人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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 よう。

[ 薔薇は話しかける。
 狂い咲いた赤い薔薇の、天鵞絨の海の――赤い湖の――中
 平気で佇めるまでになってしまったらしい男へ。 ]

 神から賜ったものは、使う気になれそう?

[ 誰かを連れているならきっと、そういうことなのだろうか。
 無粋にも、自分が吸った肌を見やり、息を吐く。 ]


[ この空間でもその恩恵は、俺にはない。
 奪いたいほどの衝動があっても、俺は奪えない。

 血も、涙も、あいも、―――隣も。

 薔薇は根を張り、檻の中。
 咲いて香って、枯れて、散る。
 自由さえ手にいれる事が出来ない、この指先。 ]*


【人】 粉ひき ケヴィン


[ 唯一、 耳からではない薔薇のさざめきだけは、
  音さえ止まった"真赤"の景色も貫いて、]
 

(139) 2018/05/22(Tue) 02時頃


   ─── 神から?

[ 声為らざる声には、 振り向きもせず、
  目線を合わせることさえ無い。
  …平気で佇んでいるか、は 少々わからない。
  そもそも"平気"とは何か と言う状態だ。

  いつだってこの男には背中ばかりを見せてきた。
  ( 其処は似ていないな、 "もうひとり"。 )
  自然と反芻した言葉は不遜な疑問系。]
 


 神にはとうに裏切られている。
       ──── 信じた記憶なんて殆ど無い。
           祈った記憶、 も 



 それならずっと 薔薇からの、
            ……お前からの賜り物だと、
 
 そういわれる方が使う気になる。
 
[ 薔薇の 真紅の囁きに、
   微かな笑いが混ざる。
  喉をならすような、 ……螺の弛んだ其れだ。 ]
 


【人】 粉ひき ケヴィン


[ 左手に、人肌を受け止めたなら、
  手のひらは翻り、 ちぃさなその手を掴んでしまって、
  中庭に引き込むように 腕をひいた。

  其処で漸く、茶は一時射干玉を認め、
  …確かに弱っているのだろうけれど、
  聞こえる程度の "ひとりごと"に>>135]

  ─── 水でも持ってきてやろうか?

[ と、 "正しく" …「何が欲しい?」と尋ねて見せた。]
 

(140) 2018/05/22(Tue) 02時頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ "パン先輩"の手のひらは、……体格自体も、
  同年代から比べると、少しばかり目立つところはあり、
 
  トレーニングに打ち込まずとも、筋肉質な左腕は、
  かるぅく引いても力はそれなりで、
  小柄な彼はどの程度、引かれることになったろう。
  つんのめるようなことがあったなら、
  受け止める体制も取ろう。

    人目>>135があろうと、気にする素振りも、なく。]
 

(141) 2018/05/22(Tue) 02時頃

粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/22(Tue) 02時頃


[突き放そうとしている癖に
抱き寄せられて、嬉しくて。
本当にどうにかしているんだ。

そうされたいとずっと思っていた日々が
脳裏にどこまでも美しく蘇る。]


[涙(あめ)も雨(なみだ)も降らない乾いた日。
日の光は煩わしい程、それも輝く思い出の一つ
あの時彼はどんな言葉をくれたっけ。
思い出すのが今は苦しくて、止めた。

甘やかしい心地と、手すら伸ばせない苦しみ。
矛盾する感情の名前をとっくに知っていた
臆病者は声にすらせず、心の内に留まったのは。
やっぱり自分勝手で、願いきれなかった想い。

  ────好きだって、言ってくれたらなぁ。

自分で言わなければ、返るわけがない。
それなのに。]




   ………… ああ、

[君もそう思ったのかな。
俺は嘘をつくのも上手くなかったみたい。

────本当にばかだなぁ。]


[俺は彼に暴かれたかったのだろうか?
分からない。触れてはならないと思っていたから。

ただ、誰に、というものが無くても
暴かれることを望んでいたのは事実。
そして、同じことを、

二人ともそれが出来なかったのは
手を伸ばし合えなかったということなのだろうか。

きっと気持ちの問題じゃなくて、
どちらも何かに囚われていた。]*


── 独白 ──

 嬉しかったけど、

[同じくらいに辛かったけど、と
いつか願いきれなかった想いを浮かばせる。
残酷に叶えられてしまった、それを。]

  最後くらい、イアンって呼んでくれても。

[いいじゃないか、と。細やかな恨み言。
それは正常の声、決して対象には届かない響きで
落ち着いた後、ひとりきりで口にした。]


[先輩、会長、いっちゃん。
みんなみんなそうだ、ああ。
“あい”も“こい”も手に入らないと分かっていても、やはり

可愛い女の子でもない寂しがりなんて
────気持ち悪いだけかもね。]*


 そうね、カミサマなんていないからね。

 悪魔はいるのにおかしなこったよ。
 いや、悪魔もそのうち消えてなくなるかな。

[ カミサマがいるんだとしたら。
 茨に締め付けられたこの空間を見て嘲笑ってるんだろう。
 そういう性格の悪いやつだと、思ってる。

 目も合わされず返る声。
 届きもしない独り言。

 この声は、俺の声は、
 どこにいても届く、呪いのような声。 ]


[ 水があれば。 精があれば。
 生きることは出来るかもしれないけれど。

 一度吸い上げた肌に、まだ淡く残るだろう花弁を。
 触れた耳許を。
 見つめて。

 それでも自分から触れにいかないのは
 花が枯れる決意をしたから、なのかもしれない。 ]


 どもね、ケヴィン。

[ ぽつ、と呟いて。 ]**



  ──── 一応、 言っておくが、
       色々、聞こえてしまっているんだからな。

[ ぽつん、 と 声が降る。
 全く、人選ミスだ。 ひとの心の機微なんて、
 パンにしか繊細で無い、己に分かろう筈もない。

 ……でもそう、残念ながら、 
 一部始終を聞かずとも、
 "もうひとり"と"もうひとりだったもの"の間、
 薔薇と、"もうひとり"の間の"別れ"
 それらを"知る"のは、 只この青年のみで、]
 


【人】 粉ひき ケヴィン


   ――――― 聖書には"あい"の定義が記されている。
          美しいアガペーの言葉だ。
          ねたまず、謹み深く、高慢にならず、
          ……けして絶える事がないと、

   "賜物"だって"あい"がなきゃあ意味がないらしいぞ。

[ 手を引く彼には、唐突な言葉に聞こえただろう。
  聖パウロの愛の讃歌は結婚式の常套句だ。
 その間、茶は射干玉から逸れることはなく、
 ――― 寧ろ鋭い光さえ覗かせて 紅く、紅く 輝る。]
 

(177) 2018/05/22(Tue) 10時半頃


  まあ、   ―――― 信じちゃいないが、

 何時か、 幼い俺を抱いていた彼の司祭も、
        確かに俺を"あい"していたんだろう。
 …司祭が体言すべきは"エロス"でなく
 "アガペー"であるべきだが。  

[ きっとこれだって、"もうひとり"に聞こえてしまう。
  呪いの言葉に罪の懺悔を……随分と開き直って乗せて、
  "穢い"と言えばこの男も、 神の定義で言えば十分に、
  遠い昔に当てはまってしまっている。

  薔薇に染まり行く茶は射抜く。 薔薇の真意を計り行き、]
 



 ――― "お前が選んだ"んだろう、 俺を。

  勝手に選んで、勝手に授けたくせに、
  勝手に枯れるな、 阿呆。そのくらいの責任はとれよ。

[ 首もとに花弁を残したからには、 …なんて
 めんどうくさいおんなのように、]
 



 "一度振られたぐらいで"
  ……お前が自分の存在を否定するなら、
  また―――― 何を信じていいんだか、わからなくなる

[ ……はじめて、"彼"の欲がわかった。
 この"薔薇"の顎を引っ掴み、
 "此方を向け"と無理矢理に視線を合わせ、
 薄い唇を食めてしまえば、 ……

 ――― もうひとりに"見えている"場では
 随分と薄暗く、 おもたい欲望だ。

 嗚呼、でもこれは"あい"じゃあない。
 明らかな"害意"が、其処には 有る。]


【人】 粉ひき ケヴィン


   ―――― ロビン。

[ ……薔薇が、何を選ぼうと
 末端はただ、飢えてしまうから

 下腹の熱は理性を苛みつつあったし、
 押し倒さんばかりの欲求は 当然のように あったけれど
 絞り出すような声で彼の名前を呼べば、
 右の指先が伸び、   唇へ到達する。]
 

(178) 2018/05/22(Tue) 10時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン


  ―――― キスを、させていただいても?

[彼が、同じく彼の同級から、
 同じような頼まれごとをしたことはさすがに知らないが、
 ――― 許しを求めただけ、懸命な態度だ。

 それだけの欲が、 茶の瞳には揺れている**]
 

(179) 2018/05/22(Tue) 10時半頃

粉ひき ケヴィンは、メモを貼った。

2018/05/22(Tue) 10時半頃





 ……ずっと生きろと言った筈だけど。


[口を挟んだのはその一言だけ。

どう取られても、受け取られなくてもいい。
でも、これも中庭で見つけた時と同じ
彼のことを想って行ったこと。

先に何があるのか、そこにいない俺が何かを変えることはない。]


[重なる過去を持ってして、違う人間。

害意なんてものは、一度として彼に抱いたことがない。

それでも、これもまた。
彼に与えられるべきものじゃない
“あい”に育ちきれないまま抱えてきた、未熟者の“こい”]**


【人】 粉ひき ケヴィン


[ きっと今日はキス日和なんだ。
 だって、 そう  月が、赦してくれる。

 戸惑う言葉に、 不思議と罪悪の心はなく、
 ( ――――― この体格の差に、)
       ( 業、 は 感じつつも、)
 今日ばかりは 倫理も、 背徳心にも、目を背けて、]
 

(187) 2018/05/22(Tue) 13時半頃

【人】 粉ひき ケヴィン


[ 右の指先が滑り降り、 顎に添えられ、
  否定の無いその唇を、 真赤の舌が、這う。

 甘い言葉ひとつもなく、柔く食み、
 深く、 深く、

      ───── 薔薇に見せつけるような、其れ。]
 

(188) 2018/05/22(Tue) 13時半頃

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