233 逢魔時の喫茶店
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[昼間は店内で、飲んでもいないのにくだ巻いてるような居座りぶりだが、だからといって昼行灯なわけではない。
制服に身を包んでからは仕事モードのスイッチが、ぱきんと入る。
話の空気を読む、というのは、苦手なので。オレは誰かに話しかけられた時だけ話をするようにしている。
そうでない限りは、逐一伝票の確認をしたり、テーブルをセッティングしたりが主な仕事。
働き者のウェイタートレイルの仕事を、なるべく軽減しているとも言える。]
[リツが、吸血鬼コーヒーや、さざめく光の蝶や、獏の存在や蛇の姿形やコカトリスチーズ(これは正体を言っていなかったか)に一喜一憂するのを、時々横目で見ていた。
確かに順応力あるな、とは思うが、そうなってくると今度は芸のない自分はなおさら言い出しにくくなる。
だから、ほろ酔い加減ぐらいの様子を見かねて、ぽつりとだけ聞いた。]
……こわくないか。
[それに、頷き一つでも返るなら。
オレ自身のことは次の機会に話そう。これきりとは思っていない。獏に夢からぱっくり食われて、また手つなぎここの扉を叩くのが、簡単に想像できた。
それまでに、言い方を考えておこう。]
[帰るという頃、伝票をマスターに渡していきさつを見ていれば、会計はまるきりエフが持つらしい。
次はリツが払うというなら、次があるということだ。
天邪鬼らしく人の動きを読みながら、天邪鬼らしくなくその通りになることを期待して小さく笑った。
またのご来店をお待ちしております、なんて長くは言い切れないから、彼らが来た時と同じように一礼して見送る。]
――少し前のこと>>+113――
そうか。
[ふわふわ定まっていない様子に、昼とはまた違う一面を見た気がしながら短く頷く。]
……ありがとう。
[自分が好きなこの店を、自分の居場所であるこの店を、いい店だと言ってくれることは、素直に嬉しかった。]
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