199 Halloween † rose
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[包む手のひらが滑るたび、響く水音は増す。 それが石鹸のせいだけではない、自らの流す雫が溢れこぼれ落ちて行く。]
——……、 い、
[いいわけがない>>104、そう告げたかったけれど、思いのほか浴室に響く自らの声が色を孕んで、息をのむことしかできなくなった。 それでも、声を抑えることができぬ程の快楽が上り詰める。 瞬きすら、忘れて。
触れているのがニコラエだから、きっとここまで苦しいのだ。 あまりに気持ちがよくて、鼓動が早くて、気を抜くと全て飲み込まれてしまいそうで。 喩え彼がどんな姿形をしていたとしても、求むのは変わらなかっただろう。]
(119) oranje 2014/11/01(Sat) 23時頃
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ッあ、ぐ……
[彼の指先が、自らが、奏でる音に微か首を振る。 唇を噛んで思わず飲み込もうとして、肩口に感じた甘い刺激が唇を震わせた。 後ろの尾をも御されてしまえば、ただの呼吸すら喘ぐように、浅く早く吸い込んだ。
耳をも嬲る舌先とその声>>106は、魔法のように脳髄まで染み込み。 彼が求むのなら応えたい。 共にでなければ、意味がない。 熱の先から最奥まで、辿られる指先は跳ね続ける鼓動と共に、痺れにも似た悦を奔らせる。]
(120) oranje 2014/11/01(Sat) 23時頃
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——、ん、……待、て
[小さく頷き、椅子の上で身体を捻る。 身体ごと彼に向き直ることができたなら、色違いの瞳はその緋色を真っ直ぐに見つめて]
……見てる、ずっと 見てっから、
[手を伸ばし、肩に触れた。 その感覚を刻み込むように指先を滑らせ、ニコラエの熱源へと這わせていく。 忙しなく息をしていた口許を一度引き締め、ふと、笑みを零して 同じように、けれど幾分不慣れでぎこちなく、ゆっくりと手を動かす。]
ニコラエも、目——離すな。俺から。
[それはひどく傲慢な願い、けれど彼が「一緒」だと告げた言葉に、欲は深くなるばかりで]
(121) oranje 2014/11/01(Sat) 23時頃
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小悪党 ドナルドは、メモを貼った。
oranje 2014/11/02(Sun) 00時頃
ボス……!
[時は進み、鐘が鳴った。
ハロウィンが終わらぬが故に保留され続けてきた”解雇”宣告も、いよいよ効力を発揮することになるのだろうか。]
分かったよ、ボス。
[シーシャのことを「ボス」と呼べるのも、もう後ほんの少しの間だけ。
さて、いまシーシャはどこにいるのだろうかと、耳を揺らして気配を求める。]
[顔の前に人差し指。]
この魂使ってもう一回生物として――寿命も姿もただの猫として生きるか
[今度は中指を伸ばした]
コイツを魔力に還元して、寿命も生態もただの猫じゃねぇ――軽く魔物として生きるか。
[以前、他の下等妖魔から聞いた話は、契約を解除しても、まだ多少の魔力は残る、契約者である人間が置いて死ぬまで、ずっと傍にいられるというもの。
けれど実際には、若干の違いがあった。
その妖魔が、また別な契約形態だったのか、それとも、魔として生きることに躊躇いがなかったのか……今更、知ることなど出来はしないが。]
ボス、おれは………
[悪魔との契約を破棄するということは、思っていたより、ずっとずっと、重い事柄だった。
けれど、決断に、そう時間を有することはなかった。]
おれ、ただの黒猫に戻るよ。
[たとえ、どんな永い時を得たとしても、その先にあるものが永遠の別れであるならば、そんなものに意味はない。
ならば、たとえ短い時であっても傍にいて、いつの日かまた、巡り会うことが出来るなら……]
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[狭い室内に響く自らの名は、甘美な音>>158。 背面に感じていた彼の息吹を、正面から受け止める。 合わされた緋色>>159は、想像以上に蕩けていて、思わず喉が鳴る。]
……好い、顔、
[初めて出会ったときの、掴みどころのない表情。 想いを交わしたときの、微笑み。 そして今、自らを見つめる、全てを曝け出した貌。 どれもがニコラエで、どれもが愛おしく。 片手を反る熱の塊に、片手は太腿に添えて、擦れ合う感触を一つ一つ刻むように、ゆっくりと蠢かす。]
ん、……俺も、見てるから お前だけ、 ずっと、 ——、
[その唇から零れる声>>160すら、奪いさってしまいたい。 擦り上げる指先に、赤ワインを孕んだ蒸気とも違う、熱い雫が流れ落ちた。 彼が喉を震わせば、不慣れでも自らの手が彼を悦ばせているのだと、安堵と嬉しさとが満ちみちて。]
(170) oranje 2014/11/02(Sun) 08時半頃
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っぁ、ふ、 ニコラエ、……っ
[彼の手がまた、己の欲に触れた。芯が掴まれ、全身が大きく震え、跳ねる。 求むまま、求められるがまま、只管に溺れて行く。]
は、 っ、…… っぅ ——ん、……好き、 だ
[ニコラエの腕に引き寄せられるままに、二つの身体はもっと近くに>>161。 至近距離で覗く舌の色が、男をさらに煽っていく。 下腹部が、そして唇が。触れ合って熱さを増していく。 もう我慢ができない程に男の雄は涎を零し、ニコラエの手を汚していく。 擦れ合う快感に、さらに求めるよう腰が跳ねた。]
っぅ、 あ、……我慢でき、な ニコラエ、ッ…… な、ぁ
[瞳を閉じることすら忘れ、伸ばされた舌を舐る。苦しさは、呼吸ができないそれが、今にも果てそうな切なさが、募っていく彼への思慕が、引き起こすもの。 だから——]
(171) oranje 2014/11/02(Sun) 08時半頃
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——…… 一緒、に、 ——い、きたい、
[快楽と、恥じらいと、愛おしさと。 唇を離す僅かな合間、小さな声で囁いた**]
(172) oranje 2014/11/02(Sun) 08時半頃
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小悪党 ドナルドは、メモを貼った。
oranje 2014/11/02(Sun) 09時頃
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[欲は底なしに深く、深く。 二つの緋色の瞳が身体の振動で揺らめくたび、背を甘い快楽が駆け抜けていく。 こうして知らなかった彼をまた一つ知る。 恥じらいの声をあげる>>175様子に、ため息とともに笑みを零すが、それすら重なった唇の合間に消えてゆく。]
っく、……ぁ、気持ち、 い、 ……ふ、まだ、……もっと、 ぁ——
[彼の声だけが脳を支配するように、自らの声を飲み込もうとしても、 重ねられた熱が、擦り合う指先が、さらに男を追いつめる。 粘膜が絡まりあい、ぷつりと離した>>176。 いつか一つになることができたら、焦がるる想いはなくなるのか——そんな行き過ぎた想いすら、過る中。
水音に混じる声音はさらに甘やかに。 至近距離で涙の玉が緋色に浮かぶ、まるで、闇夜の月のように。]
——……ッん、 ニコラエ、
[綺麗なのは、 ——ガラスより繊細で、愛おしい君。]
(201) oranje 2014/11/02(Sun) 22時頃
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[一際大きく響く声>>177と、揺れる身体。 彼の指を覆うようにあてていた手を、その背に回し]
ぁ、 ん ——……あ、ぁッ! ……、!
[爆ぜる熱が、散っていく。しなやかな背に彼の鼓動を強く感じた。 男もまた、ニコラエとともに欲を吐き出して、息をすることも忘れ]
っ、は、……ふ、ああ、…… あ、……ん、ニ……コラエ、
[息も絶え絶えに、まだ熱く震える唇を重ねた。 このまま余韻に浸って閉じてしまいたい双眸は開いたまま、ニコラエの蕩けるような相貌を見つめる。 彼が己の名前を呼んで、愛を囁いた>>177。その声音を、忘れないように心に刻んで]
(202) oranje 2014/11/02(Sun) 22時頃
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愛してる、ずっと、……—— 一緒だ
[悦楽に揺蕩うまま、それでも尽きぬ欲を 言葉にして、再びの誓いを**]
(203) oranje 2014/11/02(Sun) 22時頃
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—— 来る、11月1日 ——
[目を覚ましたのは、自宅のベッド。 いつもよりももっと遅い、目覚めであった。
あれからしばらくニコラエを離すことはできなかったが、やがてこの地を去るのなら一人で行いたいこともあるだろうと、男は一人戻ってきた。 目覚めたその場に、彼の温度は存在しない。 抱き合って眠った何度めかのハロウィンのように、白いシーツの上に手のひらを滑らせても、彼にぶつかることはない。]
…………、ああ 終わった……んだな。
[カーテンを引けば、窓から見える風景にもう、オレンジ色は混ざらない。 まるで夢を見ていたかのように。
——けれど、“夢ではない”と囁くように ベッドサイドでガラスの靴が *緋く輝く*]
(204) oranje 2014/11/02(Sun) 22時頃
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小悪党 ドナルドは、メモを貼った。
oranje 2014/11/02(Sun) 22時頃
悪魔とヤんのはすげぇイイらしいぜ?
[舌なめずり一つ、彼に言い訳を与えて−−−深く深く、ベッドに沈み込む。
運命を共にする影二つ*]
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—— 11月1日 その後 ——
[ニコラエがいなくなる日。暫しの別れの日。 理解していながら——男は、必死に机に齧りついていた。
見送って果たして、己の決意が揺らがぬか。 堅牢だと思っていたそれも、あの緋色の前では無に帰してしまいそうで]
用法容量を守った上で、1度の施術で8割方快方。 痛みや違和はなし。液体の色に抵抗はあったものの、テクスチャは濃く眼球を覆う質感が保護の点でも大変優れていると感じた。 副作用……、尻尾。発症は点眼から3時間程。 同時に点眼した左目を中心に全身に熱が広がり、意識を失う。 尻尾はレッサーパンダ科レッサーパンダ属のそれに似ており、自在に動かすことも可能。 感触は、……書くべきかな……
(232) oranje 2014/11/03(Mon) 00時半頃
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[今は、キリシマへ提出するレポートに集中できることがありがたかった。 書き記す合間にも、その行間に、ニコラエの姿を幻視して]
————…………、ああ、
[今はまだ、互い違いの色。 いつか消えてしまうその左の緋色を、ゆっくりと閉じた。
暫しの別れを告げるように、荘厳に、*鐘が鳴る*]
(233) oranje 2014/11/03(Mon) 00時半頃
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—— 空白の間に ——
[ハロウィンが終わってから、男の周りは少々慌ただしかった。というのも、多数に目撃された路上での熱烈な口付けが些か問題になったのだ。
呼び出された校長室で滔々と叱責をうけるのはいつぶりか。 教え子の前でその姿を見せてしまった不注意に関しては、素直に反省し何度も頭を下げた。 けれど、]
……彼は、俺の大切な人です。
[同性を愛したと、それに戸惑う声は思いのほか多く だから男は変わらず、そう言葉にし続けた。
彼の店に急ぎ走った、あのときに握りしめていた手のひら。 今は重ねる手はなくとも、同じように、握りしめた。]
(253) oranje 2014/11/03(Mon) 02時頃
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[あのハロウィンの日から、一日一日が長くも、短くも感じる。 何度も繰り返したその中で出会った、数々の顔を思い出し。
転がった焼き栗、ぶつかって荒げた声、 透明な鉤爪、東洋の不思議な菓子、 猫型のロリポップキャンディ、共に味わった揚げ菓子。 いつも迷惑をかける友人や、可愛い弟分、気難しくも優しい薬屋。 麦の穂が金色の狼の鬣のように靡くその季節に、かけがえのない存在がひとつ。]
————、……
[男が紡ぐその名は、魔女の魔法のように遠くまでは届かないけれど。 美しい緋色はいつでも、思い出すことができるから。]
(255) oranje 2014/11/03(Mon) 02時頃
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—— 来る、春の日に ——
[雪が解け、花が咲いた。 教え子たちが手を振って、男の元から去っていく。
教師として、なんとか留まることができた男は 望み通り、最後の児童を送り出すことができた。 あの日以降、変化する目も揶揄する言葉もあったが、手を振り別れる彼ら彼女らの表情が晴れやかなものだったから、男は口許に笑みを引くことができた。]
「先生」
[見送る男に、声をかける児童が一人。 それはかつての、小さなシーツのお化け。]
(256) oranje 2014/11/03(Mon) 02時頃
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「お兄さんは、元気?」
[男はただ黙って頷いて、「卒業おめでとう」と送り出す。 その背中が遠り、やがて見えなくなっても、見守り続けていた。
あれから、ニコラエがこの街から去ってから。 彼の住んでいる場所がどこであるか、聞いていなかったことに気がついた。 大凡の国はわかるものの、それ以外のヒントはない。]
(257) oranje 2014/11/03(Mon) 02時頃
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[——それでも、男は荷物をまとめて街を出る。 挨拶は簡素に、しかし下げた頭は深々と。 飛んでくる言葉は様々であったが、そのどれもが男の胸を震わせた。
故郷を、去るということ。 種族の壁を越えてしまったら恐らく、もう二度とここへは戻れまい。 大きいようで、小さい。温かくて騒がしい、そんな街。 この街が本当に、大好きで。
朽ちた木製の扉の前>>@57、店主のいないその場所に向かって、男はまた頭を下げる。 先に出て行ってしまった彼らは今、どこにいるのだろう。
いつも迷惑をかけていた友人には、来年のハロウィンの約束を取り消せばなるまい。 その邂逅は、叶ったか。]
(258) oranje 2014/11/03(Mon) 02時頃
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——……元気で。
[その声は、微かに震えたが、男は黙して歩き出す。 背負うのは、布袋一つ。 中には最低限の着替えと、生活用品と、ランプ。 そして、]
[——かけがえのない緋色を湛えた、ガラスの靴が**]
(259) oranje 2014/11/03(Mon) 02時頃
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いっしょだ……グレッグ。
”ずっと”一緒にいよう、な……。
[向けた笑みには、小悪魔の片鱗が*]
いいのかよ?
そうそう真名なんて呼べねぇんだぞ。
[そろそろ聴こえるだろう、と囁く甘言。
胸に刻んだそれを、契約完了の証として求めた]
なぁ、 和希 ?
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—— 或る国で ——
[電車を乗り継ぎ、辿り着いたのは異国であった。 今まで使用していた言語は通じ難く、春を迎えるまでに少しだけ学んだ挨拶や単語で、街行く人々に尋ねる。]
『この国の綺麗、 場所 静か 山奥』
[できるだけ丁寧に頭を下げて尋ねても、強面であるだけで避けられる。 目指している場所も、曖昧で首を振られるばかり。
しかしその中で、学んだ単語を拾った。 “吸血鬼”、と。 吸血鬼にでも会いにいくのか。通常なら冗談としか取れぬそれに、男は刹那動きを止める。
緋色の二つの目。彼は、ニコラエは。ヴァンパイア。]
(275) oranje 2014/11/03(Mon) 04時頃
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[未だ伝記の残る、ヴァンパイアの住むと云われた城。 尋ねれば気味悪がられ、さらに避けられた。 それでも地図を買い、拙い言葉で尋ねては歩いた。
途中、かつて城下街として栄えた地に立ち寄ると 街行く女性は赤と白のより紐のついた小さな花を身につけて、どこか浮かれたように行き交っている。 異国のその光景は、懐かしいハロウィンを連想させた。]
……、そうだ
[だから、男も立ち寄った店でより紐を買う。 開いた荷の中のガラスの靴に括り付けて、彼と再び会えるようにと、願いを込めて。]
(276) oranje 2014/11/03(Mon) 04時頃
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[城下町を抜け、別の街へと向かうべきか、地図を確かめていれば森林を奥へと伸びる狭い道がある。 しかしその道は地図では断たれ、先の存在は無い。]
……獣道か、
[しばらく悩むも、通りへ引き返そうと踵を返せば、
——からり、
と布袋の中でガラスの擦れる音が小さく鳴った。 まるで、引き止めるかのように。 結うた紐が、結びつけるように。
それを呼ぶ声と、判断するのは些か都合が良すぎるか。 それを彼の音だと、想うのはあまりに安易か。]
……ニコラエ、
[それでも。]
(277) oranje 2014/11/03(Mon) 04時頃
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