17 吸血鬼の城
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[どこか虚ろな気分だった。 腕を掴みながら、己の孤独を語る城主。先程までの自分ならば、怒りも湧いたろうに]
帳面―― 気付いていらしたのですか。
[書庫を検分されたのか。呆然と、呟き城主を見送る。 部屋に入るリンダの悲鳴。立ち竦むベネット。 自身もまた、虚ろなままそこに立つのみ――**]
(204) 2010/06/22(Tue) 09時頃
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愛しいお兄様……。
[城主の聲に返すのは何時もと同じ言葉。
蒼空と紡がれれば思考は其方に向かう]
留めておきたい。けれど彼は逃げなかった。
[これからも逃げずにいてくれるだろうかという期待と
離れていってしまうかもしれないという不安が交錯する]
………これが、執着?
[全ては執着ゆえのことだろうか。
兄が言うならそうなのかもしれない。
女から反論の聲はあがらなかった]
[新たな眷属の立てた音が鼓膜を震わす。
す、と細まる眸は僅かに愉しげな色を湛え]
――…サイラス。
お兄様の命をしかと成し遂げて
お兄様が喜んで下さるように――…
[囀る聲には常と同じ甘い響き]
[迷いを許さないといったローズマリーの声が
嬉しげに響く。]
そう、其れは執着。
[想いの無い吸血鬼には
彼女の心情は真に理解出来るものでなく]
愛しいだろう
傍に置きたいのだろう
お前達の望むままに――愉しむといい
――さあ
本性を隠す必要は無い
曝け出し、欲望のままに踊れ。
嗚呼
けれど、サイラス
お前は暫くひとを喰らうな。
あれの血を、蒼天を一時でも味わったのだからな
[新たに迎え入れた眷属の小さな返事]
――…そう。
いいこね、サイラス。
[愉悦の滲む聲には
くすくすと愉しげな音が混じった]
[心酔する城主の言葉に異論を唱えることはない。
生ずる感情の名さえ女には思い出せていないのだから]
愛しい……
[兄の言葉を繰り返せばまたツキンと痛みがはしる]
――…嗚呼。
[切ない吐息を聲にのせ女は心を揺らす]
[渇きに、また苦しそうな息遣いになった。]
――……ッ
[しかし、城主の、食らうな、の命に唇は震える。
そして、震えてなお、小さく小さく、やはり、はい、と返事をした。]
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―食事の間→廊下―
[どれだけそこに立ちつくしていた事だろう。 やがで顔を上げると、のろのろと歩き出す]
……ごめん。 ちょっと一人にさせてくれないか。
[少し前に、『一人で居ては危ない』と声をかけたその口で、一人になりたいと言う。 自虐的な笑みしか浮かばない。
廊下の窓。いつまでも変わらぬ黄昏の光の中に映るのは、情けない青年の顔。 あまりにも無力で。そして、言葉だけはいつも傲慢で。
なんだか、とてつもなく嫌になり、屑折れるように窓に背を預けた]
(253) 2010/06/22(Tue) 17時頃
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記者 イアンは、花売り メアリーは無事だろうかと、ふと思った。**
2010/06/22(Tue) 17時頃
[一人、部屋に残り、息をつく。]
[渇きを癒したくて、水差しから水を注いで飲み干すけれど]
[もちろん、そんな渇きではないのだから、効果はない。]
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/06/22(Tue) 20時半頃
記者 イアンは、執事見習い ロビンに話の続きを促した。
2010/06/22(Tue) 20時半頃
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―廊下―
……は……っ
[ともすれば、笑いとも嗚咽ともつかないものがこぼれてきてしまいそうで。 くすねた名簿の事も、ばれていた。 そして城主は、霧となって消え去った。
――どうやって逃れれば良い? 何もかもが常識を超えている。外の世界と今青年の在る世界は全く別物なのだと、思い知らされてしまう。そしてこの世界に置いて、自分は無力だ]
(289) 2010/06/22(Tue) 20時半頃
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―廊下―
……悩み事?
[顔をゆっくりと上げて、現れた人影を見やる。 柔らかな声の方の従者だった]
今更、話すような悩みでも無いですよ。 ……悩んですらいないのかもしれない。
[ぽつり呻く]
あなたは、人間ですか?
[ぼんやりとした問いが、廊下の薄闇に溶けた]
(293) 2010/06/22(Tue) 21時頃
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―廊下―
……それは、そうですけど。
[諭すような声音。 目を瞬かせて、従者の方を見やった]
どうしてあなたが、それを……?
[窓から身を起こして問いなおした時には、彼の姿は薄闇の向こうに消えているか。 小さな混乱と小さな疑問が沸き起こり、虚ろな思考が僅かながら揺らいだ気がした]
そりゃ、嫌いだけどさ…… 食べずに立ち去れないから困ってるんじゃないか。
[やれやれ、首を振り。 従者の去った方とは反対の方角に足を向ける。
結局自分にできる事と言ったら、何かを記すことぐらいなのだろう。何か――己の目で見た『何か』を]
(298) 2010/06/22(Tue) 21時頃
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―廊下―
[何かが響いた気がしたが、青年の居る場所まで騒ぎは届かなかった。 黄昏の薄闇が支配する廊下を歩く。窓の外は――霧か]
この城が、せめて……せめて、俺の居た街と同じ大地の上に建っていてくれれば……
[それは祈り。 仮定でも推理でも予想でも無く、ただの祈り]
(322) 2010/06/22(Tue) 22時頃
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どうした、サイラス……?
[城主は薄く哂う]
力が足りぬと言うのなら
我が身に流れる純血を――ひとたび分けてやらなくも無いが。
[お前は暫くひとを喰らうな。
その禁忌が、頭の中で繰り返されている。]
――…お兄様はお優しい。
[遠く囀る聲に他意はなく
ただ女の思った儘が紡がれている]
――…喰らってしまいなさい。
咽喉が渇いて仕方ないのでしょう?
血が、欲しいのでしょう?
お兄様に刃向かう者には死を――…
当然の事でしょう……?
[新たな眷属となった男に甘く囁き誘う]
[聴こえてくるローズマリーの声に、ぼんやり
ああ、いいのか、と思う。思った。]
[ヘクターの目的を聞き、
ローズマリーの囁きを受け、城主もまた許可を下す]
……其の男を、喰らえ。
二度と其の槍持てぬように
――…問題ありませんよね、お兄様?
[緩く首を傾げ問う仕草。
女はこの城主のために在り
女はこの城主のために動くのが当然と思っている。
兄の聲に微かな安堵を過らせ]
手が足りぬ時は私もお使い下さい。
私は、お兄様のために在るのですから……。
嗚呼、問題無い。
……愛しいローズ
狼藉者を相手にさせたくは無いが……
滅多に見れぬ見世物かもしれぬ。
……来るか?
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―廊下―
……ドナルド?
[久しく聞いていなかった声に振り返る]
ああ。俺は……俺は、無事だよ。 ドナルドこそ、何もなかったか?
[そのうち、何か起こってしまうのだろうけれど。 どこか諦めを含んだ声音で、彼の無事を問うた]
(355) 2010/06/22(Tue) 22時半頃
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――…良かった。
滅多に見れぬ見世物……?
それは、愉しそうね。
お兄様が呼んで下さるのなら
私は何処にでも参りましょう。
おいで、私のローズ。
……白薔薇が少し、心散らされている。
[心を持たぬ城主には
彼を静める術が無い。
音も無く傍らに現れたローズマリーへ
城主は僅かに眉を寄せた微笑みを向けた]
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