88 吸血鬼の城 殲滅篇
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呪われた? 忌まわしき?
ハッ。
だれに呪われたっていうんだ。
[背中に聞こえてきた修道士の言葉を笑い飛ばす。]
兎が狼を恐れるのと変わりゃしねぇ。
妙な理屈こねまわさねぇで、素直に怖いって言えばいい。
そっちのほうがまだ可愛げがあるってもんだ。
―――ま、人間共には理解できないんだから、
しゃーねぇか。
[呟きに滲むのは、超越者の自負。]
――――……。
[あいつが生き残って帰ってきたら、
もう一度血をやってもいい。
まともな闇の狩人に仕立てるために。
そんなことを、ふと思った。]
[対峙するその間隙に、闇の領域から、手探りするような揺らぎが伝わる。
それは、言葉を伴って触れてきた。
主とは明らかに違う声。]
── 何奴っ !!
[閨に踏み込まれたかのごとく驚き、その衝撃を叩き返す。]
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― 2F:宴会場 ―
よう、ドナルド。 良い子にしていたか?
[階段を登り切った先に、"子供"の顔を見つけて声を掛ける。 腕に巻かれた布に赤が滲んでいるのを見て、 舌先で、唇を舐めた。
自身はといえば、全身を赤く染めていたが ほとんどがヒューの血だ。
しかしながら、左手は浄化の力で焼け爛れ、 脇腹からは未だ血が点々と滴っている。]
(89) 2012/05/02(Wed) 21時頃
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ちゃんと言いつけ通りできたようだな。 良くやった。
そら、褒美だぞ。 おまえのものだ。好きに喰え。
[言って、後ろから上がってくる錬金術師を示す。]
(90) 2012/05/02(Wed) 21時頃
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おまえにとっては獲物。 そいつにとっては標的。
――― お互い、存分に愉しめよ。
[嗤いながら言って、自分はそのまま宴会場を通り過ぎた。]
(92) 2012/05/02(Wed) 21時頃
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オレは上にいる。 どっちでもいいが、生き残った奴が上がってこい。
オレの血をくれてやる。
[餌を投げ、肩越しに手を振って客室へと向かう。]
(93) 2012/05/02(Wed) 21時半頃
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[響く嘲笑に目を伏せる。
そうだ。生きている。それがヒトならぬ生であっても。
――だから、こんなにも苦しい]
……思い通りになる玩具なんて、
つまんねえだろ…?
[そう、小さく肩を竦める。
見ていてやるという言葉に
よわよわしく笑んだ。
――クレアを見ていたようにか? と
そう口にのぼせかけ、止めた]
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― 2F:宴会場 ―
[去りゆく背中で、 二人の間に静かな緊張が高まっていくのを感じる。 だがそれよりも、階下からの声が耳についた]
はん。 ……弱い奴ほど群れたがる、という奴か。
[修道士の言葉に、馬鹿にしたように吐き捨て、 それからふいに目を輝かせて口の端を上げた。
そのまま、機嫌の良い足取りで三階へと上がっていく。]
(106) 2012/05/02(Wed) 22時頃
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― 3F:城主の部屋 ―
[本来は己の、 いまは"娘"の部屋となっているその場所に足を踏み入れ、 まずは無造作にいくつかの引き出しを開ける。
しばらく探したのちに、液体の入った小瓶をつまみ出す。]
ああ。やはりあったか。
[蓋を開ければ、薔薇の香りが溢れ出した。 薔薇の花をいくつも煮詰めて取り出した 花の命のエッセンス。
クレアはこれが好きだった、と目を細める。]
(117) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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[城に薔薇が咲き乱れているのは、 なにも城を飾る為だけではない。 取り出したエッセンスは傷を癒し、 ある程度ならば渇きを癒す力があった。
吸血鬼の間に、昔から伝わる命の水。 揺れる透明なそれを、ひといきに飲み干す。]
(118) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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[効果は、目に見える形で現われた。 焼け爛れた左手の肌が再生し、 斬りつけられた脇腹の傷口に、肉が盛り上がる。]
―――ふむ。 完全とはいかないが、こんなものか。
[幾度か身体を捻り、手を握り開く。 動くのに支障はないと確認すれば、 今度はクローゼットを引き開けた。]
(119) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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うわっ
な、…何奴、って…なんだこいつ
[叩き付けるような衝撃に驚いて仰け反る。
――目の前の大階段を上がる姿を目に留め、
早口に囁いた]
悪い、取り込みの用が出来た。
アンタが誰かは知らねーが
アイツの眷属か何かなんだろ?
……またな。
[柔らかく笑うような気配を届け、声を切る。
それが騎士ヒュー・ガルデンである事には
いまだ気づいていない*]
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[年頃の娘らしい華やかな衣装が並ぶクローゼットの一隅に 男物の服が下がっている。]
やっぱりあったか。
[丁寧に手入れされていたそれらの中から、 金の刺繍で縁取られた黒いローブを手に取って 浴室へと向かう。]
(123) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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すっかりぼろぼろだからなぁ。
[今まで身につけていた服は、あちこちが破れ、すり切れ、 血が染みこんで酷い有り様になっていた。
もはや見る影もない服を脱ぎ捨て、 手に取ったローブを入り口に下げて、浴室に入る。 脱ぎ捨てた服は、音も無くやってきた影が片づけていった。]
(128) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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― 3F:浴室 ―
[鍛え上げられた壮年の身体を、湯の中に沈めていく。 溢れる湯が赤く染まり、それも流れて透明さを取り戻した。]
あぁー、生き返る。
[不死のものとしては甚だ不適切な言葉を発し、 頭まで湯に浸かって堪能する。]
(130) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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[そうして、湯の中で手足を広げている間にも、 階下で行われている戦闘には、意識のいくらかを割いていた。 闇をたぐり寄せ、影と感覚を繋ぎ、 戦いのさまを堪能する。
影が運んできたワインの香りを楽しみ、 口を付ける真似事までして、くつろいでいた。]
(131) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
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(……、こんな心の声まで、筒抜けなのだろうか…)
( 主のみならず、さきほど、耳もとを掠めて消えた正体不明の気配にまでもとなると、問題だ。)
( あれはいったい誰だ? 予想外に柔らかな感触だったが──)
( いかん、筒抜けなんだぞ。)
[しばしは目の前の闘いに集中することにした。]
[くつろぎながら、触れてくる眷属たちの気配と声にも耳を傾ける。
"子供ら"同士のやりとりには、微笑さえ誘われた。
思い悩むさまの騎士には声を掛けてやろうかとも思ったが、
いまは止めておく。
それよりも、戦いの行方を追う方が面白い。]
[二階での戦いは、おおよそ互角。
か弱いと見えた錬金術師の身体能力と、
多彩な薬品を使った攻撃に、感心した声をだす。]
ハッ。なかなかやる。
問題は、それがどこまで続くか、だが。
[持ち運べる薬品の数など、たかが知れているだろう、と
冷ややかに観察する。
身体能力の上昇も薬の効果のようだし、
切れるまでにどこまでやれるかが、見物だと唇を歪める。]
[対して、一階の戦いは、眷属の不利に進んでいるようだった。]
しっかりやれよ、おら。
[発破を掛けるが、騎士の実力では厳しいだろうことは
最初から承知していた。
神聖魔法の使い手と、手練れの剣士の組み合わせは、
自分ですら、時に手を焼く。
どうするか。
思案の顔で、しばし湯船に沈んだ。]
[騎士の戦きが伝わってきて、薄く、唇を引いた。]
どうした?
[伝わってくる声に、微かな笑みの気配を乗せて応える。]
そうか?
だらしがねぇなぁ。
[笑う声に、非難の色はない]
―――ま、ゆっくりしたからな。
運動したい気分にもなってきた。
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― 3F:浴室 ―
――― やれやれ。
[湯船ですっかりくつろいでいた闇の領主は、 聞こえてきた『声』に肩を竦め、湯船から立ち上がる。
適当に拭った肌の上にローブを羽織り、 ベルトで留めて、歩き出した。]
(157) 2012/05/03(Thu) 00時頃
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"可愛い子"からの救援要請だからなぁ。
[浴室から出て、娘の部屋に歩み入る。 その身体がどろりと溶けだし、 粘性の闇となって流れ、床に染みこんでいく。]
『行ってやらないわけにはいくまいよ。』
[声だけが、どこかから響いて空気を震わせた。]
(162) 2012/05/03(Thu) 00時頃
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