3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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美術部 ミッシェルは、誰かの足音が聞こえた気がした。
2010/02/27(Sat) 21時頃
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― 購買部 ―
[例えば、咽喉を噛み千切られても、それでもいいと。 微か思わなければ、その場で眼を瞑りはしなかったろう。
死んでもいい(知りたい)と思う理由。 生きなければ(知りたくない)と思う訳。
―――……閉じた視界で『 』が微笑む。 だから、セシルのビー玉の色は見ていない。]
(422) 2010/02/27(Sat) 21時頃
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――、…、
――何が、…
[些か困惑したようすで。
痛みを孕む声を、きいた。]
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―――……飲みたくなったら、また吸っていいんだぜ? 400mlまでなら平気だろう。 他、吸いに行くより、お手ごろだ。
[狸寝入りをしていた男は、首筋に吐息を感じて隻眼を開けた。 400mlの基準は献血のようだ。 理由と訳を言えないなら、正気があるうちは、ただ、昔からの性質で来るなら、自分の許容範囲内で受け入れるだけ。
ガタン大きな音に、眼球をゆっくりと蠢かす。]
嗚呼、サイモン……―――? 担任が心配してたぞ。
[隻眼の狭い視界では、正しくそれが級友かは分からなかった。 その間に、パタパタと賑やかな足音が近づいてくるか。]
(423) 2010/02/27(Sat) 21時頃
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[バーナバスの言葉に、目を伏せた。そして開く]
わかりました。 その代わり、貴方も、アトラナート先生も、無事に戻ってきてください。 あれが、中にいることをお忘れにならないように。
[言って、ヘクターを見た]
ヘクターも、行きますよ。 教師には、生徒を守る義務があります。 あなたをみすみす渡すわけには行かない。
[廊下へ出るよう促す]
(424) 2010/02/27(Sat) 21時頃
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―屋上―
やあ、先客は居るけど入用なら立ち退くよ。
[いつか――いや、異変の直前。 あの時もこんな事を言った気がする、相手は少し違っていたが。]
起きたんだね、随分げんなりお休みだったみたいだけど。 手は……、まあ若さゆえの暴走?
[軽く握って、開いて。 それだけでもかなりの痛みが走る。]
(425) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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―回想―
あ、はい。 分かりました。
一応、元でも生徒会長ですから。
[グロリアの言葉>>218にこく、と頷いて了承して。 グロリアから問うような視線と、 オスカーからの言葉>>222には一度困ったように笑って]
あまり、いい気はしないと思いますよ?
[そう前置いて]
ここに残っている人の中で僕が、 今、現時点で完全に赤いビー玉を持ってない、と、 確信と共に信頼できるのはたった一人しかいないんです。
(426) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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……ね? あまり、いい気はしないでしょう?
[少し皮肉げに唇の端を上げて笑う。 限りなく仮面をはいだ言葉――それこそ、少年にとって血を吐くような思いで言っていると、 分かる人はきっと少ない。
その後は曖昧に笑って、相手の名を告げる事はない。
グロリアを見送ってから、オスカー達と共に保健室へと向かった。]
(427) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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−図書室− [机の上に60年分の卒業アルバムを広げて 真剣に魅入っていた。]
ああ、フィリップ あんたも居残ってたのね ご愁傷様
今のこの学校の状況は・・・ しってる?
[ちらりと視線をアルバムからあげるて挨拶に答える]
カサッ
[すぐに視線を手元に戻しページをめくる。]
知ってるならこのアルバムの中からケイトって女の子を一緒に探してくれない? 眼鏡とおさげがチャームポインとの大人しそうな女の子よ
[視線はアルバムに落としたまま アルバムの何冊かをフィリップの方へ押し出した]
(428) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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―購買部―
[>>423 答えが返り、びくりと身体を強張らせた。 受け入れるらしき様子に、 困惑の表情が見えた。
どうして、と問う前に大きな音。
サイモンらしき人物と、 それから近づいてくる新たな足跡。 ドナルドから身体を離し、首を其方へと向けた。 きつく手を握り締めたのは、 衝動の波に耐えるためか。]
(429) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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うっせーよ!! 俺のせいだろ。 自分の穴は自分で拭くぜ。
それにオツムの弱い俺より、先生がいた方がマシだろ。
[駄々っ子のように動かないまま]
(430) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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おい、中にいる奴、出てこいやッ!!
[そして、ほぼ無理やり、グロリアを半分抱きかかえて、一年生の教室に入っていく。 それから、グロリアの中の存在に怒鳴りつけた。]
(431) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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─音楽室─
……大事なんは、こっちだって同じだってーの!
[バーナバスがスティーブンに返す言葉に、思わずこんな事を言っていた。
廊下へと促すスティーブンの言葉には、少しだけ不満そうな視線を向ける。
言っている事は、理解できるのだけれど。 感情が、少し、追いついていなかった]
(432) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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―― →購買―― おーい、ドナルドー、いるー? [灰皿があるから、と行きがけに用務員室も覗いてみたが人の姿はない]
……あいつのことだから、分かりやすいところに隠れてると思ったんだけどなぁ。
[メアリに向かって首を傾げて見せる]
ま、取りあえず物資を補給しよっか。
[購買付近に吹き溜まった血と闇の臭いに気付けなかったのは、甘い花の薫りのせいだろうか。 ドナルドの名を呼ぶ少女たちの前で"ガタン"と大きな音がした]
……誰? ……ドナルド、いるの。
(433) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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…、
うるさいな。 聞こえてるよ。
[ この声が聞こえるのは バーナバスとグロリアだけ ]
このせんせ、 居心地がいいの。
(@59) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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………ぁ、
[ 酩酊する意識、 いたい、いたい、いたい。
体の中を何が這いずり、動いている。
かさかさ、と 耳の奥に、聞こえて]
……っ!
[唐突な怒鳴り声に、ゆっくりと覚醒が促がされる。 事態が飲み込めていないままに、ただ瞳を瞬いて]
…な に?
(434) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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―― 屋上 ――
……俺はどこの地上げ屋か。
[軽く突っ込んで、隣に並ぶ]
俺、寝てた? いや、割と初めて知った。 ……まあ、色々あってね。図太いと思ってたけど案外に俺は繊細だったよ。いい加減、この止まない雑音を何とかしてほしいと思わないか。
[肩を竦める。目の前で動かされる彼女の手に、スケッチブックを持ち替えて空いた手をそっと伸ばす。そのまま触れようとして、先刻を思い出してぴくりと動きをとめる]
利き手じゃないよな?
[まず確認するのはそこ]
……あんたが暴走するなんて珍しそうだ。何やったよ。 何か影の化け物にでも齧られたか?
(435) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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オスカー・ファイルヒェン、君はヘクターと一緒に下へ。 ……ミッシェル・ヘルメスの声が聞こえていたと思ったのですが、彼女はどこに?
一人で、行動しているなら探さないといけません。
[一年の教室へと向かったバーナバスの後姿を見つめ]
大事でない人など、いるわけないでしょう。 ですが、私達教師は、生徒を親御さんから預かっているのです。 生徒を優先させるのは、教師の務めです。 納得は、行ってもらえないかも知れませんが。 ……私だって、納得してるとでもお思いですか。
[ほんの少しだけ、苛立ったような口調]
(436) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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>>@59
出やがったな、この……
[頭に響いてくる声を忌々しげに……。]
何が心地いいだ。出て行け。
[>>434 同時に、グロリア自身が覚醒しそうなのには眉をあげて……]
お、おい、先生、大丈夫か?
[白い肌にはやっぱりくらくらするけれど……。]
(437) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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―屋上―
こんなでっかい眼帯つけた?
[地上げ屋と聞けば悪そうな人相が思い浮かび。 右手で左目を塞ぐ真似を。]
さっき保健室よったからさ、 ん?でも違うか。 ……どうにも考え事してるとだめだね。 今何所に誰がいるか、分かってる人のほうが少ない。
雑音?
[哂う声の事だろうか]
本当、迷惑極まりないサービス精神だよ。 ……右利き、絵描きの命までは取らないでくれたらしい。
[後のお楽しみかも知れないが。]
(438) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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[静か過ぎる図書館 アルバムのページをめくる音だけが響いているだろう。フィリップは手伝うだろうか、それともマーゴを捜しに出て行くだろうか]
…フィリップが来てくれてよかったわ…。 あたし 一人でいるが苦手なのよ。
[ページをめくる手を止めてフィリップに笑いかける]
小さい時 暗いところに置き去りにされちゃって… ちょっとした事故だったんだけど… 世の中に独りぼっちで取り残されたみたいで 怖くて 苦しくて 悲しくて…
[口が乾くのか赤い舌で唇を舐めた]
それから 一人っきりだと思うとパニックになりそうになるの
[そういえば図書室を出ようしても その足が止まるだろうか]
(439) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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マーゴ、あなたは、どうしますか。
[傍にいたマーゴへと、声をかける。怯えている様子だった。もうひとつ、違和感もある。 幼いころから知っている彼女を、放り出す気にはなれない]
私は、ミッシェル・ヘルメスを探します。 ついてきますか?
[一度、マーゴの頭を撫でる]
(440) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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― 購買部 ―
ん?キャロル……か。
[セシルの体温が離れて、首に手を回しながら掛った声に返す。 ザラリとするのは、血が凝固していたからだろう。 かさぶたを払い落して、壁から背を離す。
立ち上がった姿は、デカイのでやってきた2人にも容易に赤い頭を認めることが出来るだろう。
隻眼は一度、薄紫に。 耐えられないなら、一人場を後にしても、何も言わないと。
―――……甘い、花の香りがした。]
(441) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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>>437 …あ、ええ。大丈夫です。 少し、ふらついていただけですから。
[蠢く 何か は、標的を見つけられなかったらしい。 ゆっくりと どこかに 戻っていくのを感じた]
…ああ、あなた。
[>>@59そして彼女の声、居心地がいい、その言葉には目を伏せた]
ほしいの?体。 あげてもいいわよ、みんなを返してくれるなら。
(442) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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べぇー だ。
[グロリアの身体を使ってバーナバスにあっかんべー]
(@60) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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―購買―
ドナっち、いないねぇ。
[首を傾げるキャロライナに、軽く肩を竦めて見せる。 それでも購買に並ぶ品々を見れば目を輝かせる。]
うほぁ、なんにしよかな!
[興奮気味にキャロライナへ振り返る。 そのとき不意に感じた血の臭いに、ぱちりと一度瞬いた。]
ねえ、血の臭い――
[彼女にそれを尋ねようとしたとき、大きな物音がした。反射的に身を引いた。]
(443) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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[途中で止まって相手の動きはぼんやり眺めていたが、 手の事を聞かれれば]
……例の雑音の音源に、さ。
[耳を軽く叩いて]
危うくマーゴまで巻き込むところだった。 ただでさえ、私はあの子を助けられなかったのにさ。
[ぽつぽつと経緯を語り始めた。]
(444) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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[二人がいなくなった教室の中で、腰砕けに座りこむ]
生徒とか教師とか関係ねぇ。 強い奴が弱い奴守るんだ。 だから俺は戦わなくちゃいけねぇんだ。
(だが足が竦んだ)
[床に両の手を叩きつける]
(445) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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―保健室へ向かう途中― [ミッシェルの叫び声を聞くと微かに顔を強張らせる。]
あっ、メアリー!?
[止める間もなく駆けていった少女に、 小さく呆れるようなため息を吐くが、 それを追おうとするディーンには]
足手まといになりにでも行くの? 今の自分の状態をよーく把握して行くならいいけど、 把握しないでキャパオーバーになりに行くのはディーンらしくもないね。
っていうか、馬鹿だろ。
[珍しくばさばさと切り捨てて押し留める。 保健室の中に入った後に、小さく息を吐きながら頭を掻きながら誰にも聞こえぬような声で呟いた。]
(446) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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マネージャー ピッパは、化学教師 スティーブンに話の続きを促した。
2010/02/27(Sat) 21時半頃
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て、バーニィさんっ!?
[一年の教室の方へと向かうバーナバスの背を呆気にとられつつ、見送り。 思わず後を追いかけたところで、名を呼ばれて>>436振り返った]
……あれ、そういえば、いつの間に。確かに、一緒に来たんですけど。
[中の出来事に気をとられている間にいなくなっていたミッシェル。 探さなければ、という言葉には、同意できたが、バーナバスとグロリアの事も気になって。 そこに、更に続けられる、言葉]
……それは……そう、です、けど。
[やや、苛立ちを帯びた声。俯いて、唇をかみ締めた]
でも……護りたいのは、オレも。 同じ、だから。
[小さく呟く。 何ができるかなんてわからないけれど、それは偽りの一切ない気持ち]
(447) 2010/02/27(Sat) 21時半頃
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