人狼議事


52 薔薇恋獄

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【人】 若者 テッド

[動きまわったのと濡れたのと心労その他諸々で、気怠く天井を仰ぐ。
 回る意識。いいんだ。これでいい。これっきり。――嘘だ。]

[ぐるぐると回るうち、ふっと思い出したのは廊下のこと。
 濡れて滑る廊下を、後で拭く、と言ったのだった。]

掃除道具とか、どこか分かんねえな……

[そういうものは、顧問の方が大須の叔父からでも聞いているだろうかと。
 のそりと起き上がって、静谷がまだそこにいるなら、先生んとこ行ってくる、と用件だけ告げて自室を後にするだろう。]

(396) 2011/05/19(Thu) 01時半頃

【人】 若者 テッド

―1階へ―

[階段を降りるリズムは、早くもないが遅くもない。
 耀の様子見ついで栖津井に訊ねることも考えたが、逆にまだ眠っているようなら邪魔になるだろうと、真っ直ぐ鳴瀬の部屋の方を目指す。
 すでに耀が自室に戻ったことは、未だ知らないまま。]

――先生、いますか?

[向かったのは、栖津井がそちらに向かった後だろう。
 部屋が閉まっているなら、中に入ることはなく、外から声をかけるだけ。]

(401) 2011/05/19(Thu) 01時半頃

【人】 若者 テッド

[思惑通り鳴瀬が出れば、大した用じゃないとゆるく首を振る。]

や、廊下とかだいぶ濡れてっし、拭くもんとか、掃除用具とか、どのへんに片付けられてっか知ってるかな、ってだけ。

[部屋割りの際、誰より部屋を把握していたのも鳴瀬だった。
 得るものはあるだろうと訪ねてきた、が。]

(411) 2011/05/19(Thu) 02時頃

【人】 若者 テッド

なんで、いる。

[見えた長髪に、声を低めてそう言った。]

お前、寝てるっつったろ。
なんで、いる。

(413) 2011/05/19(Thu) 02時頃

【人】 若者 テッド

わかった。

[物置、と聞けば頷いて。そのまま、そちらへ向かおうとした。
 入ってていいぞ、と言われても、一言。]

いい。

[俺の心配とか、無駄みたいだから。
 彼が俯いたまま動かないなら、なおさら。]

(422) 2011/05/19(Thu) 02時頃

【人】 若者 テッド

[そう、思ったけれど。
 半ば無理矢理押し込まれれば、仕方なく畳に踏みいるだろう。]

……俺、掃除する、っつったよな。

[小声でそう、悪態をついた。]

(425) 2011/05/19(Thu) 02時頃

【人】 若者 テッド

……ん。

[どういうわけ、なのかは把握しきれていないが。
 栖津井と鳴瀬が出ていくようなら、教師なりの仕事があるのだろうと適当に解釈した。
 「お願い」されれば、断る道理はない、が。
 ただ、憮然とした表情でそこにいるだけ。]

(433) 2011/05/19(Thu) 02時半頃

【人】 若者 テッド

何。

[きっと、不機嫌がそのまま音を成したような声だったように思う。
 傍による蓮端に、たったの二音だけ、返した。]

(435) 2011/05/19(Thu) 02時半頃

【人】 若者 テッド

あのさ。

[後輩の面前で、冷静でない自分をさらけだすのも気が引けて。
 深い、重い吐息の後に、出来る限りの平静で話し出す。]

別に、お前が嘘つくのがあり得ねえとか言う気はねえよ。
ただ、自分の身体、自分で把握してんだろ。

具合悪いなら、寝てろ。
引きずったらその方がキツいだろ。

[体調面は、推測でしかないけれど。別れ際の様子を、見ていた、から。]

(439) 2011/05/19(Thu) 03時頃

【人】 若者 テッド

よし。

[二度頷くのにも、部屋戻る、にも。両方にまとめて満足げに頷く。]

……いける、か? だいぶ顔、赤いぞ。

[予想以上に熱の高そうな表情に、不機嫌とは別の意味で眉を寄せる。
 避けられないなら、その髪の払われた額に触れようと、手を伸ばすけれど。
 きっとその手は、雨水に体温を奪われたまま、未だなお、ひどく冷たいまま。]

(445) 2011/05/19(Thu) 03時頃

【人】 若者 テッド

[よろける足取りを見れば、反射的に手が伸びる。
 寄る眉根もまた、きつくなって。]

……なあ。

――――……いや、何でもない。
手、貸したほうがいいか。

[言おうとした言葉。別の言葉に置き換えて、問う。]

(447) 2011/05/19(Thu) 03時半頃

【人】 若者 テッド

その大丈夫は、信用しねえ。

[指が触れた先は、はっきりとわかるほど熱かった。
 自分の手が冷たいだけでは、ないはずだ。
 荒い吐息。何の力にもなれない自分に口惜しさが込み上げる。]

ん、わかった。

[甲斐がまだ残っているなら、留守を頼む旨簡潔に伝えて。
 蓮端に請われるまま、手を貸し肩を支え、上へ向かうだろう。]

[側にいて。
 その言葉が、心臓に絡み付く**]

(451) 2011/05/19(Thu) 04時頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2011/05/19(Thu) 04時頃


[ それは薔薇の一つ一つに魂が宿るから ]

[ 誰のものとは判別し難い、無数の死魂 ]

[ この地で死した、誰かの思いの残滓達 ]

[ それらが今、薔薇に輝きを与えていた ]

[ その魂たちは、今はまだ何も語らない ]


[ 屋敷を追われ辿り着いたところ ]
[ そこは一本の大木のうろだった ]
[ わたしは全てから逃れるように ]
[ その中へと入って身をひそめた ]


[ わたしはその中で孤独に泣いた ]
[ 暗く沈む闇に希望はもう無くて ]
[ そのままわたしはそこで死んだ ]
[ でもあの方のこと信じていたの ]


[ 暁様が再びの逢瀬を望むならば ]
[ 有明けの空にわたしは黄泉帰り ]
[ ともに愛でた薔薇の姿になって ]
[ 二人の時間を紡いでいけたのに ]


[ あの方の隣にはうつくしい女性 ]
[ そのままわたしを忘れて幸せに ]
[ どうか幸せになってくれますか ]
[ 嗚呼なんで幸せになるのですか ]


[ *あなたわたしをみすてましたか* ]


[ツキリとまるで薔薇の棘に刺されたような、痛みを胸に覚える。]

 ……俺は、珀と違って同調はしない筈なんだがな。
 波長の問題だろうか。

[その痛みを、幾多の魂の想いの残滓とすり替えて、ポツリと呟いた。]


 ……に、しても……

[じりじわじりり。
肌が焼けるような、痛み。
生きている人間のそばに居る時は気にせずにいられる程度だが、ひとり廊下へ出れば、少しでも距離をとろうとするかのように、壁際へ寄ってしまう]

 ……薔薇の方から、だよなあ。やっぱ。

[何を語りかけてこられる訳でもない。
ただ、無数の想いの欠片を、体質が感じ取ってしまうだけ]


 日向っ!


[たしかに、痛みも感じたのに。
そこに居たのは日向ではなく。

庭の近いせいだと、自分に言い訳することもなく、ただ、静かに諦めの溜息を吐き]

 ……まだ濡れてたか?

[掃除は自分に任せた筈なのに、と言外に問う響きで、首を傾げた]


[1度目、日向を迎え入れた時の雫は珀が拭いたことは知っている。
2度目、日向が化け物に変わった後、珀が気を失って後の事は知らない。

拭かれていたならば、珀が拭いたのか……と。その言葉に思う。

大丈夫か?と視線で問うのは、幾多の薔薇に宿る想いが視えるから。
その1つ1つに同調してしまえば、身がもたなそうだと。]


 あの中に飛び込みたいかっつーと、お断りだけど。
 んな無謀はしねぇし、ひとと居る時はわりと、平気。

[とはいえ、必要とあらば飛び込みもするだろうが。
問われる視線に、へらりと笑って、軽く腕を擦った]

 それよか、悪ぃ。……ちょっと、へばってて。
 お陰でさっぱり何が起きたのか分かんねーから、蛍紫の知ってること、教えてくれ。


【人】 若者 テッド

―甲斐鳴瀬部屋、出る直前―

[甲斐の声(>>473)には、和室を出ようとする足を一度、止め。
 頷きそうになるのを留めて、振り返る。]

悪いな。
それは、俺が決めることじゃねえ。

[その言葉は、微笑にどう聞こえるのだろうか。]

空気悪くしてごめんな。
ちょい、イライラしてた。

[部屋を訊ねるなりまず苛立ちの感情から入室したことに、同室者には肩身の狭い思いをさせただろうと。
 謝罪を告げて、また廊下側に向き直った。]

(497) 2011/05/19(Thu) 11時頃

[蘭香を……と、話を振ったのは、これまでの説明の布石でもあった。

蘭香を選べといったことに対し、珀がどういう反応を示したとしても、ぼそりぼそりと状況の悪さを紡げば、何故そう言ったかは判ってくれるだろうか。

おそらく、雷が鳴る前に中庭に居た誰か――蓮端が濃厚か、が切欠で、日向が化け物に転じてしまったらしいこと。
その誰かは、暁様――怪談の屋敷の息子に、何か関係があるかもしれないこと。
大須の姿が視えないのは、多分、化け物となった日向の所為だろうということ。

己が判る範囲で、伝えられることは伝えた。
出来れば、蓮端に会って確認してみて欲しいとも。]


 ……話は、分かった。
 夕輝先輩も、探してみる。危なそうだし。

[何故、そう言ったかは分かった。
分かったが、はいそうですかと笑って頷いてやれる言葉ではなく]


 ああ、頼む。
 今は、石神井先輩と一緒に部屋にいると思う。
 でも、少しだけ時間はあけた方がいいかもしれない。

 ……それと、鳴瀬先生には、俺の眼のことは伝えている。
 いい忘れていた。

[激情の色を見返しつつ、淡々と伝え漏れた情報を付け足した。]


【人】 若者 テッド

[上へと進める歩みは、一歩一歩ゆっくりとしたものだったろう。
 ふらつかないように、滑らないように。廊下にあまり人がいないのは幸か不幸か、他に心配をかけない代わりに、手を貸してくれるのもいなさそうだった。
 だから時間をかけて、上る。]

[つらそうな歩みに、支えることしか出来ない自分の体格を恨みつつ。手を伸ばしていられるその時間が、永遠に続けばいい気もしていた。]

(500) 2011/05/19(Thu) 11時半頃

【人】 若者 テッド

―二階―

土橋、いねえな。

[なんとか蓮端の部屋についたときも、また土橋は不在の様子。
 一年に下手に心配をかけるのも好ましくなく思えて、どちらかと言えば安堵したが。]

ほら、寝てろ。

[大丈夫か、だとか、平気か、なんて聞かない。
 きっと大丈夫と平気しか返ってこない。信用する気のない返事は聞いても仕方ない。
 ただ、寝てろ、と、そう促した*]

(501) 2011/05/19(Thu) 11時半頃

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