人狼議事


194 花籠遊里

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【人】 看板娘 櫻子

[「聞いちゃダメなことだったかな。」>>109
 そういわれた時、口を噤めばよかったと何度思ったか知れません。
 僕の言葉に、同じく間を置く「夢」の一文字>>110

 傷付いておられるのでしょう。
 とても判りやすい御方です。
 寄り添いたいと願っているのでしょう。
 淡藤揺らす、彼の『花』と。

 だからこそ、紡がなくてはならない言の葉でありました。
 言い聞かせるように、落ちる言葉は
 一体誰を、言い聞かせるためのものだったのでしょうか。]

 ごめん、な  さい。

[謝罪が零れ落ちました。
 俯いた僕には、彼の表情は見えません。
 僕の表情もまた、彼に知られることはないでしょう。]

(114) 2014/09/18(Thu) 01時半頃

 
 
[微笑むことなんて、今は出来そうにありませんでした。]
 
 


[早く散ってしまえば良い。
未だ散れぬというのならば、咲いて咲いて咲いて。
毟り取られてしまえば良い。
胸に救う種も何もかも。
痕を残さぬように全て。

全て 全て 夢であれば良かったのに。]**


【人】 看板娘 櫻子

[宵闇に融ける囁き>>111に、まだ顔を上げられず。
 ペティンガーさまの指先が僕の髪を、手を救い上げた頃
 漸く面を上げて、眉を下げた表情で
 なんとか微笑んで見せたのでございます。]

 夢物語は、大好きですよ。

[幸せで終わる、嘘ですから。
 誘いの言葉を受けたなら、少しの間逡巡した後。]

 地下に行かれますか?
 それとも、もう少し静かな場所にでも。

[お話だけなら、何も地下へ向かうことはないでしょう。
 どちらにいかれますかと、微笑みました。]

(116) 2014/09/18(Thu) 01時半頃

── 追憶の一片 ──

[それは歳を遡ることいくつの事であったでしょう。

 ある日、新しい花見習いが来ると告げられることも無いままに
 突如この廓にやってきた一輪がありました
 何も知らず、何も判らぬまま
 髪を乱し乱されやってきた花は
 銀月の色を有した、淡藤の一輪でございます。

 僕には彼が、怯えているように見えたのです。
 何も知らぬ世界につれて来られ、困惑しているように見えたのです。

 眸が触れ合った気がしました。
 ですから僕は、安心させるようにと
 彼へ微笑んだ事を覚えています。]



 「大丈夫ですよ。」


[そういって、手をとり。
 小さな身体で彼を庇い立ち。
 『花』には『花』になるための規則があると教育係を買って出ました。

 『花』は美しくなければならないと
 ですから乱暴に扱わないでくださいと
 連れてこられた御方のその手を、無理やりに剥がしたことを覚えています。]



[――額に僅に浮き立った青筋を、黒の花はきっと見ていなかったことと願う。

秋風揺蕩う中庭にて。
気紛れに、偶然に花と共に添っていたならば、その先に見得た「影」に――何の意味が込められてか、下げられたその蝶頭には唯無性に熱を抱え。
彼が――そう、気儘な彼が、何の理由も無く自分へと”挨拶”をする筈が無いことなど、短い間に既に質など視え。
まさか実はとても真面目な性格でした、そんな事さえあり得ない。

ならばならばと思考の障害を取り除き、視えた其の先解った其の意味。
――あれは「挨拶」ではあるけれど、あくまで「挑発」の挨拶だと。]



 〜…本当に、遊び癖が酷いんだ…?

[巷に聴いたかの噂。派手な風貌派手な戯れ。
犬歯を魅せた唇は、軈て吐き捨てるように言葉を形作っては透明の声へ成る。

そうして遊び人の事実を遠回しに識り、頭に浮かべた朧の銀月。空の花籠。
じとりと服を滲ませた雫は、一体どんな意味を持ってか。
ただ月を追う理由を作る為にと――黒の花を誘い上げた。

そうして、夢物語でも、良いと。
夢の中だけでも、其の月を手中に入れられたのなら。其れだけで、自分は満足し得るのだろう。]

 ―――

[せめて月の代わりに自分が翅を差し出したならば。…否、されとてそれも、毒蝶を喜ばせるだけになるだろうか]


[その『花』が、手折られてしまうかもしれないのです。
 きっとそれを、花主さまは許しなどしないでしょう
 昨夜も一人、『花』が姿を消しておりました


 行方など、知れません。


 亀吉さんがそうならぬ為にも、お伝えしなくてはなりませんでした。
 もしもまだ、『夢物語』に終わらせられるのならと。
 余計なお世話を、焼いたのでございます。
 そこに、自戒を含めながら。

 僕自身へと、言い聞かせながら。]




[其の度にあの呪詛が
 『丁』の涙が
 中庭に植えた秋櫻が

 心を締め付けていくようでありました。]
 
 


【人】 看板娘 櫻子

[ペティンガーさまはどちらをお望みになられたでしょう。
 どちらにせよ僕は、大きな軍手を外して仕舞い
 『蝶』の掌をとったのです。

 淡藤が睫毛を濡らしていることも>>113
 その手を傷つけていることも、知らぬままに**]

(117) 2014/09/18(Thu) 02時頃

看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 02時半頃


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 02時半頃


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 02時半頃


─追憶の一片─

[生まれてこのかた外にあまり出たことのない青年は、一目見た瞬間桜の美しさに見惚れてしまっていた

手を取られながら向けられた言葉と笑み
困惑するより先に自身より頭二つ分は下の身体を見下ろして。

呆然と彼が自分の教育係を受けようと名乗り出てくれる様子を耳にしながらも双眸はただ射干玉色を捉え釘付けに。]

…アンタの名前は?

[敬う言葉を知らない世間知らずは、状況よりも先にその日見た花の名を請うて、取られた手に僅かばかり力を加えた。
それは、青年が花となる前の話。]


【人】 看板娘 櫻子

 …、はい。

[「謝らなくていい」>>118
 そう謂われてしまえば、僕からはもうなにも紡げませんでした。

 僕は此処にしか咲けぬ『花』であり、『蝶』を惑わす櫻にございます。
 この枝葉に止まる御方を、癒し、満たすことだけが、僕に許されたことなのです。
 甘過ぎる程の夜、昨夜の内は『誠』であっても
 忘れぬと約束した言葉に嘘はなくとも。

 ───夢物語なので、ございます。

 この籠には在るのは『蝶』と『花』。
 『おうじさま』でも『おひめさま』でもないのです。
 それでも偽りの夢物語だからこそ、艶やかに咲き誇ることができるのです。]

(120) 2014/09/18(Thu) 11時頃

【人】 看板娘 櫻子

[哀しげに、判りやすい表情をしていた僕へと
 『蝶』のお誘いが降り注ぎました。
 その言葉に拒否することを、僕たちは出来るはずがないのです。
 ひとひらの秋色が無意識の裡を通りすぎていきました。
 僕はふるりと頭を振り、やわらかな微笑みを浮かべます。]

 顔も洗わなければと思っておりましたから
 面倒だなんて、思いません。
 今宵、選んでいただき…光栄です。

[裡に秘めたる想いを覗くほど、不粋な『花』ではありません。
 今宵の夢物語に選ばれた僕は、それこそ『しあわせ』でありましょう。
 ベルさまとはまた違う、美麗な顔に苦笑が見てとれたなら
 重ねた手に、そっと力を込めるのです。
 黒蝶が導くままに、僕は足を進めたでしょう。]

(121) 2014/09/18(Thu) 11時頃

【人】 看板娘 櫻子

── 地下牢 ──

[手早く身を清め、色を知らぬ着物に袖を通します。
 土で汚れた手も顔もさっぱりとさせたなら、櫻色から真白なリボンへと変えて
 項へと、練り香水を少量施します。
 まだ少し濡れたままの射干玉を結いて、僕は地下牢へと足を向けるのです。

 中庭から廊下に上がるとき、この小さな身体を引き上げてくださった御方です。
 今宵は、優しくして下さいますでしょうか。

 どこかの牢へと辿り着いたのならば、僕はペティンガーさまを見詰め
 緩やかに微笑んでみせるのでした**]

(122) 2014/09/18(Thu) 11時頃

[ふわりと首筋から香る櫻は、あの時も香っていたでしょう。

 小さな身体を見下ろす、二つの眸。
 呆然としたような表情には、射干玉の眸を向けました。]


 僕は櫻子と申します。
 櫻の子と書いて、おうじです。


[力の加わった手に、そうともう片方の手を乗せました。
 体格が違えば、手の大きさも違うでしょう。
 片手では溢れてしまう彼の手を、両手でしっかりと包み込んだのです。]


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 11時半頃


【人】 看板娘 櫻子

[僕が地下牢に訪れた時の事にございます。
 丸く切り離された月のような窓辺のひとつに
 淡藤の銀花が、咲こうとしていたことでしょう。
 視線は今宵射止めた『蝶』を捉えます。

 お判りやすい御方のように
 射干玉が揺らぐことなどありません。

 すう、と伏せる視線。
 すとんと、微笑みの落ちた顔。
 僕の足は迷うことなく、今宵の『蝶』を探すのです。]

 長い髪は、乾きにくくていけませんね。

[辿り着いた先、最初に掛けられた声はそのようなものでした>>125
 眉を下げて笑われるお顔には、困ったように申し上げます。
 ペティンガーさまがタオルを手に、僕の居場所を作ってくださり
 「おいでよ」と唄われて、される動作。
 僕は一度二度と瞬きをして射干玉をまあるくさせました。]

(126) 2014/09/18(Thu) 16時半頃

【人】 看板娘 櫻子

 …──ふふっ、はい。

[柔らかなお布団を叩く手に、黒手袋がなかった事に目を留めながら
 僕は耐え切れずほんの少しだけ、微笑みを零してしまいました。
 勿論、袖にて口許は隠しましたが
 笑った事を隠すつもりなど、僕にはさっぱりとなかったのでございます。

 性欲だけが、心や身体を満たすではありません。
 きっとこの御方は僕に、身体の快楽を求めているのではないのでしょう。

 ならばと僕は空けられた彼の足の狭間へ
 そうっと腰を落ち着ける事にいたしましょう。]

 何をなさるのですか?

[ほんの少しだけ、意地悪がしたくなってしまいました。
 判っていると背を向けて座る事はせず
 判らぬふりで面を向き合わせ
 小首を傾げて、上目遣いに見上げましょう。]

(127) 2014/09/18(Thu) 16時半頃

[あゝ、それでも。
 追憶の一片にある頃の僕の眸と
 今し方向けた射干玉に、差異が無い事をと願います。

 淡藤の花を見詰めた射干玉は、悲しげに伏せられた事でしょう。

 呪詛に侵されつつある僕の心に蓋をして
 瞼を伏せて、僕は僕自身に見て見ぬ振りをしたのです。]


看板娘 櫻子は、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 17時頃


おう、じ……。

[貧しい家の出。そして主人の趣味から母国の読み書きさえ対して教わらなかった男は、ただ耳に捉えた音を繰り返す。

重なる手のひらに一つ、またふんわりと櫻の花弁が触れ合えば温かな感触に目を僅かに見開かせながらもやがて小さく瞳を伏せて]

……かめよし。

[確かそう呼ばれていた自身の名を告げれば、息を一つ吐き花は綻びを見せた。

それかまた花籠というだけで同じ檻の中であると知るのは、また少し後のこと。

その時ばかりは伝わる両の手の温もりと櫻の香りに破顔して喜んでいただろう。]


[それからどれほどの時を重ねただろうか。
片手で事足りるくらいの年数ではあるのだけれど。

花になるための規則や教養を伝えられ、八分咲きであっても人前にやっと出れるようになって数年。

愛も幸せも曖昧な記憶しかない花はそれでも、それなりに飽くことなく同じ日々を繰り出し。

それがあの豪奢な館の暮らしと繰り返しであることに気付いていながらも、その末路を知っていた彼は足先を外へ忍ばせることは無かった。

何故なら自分は花であるから。
青年であった頃のように自由な足は、蝶のような翅は無く。
あるのは根に絡み付くだけの蔦。

諦念から、慰めに魚を飼ったのはそれからのこと。
きらきらと輝く水面を揺らす金魚を眺めていると肩の力が抜ける。

それは自身と同一視することで慰めているのだと気付いていたけれども。それ以外の気持ちの昇華法など知る由も無く月を眺めていた昨夜の晩。

自身より少しばかり大きな手のひらに引かれて、『外』に連れられた。
花は花であることを、少しの間忘れてしまっていた。]


[けれどもそれも今日で終わり。
地に根を張り巡らせる己が自身を見やりながらごちる。

傷のついた手は、ありし日櫻の花に触れられていたその手。「花は美しくなければいけない」と告げられた片手でもあった。

微笑みを形どりながらも睫毛を微かに震わせる。

それは人の気配を感じる前であったけれども。]

…ちゃんと、咲きますから。

[掠れた声で囁いたのは、誰に対してでも無く。唯々口元には月を乗せた。]**


【人】 看板娘 櫻子

 ───なんて、冗談です。

[僕のちょっとした冗談にどういった反応が返ってきたでしょう。
 どこか満足げに笑う僕は、稚児のようだったかもしれませんし
 『蝶』を惑わす『花』の如く、色香を放っていたかもしれません。

 やがて僕はくるりと背を向けて座りなおし
 しっとりと湿ったままの髪を結った、白をするりと解きます。
 視線は一度、今宵の『蝶』へと向け
 「拭いてくださるのでしょう?」と小首を傾げては笑み
 向き直りては木格子の向こう側、薄暗い闇を見詰めているのでありました。]

(129) 2014/09/18(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

 …僕は、とてもお喋りが好きで
 お話のしすぎだと、よく叱られることがあるのです。

[緩やかに開いた櫻色の唇は、返事を待つことなく
 ゆっくりと言葉を紡ぎました。
 牢の中には水音や嬌声も響き始める頃合でしょう。
 僕の声が何処まで届き、どれ程紛れるのかは判りませんが
 調べはまるで、独り語散るようなものでありました。

 そう、これは独り言。

 髪を拭き、撫でていただく合間の
 僕の勝手な独り言です。]

(130) 2014/09/18(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

 『蝶』と『花』が寄り添えるのは、この籠の中だけにございます。

 『花』は根を張り籠に囚われ。
 『蝶』は籠へと誘われ訪れる。

 一夜の夢は嘘でも誠でもなく
 『夢』でしかないのです。

(131) 2014/09/18(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

 
 
 
 ですが、『蝶』でもなく『花』でもなく

 『人』同士であるならば、…───どうなのでしょう?
 
 
 

(132) 2014/09/18(Thu) 19時頃

【人】 看板娘 櫻子

 ……僕は『外』の事を知りませんから
 詳しくなど、判りませんが。

[僕の独り言は、一度休符を添えました。
 闇夜を見ていたはずの射干玉も、心に蓋をするかのように
 そっと、そうっと閉じるのです。

 駆け回る呪詛を噛み殺しましょう。

 僕は此処に咲く、此処にしか咲けない『花』なのだから。]

(133) 2014/09/18(Thu) 19時頃

 亀吉、さん。

[僕は、銀花の名前を呟きます。
 あの頃は
 「とても佳いお名前ですね。」と、微笑みました。
 目出度いお名前だと教える事になるのは
 それから数日後の事になりましょう。

 今の刻、僕は緩やかにその瞼を閉じていました。
 微笑む事は難しく、悲しむ事も難しい。
 心に蓋をしてしまっているからか
 僕の表情は、どこかで迷子にでもなっているかのようでした。]


[『花』である僕は『外』を知らず。
 『花』でしかない僕は『花』以外にはなれません。

 『ふつうのしあわせ』を知っていれば
 『人』になる事が出来たのでしょうか。

 何も知らずに育った僕は
 毎夜、毎宵、『蝶』に望まれる事こそが『しあわせ』なのです。
 それ以外を求めてはならないのだと、謂い聞かされて育ちました。

 男と謂う性に生まれたにも関わらず
 殿方を満足させるためだけの、命です。

 それが僕の、『花』である理由なのでございます。]


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