56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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―― 回想:砦にて ――
ああ――団長殿。さすがに、万一のときは。ヴァロキエだけでは難しいじゃろうから、赤の参謀府を頼ってくりゃれ。
[さらりと、書付を渡す。越権を避けるため、お互いに避けていた行為を覆さねばならない時が来る時のために準備していたものだ]
……同じ領主を戴く者達、もっと一つになって協力できるものじゃと、わっちは思いんす。 今のうちから、そういう努力を続けていれば、あるいは、わっちらが戦争すること、も……? …はは、すまぬ。まだ何か混乱しておるようじゃ。 じゃが、団長、赤ともっと協力を考えても、良い時が着ていると、わっちは思いんす。
[それだけは団長に告げておいて、彼女は砦を出ていた]
(87) 2011/07/04(Mon) 00時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/07/04(Mon) 00時頃
おい、お前何処にいる。
[その声は、若干不機嫌そうに。]
[忠誠を誓ったはずだ、との答えに
さらに顔は緩んでいたけれど。
不機嫌そうな声が聞こえれば]
…見つけるのも、お前の役目なんじゃねーの?
[意地悪そうに言ってみた。]
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[そして――予見していた化の様に、彼女が帰ることはなかった]
…ふふ。ああ、失敗した、のぅ。
[そこは読み通りの隠し陣の傍。辺りは、『敵兵の血』で赤く染まっていた]
そりゃあそうじゃな。一番ビンゴじゃと思ってる場所に、わっちが行ってしまっては――。いかん。
[辰と藤には、情報を持ち帰ることを優先させ、逃がした。彼女は――足に矢が刺さっていた。毒矢だ]
逃げられなければ――殲滅するのみ、じゃったな。はは、は。なんじゃあ、わっちも、やれば出来るでありんした。
[隠し陣地に居た敵兵は少なかった。ほんの9名ほどだ。だがその全てを、ソフィアは絶命させ、事実上陣を破壊していた]
(91) 2011/07/04(Mon) 00時半頃
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…後は、と。
[発破を取り出す。大きな音と光を出すタイプだ。これで大まかな位置と、何があったかを、他の2隊にも伝えられよう。…当然、自分は無事ではすまないが]
…なんじゃろうな。何故か、怖くないのは…。 本当に、生まれ変わりがある様な気が、しているから、かの。 ――彼らに、会えるならまあ。どちらでも、良いか。
……済まぬな。団長。ヤニク――
[震える手で火打ち石を打つ。発破に着火して――真上に放り投げた]
(93) 2011/07/04(Mon) 00時半頃
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ソフィアは、森の一角で、大きな爆発が起こった――**
2011/07/04(Mon) 00時半頃
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