303 突然キャラソンを歌い出す村4
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─朝、登校中─
もちろん! 側にいるぞ。 今日は朝からちゃんと教室にいれる。
[>>224 しっかり頷きを返す。話すときは傍についていようと思った。>>225 ただ、桐野の笑顔は少し、いつもよりも元気がないように、青年の目には見えた。 ──ぱんっと桐野の肩を叩く。]
さんきゅーな!
服って色々あっておもしろいな。 毛皮は冬と夏のふたつしかないから新鮮だ。
[他愛ない話を繰り返しながら、並んで学校に向かう。朝はそれ以上、天使とか堕天使とかの話は出さなかった。]
(251) 2020/01/13(Mon) 23時半頃
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─ どこかの休み時間、2年教室 ─
[朝の間に、昨日よりも清々しく感じる空気に、やや首を捻りながら全校朝礼での体育教師の移動の話を聞くことになった。洗われたような空気はなんとなくとしかいいようがないが、周囲からは嘆きの声があふれていたから、人気がある教師だったんだな、とそんな話を桐野にもした。
教室には、有働の姿はない。昨日の一件から、その他の生徒たちからは、やや遠巻きにされている。元々、普通にしていると不良じみた顔立ちだ。いちおう転校生という扱いでも、近寄りがたく思われているのかもしれなかった。その教室へ存在する道を切り開いてくれた有働は病院に運ばれていると聞いたので、放課後に見舞いに行こうかとそんなことを考えて外を見ていた。
そこに、昨日の保健室にもいた顔が入ってくる>>171>>172>>173。]
ソウ、これは…… もてもて……ってヤツか?
[>>226 耳を疑う。という桐野に、事情をとらえきれずに疑問形で声を返した。]
(252) 2020/01/13(Mon) 23時半頃
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[入ってきた相手の歌に、攻撃の意思は感じなかったが、手を取るのには、ぴくっと肩を揺らした>>174。]
あのセンパイ、ヨーラにモデルってやつを 頼みに来たんだな?
ありのままの姿で、 てとりあしとり、 色々おしえてあげるって
[犬から人になっても、耳はいい。意味をかみ砕こうと声にする間に、隣に座っていた桐野が席を立った。]
(253) 2020/01/13(Mon) 23時半頃
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[こぽ、と高い水泡音が一つ上がる]
やあ、子山羊。
おはよう、聞こえるかい?
いやあ〜〜久々に面白いものを拾ってねぇ。
確か君、お友達の生徒だったもんな。
丁度通りがけだったから、
スタートダッシュ友人プレゼントボーナスだ。
君の下駄箱に入れて置いた。
テンプレ過ぎて飽食気味な配置なのは置いといてくれ。
今の君には役に立つかもと思ってね。
使い方はプレゼントに訊くと良い。
とても賢いプレゼントだからね。
何、想いを伝えるのは、勇気がいる事だ。
口に出す勇気まで出せたのに。
声が小さくて届かない…なんて
悲しいことだろ?
こういう時に、一番
必要なものだと思うよ。**
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─ どこかの時間の昼休み、2年教室 ─
[桐野の後を追って席を立つ。ニコラスの割って入った桐野を突き放すような物言いに、ヨーラを天使扱いするのが気に食わなかったという感情だけでむっとした顔をしながらも、白鳥とは逆に、桐野の腕を引く。]
ソウ。
そいつ、ヨーラを攻撃しようとはしてない。
[──脱がそうとはしているかもしれないが──それはさておき、きちんと合意をとりつけようとはしているし、向けているのは悪意や敵意の類いでもない。
いつもの、シロが知っている桐野なら、理性でわかるはずだとそう考えて、落ち着けとまでは言わなかった。]
(289) 2020/01/14(Tue) 01時頃
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─ どこかの休み時間、2年教室 ─
[止めようとした手が振り払われて、はっと目を見開く。白い何か──マイクを桐野がもっているのが目に留まった。]
〜〜 ソウ!? そいつ使う気か!? 今のオマエ、完ッ全に冷静じゃねぇぞ!
[声を上げても、手にあるマイクが拡大した歌声には敵わない。>>292 重低音が教室を満たす──!]
(325) 2020/01/14(Tue) 03時頃
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[堕天使であることを受け入れた桐野の叫び(シャウト)が教室の生徒たちに影響を及ぼす。ばたばたと倒れる周囲の生徒が出る中で、ニコラスに向けて声を張り上げた。]
くっ……そ! いきなりか!? おい! ソウの目の仇んなってるセクハラ先輩!
こっから逃げるか離れるかしろ! 今、ソウに狙われてんのはアンタだ!
[余波でがんがんと頭を殴られているような痛みに襲われるも、マイクが標的を一般生徒と定めているからか、即刻の昏倒までは至らなかった。 それでも、桐野がマイクを使う前に、この状況になる前にとめられなかったことに歯噛みする。]
(326) 2020/01/14(Tue) 03時半頃
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〜 バカ! あとでやらかしたって 思うだろこんなの!
[堕天使である桐野の声も問題だが、あの拡声器も問題大有りのありのありだった。]
イースターー!! お前も!! 黙って使われてんな!
[マイクの方に、道具相手に無茶苦茶な事を言いながら、自分を鼓舞するために、声を張り上げた。]
(327) 2020/01/14(Tue) 03時半頃
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──♪
Stop! Stop! Stop! 此処が地獄ったって あんまり燃えさかって熱すぎるだろ
、どしゃぶりでも降れよってくらい 煉獄の火でアチチ 焦げた森なんて 姫様の寝床にゃ不適だろ!
[歌での対抗は、桐野が拡声器を使っている分、どうしたって分が悪い。負ける勝負だ。けれど、激しい重低音に抗う為にも、音が必要だった。]
(328) 2020/01/14(Tue) 03時半頃
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♪
なあ! 真っ赤な火で目が眩んじゃないか ご注文はこちらでよろしいですか?!
Stop the order!! その寝具の衝動買いに待った!
[歌で、届いてほしいと思う。届かないなら、どうしたって力づくになる。イースターを桐野の手から叩き落すしかないかもしれない。 覚悟を決めて、地面を蹴るための足に力を込めた。]
キャンセルボタンの所在地が たとえ 地獄のど真ん中でも 一歩踏み出す背中に手をかけるために どんな穴の中にだって 飛び込んでやる
♪
(329) 2020/01/14(Tue) 03時半頃
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─ どこかの休み時間、2年教室 ─
[Shut Up,XXX! Good Sleep(グッスリ)おねんねしてな! Shut Up,XXX! goodness(グッネス)おとといきやがれ!
がんがん重低音で、割れるように頭が痛い。]
話しあうのに、 冷静かどうかは大事だろが!
〜〜 オマエ、ほんっっと 絶対溜め込みすぎだからな!? [気持ちいいという桐野に、これはこれで発散にはなっているのかもしれないと思考がよぎりながら、踏みきる足は止めずに、両手をマイクに向けて伸ばし、押し倒す勢いで桐野にとびかかる。]
(346) 2020/01/14(Tue) 06時半頃
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♪
No! No! No!
姫の好みは姫に聞けって 強引に連れ込んで翌朝に後の祭りなんて 見ちゃられねぇだろ! 正解なんて いったい誰に聞いたんだ
♪
(347) 2020/01/14(Tue) 06時半頃
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[頭の中がかき乱される。俺が正しい。と桐野が言う。 そうなのか? と思考が刺激される。疑問が不安を呼んで、マイクを、イースターを奪おうとする手指の力が鈍る。]
〜〜〜〜っ
[どうしても、指の力が鈍るので、頭を使った。
物理的にだ。]
(348) 2020/01/14(Tue) 06時半頃
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