25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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ええ、はじめますね。
[短い返しに、此方も短く台上で]
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[>>377 落ち着いたか、 と尋ねるその言葉には、沈黙の降りる]
――……いらぬなら、 いらぬと仰って下さればよいものを。
[小さな呟きを搾り出し]
されど、書面を記すまでは、私はいまだあなたの花です、 ご不快であろうと花としての務めは果させていただきますゆえ…
[感情を押し殺した声音、制止する手も相まって途切れる]
(@36) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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いや、少し薄味なれど
美味かった。
[思わず笑み零す]
貴方は?
喰らうなら誰を
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[笑みを見れば、瞬く。 冬の張り詰めた空気のような、 そんな緊張感を抱いていたそれとは異なる]
ご理解いただければ、私はそれで。 主様も気になさっておられませんようですので。
[怯えも険も、篭らぬその言葉]
……その、随分と、柔らかに。
[けれど、胸騒ぎは止まず。 >>384 交わした言葉をロビンが捉え、 口を開きかけたところで声は響いた、舞台を見やる]
(@38) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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[その様子をじっと見ている。]
――…やりすぎだ。
煽ってどうする。
薄味?
[何をどうして薄味になるのか、と思わず首を傾げたが]
…今のところはまだ、決めかねている。
…肉饅頭め、しくじりおって……。
[袖下、気取られぬようにきつく爪を立てる。
彼と…己の囲い主の傘の下。
今までは気づかれること無く血の宴を続けてきたというのに。
イアンが無き主の仇を討とうと、そちらの手先になることくらいは想定しておくべきであったか。]
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[散った朱に、黒紅を見開く。 かたかたと震えの走る、躯]
――――……あ、
[座する膝元のくずれる]
(@39) 2010/08/06(Fri) 01時頃
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……やりすぎなものか…手緩い。
仲間をはくまで痛めつけて当然
その仲間が、尚、暴れるかもだ。
しかし、やってしまったものは仕方がない。
[そして、この状況に対する各自の変化をみている。]
…だから、逃げろ、なのか。
[は、と。
短い言葉と共に零れた感情は何であったのか。
己にすらわからない]
暴れてくれれば痕跡が残る
暴れてくれればより見つけやすい
何が問題がある。
それに巻き込まれて、死ぬ奴が出るかもしれぬ。
[お前の元主のようにとはいわなかった。]
……そうですね。
けれど、そうでもして捕まえなければ
羅患者は増え、よりいっそうの犠牲者が出ます。
違いますか?
[しばし沈黙するが、目を一度伏せてから。]
もう事態は転がりだした。
見極めるのみだ。
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[容疑と聞いて案じて見上げるその先]
主様――
[震えた透ける様なその手は、 結局は“主”が元に伸びて、その袖に縋ってしまう。 ――縋るようで、 けれどそれは此岸に繋ぎとめることを願うような。 乱れる感情は、四肢の裂かれるが如く]
―――……、
[一つの名にふと、一度大広間を見渡した。 虎鉄――知らぬはずのその名、その姿を見出そうと仰ぐ眼差し]
(@41) 2010/08/06(Fri) 01時半頃
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ええ、そうですね……
私も観察はしますが
話すので観察しきれません。
ですので、観察本当によろしくお願いいたします
私とて、無実の人間は殺したいわけじゃない
[先程散った赤い血か、それとも赤い月のせいか。
体の芯に沸き立つ獣を、抱く手に力込めて押しとどめる。]
…堪え切れねば……全て喰い尽くすしかなかろう。
[苦しげに小さく漏らす言葉は届いてしまうか。]
全員抹殺など
涼しい顔で謂うて
非人道的でないと?
ようやる。
[怯えは半分が演技、半分は底から生じるもの。
けれど
嗚呼、ひとのにおいが、血のにおいが強い]
……ああ。そうだな。
[堪えきれなければ。
総てを喰らって生き延びるまでの事。
従来と何一つ変わらないはずだ]
総て
[喰らうは狼憑きが故の定め]
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[主が言葉に、髪の乱れも構わず首を振る]
いえ、――いえ、違うのです。 わたしは、 わたし は――……
[何か言いかけた言葉、 けれど言葉はそれ以上は繋がらず。 撫でられる、その感触に黒紅は滲んで――泣きそうに歪み、 袖から手を力なく落として――その後、交わる琥珀色]
(@44) 2010/08/06(Fri) 02時頃
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[琥珀と黒紅の交われば、]
―――……、
[冷たい静寂の訪れる。 ひとつ、どこかで扉が開いた気がした――常世の扉。 夢もうつつも交われば、彼の人の真の姿が視える]
……そう、私と同じ。
[言葉の意味も把握しきれぬまま、 歪んだ微笑をひとつ送れば、俯いた]
(@45) 2010/08/06(Fri) 02時頃
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総て…………ならば
順序も考え直す必要あるか
如何しよう。
如何したものかな。
…イビセラ。
お前、乾についたのだったか。
[付き従っている様子は、視線で見てとれる。
数拍開けてから]
このまま転がせそうであれば、あれはしばらく見送ってもよいかも知れん。
代わりに、誰か。…食指が動きそうなところがあれば。
それか……推測だが、もう一人ぐらいセンターの人間はいそうだな。
そこをあえて食ってやるのも好いかも知れん。
あの花独りで根回ししたにしては、状況が綺麗にまとまり過ぎている。
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[己が体を抱くのは、抑えていなければ。 四肢がばらばらになりそうな、そんな錯覚。 ――そして ふ、と思い至る]
……夜光、も?
[この場にあることは知っているのに、 居なければいいと願う、適うはずもない願い。 その姿を認めるのが、怖くて まなざしを伏せる。
続けられぬ言葉、知っている。 この後、起こるであろうことを、知っていて、]
私には、なにも、出来ない――…
[存在が希薄になりかけて、 その姿は陽炎のように一度揺らいだ]
(@47) 2010/08/06(Fri) 02時半頃
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そう、いまは坊主の手に。
……センターの、イアンでは駄目なのか?
[小さく笑うは
幾らか平常が戻ってきた故に。
二人の仕草を視界隅捕らえ、からかい混じりにひとつ]
根回しした相手
検討もつかずして
さて……如何したものか
あれほどつけ上がったことをしてくれるのならば、
最後まで残して苦しむ姿を見るほうが楽しいだろう?
[淡々と告げる。
からかうような言葉など歯牙にもかけない]
…刷衛。もしくは、天満月
[ぽつりと一つ、名をあげた]
ひょっとして、と言う可能性でしかないが…
あの研師、幾らか反応が薄いように思う。
イアンと通じていそうなものか…
もしくは…
[この感情は嫉妬なのだろうか。自らも花を手にしていても尚。]
…高嶺が摘んだ花の、いずれかを。
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