人狼議事


194 花籠遊里

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[それに嫌気が差したのはいつ頃か。
女中の同情心を煽って隙を見て脱走を試みた。

愛玩対象であった銀糸を少しばかり切り落とせば、物珍しさから門主も潜り抜けた。

右も左も分からないその場所を彷徨うことほんの少し。
頭上を見下ろす蒼白い月の美しさに唯々見惚れていた、そんな夜。

怒り狂う主人に腕を取られるまでつかの間の自由に焦がれるよう腕を満月へ伸ばしていた。]


[闇を切り裂いたのは怒号。
乱れた髪をほつれることも構わないというように引っ張られた先がこの遊郭。

年ももう二十近く男の愛玩としては歳を取りすぎていた玩具は、適当に売られては咲き乱れる瑞々しい花々を散らし、その代金を全てこの身につけさせた。

莫大な金。金の単価すらマトモに知らなかった青年から花へと変わり行くことも知らずに。

初めて世界にて見咎めた美しく根を下ろす花。
視線が合えば薄い桃色の花弁はそっと綻び、気づけば楼主に頷き──…*]


【人】 露店巡り シーシャ

―昨晩の地下―

[反転した視界、埋め込まれたままの中が抉られて一寸眉を顰める。
額に汗が滲むものの、誘うように手だけは回そうと…其の手すら掴まれ、傷跡を舐められればただ切なげに触れている箇所を震わせるだけ。

謝るな、と返そうにも口を開ければ鳴いてしまいそうだ。それも、水音が響けば儚く壊れたけれど。]

く、……ッん!

[悦い所から伝わる刺激は頭の中から言葉を削ぎ落とす。蜜が溜まっているような、ボンヤリとした思考。「気持ちいい」という言葉と共に、相手よりも先に、自身の腹へと欲を吐き出した。]

(48) 2014/09/17(Wed) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

………"蝶"の心地はどうだ?
相手を好きなように出来る、心地は。

[後処理も済ませた後、脱ぎ捨てた衣服を手繰り履きながら問い掛けた。その表情は、きっと相手からは見えない。まだシャツの前を寛げたまま、耳打ちの為に相手の肩を抱き、引き寄せて、唇と耳を重ねる。
"これ、やるよ。"
声音は、そう動いただろう。同時に五ミリ程の厚さの紙を、白い着物の袖に隠す。それは後から確認すれば紙の金だと分かるはず。]

それは好きに使え。ただし、端金でもサービスに対するチップでもない。
すぐに使えば煙草にも菓子にもならァ。集めれば……ま、使い道は考えろ。

………4日後だ、それまでは毎日顔を出そう。
お前がそれをどう使うか教えてくれよ。

[それはそれは、酷く長く、遠回しで、身体を張った、遊び。
こんな戯れは、此れで終いの心算、だけれど。

蝶が丁であるのか己が丁であるのか惑った男は、知らず知らず優しく唇に触れていた。

丁を置いて、また次の花へと。
明日が最後だと知らぬ身はふらりと籠を後にする。*]

(49) 2014/09/17(Wed) 21時半頃

露店巡り シーシャは、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 21時半頃


【人】 露店巡り シーシャ

―館の門前―

[いつも通り館に爪先を向けていた。
緩い、されど鼻唄さえ零れそうな、そんな足取り。

昨晩の花とは久しぶりに"愉しめた"。
巻いた種が土の中で腐るか、芽を出し新たな香を捲くかは己の手腕に掛かっているけれど。

あゝ……しかし、やはり花は良い。

美しい見てくれ宜しく甘い香を撒き散らす者もあれば、一見跳ねっ返りのような異質のような者にも味があるのだから。
それが惑い、或いは狡猾に育つ様の何と愛おしい事か。

密かにほくそ笑んだ矢先、背後から慌てた様子で走って来たのは男の店の女。転びそうな勢いでぶつかってきたそいつを受け止めると、伝えられたのは––––––]

(54) 2014/09/17(Wed) 21時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

…………そう、か…
とりあえず、今日は残ってる奴らは家に帰って大人しくしてろ。
外には……出るな。

["いいな"
真剣な面持ちで念を押して、女の背中をそっと押した。そうすれば少し後ろ髪引かれる様子の女も逃げるように去っていっただろうか。

残された男は馴染みの洋館を見上げる。
短い夢は、どうやら終わりに近いらしい。カランコロン。扉を開く。香るのは甘く美しい香り。

あゝ、やはり花は良い。*]

(55) 2014/09/17(Wed) 22時頃

【人】 露店巡り シーシャ

―廊下―

[館に入って早々、一本の煙を立ち上らせる。
煙はか細く、所在無さげに、天井に着く前に消え去った。

この場所で火を付けると、昨晩の花と蝶とのやり取りを思い出す。他の蝶とは日頃からあまり出会いたくない心持ちではあるが、今日は一層、特に男の客でもある豪胆な蝶>>36には会いたくないと強く願う。

足早に進んだ廊下の先に見つけたのは、今朝花主に奨められた藤の色>>44
中庭で戯れる蝶と花。その存在はまだ目に見えていないだろう。
綺麗な色だと、本物の花を見るように内心溜息をつく。しかしその様子は、着物云々以前に何処か薄ら寒そうで]

よ、藤色の。
着物と肌の色は態とお揃いにしてんのかね。

今朝、花主にお前をオススメされたんだがよォ。ありゃ嘘か?
客の前ではいい顔してくれよ。

[楽しみにしてんだから、と昨晩相手が苦手そうだったタバコを一本叩き出して、差し出す。
せめてその顔が変わってくれれば男も救われる気がして。]

(59) 2014/09/17(Wed) 22時頃

露店巡り シーシャは、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 22時頃


【人】 露店巡り シーシャ

考え事なァ、昨日の客が悪質だったか?
その気持ちならよォく解るぜ。

[天井に向かってまぁるい煙をぷかりと吐き出した。

何と無く声音にも覇気がない、否、元より静かな藤の花>>67>>66。さして違いも分からないか。
若しかしたら割れた鏡に映っている姿は男の姿かもしれない、だろうし。

タバコを咥えて笑う姿は誰の写し身でも無く空気が藤を象るように揺れた気がした。つられて、眉尻を下げて笑む。
中庭から声>>60>>62が聞こえたのは其の後だろうか。土に紛れた花は黒衣の男の背後に隠れたつもりのようだが、上からは櫻色のリボンが良く見えた。
悪戯な口元にすげ替えると、名を呼ばれた藤の色の腕を有無を言わせない強さで引き寄せて。男にしては華奢、されど男よりは周囲のある腰に手を添えて]

呼び掛けられたんなら応えてやれ。
せっかく可愛らしいのが手ェ振ってくれてんだから。

[窓を覗き込むと無理矢理その手を左右に動かして、その近くにいた男>>68>>69には無表情で煙を吹き付ける真似をした。
蝶は、苦手なのだ。]

(72) 2014/09/17(Wed) 22時半頃

露店巡り シーシャは、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 23時頃



‘Tis better to have loved and lost

 than never to have loved at all.

[それは『愛』を知り、そして亡くなった。
 僕を育ててくださった、丁という『花』の言葉でした。]


シーシャは、藤之助

2014/09/17(Wed) 23時頃


シーシャは、藤之助に話の続きを促した。

2014/09/17(Wed) 23時頃


【人】 露店巡り シーシャ

花同士は随分と仲が宜しいなァ。

[傍で鳴る鏡の音>>77。既に割れた物であるなんて、男の知る所ではない。
チラリ、相手の方を向くとどうやら煙草の煙に目を細めている。]

火、やるよ。

[先の苦そうな表情から察するに、きっと煙草を吸える体質ではないのかもしれないが。
黒髪が掛かる顎を男の方に向かせて、口元の煙の切っ先を触れ合わせる。
中庭の二人も、此方を向いていたならその様子が見えていただろう。

掴んだ手は様子見たさに掴んだまま、ニヤニヤと瞳を覗き込んで。]

(83) 2014/09/17(Wed) 23時半頃

露店巡り シーシャは、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 23時半頃


【人】 露店巡り シーシャ

―廊下―

[花同士の事を語らせる中、友の名前を呼ぶ前に微かに息が切れた事を耳聡く気が付く。

焔に黒髪黒い眼が赤く照らされれば、おろおろと惑う様子も美しい。もちろん逸らされる事を良しとする訳がない。両手で頬を包み込んで。
表情をより良く見ようと、サラリとした細い糸を耳に掛けてやった。]

……お前は花だ。視線を合わせるくらいの事、手を掴まれたくらいの事、経験があるだろうが。

何を照れる事がある。

[すぅ、と静かに笑みを消して。
"蝶"らしく強引に顔を引き寄せる。
お互いの火を片手の中に奪えば、煙が残る口を漸く色付いてきた唇に重ねてみせるだろう。

藤の後ろから、昨晩、藤の色と番いにされた朧>>84が歩み寄っていることに気が付きながら。]

(89) 2014/09/17(Wed) 23時半頃

露店巡り シーシャは、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 00時頃


[蝶が全て集まった。
館のそこかしこで羽ばたく音がいやに響く。そんな中、男も静かに今宵止まる花を値踏みする。

昨晩割れた藤色の鏡。
番いにされた朧月。

この二本は踏みしめられたのか。
はたまた、それとも、違う理由か。
まァそれも良し。それも花の本分だ。
男が知りたいのはその更に、奥。

おうや、おうや。
遊びを始めよう。
今日の夜が耽るのはとても早い。*]


【人】 露店巡り シーシャ

―昨晩の地下・帰り道―

[丁の字が翅を持って飛ぶ兆しを、確かに見た。

彼が踏んだ土から出でるは何色の花か。吐き出された白濁液よりも、優しく口付けた唇よりも一層男は快感に似た痺れを抱く。

四日後、彼から聞ける声は虫の鳴き声。それとも露に濡れた花の嬌声。
未だ精の匂いが張り付いた衣服から煙の元を取り出して、その香りを纏う。
そうして地上へと帰って行った*]

(93) 2014/09/18(Thu) 00時頃

― 地下への道 ―

[さて、早速銀月を曇らせてしまったが上等。

性質の悪い夜蛾は一歩、また一歩と踏み出し、
中庭で櫻の色を愛でる若い蝶目当てに寄り道。
語りかけるなど野暮は起こさぬが、
まるで悦楽先んじるよう、会釈を送った。


さて、彼が今宵、見ていない月は何処に隠れたか。
さて、彼が夢想抱いた花は、誰に購われたか。


聡い青年からしてみれば、想像は余りに容易かろう。
無論、この男の悪質さも、見れば知れる業深さ。]



[しかし、哀しいかな。

 花を伴わぬ蝶に、*地下の門扉は抜けられない。*]
 


[僕は誰に言い聞かせているのでしょう。

 傍にいる『蝶』に?
 傍に来ぬ『蝶』に?

 ………咲くことを拒む『櫻』に?]


[中庭彩るは秋の色。
 夕焼けのような橙色。

 秋に咲く櫻。

 自覚してしまう前に、眸を伏せましょう。
 僕はこの廓に咲いた『花』。
 散った『丁』の教えの元に。

 微笑み絶やさず色香を放つ、『花』の一輪であるために。]


 
 
[微笑むことなんて、今は出来そうにありませんでした。]
 
 


露店巡り シーシャは、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 01時半頃


[早く散ってしまえば良い。
未だ散れぬというのならば、咲いて咲いて咲いて。
毟り取られてしまえば良い。
胸に救う種も何もかも。
痕を残さぬように全て。

全て 全て 夢であれば良かったのに。]**


── 追憶の一片 ──

[それは歳を遡ることいくつの事であったでしょう。

 ある日、新しい花見習いが来ると告げられることも無いままに
 突如この廓にやってきた一輪がありました
 何も知らず、何も判らぬまま
 髪を乱し乱されやってきた花は
 銀月の色を有した、淡藤の一輪でございます。

 僕には彼が、怯えているように見えたのです。
 何も知らぬ世界につれて来られ、困惑しているように見えたのです。

 眸が触れ合った気がしました。
 ですから僕は、安心させるようにと
 彼へ微笑んだ事を覚えています。]



 「大丈夫ですよ。」


[そういって、手をとり。
 小さな身体で彼を庇い立ち。
 『花』には『花』になるための規則があると教育係を買って出ました。

 『花』は美しくなければならないと
 ですから乱暴に扱わないでくださいと
 連れてこられた御方のその手を、無理やりに剥がしたことを覚えています。]



[――額に僅に浮き立った青筋を、黒の花はきっと見ていなかったことと願う。

秋風揺蕩う中庭にて。
気紛れに、偶然に花と共に添っていたならば、その先に見得た「影」に――何の意味が込められてか、下げられたその蝶頭には唯無性に熱を抱え。
彼が――そう、気儘な彼が、何の理由も無く自分へと”挨拶”をする筈が無いことなど、短い間に既に質など視え。
まさか実はとても真面目な性格でした、そんな事さえあり得ない。

ならばならばと思考の障害を取り除き、視えた其の先解った其の意味。
――あれは「挨拶」ではあるけれど、あくまで「挑発」の挨拶だと。]



 〜…本当に、遊び癖が酷いんだ…?

[巷に聴いたかの噂。派手な風貌派手な戯れ。
犬歯を魅せた唇は、軈て吐き捨てるように言葉を形作っては透明の声へ成る。

そうして遊び人の事実を遠回しに識り、頭に浮かべた朧の銀月。空の花籠。
じとりと服を滲ませた雫は、一体どんな意味を持ってか。
ただ月を追う理由を作る為にと――黒の花を誘い上げた。

そうして、夢物語でも、良いと。
夢の中だけでも、其の月を手中に入れられたのなら。其れだけで、自分は満足し得るのだろう。]

 ―――

[せめて月の代わりに自分が翅を差し出したならば。…否、されとてそれも、毒蝶を喜ばせるだけになるだろうか]


[その『花』が、手折られてしまうかもしれないのです。
 きっとそれを、花主さまは許しなどしないでしょう
 昨夜も一人、『花』が姿を消しておりました


 行方など、知れません。


 亀吉さんがそうならぬ為にも、お伝えしなくてはなりませんでした。
 もしもまだ、『夢物語』に終わらせられるのならと。
 余計なお世話を、焼いたのでございます。
 そこに、自戒を含めながら。

 僕自身へと、言い聞かせながら。]




[其の度にあの呪詛が
 『丁』の涙が
 中庭に植えた秋櫻が

 心を締め付けていくようでありました。]
 
 


─追憶の一片─

[生まれてこのかた外にあまり出たことのない青年は、一目見た瞬間桜の美しさに見惚れてしまっていた

手を取られながら向けられた言葉と笑み
困惑するより先に自身より頭二つ分は下の身体を見下ろして。

呆然と彼が自分の教育係を受けようと名乗り出てくれる様子を耳にしながらも双眸はただ射干玉色を捉え釘付けに。]

…アンタの名前は?

[敬う言葉を知らない世間知らずは、状況よりも先にその日見た花の名を請うて、取られた手に僅かばかり力を加えた。
それは、青年が花となる前の話。]


[ふわりと首筋から香る櫻は、あの時も香っていたでしょう。

 小さな身体を見下ろす、二つの眸。
 呆然としたような表情には、射干玉の眸を向けました。]


 僕は櫻子と申します。
 櫻の子と書いて、おうじです。


[力の加わった手に、そうともう片方の手を乗せました。
 体格が違えば、手の大きさも違うでしょう。
 片手では溢れてしまう彼の手を、両手でしっかりと包み込んだのです。]


[あゝ、それでも。
 追憶の一片にある頃の僕の眸と
 今し方向けた射干玉に、差異が無い事をと願います。

 淡藤の花を見詰めた射干玉は、悲しげに伏せられた事でしょう。

 呪詛に侵されつつある僕の心に蓋をして
 瞼を伏せて、僕は僕自身に見て見ぬ振りをしたのです。]


おう、じ……。

[貧しい家の出。そして主人の趣味から母国の読み書きさえ対して教わらなかった男は、ただ耳に捉えた音を繰り返す。

重なる手のひらに一つ、またふんわりと櫻の花弁が触れ合えば温かな感触に目を僅かに見開かせながらもやがて小さく瞳を伏せて]

……かめよし。

[確かそう呼ばれていた自身の名を告げれば、息を一つ吐き花は綻びを見せた。

それかまた花籠というだけで同じ檻の中であると知るのは、また少し後のこと。

その時ばかりは伝わる両の手の温もりと櫻の香りに破顔して喜んでいただろう。]


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