180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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何かに命令されて動くなど真っ平ごめんだが、
[何事もなかったようにすらりと立ち上がる。 視線は一瞬、ちらと一人にだけ流された。 終焉に臨んで先頃より響きあう声があるからだ。
────<共>に<鳴>り響く、新たな絆が]
貴様なんぞを捨て置くのも気分が悪い。 第一紅茶が不味くなる。 僕の紅茶の時間を無駄にした罪は天より地より重いと知れ。
よっていざ尋常に……ちッ、
(130) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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中年!!!僕の邪魔をするな!!!!
[またもや出鼻を挫かれた。 食堂内に迸る閃光、ひらりと華麗に翻るマント>>96 現れた”HERO”に良いように宣戦布告を奪われて、怒鳴った。
ただ”戦闘モード”が使えると見れば、 低く舌打ちをしたまますぐに頭は切り替えられる]
アルフレッド、お前HEROを名乗るなら、 あの程度の者はさっさと片手で押さえて来い。
[行け、と扉の向こうを目で示す。 オスカーの向かった先に彼は心当たりがあるようだ>>86 ならばと押し付ける形で任せて、セシルは廊下へと踵を返した]
(131) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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─ 廊下 ─
[廊下へと飛び出して駆ける。あまり長い時間はないだろう。 複数の世界を救うとて、今真っ先に守らねばならない世界は、]
……なっ!?
[廊下の正面から子どもが駆けてきた>>107 その背に追いすがるものを認めて、無言で片腕を振り上げる。 掌の先に凝る銀の力、クラシアの《戦士》の輝き]
────パーフェクト──…
(133) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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───サンダーストライクッ!!!
[狙い澄ました光の一撃が、子どもを追う化け物を貫いた。 どうと斃れる化け物を見て、しらじらとセシルが呟く]
パーフェクトは言いすぎだったな…。 スモールサンダー…、いや。語呂が悪いか……。
[ぶつぶつと検討を加える。 なんにせよ、相手が小物にすぎた。 ともあれ、目前の子どもには役に立ったようには思われるが]
(134) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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───そこの。
[温かみのない語調は、助けたはずの相手にまで向けられた。 ガキがこんなところで何をしているのだ。というのが、率直なる感想である。 特に変わった気配は感じられない。 いかにも無力そうな子どもではあるまいか…?]
何をしている。 廊下に転がって餌になるのが趣味か何かか?
[冷然としてセシルは助けた子どもを*見下ろした*]
(137) 2014/06/07(Sat) 15時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/07(Sat) 15時半頃
――…ちッ、
[緋き魔皇の声が先程から耳に触る。
原理は解らないが、自身にも"資格"があるという事なのだろう。
非常に気に入らないが、文句を言ってどうこうなる物でもない。]
先に言っておく。言っておくわ。
貴方たちが何処の世界を如何してくれようが、私には関係無い。好きにすればいい。
けれど――、
《私の世界-セイカノセカイ-》に手を出したなら。
如何なる手段を使おうと。
如何なる犠牲を払おうと。
《必殺-カナラズコロス-》。
[勇者の殺気――かつて彼女自身が《勇気》と称したそれは、言葉と共に伝播するだろう。]
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─ 廊下 ─
[どこか無機質で抑揚の薄い声に、軽く眉が上がる。 セシルの知る世界において、機械はメジャーなものではない。 引き換えに発達しているのは、魔法の力であるのだから]
なんだ、お前───…
[違和感を問い質そうと口を開いた。 その声が続きを紡ぐより前に上がる警告>>138]
チッ、わらわらと、
[振り返る。文字通りわらわらと沸き出る異形。 その有様に端正な顔が嫌悪の表情に歪められた。気持ち悪い]
(141) 2014/06/07(Sat) 16時頃
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邪魔くせえんだよォッ!!!!
[叫ぶと同時、振り上げた腕を勢い良く天から降り下ろす。 ドゥッ!と、派手に地鳴りのような音が響いた。 天と地を結ぶ銀の柱が、異形たちをそこかしこに貫く]
(142) 2014/06/07(Sat) 16時頃
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─ 廊下 ─
セシルだ。
[こういったところはきっちりと名乗り返して、 ジョージと名乗る風変わりな子どもを見返す>>143 時折意味の分からない言葉が出たが、凡そは理解した]
ふん。戦力が不足している…? お前、一体誰に向かってその口を叩いていると思ってるんだ。
[勝ち気な仕草で顎を逸らす。 が、敵の数が分からない───更には有限かも分からないとなれば、ジョージの進言にも耳を傾けるべきだった]
(153) 2014/06/07(Sat) 16時半頃
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では元を叩くしかないな。
[そうして少しの沈黙を挟む。 分かりやすいのは今、オスカーを叩くことだろう。 けれどその次に行うべきは?]
…。お前にも”世界”とやらがあるのか?ジョージ。
[幾多の世界に放たれたという冥界の眷属。 それらを叩くべきと定めて、ふと子どもへと問いを置いた。 この子どもが”招待客”なのか確信は未だないままに]
(154) 2014/06/07(Sat) 16時半頃
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[主より、是が返る。]
悪意《正義》の標に。
[胸赤鳥の口元が描く弧はより深く。
瞳の血の色は仄暗く濁るように輝く。]
[誇り高き銀色。
自信と自負に溢れた曇りなき瞳。
《悪意》には覚えがあるもの。
それは、血と屍と栄光と繁栄の上に座する帝王。
それは、100万の死を得て世界を変革(か)える者。]
悪意すら統べ。
狂気に浸されることなく。
立ち枯れる世界に変革を齎す者こそ我が主に相応しい。
――全ては我が主の望むがままに。
[《悪意》は満足げに唄(わら)う。]
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なに、
[ジョージの返答>>155に、僅か目を見開いた。 魔力的──超能力的と言ってもいいが、そうした方面におけるセシルの能力は決して低いものではない。 それは探知能力においても、発揮されている。
ただ、此度の”扉”については勝手が違った。 異世界に通じる──つまり己の属するものとは論理的に異なるが為であろうか。 セシルに、異世界の扉を知る能力はない]
お前、分かるのか。
[一度はアルフレッドに押し付けた相手だ。 故に放置しても構わなかったが、館の状況は芳しくない。 セシルは、少し気難しげな表情で息をついた]
(160) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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やれやれだ。 まったく、どいつもこいつも結局は使い物にならないのか?
…────ち…ッ…
[面倒くさいと言わんばかりに、前髪を片手で掻き揚げる。 軽く首を横に振ってからジョージへと視線を返した。 見遣る先にあるのは、白いカードだ>>156]
(161) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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ならばお前、
[つい。と、その白いカードを指す。 ”それ”の出所は、間違いなく”ここ”だろう。けれど]
そのカードを辿れば、お前の世界に通じる扉がお前には分かるんじゃないか? ”それ”は、お前の元へと来たんだろう。
[一度はそれも”ここ”を出たのだろうと。 指摘して、足を踏み出す。ジョージの示した扉へと。 手を掛ける。───開く]
(162) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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そら、
[お前も来いと、ジョージへ片手を差し伸べた。 扉の向こうにあるはずの部屋はなく、見知らぬ景色が広がって*いる*]
(163) 2014/06/07(Sat) 18時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/07(Sat) 18時頃
…ふんっ。おもしろい。
かならず、ころす、つまり必殺か。
[返された声から伝播してきた気配は……≪勇気≫。
だが、清廉な、恐れなき純粋なブレイヴ、とは程遠いな]
手段を選ばず 犠牲も厭わず
なるほど。
とんだ聖勇者-ブレイバー-がいたものだ。
良いだろう。不戦条約はお互い様だ。
[我が身に敵う者為して。恐らく彼女の力で俺は殺せまい。
だが、彼女が文字通り、手段を選ばぬなら話は別だろう]
……さて。俺はひとあし先に派手に暴れさせてもらうが。
『アレ』の捜索にも気を回す必要はありそうだな。
……嗚呼、勿論俺が考えているのは『アレ』の事だ。
わざわざ、俺が教えずとも本能的に『アレ』を理解しているはずだ
……やれやれ、穏やかじゃないな。
[宮殿の奥で、男は笑う。]
『アレ』を手に入れれば問題ない。
お互いの利害は一致するはずだ。
……
[玉座の上で。
男は一人思案する。
もしも『アレ』を手に入れないならばその時は。
他のセカイ全てを滅ぼしてでも帝國を守らなければならない。
そう、全てを――]
――…本能なんかに頼るほど薄っぺらい生き方してないけど。
『アレ』ね……『アレ』でしょう?
勿論わかってるわよ。
こんな悪趣味な遊戯-ゲーム-なんて、『アレ』に比べたら脇道も良い所だわ。
[その口調には苛立ちも混ざる。
余計なエネミーが蔓延してしまったせいで、自由に力を使えない自分からすると『アレ』を捜すのも難しくなってしまった。]
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─廊下にて─
ふうん。───なるほど?
[頷く子ども>>175に、測るような視線を一つ。 ではこれも”封”じられたクチかと、音には出さず思うこと。 その封の在り処に神ならぬ目の至ることはないままに]
それは便利だな。当てにさせて貰おう。
[使える物は使うと、あっさりとひとつ顎を引く。 そうしてカードを見つめるジョージの様子を少し眺めていたが]
(185) 2014/06/07(Sat) 21時頃
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……。出来ないものは出来ないと言えばいいんだ。
[恐らくはそうだろうと断じて肩を竦めた。 封が封であるならば、その”世界”の記憶も恐らくは封のうち]
───…
[差し伸べた手に手が伸ばされる>>176 それに、少年はふっと一度笑みを見せた。透明な笑みを。 そうして踏み込み先には、荘厳なる議事堂が広がっていた]
(186) 2014/06/07(Sat) 21時頃
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…ロビン、
[”扉”を潜る刹那に、セシルは声を投げている。
真紅の翼を捧げてみせた悪意《胸赤鳥》へと]
ゼロを追うぞ。
[そこに命令の響きはない。
どちらかというと誘いにも似た、笑みを含む気配]
────目印は、置いた。
[来いとも言わず、潜る扉にかすかに置くは銀の欠片]
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―英雄界/議事堂-フェデラル・ホール― -思い出の地-ホームスウィートホーム-より 交響曲第3番『英雄』-
[”扉”を潜る刹那、セシルは指を弾くような仕草をみせた。 ジョージが扉を開き残すには何も言わず、顔を正面へと向ける。 荘厳なるエンタシスの柱の空間。
ジョージを導いた手は離された。 傍らに上がる警告>>177に、無言で眸を細めたのだが]
…───ふうん?
[眷属が襲い来るよりも早く振り返る顔>>178に、 感心したようなつまらなそうな鼻を一度鳴らした]
(193) 2014/06/07(Sat) 21時頃
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