人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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どうかな。

[この手で手折れたら。
 欲望をぽつりと零す声が、他人に聞こえない音とは知らず。
 無意識のうちに繋がった向こうに声を返していた。

 誰かの喉に唇を。
 それそのものは、あまりピンとこない。
 けれど、薔薇に酔う思考回路は、感情の深いところの痛みを引きずり出す。
 壊すのではないけれど。
 奪うのではないけれど。]

うん、――なくは、ない。


 なくはない?
 ───なくはない、か。

[ ふわり、ふわり。
 落ちる声を繰り返すのは、花弁が舞うよう。 ]

 キミの中の、欲望はなに?
 渦巻いている感情は、なに?

 その種芽吹かせて
 美しい《花》を咲かせてよ。

 ねぇ、モリス。


 
[ その清い手で触れ、
 その清い指先で咲かせ、
 その清い心で濡らし、
 その清い唇で吸い上げ、 ]
 



[ 主よ、 罪とは 何なのでしょうか。]

           [ 主よ、 罰とは ……───── ]
 


俺の、欲望――
俺のは、そうだな。

[捉えどころなく降る言葉は、けれどするすると誘うように想いを引き出す。
 芽吹かせるための種も、養分も、何処にあるのか未だ見つけられないが。]

乱暴なのは、好きじゃないし。
『こっち見ろ、莫迦』かな。

[食堂を出る前なら、きっと庭番の顎を掴んで無理にも振り向かせていたところだ。
 今は道を違えてしまったから、くつくつと笑い喉鳴らすのが風に乗るだけ。]


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 吐き出される言葉の雨粒>>110
 それらは全てマークの本心だったのだと思う。 ]

  …………どうして、だろうね。
  でも俺には、君が、……酷く眩しい。

[ 湿った目尻から落ちる雫を指で掬った。
 弓に触れる指がキラリと月光に照らされる。
 漂う薫風に誘われるよう唇を指に寄せて見た。
 花の飾られた二つ結いを>>0:295 ]

(138) 2018/05/18(Fri) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  永遠なんて、ない。
  花はやがて枯れて腐り落ちる。
  
[ 棘のない薔薇に触れて指で髪を梳いた。
 するりと解ける感覚を辿りながら微笑った。 ]

  でも君は、こうして泣くから。
  俺は、……君のそういう所が、好きだよ。

  君は、弱くて真っ直ぐで、でも、
  健気に生きようとしているから……

  俺にはそんな君がとても、輝いて見えるんだ。*

(139) 2018/05/18(Fri) 00時頃

[ 喉を鳴らす音、後ろで響くそれに。
 音なく、けれどしかし唇を弧に歪ませた。
 顎を捕まれていたとしても、きっと同じ顔をしただろう。 ]

 キミは向日葵が好きなのか?
 それとも、月下美人が好みかな?

 その想いを向けられる相手が
 羨ましいね。

[ 空っぽの箱を揺らすように。
 中身のない声が落ちる。 ]


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ―絲の記憶―

  永遠を貴女に誓うわ、   

[ 赤い薔薇の花が咲き乱れる庭園。
 寄り添う二人の少女。
 互いの薬指に結ばれたのは花の指環。
 永遠を誓いながら花弁は散る。

 踏み躙られた血の欠けら>>119
 重ねた手のひらは砂のように去り、
 結び合った指は最早熱を持たず。 ]

(143) 2018/05/18(Fri) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 神に誓った愛さえも反故にして。
 他の男に媚びを売る。
 彼女に触れさせた髪は男の細長い指が触れる。 ]

  永遠なんて、なかったの。
  なかったのよ、ごめんなさい。

[ 身勝手な女の言葉。
 それを耳にしていたのは皮肉にも
 女と男の血を分けた一人。 ]

(144) 2018/05/18(Fri) 00時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 生まれながらにして自分はきっと
 奪う側なのだと自覚した。

 だから求めてはいけないのだと。
 全てを知ったあの時
 姉が心を塞いだと同時に運命の悪戯で
 居合わせた三つ巴の邂逅。

 求めてはいけない。
 これ以上、罪を重ねてしまう前に
 花弁を引き千切るように聖書のページを
 破っては、棄てた。 

 母に瓜二つの顔をした罪の結晶を呪うよう
 自らに不幸あれと願った。 ]*

(145) 2018/05/18(Fri) 00時頃

[ 罪を謳うように。
 罰を願うように。

 聖書のページを、捲るように。 ]


[花に例うる、好みの話。
 向日葵か、月下美人か。]

――いいや。
紫陽花かな。

[花の名前なんて多くは知らない。
 けれどもしも例えるならば、きっと。
 これから雨を浴びる薔薇と、今度こそ道を違えながら。]


 紫陽花。
 キミ好みの色をつけて
 そちらを向いてくれればいいけど。

[ その《花》がさすものを、俺は知らない。
 けれど興味こそあり。
 木を彫り何かを生み出す、そのモリスの手が何に触れるのか。
 何を求めるのか。 ]

 紫陽花にも毒があるから。
 気を付けて?

[ その《花》にも毒があるのだろうか。
 道を違えても、薔薇の香が届く限り。
 興味は尽きず。 ]*


【人】 蝋燭職人 フェルゼ


  ……そう?
  こんなのあげられたら、いいのにね。

[ 聴くものからすれば残酷な言葉かもしれない。
 落涙した雫>>164は甘く舌先を痺れさせたけど、
 霞む思考を誤魔化すように眉を下げた。 ]

  涙が出てしまうくらい強く想っていることがあるって、
  素敵なことだと思うよ。

[ 言葉足りずな事を捕捉しながらも、
 少しは落ち着けたのだろうか>>165
 まだほんの少しぎこちないマークの表情。
 らしくもなく心配している。 ]

(179) 2018/05/18(Fri) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  送っていくよ。心配だから。

[ すんなりと言葉に出来たから立ち上がろうとした。
 だが、近づく唇の気配>>166に指が微かに跳ねる。
 薔薇の香りが強く感じて――酩酊感のような――瞳が揺れた。 ]

(180) 2018/05/18(Fri) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 顎のラインをなぞるような親指。
 耳を引っ掻くようにして名残のある濡れた指が、耳殻を挟む。 ]

  薔薇の、薫りが……する。

[ くちびるに押しつけるように掌を寄せて
 それから、――――…… ]

(181) 2018/05/18(Fri) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ ぱちん、――と、弾けた。 ]

(182) 2018/05/18(Fri) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  …………っ、ごめ、――ッ、

[ 慌てたように片手を引こうと動かした。
 何をしているのだろう。
 自分の様子に追いつけず珍しく動揺に
 瞳がゆらゆらと揺れる。
 蒼ざめているのか赤らんでいるのか
 分からない表情は、彼には何色に見えるのか。
 ただ、自分の意志で彼に触れた事だけが
 ぐるぐると思考を惑わす事実で。 ]

  なんか、俺……ヘンみたいだから、
  ごめ……ん、頭……冷やしてくる。

[ 距離を取る事で逃げる道を選んだ。 ]

(183) 2018/05/18(Fri) 01時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

  ( だって俺は今、しちゃいけないことを、しようとした。 )

[ これ以上傍にいたら傷つけてしまうかもしれない。
 立ち上がり向かうのはすぐ近くの東屋の中へ。 

 転がるように中に入り込めば座り込んだ。
 くしゃりと癖っ毛を掻きながら赤い耳が
 震えるくちびるが、か細く息だけ吐き捨てた。 ]

  ごめんなさい、……。

[ 迷子の声はきっと何処にも届かない。 ]**

(184) 2018/05/18(Fri) 01時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/18(Fri) 01時半頃


 
 
 どうしてだろうね。
 
 


 
 
 ──めちゃくちゃにしたい。
 
 


[ 隠されたものは暴きたくなる。
 美しいものは穢したくなる。
 完成したものは壊したくなる。

 嫌われているのなら、もっと。
 好かれているのなら、もっと。

 胸に渦巻くのはいつだって
 背徳的なことばかり。 ]


[ だから、モリスの彫る作品を受け取れない。
 美しく完成したものは、ぐちゃぐちゃに壊したくなるから。

 だから、ケヴィンには容易に近付く。
 この香りに酔わせて、震わせたいから。

 だから、花を咲かせる。
 花を慈しむんじゃない。

 手折るために。 ]




[ シャワー室には、数枚。
 どこから落ちたかわからない薔薇の花弁が、ふたつ、ひとつ。 ]**
 
 


―――― 俺は、誰なんだろうな。

[途切れたはずの呟きは、胸の奥で抱えられた結果、ほろりと零れ落ちる*]


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 一つ、家族のこと。
 一つ、音楽のこと。
 一つ、寝付きが悪いこと。
 一つ、二つ、――三つ、四つ。

 真っ赤なペンは血も水のつながりのないのに。
 誰に急かされたでもないルール>>198
 打ち明けることは互いの秘密が深まる度
 少しずつ汚泥に潜むものを曝け出す。

 罪の共有が救いのように思えた。 ]

(206) 2018/05/18(Fri) 10時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 忘れたいと思っている時点で
 記憶に取り憑かれている。
 なかったことにしたあの夜>>195
 
 母の血が混ざったこの身を呪いながらも
 この血が他者を求めてしまう。
 どうしようもない性根だ。

 ただ彼は偽るのが上手で、
 ただ自分は下手くそなだけだった。 ]

(207) 2018/05/18(Fri) 10時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 自分から頼んだ約束。
 モリスを待たせてはいないだろうか。
 そんな事を考えながら差し出したノートの
 切れ端についても思考は回る。
 土産も鞄の中にあるというのに、

 両手で顔を覆ってしまう。
 何をしようとした。
 繰り返し問いながらも答えから背けて。 ]

  …………はぁ。

[ 指に残る香りに鼻を鳴らして俯く。
 室内を満たすは静寂。
 鍵の掛からぬ扉の傍で座り込んだ。 ]*

(208) 2018/05/18(Fri) 10時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2018/05/18(Fri) 10時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 完璧主義者かと思っていた彼の弱み>>220
 特に部屋に居たくないことなんか、
 「何故?」と理由を問うたことがある。
 答えを得られたかどうかは彼次第。

 安堵を覚えた。
 どれだけの優等生であろうと曝け出されれば
 唯の人であることにイアン以上の共感を得た。
 味方も欲しかった。だが、共犯者も欲しかった。
 ただ、それだけ。 ]

(224) 2018/05/18(Fri) 13時半頃

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