180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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― 食堂で ―
[>>308 夢の主が呼びかける。その、刹那。 ―― カシャン、 と 小さな陶器が擦れる音がする。
人数分の藍と金の美しい意匠が施された ティーカップとソーサーが各々の“前”に置かれた/或いは浮かんだ。
ふうわりと 甘い花のような えもいわれぬ紅茶の香りが漂った。
注ぐものもないのに 見る見るうちに、満たされる―――]
(@19) 2014/06/10(Tue) 02時頃
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[そして。]
そうだな。兎の穴に落ちて もどってきたアリスのような顔をしていては 赤の女王に追いつかれよう。
[と。 いつの間に其処に居たのか。 ティーカップを傾けながら、 黄金の螺旋階段の主は 長い脚を組んで美しい猫足のチェアに座っていた。]
(@20) 2014/06/10(Tue) 02時頃
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―食堂―
それは御前自身が分かっているのではないかね。
[謎かけのような様子は変わらずに、 眼を細めて愉快そうな表情を覗かせる。 花のような紅茶は、飲むものをゆるやかに癒すだろう。 黄金の螺旋階段の主――その、ささやかな気まぐれだ。
すらりと藍方石の眼を>>317もうひとりに、向けて。]
其れは光栄。
夢の主、御前も呼ばれていると聞いて 実に愉快だと思っていた。興味深い。
[ふ、と吐息を僅かに混ぜて笑う]
佳い夢は見れているかね?
(@21) 2014/06/10(Tue) 02時半頃
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―食堂>>324―
――そうか、其れは何より。 夢をわたり現実と夢を繋ぐものの特権であり枷と謂えようかな。
“螺旋階段”は常どおりだ、 何も変わりはない。
[世間話をするような、そんな波風のなさ、されどそれは紛れもなく“超越者”の言葉である。現実を夢として書き換える者もまた――
気づいたように声を上げた少女へ、 視線をすいと向けた。]
そういうことだ、お嬢さん《アリス》。 だから私はこう謂った。“銀の門を探すがいい”と。
見つかりそうかね、御前の“それ”は?
(@22) 2014/06/10(Tue) 03時頃
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― 食堂>>330―
なに、私にも面倒な制約《ルール》はある。 そう悲観するものでもない。
[頬杖をつくような格好で、少女を見る。]
立ち塞がるなれば、 ねじ伏せるのだろう? 御前自身の規律《ルール>>1:8》にしたがってな。
(@23) 2014/06/10(Tue) 03時頃
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お前が仮令、模造品《イミテーション》でも、
[落ちた沈黙に、同じく静かな沈黙が返っている。
黙って少し笑むような、やわらかで繊細な沈黙が]
僕からは、お前の《意思》があるように見える。
[だから聞いたのだと理由を置いて]
お前は、
[ふ、と。今度はセシルの方が沈黙した。
数瞬の間を挟んで、]
…。ならば間違いなく、Fatal End of Sagaを止めなければ。
[一瞬の破滅を望まない。それは愛着ではなかろうか。
そう、ロビンの言葉に聞いたと思った。
音にするには躊躇うほど繊細な、それも”想い”だ。
口を閉ざす。
そうして少しの間、小鳥の囀り《笑い声》を聞いていた**]
/*
ぴこーん。業務連絡と言うかなんと言うか。
流れ的にオスカー吊りのクリス襲撃なのかな なのかしら。
まあほら、私は襲撃できない子なんで基本的にそっちはお任せなんですけどね!!
グッドな感じでやってくれるよねきっとね。
それだけ残しておやすみなさい。
あ、オスカーはお疲れ様でした(たぶん)**
/*
てすてす
襲撃クリス、オスカー吊りでコミットしとく。
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―食堂>>342―
そうかね。
[毅然と、ある種清廉にきっぱりと言い放つ少女の様子を見る眸はやはり愉快そうであった。彼女の内心知ってか知らずか、眼をそらすことはないままだ]
よい“信念《ありよう》”だ。 煌めく炎、或いは宝石のようなその心、折れぬを私は祝福する。
たとえその道が どんなに昏く荊にまみれていようとも。
[欠伸を咎めることもなく、 眠くなったという様を、頬杖ついたままで見守る態。>>344]
……“待つ”がよかろうと 私は考えるがね。夢の岸辺に揺蕩う綴り手よ。
[少女が眼を閉じてから、藍方石の双眸を夢見る蒼に向けたのだ。]
(@24) 2014/06/10(Tue) 10時半頃
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[>>347ふうわりと、ブランケットが少女を包むのを見、 くすりと小さく黄金の螺旋階段の主は笑う。]
実に紳士だ、悪くない。
[そうして、指先をくるりと小さく回すと 少女のそばに合ったティーカップはふわっと金色の輪郭を失い、現れたときと同じ唐突さで消えた。]
よい冒険《ゆめ》を。 お嬢さん《アリス》。
さて、紳士の夢渡《ウォーカー》、 よければもう一杯如何かな?
[――奇妙なお茶会めいた空間が*そこに在る*]
(@25) 2014/06/10(Tue) 10時半頃
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