人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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 ねえ、あなたは何を望む?

 あなたの大切な人が――。
 死から逃れる事のできない、その日に遭遇したら。
 共に行く事を望む、かしら?

 それとも、その人を看取って――。
 短くとも、その死を悼んであげたい?

[共に生きる選択は、病の蔓延を告げられたこの村では、ほぼ難しいけれど。

自らに出来る、ことを。死の馨を纏わせた女は、そっとソフィアに告げて――**]


飾り職 ミッシェルは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 14時半頃


【人】 飾り職 ミッシェル

わかんない…


わかんないよ、お義父さん…

[一回切りのチャンスだから、失敗は許されない。
義父が遺した彫刻と同じように作った粘土細工の男性の顔を描いては消し、描いては消しを繰り返して。

今までも、何度も繰り返してきたことだったけれど。

もう、時間がないのだという焦りが。
焦燥をかきたてて、余計に何もわからなくなっていた。]


…お義父さんは、一体これを、どうしたかったんだろう。

(193) 2010/07/03(Sat) 16時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

[今でも強く覚えているのは、義父を迎えにきた街の人間を追い返した時の義父の言葉。

”此処でなきゃ俺は作れないんだ”

そう言った義父の顔は、初めて見る表情をしていた。
あの時も、この彫刻を手に持っていたような気がする。

これを、義父はなんの為に作り始めたのだろうか。

誰かにあげる為だったのか、自分で持っていたかったのか。
それすらも、わからなくて。]


……あれ、もう…朝?

(194) 2010/07/03(Sat) 16時半頃



 これは私の進化の過程の一頁です。

 


 生まれてから、23年。
 私は初めて自分の足で立っている感覚に気づきました。


 ねぇパパ、ねぇママ。
 私は恋をしたんだよ。


 一人で息をするのがつらいから、
 あの人と一緒に呼吸をしたいと思う。


 手が生えました。
 人に触れたいと思う手です。

 すっと伸ばすと、あの人に触れられそうだった。
 なのに何故だろう。

 この手はあの人を包みたいのに、
 傷つけるナイフに変わってしまうんです。


 触れれば触れるほどに傷を付けて、
 あの人を殺してしまいそうだ。

 じゃあナイフを放つその前に
 あの人を殺してしまおうか。
 それがあの人の心を傷つけずに済む方法じゃない?


 そんなの厭だ。


 一層、二人息絶えて。
 何もかもを失ってしまうべきなのでしょうか。

 だけど、私は進化する。
 私はまだ、進んでいく。

 あの人を失っても、私は未だ終わらない。


 
 だから 私は生きたい。


【人】 飾り職 ミッシェル

[締め切ったカーテンの隙間から差す光に気付いて、また徹夜してしまったのだと知るが。

今の自分にどれ程の時間が残っているかも解らない今、それは大した意味は持たなかった。
それよりも、まったく何も進んでいないことへの焦燥の方が大きくて。]

…やらな、きゃ。
考えなきゃ。
でなきゃ、お義父さんの跡を継いだ意味が、なくなっちゃう。

[そう言って、また作業に没頭しようとして、はっと頭を過ぎったのは。]

セシ兄たちは、リアたちは、もう。
村を出たのかな。

[自分が大好きな人達は、ちゃんと逃げ延びただろうかという考えがやっと心の中に浮かび。

それを確認するために外へ出ようと。]

(195) 2010/07/03(Sat) 17時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

わっ!?

[着の身着のまま、外へ飛び出そうとした途端誰かの胸に飛び込んでいて。
抱きつくような格好で見上げると、真っ先に確認しようと思っていた人がそこにいて。]

セシ兄。


なんでいるの。

[言外に、なんで逃げてないの、と。]

(197) 2010/07/03(Sat) 17時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

セシ兄はいちいち細かいなぁ、ちゃんと服着てるし良いじゃない。

[抱きついた格好のまま、いつも通りのお小言にはいつも通りの返事をして。
頭を撫でられながら、セシルの返事を黙って聞いて。

言われた言葉には、だって。と、顔と声に切実さを浮かべ。]

だって、私。

ここでなきゃ、作れない。
作ることしかできないのに、ここを出てったら何もできなくなる。

セシ兄こそ、なんで。

死んだら、もう。オルガン、弾けないんだよ?

(200) 2010/07/03(Sat) 17時半頃

飾り職 ミッシェルは、奏者 セシルに抱きつき顔を見上げたまま、泣きそうな顔でそう問いかけて。

2010/07/03(Sat) 17時半頃


【人】 飾り職 ミッシェル

色気なんか、なくていいもん。
今のまま、仕事さえ出来れば、いいんだもん。

[ぎゅ、とセシルの服を掴むように握って。
セシルの問いかけには、ふるふると頭を振って。]

お義父さん、が。やり遺したの、あるの。

それに、お義父さん。ここでなきゃ、作れないって。

だから、私も。きっと、ここでなきゃ、作れない。
外でなんて、出来ない。

[ぎゅ…と握る力を強めてそう言い。
セシルの言葉には、ぐ…と下唇を噛んで。]

でも。街に行けば。
これから先も、もっといっぱい、弾けるかも、しれないんだよ?

[搾り出した声は、震えていて。瞳は涙で揺らいでいた。]

(202) 2010/07/03(Sat) 17時半頃

飾り職 ミッシェルは、奏者 セシルに目元を拭われると、余計に我慢してたものが零れ落ちて。

2010/07/03(Sat) 17時半頃



 そう、あなたは生きたい、のね。

[その言葉を聞けば、それ以上は今は語る事無く。
静かに、彼女の進化を、歩む道を見守る事を決めた。]


【人】 飾り職 ミッシェル

ちが、う。

だって、今のまま、なら。
セシ兄が、きてくれる、から。

[言いながら、あぁそうか、と自分の中ですとんと落ちるように納得が出来て。
でも、それは、きっと言っちゃダメだったこと。

泣いている顔をみせられなくて、セシルの胸に自分の顔を埋めて、ふるふると頭を振った。]

でき、ない。

わたし、は、おとうさんのあの、顔。おぼえてる。


わたしは、いいの。
それ、より。

セシにいが、しぬの、やだ。

(207) 2010/07/03(Sat) 18時頃

飾り職 ミッシェルは、零れる涙と一緒に、震える唇で言葉を紡いで。

2010/07/03(Sat) 18時頃


【人】 飾り職 ミッシェル

ヴェスも、リアも、ラスにいも、イリスも。
この村の人、皆、みんな。

みんな、しんじゃやだ、けど。


セシにいが、セシルが。

しんだら、やだ。

[泣きながら、駄々をこねる子供のように言って。]

(209) 2010/07/03(Sat) 18時頃

【人】 飾り職 ミッシェル

…っ、やだ、よ…!

バカで、いい、から…
しんだら、やだ……っ…

[セシルの言葉には、ただ泣くしか出来なくて。

困らせてしまってると解っているのに、困らせたくないのに涙を止めることは出来なくて。

今までだって、ずっと自分のわがままを笑って聞いてくれた優しい兄のような人の胸に顔を埋めたまま、頭をなでられるままに*泣き続けた。*]

(215) 2010/07/03(Sat) 18時半頃

飾り職 ミッシェルは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 18時半頃


 だけれど、

 もしも、


 "その時" が 在るならば

 私など切り捨てて下さい。


 それも、私の、願いです――――


 ”その時”

 あなたがどの道を選択するにしても。
 あなたが何を望むにしても――…。

 私が、その時に生きていられたら――…。


 あなたの希望に添うように、するわ。


飾り職 ミッシェルは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 22時半頃


【人】 飾り職 ミッシェル

[大体において、大泣きした後は徐々に冷静になっていくもので。
例によって自分も、段々落ち着くと同時にどうしよう、と恥ずかしい、という気持ちがいっぱい広がって。

セシルに、もう平気、と言おうとした時、彼が弟の名を呼ぶのを聞き、きょとんと見上げ。]

ヴェス、どーかした、の?

って、あ、セシ兄?

[泣き腫らした目で、そう聞いた。
そういえば、昨日会った時なんだか様子が変だったけれど。

ちょっと、と言って出ていくセシルを止めるでもなく、しかし泣き腫らした顔で追いかけるわけにもいかず。

とにかく顔を洗ってから、後を追おうと。]

(245) 2010/07/03(Sat) 22時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

なんで、あんなこと。

[言っちゃったんだろう、と一人呟きながら泣きすぎて引き攣る顔を水で洗い流して。

桶に張った水に映るのは、セシルから色気の一つもないと言われた自分の顔。
イリスやソフィ、リアやコリーンみたいに可愛らしくも綺麗でもない、化粧っ気の欠片もない自分の顔は、たしかにその通りだと思った。]

…本当に、バカだな。
私。

セシ兄、困らせちゃった。

[水気を拭うため、タオルに顔を埋め。
少しの間そのまま動けずにいた。]

(246) 2010/07/03(Sat) 22時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

……よし!

[気合をかけるときっと顔をあげ、目元を擦った。
今の自分は、きっと自分らしくないから。
元に戻らなきゃと、そう思って。]

セシ兄追いかけなきゃ。

多分またヴェスがどっかで騒いでるんだ。

[まだ瞳は赤いけれど、今の状況ならきっと然程気にはされないだろうと。
そう考えて、外へと飛び出した。]

(247) 2010/07/03(Sat) 22時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

─ 自宅→村の通り ─

[セシルが向かった方向は見ていたから、そちらへと走ると程無く兄弟の姿が見えて。
声をかけようとしたけれど、なんだかいつもと違う様子を見、そうすることが一瞬躊躇われた。

周囲の空気がどことなく違うというのも声をかけ辛い一因だったかもしれない。]

…ヴェス、セシ兄?
なにか、あったの?

(250) 2010/07/03(Sat) 22時半頃

【人】 飾り職 ミッシェル

双方向の、愛?

[セシルから、名を呼ばれ。
柔らかな笑みを向けられたものの、躊躇いは消えなくて。

言われた言葉には、同じように首を傾げた。]

…私には、わかんないよ。

(253) 2010/07/03(Sat) 23時頃

飾り職 ミッシェルは、戸惑うような躊躇うような表情で、セシルとヴェスを見つめ。

2010/07/03(Sat) 23時頃


【人】 飾り職 ミッシェル

─…ヴェス?

[昨日も確かに変だとは思った。

でも、今日のヴェスは、もっと変だ。
セシルを真っ直ぐ見るのも、久しぶり、だけど。

なんだか、いつものヴェスじゃないと、思った。]

(257) 2010/07/03(Sat) 23時半頃

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