180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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ところでお前、
[ラルフを顧みる。 思えばこの男がここに逃げ込むから、こうなったのだ]
こいつらに心当たりは? いかに僕の力が素晴らしく優れているといっても、邪魔くさい。 面倒だから、お前どうにかしてみせろ。
[堂々と偉そうに、後始末を押しつけた]
(203) 2014/06/09(Mon) 23時半頃
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[ふと、セシルの動きが止まった。
─────ざわり。と、何かの気配が背筋を駆ける。
ハッとして空を振り仰いだ。 気配は遠い──…ひどく、遠い。 なれど反応するは、セシルの持つ”適性”故か。 世界を越えて膨れた気配>>98に目を細める。今は、それだけ]
(211) 2014/06/10(Tue) 00時頃
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…ロビン?
[気配にはもう一つ、混じっていたものがある。
だから彼の名を呼んで眉を顰めた。
”アレ”と呼ばれるものと似た気配に応じた意識は、今はまだ薄く]
……何か御用でも。
[主の返事は常の声音。
二つ目を手に入れた為、治まったとはいえ『欠片』の気配は以前より強い。]
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───なに?
[ふっと、他所に向けていた顔を戻す。 不穏な気配。煌く瞳が、キッと男を睨み付ける>>218]
貴様、それを僕に言ったな?
[確かめる言葉は確かめる為では無論ない。 監視に向けていたとは比較にもならぬ程の敵意が、明白に向きを定める]
(225) 2014/06/10(Tue) 00時頃
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き、さま───…
[向けられたボウガンに怯む風はない。 ぎ。と、セシルは歯を食い縛ったようだった。 掌の裡に、クラシアの銀光が凝る]
無礼者が────!!!!!
[どん。と、衝撃に宮殿が一度沈み込むように鳴動した。 先とは比較にならない力が迸り、周囲の者らを打ち倒して行く。 ───びしり。と、嫌な音が鳴った。 宮殿の守護結界が音を立て、砕かれたようだった]
(235) 2014/06/10(Tue) 00時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/10(Tue) 00時頃
わ る い 。
どうやら "僕"はさきに いちぬけ みた い。
[闇の間を細く流れる緋い声が、薄く響いた。
悪い。と口にはしたものの。この面々は気にし無かろうけど、と唇だけで笑みをつくる]
お前、
[変わらない声色。
ただそこに微量の違和感を感じるのは、気配のためか]
……、…何を持っている……?
[”モノ”である自信はない。
ただ前には感じられなかった気配、それに二たびの問いを重ねた]
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で、次は貴様だっ!!!!!
[雑魚を吹っ飛ばした先を確認することもなく、くるりとラルフへ向き直る。 もっとも、この至近距離でボウガンを構えられていることを思えば、ひどく無防備かつ単細胞と言われても仕方ない所作だ]
よくも馬鹿にしてくれたな。 とことん反省させてやるから、そこに直れ! 覚悟しろ!!
[ご丁寧に告げて、再び銀の光を握り込む。 ひとまずは彼の得物を狙おうという辺りは、ほんの少しの理性であった]
(249) 2014/06/10(Tue) 00時半頃
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…………。
[主の問いに僅かな沈黙。]
『アレ』の模造品《イミテーション》の欠片を。
[微かに笑う気配の後。
偽りなく、事実だけを伝える。]
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ッ、貴様、
[都合良く乗せられたと知って、セシルの顔がかっと紅潮した。 プライドが傷ついたらしき表情で、ぎりぎりと男>>252を睨む]
─────両方いっぺんに言えっ!!!
[無茶を言った]
(254) 2014/06/10(Tue) 00時半頃
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────…は?
[煙草の煙に神経質に顔を顰めた。 ついで告げられた言葉>>259に白々と目を向け、]
……。悪い話以外の何があるんだ?
[いいところがない。と、不機嫌に睨んだ]
(260) 2014/06/10(Tue) 00時半頃
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あぁん?
うっせぇガキがやたら静かかと思ったらそんなことか。
いいからずっと黙っとけ。
どうせ、テメェ、我慢できず、ピーチクパーチクしゃべんだろ?
[気だるそうに男は答える。]
『”アレ』の模造品《イミテーション》の欠片……?
ゼロの探していた”アレ”だな?
お前、どこでそんなものを、
いや……、それより、
[なんだ?何故、”そんなこと”が分かるのか?
浮かんだ疑問は自分自身へと向けられたもの]
……。
[沈黙。やがて再び声が響いた]
お前も、望むのか…?
[何と言わない、ひどく曖昧な問いが向けられた]
――……こら。
私に殺される話はどうすんのよ。
[消えゆく気配には淡々と。]
それは超越者か、館の主《ゲームマスター》の手によってか。
はたまた全くの別の愉快犯か。
何者かの手により『欠片』はばら撒かれた。
"今は"譲って貰えるように交渉している。
[主が理解している事を当然のように返事を返し。]
く、ふふははは。
[曖昧な問いかけに最初に返るは哂い声。]
全ては――
我が主の思うが儘に。
悪意(わたし)は標の先へ意志を変えましょう。
[それが今の悪意の"最優先"。]
……今ならばまだ間に合うかも知れない。
我が帝國へ来い。
魂だけでも残っていれば、あるいは再生できる。
[そう、一度死んだ者達でも甦る。
それが帝國だったのだから。]
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/10(Tue) 01時頃
──…、そうか。
[ちり。と、何かがポケットの奥で反応したようにも思う。
それはかの議事堂で得た欠片か。
もっともこれはまだ、”その世界の構成要素”を欠いたまま、本来の──欠片に本来の姿があればだが、未だ本来の姿ではない]
嗚呼……
うるっ さい な。
[肉体消えて、魂も消える最期の瞬間に俺は言い返してやった]
ぐーすかぴーすか寝ぼけてたとおもったら…
いざ起きたら、きみも十分うる さ ……
[にぃ、と嗤ってやったつもりの声を、向けた]
ロビン、
[”名”を呼ぶ。哂い声に返す声は、むしろ静かで]
───”お前自身”の望みは。
[定義の”外”を敢えて問う]
……あは は おくそくで わるいけど。
扉かなにかに あたまからつっこんだ
きみが わるいて ことで。
[本当に、何故俺、殺されるんだろう。最期の憶測は
さて、正解したが、彼女の殺気を更に募らせた]
あはは…悪いけど それは…
NO THANK YOU-丁重にお断りするよ-
て ことで…
[最期に、魂だけでも、と彼なりの気遣いを見せたヨーランダに笑う。
元々、魂や肉体も虚像にすぎない俺だし。ゾンビになる気がふるりとしたので、それはいいかな、と冗談めかして笑って]
ふっ…… いしきのだんぺんでも のこるのなら
せいぜい みまもって おく よ
きみたちの たたかいの ゆく すえ ――…
[最期にそういい残し…反応はぷつりと 途切れる*]
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[声>>291に振り返った。 一段高いバルコニーに人影が在る。 見下ろされる角度に不快げにセシルは一度眉を上げたが、”我が帝國”の言葉に少し納得した表情をみせた。が、]
この木偶を寄越したのはお前か。 はじめから顔を見せれば良いものを。
[こちらの所為ではないとばかりに、肩を竦める。そして]
……投降?やだね。 客として招くというなら、聞いてやらないでもない…が。 牢に叩きこむと言い張るなら、相応の礼をさせて貰おう。
[端正な顔に不敵な表情を浮かべ真っ直ぐに。 堂々と背筋を伸ばし、皇帝を名乗る人物を正面に見上げた]
(300) 2014/06/10(Tue) 01時半頃
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───ふん。
[皇帝のお言葉>>302に返したのは、これひとつ。 見上げる角度上、ふんぞり返るようにして、冷ややかな視線をバルコニーへと向ける]
次も木偶か?……、いや。
[蒼天の暗黒拳王《ブルーヘヴンズ・ダークナックル》と呼ばれた人物へと視線を移す。確かあれは、傍らの男を追ってきた中年のはずだ。それが、]
なんだ。手駒になったか。
[つまらなそうに呟く]
(306) 2014/06/10(Tue) 02時頃
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…………。
[静かに名を呼ばれ、笑い声が失せ。
今度は迷いと思案を繰り返すように沈黙する。]
"私"自身には悪意《望み》はない。
私も模造品《イミテーション》だ。
最初に創造主《カミ》に愛された《悪意》に限りなく似せられた。
[だが、と言葉を切って。]
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