291 Fate/Goddamned Omen
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(チャンスは巡ってこないかもしれない。 あえかに散って、消滅するのかもしれない。
─── それでも 。 )
[盈盈大河の満つるさなか、 渡し守の背に隠れて沸沸気と魔力充填す。 カルデアの魔力供給のみならず、自身の命も引き換えに───]
たすけて 、なんて 言ってられない。 ちっぽけな"恩返し"。まだ できてないんだもの ─── 、
[どぷん、 と全身が河に浸かったならば、 その姿は 掻き消えている。 ──光学迷彩。 過剰な魔力を並行処理にも利用している。
姿貌が隠れるのも、手の内は知られているだろうが、先進的ではあっても、此方世界と別ベクトルの進化を遂げたこの世界に、此方の魔術系統が分析できなければ───
あらゆる手段を尽くせと身体が叫ぶ。肉体を鎮めて酸素を無駄に消費しない。子供のころにやった、素潜りだ。もって、数分。カローンの傍を離れる。機を伺え。余さず見て、── カローンを 信じて。*]
(23) 2019/02/22(Fri) 05時半頃
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ハハハハハハ!!紛い物でも問題なかろうよ。 おのれらを滅し、世界を守る程度の力くらいはこの身に蓄えていようとも!
[冥府への渡し守に哄笑で答える>>13。握った金剛杵は電子の奔流を部屋中に迸らせる。空気が電離してプラズマ化し、オゾン臭が周囲に満ちていく]
ほう、くるか。御大層だな。それからどうなる? [片腕を焼き落とされながらも>>17、なおも櫂を振るい冥府の川の濁流を呼び起こす様に目を開き高笑う。部屋に冥界の水が満ち、競り上がってくる]
(24) 2019/02/22(Fri) 18時半頃
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水?水というならヴァルナに如くはないぞ。 おのれのこれなど、インダスの深さに比べればどれほどもなし、たとえ俺を押し流すつもりでも、先に息絶えるのは己の主の方だろうよ!
[ヴァジュラを構えたまま、雷を弱めることはない。仮に感電するとしても、先に倒れるのは二人の方だと、口にはせずとも言わんばかり。が、そこでふと気づいた]
……あの娘はどこに行った。まさか、もう溺れて朽ちたか?
[目を凝らしたところで、水中の光学迷彩を見つけるのは至難の業。そのような器用な真似は戦神インドラの得意とするところではない。 濁流が襲いかかりその身を飲み込まんとするのも意に介さず、踏み留まって天雷を迸らせる*]
(25) 2019/02/22(Fri) 18時半頃
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そんな声を出すな馬鹿娘。 たかが腕一本落ちたくらいだ、どうってことは無い。
[まだ両腕がなくなったわけではない まだ、立てなくなったわけではない そんな声を出す暇があるのなら>>22 君は、別のことをやるべきだろう?]
( 本当に君らしいことを言う。 ……そう、まだゼロじゃないんだ。
やれることを、やってみよう )
[だって、君はまだ諦めてないだろ?>>20 立ち向かうのがどれほど無謀でも どれだけ馬鹿馬鹿しくとも]
(26) 2019/02/22(Fri) 23時頃
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なら、それまでは何とかしてでも時間を稼ごう。
それくらいは勘弁してくれよ。
もう、沈むのはこれが最後なのかもしれないからさ。
[憎悪の河が満ちるまで。
あとはそれまで己が持てばいいのだから。
この際、己の生死は問わないさ]
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ほんっとうに、口というか声が大きいな 我が主が嫌な顔をしそうな声量だ。
[そしてその声と同じくらい堂々とする立ち振る舞いも>>24 その力が在ってこそのものだろう。]
何をするか?自分で考えたまえ。 何のためのアルターエゴだ?
私は誰かに教えを請うのも、説くのも苦手でな
[はっと、鼻で笑って。 それでも豪語に語る神霊に牙をむく>>25]
(27) 2019/02/22(Fri) 23時頃
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舐めるなよステュクスを。 冥界に流れる憎悪の河の深さを、 地上のものと同列にすることが厭わしいが……
ふっ、はは……
[雷を弱める気配は、ない。 だがそれでいい。たとえ感電したとしても、だ。 倒れるのが此方だとしても、だ。]
(28) 2019/02/22(Fri) 23時頃
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さあ、な────?
[満ちよ、満ちよ、満ちよ。 憎悪の水よ。雷鳴を通さず弾く境界を流れる水よ
きっと、己一人ならば勝算などなかったさ。 それでも、一縷の望みに縋れるものがある。 一つの身体に人格があろうとも、結局は……]
(29) 2019/02/22(Fri) 23時頃
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[────そして、競り上げた水は、部屋を満たし 己の身体も飲み込んで、 そして……インドラの身体をも飲み込もう 痕はどれだけ、己が耐え切れるか、そして…… ノッカが、どれだけやってくれるかだ>>23]
( 私は、相手からは逃げれない。 気だけは、何があっても引かせておこう
……これが、この現界において最期の仕事だ。 )
[憎悪の水の中、ごぽっ、と息を吐き出して。 泡となった、呼吸は上へ上へと昇っていく。
部屋を満たしたこの憎悪の水が 果たして、希望に繋がるのか、絶望に繋がるのか 全ては、世界を護るためのものへと、投げられた]*
(30) 2019/02/22(Fri) 23時頃
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…いや、考えるまでもない。関係ない。 おのれらが何を目論んでいようとも、先を取り力でねじ伏せる。王者の戦いとはそういうものだ!
[バチバチと稲光が部屋全体に散り、炸裂する。流れる水はさらに嵩を増し、部屋全体を飲み込んでいく。膝が浸かり、腰が浸かり、肩まで浸かり、やがて頭まで。そうして、身の全て、渦巻く流れにのみ込まれた。 金剛杵から放たれる電子の奔流がようやく止まる]
この水…なるほど。冥界の川の水は、地上の水とはやはり違うということか。だが……
[
(31) 2019/02/22(Fri) 23時半頃
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[インドラは床を蹴って水中に飛び上がり、金剛杵を握りしめたままで仄暗い水底を眺める]
(どこから来る?水中では、近づかねば致命打は放てまい。 おのれらが何をしようとも、近づいて一撃いれようとしたその時に、俺が金剛杵で骨まで焼き尽くしてくれようぞ!)
[その勝負の行方は呆気ないほどに一瞬でつくものかもしれぬ。そんな予感が胸によぎった。そう、負けて消えるのは奴らの方だ、と*]
(32) 2019/02/22(Fri) 23時半頃
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────── 、、、
[まぼらせる身を颯と哄笑の裏へと隠し、 肩をすぼめて、追わるる如くに距離を取り、 背後へと回り込む水中姿勢は低く、歩は重たく。]
[冥界大河(ステュクス)の水は、あるやなしやは生か死か、不純なものを擁さぬ神代の水>>18であるならば、雷土が存在でない現象である以上は、大河を壊し尽くすことなんて─── 金剛杵なんて、神鳴りの存在化した法具なのでは、という、薄気味悪い思考もめぐる。
天雷が水宙に奔る。 ── しかし僅か乍ら鬼門は狭まった。 死を回り道できたら、いいのだけれど。
─── 、]
(33) 2019/02/22(Fri) 23時半頃
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["これでいい"と託された。 "次に会うころ"と約された。
ステュクスは、生者を生へと押し返す冥界運河。
渡し守の気勢が、
猛る神の怒槌が、
息の止まった世界で、
──── 、 光学迷彩解除。 濁流の最中、 探し当てた壁に義足を押し宛て─── ]
(34) 2019/02/22(Fri) 23時半頃
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.。oO
───────────── 。
[ひとでなしの脚で、最後一度の跳躍を。]
(35) 2019/02/22(Fri) 23時半頃
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[余りある過剰出力(>>20)に堪え切れず、跳ぶと同時、その義足は自壊する───。艱難汝を玉にす、結局は莫迦の一つ覚え。頼り切り掴み盗らば何とする。戦いに身を投じるのは奪うため。
…… いつまでも まっすぐしか行けない。 カートリッジ、装填。─── 影の英霊 「付喪神」 。 かつて契約していたサーヴァント、『マジムン』の総体、概念、在り方。モノに取り憑く悪性を、人工の善性へと取り憑かせた反転英霊。その性質は ─── なんらかの切欠で僅かでも神性に触れたために起こった誤謬(バグ)であり。神性そのものに、存在を励起させられた"偽物の神"。
"アルターエゴ" "ローカパーラ" "複合神性"
神の意志そのものに取るに足らない虫一匹を混ぜ込んでしまえば。演算は狂うか、肉体と精神は神聖なるものと異物を同居できるか、または────"偽物である"故に、"死の概念がある" ことを定義するならば
─── 神霊であっても、 カローンさんの宝具(>>5:23)が、 意味を持つはずだ。]
(36) 2019/02/23(Sat) 00時頃
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(心臓でも足っぱでもどこでも 当たれ ─────!!!)
自壊しながらも自身と接続した儘の崩れかけの義肢(あし)を手繰る。 姿勢を変えて、接触さえ出来るなら───、彼方は当たれば必死>>32、此方は一世一代大博打の、懐へと。*]
(37) 2019/02/23(Sat) 00時頃
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[インドラは神々の王だ。最も勇ましく荒々しい戦士だ。武門の身分たるクシャトリヤの象徴とされた神だ。 …だがそれ故に、油断も慢心も多い神でもあった。
人間の、戦士とも見えない少女一人、本気で気にかかるはずもなかった。光学迷彩も使っているとあっては、至近距離まできても気が付かなかった>>35のも宜なるかな。いや、何かをしようとしていることに気がついても>>36、避けすらしなかったろう。]
(38) 2019/02/23(Sat) 00時半頃
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そこか、娘! おのれが何をするというか、この俺に! 撃ってこい、このインドラに一盾突いたその瞬間こそが、 おのれの最期よ!
[ヴァジュラを振りかぶり、ふと、何か嫌な予感がした。]
なぜ、この娘はこうまでして向かってくる? この世界を敵に回し、神霊を己の側に従えたとは言え、なぜ、一人で向かってくる? まさか、本当にこのインドラに立ち向かう術を持っているのか?
[ヴァジュラを振りかぶれば、いかな竜王でも死からは逃れられぬ。 それは疑いようもないことだ。神殺しの槍などという、己にさえ制御しきれないものを使う必要もない。]
だが…
[その動きは、一瞬躊躇いに止まった*]
(39) 2019/02/23(Sat) 00時半頃
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力でねじ伏せる────か インドラよ、全てが力でねじ伏せられると思うのならば
それは、お前の思い違いだ。
[ごぽり、息を吐き出して。 その脚が高く、水中へ飛び上がるのならば>>32 そう、この河は生者をこちら側へと追い出すものだ。
だからこそ、彼女は高く飛ぶ>>35 それが、例え人でなしだとしても その跳躍が愚かだったと、そう思うことすら 冥界の渡し守は赦さない]
(40) 2019/02/23(Sat) 01時半頃
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その力で何度ねじ伏せても 何度でも、立ち上がるのが、生者というものだ
死無き生者に成長はないのだよ
[その身体に細工を施したならば>>36 瞬間、宝具の維持を停止し、そのステュクスを収めよう たまった水はどんどんと水かさを減らし 大地にしみこむ雨水のように水位を減らす────訳ではない]
(41) 2019/02/23(Sat) 01時半頃
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たとえ8つの人格があろうと 体が一つでは、対処しきれぬこともあるのさ
インドラよ、お前に与えてやろう。 この世界では、あまり見ぬものだから光栄に思えよ?
[ヴァジュラを振りかぶらなかったのが>>39 そのバグを取り除かなかったことが>>38 躊躇いに一瞬でも、止めたことこそが、繋いだ勝算への道だ。]
(42) 2019/02/23(Sat) 01時半頃
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[足元から溢れ出るのは、悲嘆の支流 操るのは、櫂であり界。 手繰り寄せるは死の吐息。]
私は渡し守にして境界超えのライダー 乗り物の扱いは、例えそれが空に居たとしても
アケローンと、船があれば問題ない。
[音を超えろ、光を超えろ それよりも早く、“死”とは訪れるものだ]
(43) 2019/02/23(Sat) 01時半頃
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[今、その境界を────超えさせる]
バァゥンダァリィ・カローンシップ 【流れ廻れよ死者を運ぶ渡し守の境界船】
[偽りの神霊に死者の手を 帰れざる地上に手を伸ばす冷たき白き手よ その生を書き換え、今死を与え、彼岸へと連れて行こう]
(44) 2019/02/23(Sat) 01時半頃
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[津波と共に突っ込んだ小船は インドラの身体を轢き沈める。 今流れるこの水ですら、光無き冥界の河なのだ。
たとえ、偽りだとしても 死という概念が無かったとしても それさえも、書き換える。
手は尽くした、これでもダメだというのなら ……せめて、脱出のためにとその宝具を維持するため櫂を強く握った]*
(45) 2019/02/23(Sat) 01時半頃
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[がぱ、と残った酸素を吐き出して、神々に立ち向かう。身体一つ分進むなら、距離に反比例するかのように霊基が膨れ上がっていくのが分かる。天の雷を常携えるならば、目の前に立ちはだかる姿は正しく神々しく。
愚かも愚か、なにをしようというのか。 死を予感するのは、自身の魂か。 神霊が目守る、人間が、前を向く。
ただ愚直なだけ、恩返しがしたいだけ。 生きたいって、守りたいって、ただただそれだけ。 涙も水宙にとけようか、歯を食いしばって───
インドラは避けようともしない。 振り被る一閃に、貫かれようと。 成すべきことだけは、成してやろうと ───── 、、、]
(46) 2019/02/23(Sat) 01時半頃
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[逡巡(>>39)、止まれば──。]
(47) 2019/02/23(Sat) 01時半頃
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"、─── 、"、"、"、"、"、"、"、"、"、 !!!
[信じ続けた祈りを、ここに。 届くならばこの手に、胸倉を掴み─── ───膝にて蹴りを叩き込もうか。
威力なんてものは雀の涙。 それを無策と思うか、慢心なら存分付け込もう 接触と同時、起こる変貌は ───。
先穂を失った義肢の、 螺旋に解けた繊維が、 意思を持ったように、
インドラの四肢へと絡みつく───。]
(48) 2019/02/23(Sat) 01時半頃
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[その魔術回路を、フェルゼ・ヴィシュヴァルマンの肉体へと滅茶苦茶に繋ぐ。繋げる。仮定が証明されるなら、義足にエンチャントした「付喪神」の属性の宿った霊基を、インドラの精神へと逆流させようか。
偽神属性、死の概念付与。 根幹のプログラムへの蟲の這入。 ヴェーダへの異物、神の思考への介入──
─── 振り千切るなら、それは容易い。 振り払うなら、少女の身体はあえかに折れよう。 雷奮えば、そも堪えられるはずもなく。
けれど一糸でも、波照間乃花との繋がりを、1秒でもいい。 インドラへと導くこと叶うならば───── 、
あとはカローンさんに、託せるから。(>>41-45)*]
(49) 2019/02/23(Sat) 02時頃
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知ったげなことを言う……!
[インドラは、冥界の渡し守に向け、その時初めて吠えた>>41]
なるほど、神都の都民に成長などなかろうよ。 だが、我らの庇護なくして生きていけぬほどに衰退したとしても、統制の下に生きられる民のみを選び出さねば都を維持できぬよう成り果てたとしても、人は人であろうが!
(50) 2019/02/23(Sat) 02時頃
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