだと。
 ――信じたまま、死ねるのだと思った幸福は、

 もう、失われてしまったのだ]

(136) tatsuru 2012/05/05(Sat) 19時頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

tatsuru 2012/05/05(Sat) 19時頃


【人】 小悪党 ドナルド

―If end 2012 :D.J―

(ねえ、知ってる? 史学科の――)
(うん、いなくなっちゃったんだってね。謎の失踪、だって)
(結構可愛かったのになぁ)
(よくいうよ、アンタ彼氏いるクセに)

――へぇ。

[スツールに腰掛けてキャラメルマキアートを啜りながら、
 興味なげにボックス席の方向を見やる。
 
 近所の大学の女子学生だろう。
 そういえば、また誰かがいなくなったらしい。
 治安のあまり良くないこの街では
 日常のこととはいえないが、珍しいことでもない。]

(146) tatsuru 2012/05/06(Sun) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

……物騒なこった。
………あれ。

[硝子張りの店内から外を眺める。
 そろそろ薄暗くなった街明かりの中。
 よく知る人物の後ろ姿が、其処にあった。

 複雑げに眉を寄せると食べ残りのドーナツを咥え、
 カフェと一緒に無理やり呑み下す]

……まーた送り迎えにきてんのかね。

(147) tatsuru 2012/05/06(Sun) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド


あれじゃあ、マフィアのオヤジが
愛人溺愛してるようにしか見えねえってのに、な。

[ほんの少し拗ねたような響きが言葉に混ぜられ、
 それに自分で気づいて苦笑した。
 
 ……いつまで経っても自分はこうだと、
 変わらない事への困惑と自己嫌悪。
 
 自分がどうしようもなく嫉妬深いことと、
 それが、『ふたり』ともに向けられているものであるということに
 気づいたのはまだ、ごく最近のことだった]
 

(148) tatsuru 2012/05/06(Sun) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…まあ、しゃあねえか。
俺は俺だ。

[もう、とっくに――
 最初から気づいている。

 叶わないことも、
 終わらないであろう事も、…ずっと]

(149) tatsuru 2012/05/06(Sun) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[くしゃりと紙を丸め、ゴミ箱に放り込む。
 スツールから降り、早足で扉へと向かった]
 
『――――』、何やってんだよ?


[背後から、声をかける。
 ゆっくりと夜に向かおうとしている街の中。
 
 それは、何処にでもある光景。**]

(150) tatsuru 2012/05/06(Sun) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[――オレのものだと。

 そう囁く冷たい声音に
 こんな時さえ、背筋が震える。

 じんわりと上る幸福感。
 縋りつき、頷いてしまいそうな、衝動。

 ぎゅっと眉を寄せ、耐えようとした。]

(161) tatsuru 2012/05/06(Sun) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

……アンタのもんだったら、……
自分からお片付けくらい、しろよ……。

[弱弱しく抗弁して、笑んだ。
 
 ――自殺さえも赦されないのだ、と
 傲岸な声は、そう言いたいのだろう。

 けれど自分が今殺して欲しいと望むのと、
 何が違うのだ、と言いたげに]

(162) tatsuru 2012/05/06(Sun) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…、……? 
――…ッ、…ぁ、…

[一瞬だけ。
 淡々とした声音が揺らいだ気がして、
 目を上げようとする。

 その途端に引かれた後ろ髪に、
 小さく苦鳴を漏らした。

 痛みに歪む昏い紅に、
 捩じ込んでくるような男の双眸。

 ――それが、ほんの僅か
 傷ついている様にも見えて、心臓が竦んだ]

(163) tatsuru 2012/05/06(Sun) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…………


……、…、…もう、用済みだからだよ。

[嘘を赦さない、とでもいうような其の視線。

 暫くのあいだ眼差しが絡み合い、
 鈍い痛みを覚えながら、そう返す。

 自嘲するように
 唇が笑みのかたちに歪んだ。]

クレア…、生き返ったんだろ?
その為に俺の血が必要だった。

(164) tatsuru 2012/05/06(Sun) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

気にくわねえ俺を噛んだのは、
…復讐と、その為だった。
アンタらしいよな。

[小さく喉を鳴らし、笑う。
 当たっているのだろう、と探るように、
 昏い紅は、男の冷たい炎を覗き込む]

(165) tatsuru 2012/05/06(Sun) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

――……散々搾り滓で愉しんだんなら、
もう、お役御免にして貰っていいだろうが。

他にも玩具は増えた。
クレアも居る。
………俺ひとり消えて、何が困るんだ?

[いっそ不思議そうに、
 そう眼差しは柔らかな狂気を含んで]

(166) tatsuru 2012/05/06(Sun) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

……っ。
…………
要らない、とは、…
言われてないさ。、

[その言葉には、瞼を伏せかけ]

……ただ、代わりはいるだろ…?

――俺よりアンタに忠実な奴も、優秀な奴も、
面白がれる獲物も…。

(167) tatsuru 2012/05/06(Sun) 02時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[激情は去っていた。
 ただ、残るのは寂しさ。悔しさ。
 ――戸惑い。

 何故自分が怒りを覚えたのか、
 漸く理解する。

 望むなら殺してくれるという言葉には
 彼の意思が、介在しないからだ。

 それなら今、死にたかった。
  

 ――畢竟、己は眼前の魔物に少しだけ
 特別に思われたかったらしい。

 意味のない、つまらない感情。]

(168) tatsuru 2012/05/06(Sun) 07時頃

(最初に与えられる血は 力と渇望 を生み)
(二度目に与えられる血は 忘却と服従 を強い)

(三度目に与えられる血は ―――)


   ――― 与えるのはな、
   いつだって、親なんだよ。
 


【人】 小悪党 ドナルド

[戻ってきた。
 苦しめるために。
 あれのために。
 
 ――良い、玩具。

 嘲笑する様な囁きに、今度こそ瞼を伏せる。
 胸が軋む。焼け爛れた傷からではない、
 内側からの痛み。
 
 当然返る筈の言葉を欲しがって、
 当然のように傷ついている自分への、嫌悪。

 だから、……ゆるやかな溜息が聞こえるまで、
 男の困惑したような表情には、気づかなかった]

(209) tatsuru 2012/05/06(Sun) 16時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

………ヘクター……?

[そんな程度に、との言葉に、
 不思議そうに目線を上げる。
 
 一瞬何を言われているのかわからなくて瞠目し、
 同じようにもどかしげな瞳と、目線があった]


――…っ、…。

(210) tatsuru 2012/05/06(Sun) 16時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[まるで叱責の様に。
 子供の駄々の様に――響く、其れ。>>197

…っ、…嘘、だ…、
そんな事、信じられるわけ…っ…!

[切迫した、男の顔。
 望んでいた言葉に、頬に血が上る。
 
 喉が震え、引き攣った。
 胸が痛い。
 ――信じたいと叫び、揺らぐ。]
 
だって、アンタは…
…………俺が、
…俺がそう言って欲しいから、んな事…!

(211) tatsuru 2012/05/06(Sun) 16時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

……っ、離せよ! もう聞きたくな…っ
 
[彼の傍を離れたかった。
 己が、認めてしまう前に。

 逃れようと身を捩り。
 その体を押し遣ろうと腕を突っ張って、
 ……ぬるりと滑る感触に、目を見開いた。]

(212) tatsuru 2012/05/06(Sun) 16時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…ぁ、……。…
 
[べっとりと掌についた、
 自分の為にこの男が流した血。

 纏わりつく其れに息を呑んで、
 反射的に彼を見上げた。
 
 感情の奔流に呑み込まれた様な――赤い、双眸。]

(213) tatsuru 2012/05/06(Sun) 16時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

………

[息が出来なかった。
 ……限界だった。
  
 ――自分が崩れていくような、気がした]

 
(もう、)
(――もう、俺は)

(214) tatsuru 2012/05/06(Sun) 16時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…っ、…!

[荒々しく床に突き倒され、背中を強打する。

 痛みに歯を食い縛り、
 不恰好に仰向けになったまま
 己を見下ろす男に顔を向けた。]

……――。ヘクター…?

[再度の死を宣告する男の姿に、
 何かを考える暇は、あまりなかった。
 
 ただ、
 三度目の血を、と。
 
 その言葉に、瞠目し]

(215) tatsuru 2012/05/06(Sun) 17時頃

【人】 小悪党 ドナルド

…っ、……ぁ、……あ、…

[ゆっくりと胸を突き通す闇の刃。
 酷くあっさりと呑み込まれてゆく其れ。
 
 心臓を掻き分けてゆく鉄の感触。
 ――痛みよりも感じるのは、
 焼けるような、熱さ。
 
 唇が血泡を吹き、けほりと、赤い咳を漏らす]
 

(216) tatsuru 2012/05/06(Sun) 17時頃

【人】 小悪党 ドナルド

……っ、……

[躯が形をもたなくなってゆくのを
 ぼんやりと、自覚する。
 
 のろのろと腕を上げた。]
 
(――愛の、形)
(アンタの)
 
[急速に機能を失っていく聴覚に、
 睦言の様にそれが響いて
 
 ちいさく、唇が笑みを刻む]

(217) tatsuru 2012/05/06(Sun) 17時頃

【人】 小悪党 ドナルド

……、……
 
[覆い被さる様にして
 己に小剣を突き刺している体躯。
 
 その背に縋るように――腕を回した*]

(218) tatsuru 2012/05/06(Sun) 17時頃

【人】 小悪党 ドナルド



[ ――どこかで、声が聞こえていた ]
 
 

(254) tatsuru 2012/05/06(Sun) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ゆるりと空に融けていく意識。
 ほどけていく。
 絡まりあった糸が解れるように。
 繋いだ手が、離されるように。
 
 この感覚には経験がある、と、
 融け掛けた心が、つぶやく。
 
 あの時はとても痛かった。
 ばらばらになるような気がした。

 痛めつけられた細胞の一つ一つが、
 悲鳴を上げて、何かを求めていた。
 
 ――けれど、今のこれは、
 酷く暖かい気がして
 それは、

 最期に触れた背の、じんわりとした熱さに似ていた]
 

(255) tatsuru 2012/05/06(Sun) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

(……すべて…)

[聞き覚えのある声が、囁いていた。
 冷厳で無表情な、支配者の響き。

 失われた鼓動が、跳ねるような気がした。
 
 聞いていると苛々した声だ。
 憎しみに膚が泡立つ感覚。
 羨望に渇いた、記憶。
 己の大切なものを奪っていく其れ。]
 

(256) tatsuru 2012/05/06(Sun) 21時半頃

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