48 追試と戦う村
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―回想・ヴェラからのメールを受け取る前―
そう、ポーチュが楽しんでいるならいいの。
皆……もちろんそれは補習を受けている人達だけでなく、あなた達も含めて。
皆が楽しんでいるなら、それでいいの。
ありがとう。たくさん、楽しめたらいいな。
[微笑んでぺこりと頭を下げ、教室に戻ろうとする。
自分の背に届いた言葉。途切れ途切れであったけれど、聞こえてしまった。
後ろを振り返りたくても、振り返れない。
こそこそと陰で聞くのは駄目だ。これ以上聞いたら、問い質してしまう。
ネガティブな想像がどんどん膨らみそうになる。
一度首を大きく振って、足早に廊下を歩く]
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お花見、本当行きたいね。 補習が終わるころに桜の見頃が終わってたなんて、悲しいことにならないためにも頑張らなきゃ。 皆でいっぱい騒ごうね。
[外に視線をやって、瞳を細める。薄桃色の花を見つめて、早く補習終わらないかなぁとぼんやりと思う。 努力しなければ一生かけても無理なのだが、あいにくと自分の勉強はいまいち手につかない]
………えっと。本当に熱とかない? とてもじゃないけど、いつも通りには見えない。
ねぇ、プリシラ。
[プリシラとは補習で何度か面識があるから、名前を呼ぶ。 同意を求めれば、プリシラからも同じ質問がピッパに向けられる。 そうそうと同意するように頷いて、硬貨を拾うピッパを心配そうに見つめた]
(107) 2011/04/05(Tue) 22時頃
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熱がないなら、いいけど。でも、顔が赤い気がするわ。
[熱をはかるプリシラと顔を見合わせて、心配そうに見つめる。 どう見てもピッパが困惑しているのは分かる。 皆のやり取りを眺めながら、ピッパに話しかける]
あのね。これは、私個人の意見だけど。 分からない時は、考えないのも1つの手だと思うな。 考えたい時に、考えるべきだと思う。
無理に出した答えなんて、きっと答えじゃないと思うから。
[少しでも気が楽になればいいなぁと思いながら、それだけ言う。 テッドの言葉に全力で噛みつく様子を見つめて、イアンが原因なのかなとちらり視線を送った]
(115) 2011/04/05(Tue) 22時半頃
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うん、私はそう思うわ。 自然に分かるってこともきっとあると思うから。 今はいいんじゃないかな。
きっと、必要なら、考えたくなる時が来ると思うわ。
[椅子に座ったピッパの頭を励ますように撫で撫で。 可愛いなぁと思いつつ、自分のことを考えて、こちらも溜息を1つ]
頑張ってね。ピッパなら、大丈夫。
[果たして、それは追試のことなのか、別のことなのか。 瞳を細めて、微笑んだ]
(123) 2011/04/05(Tue) 23時頃
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ま、待って、待って。 ポーチュ何を食べてるの???
[プリントを広げて補習に取り掛かると見せかけて、ガツガツと何かを食べ始めるポーチュラカに気付けば、慌てて声をかける]
それ、何?どうしたの……?
………っ……!!!?
[首を傾げて、ポーチュに問いかけたところで、響くピッパの絶叫>>122。 テッドの落書きには気付いていた。気付いていたけれど、見て見ぬ振りをした。 それくらいには優しさは持ち合わせている。 あぁ、でもはっきりと言ってあげる方が優しさだったのかなとかそんな感想を抱く。きっとどちらも間違っている]
(126) 2011/04/05(Tue) 23時頃
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ね、ポーチュ。
あの、ね。
あまりたくさん食べたら……―――――身体を壊すと思うわ。
[ポーチュにこそっと話しかけて、心配そうに見つめた]
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そ、それはなんとなく分かるけど。 でもね、1人で食べるのは身体に悪いと思うの。
[どうしてそんな中途半端な状態のものを食べるのだろうか]
ってえええええええ!!!
[何かが目の前を通り過ぎて、ポーチュの口に。 そして、咀嚼される音。どう考えても、生クリームと牛乳と卵黄でそんな音はしない]
本当に大丈夫?お腹痛くなったら、言ってね。
[ポーチュラカ本人は、全く気にせず優雅に口元をふく様子に脱力感を覚えた]
(136) 2011/04/05(Tue) 23時頃
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なるほど、こうして他のものを食べることで、
食のバランスを取るということですわね。
[シュレッターのように紙を口の中に収納していくと]
流石は寡アイリス!
事が行われる時はもう、話は終わっているということですのね。
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ポーチュ!!大丈夫?大丈夫??? 本当に平気なの?
[生クリームと牛乳と卵黄。量を食べれば、気分が悪くなってもおかしくはない。 さらには紙飛行機なんて食べてしまったのだから]
こめかみ?こめかみって………
リンダ……どうしよう。ポーチュが体調悪いって。
[きょろきょろと周囲を見回せば、リンダと視線があう。 不安そうに眉を寄せた]
(149) 2011/04/05(Tue) 23時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/04/05(Tue) 23時半頃
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大丈夫、なの?何かあったら、言ってね。
[ポーチュの返事を聞いても、少しだけ不安そうな表情のまま]
うん、落ち着くけど。落ち着こうとしてるけど。 分かってる、分かってるけど、ね。
[リンダに落ち付いてと言われれば、泣きそうな瞳を向ける。 リンダが懸念することが分かって、慌てて少しだけこの現状から離れるため、皆から距離を取った]
(157) 2011/04/06(Wed) 00時頃
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[これ以上問題を大きくしないために、ポーチュラカから離れようとして、ふとあることに気付く。 そもそも、自分は肝心なことを謝れていない。 イアンがここにいるということは、もう用事は終わったのかなとヴェラのいる席を見る]
あの……邪魔したら、ごめんね。 隣の席、いいかな?数学、教える約束したから。
[そう断って、ヴェラの隣の席に座る]
あのね。ごめんなさいっ! メールね、返信しようと思ったんだけど。携帯の調子がおかしくって。
[空メールを3通も送った>>88のは決して携帯の調子の問題ではない。濡れ衣もいいところだ]
それでね、昨日補習で分からないところを教えるって言ったのに、全然進んでないよね。 それもね、ごめんね。
[何回謝ったら気が済むのか分からないけれど、矢継ぎ早に謝罪をする]
(159) 2011/04/06(Wed) 00時頃
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わからへん。
わからへん。
この気持ちが何なのか。
交換日記はどきどきした。
おでこをくっつけられたのもどきどきした。
じーっと見つめられたのもどきどきした。
せやけど、それは、相手がイアンやったからなんか。
相手が男の子やったからなんか。
それが自分でも、わからへん……。
うちは、男の子相手に緊張してるだけ?
それとも、イアンやからこそ、どきどきしてるんやろか?
わからへん。
わからへん。
――――どうやったら、わかるんやろう?
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うん、深呼吸。深呼吸だよね、深呼吸。
[ヴェラに謝っていないことに気付く前、リンダに話しかけられればこくんと頷く。 どちらかと言えば、自分の方が冷静で、ラマーズ法にも気付いているけど、突っ込みはしない。 律儀にリンダと呼吸法を繰り返す。ちょっと傍目には異様な光景だと思う]
………ありがとうね。リンダ。
[100回に2回くらいの確率で、リンダにドジを救ってもらったり、被害が大きくなるのを抑えてもらっている。 今回もそんなたまにの確率で起こった奇跡のようなもの。 それでもドジを起こしたくない自分はリンダの存在に感謝している]
もう、大丈夫だから。
[微笑んで、1つ頷く。だいぶ気持ちも落ち着いてきた]
(167) 2011/04/06(Wed) 00時頃
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[一連の行動を眺めていたが、ピッパがさっきからぶつぶつ言っているのが気になった。]
どうした?
姉さんも「恋」…したのか?
[と微笑みながら尋ねた。]
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あ、後ね。 今日一緒に帰るってお話なんだけど。
[リンダと話していて思い出したこと。 中学からの友人のリンダですら、100回に2回しか自分を止められない。いや、むしろ止められることを期待するのもかなり間違っているのだけど。 昨日会ったばかりのヴェラをどれほど巻き込むのか少し怖い]
本当に、いいのかな?
[自分から誘っといて、そして相手から誘われてなお躊躇いがある]
…………えっとね、えっと。 ほら、家の方向が全く逆じゃないのかなーとか。 私は徒歩20分くらいだけど。
[結局言えたのはそんな一言。不安そうに首を傾げて、ヴェラを見つめた]
(171) 2011/04/06(Wed) 00時半頃
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そんなんちゃう!
[反射的に口をついて出たのは否定の言葉]
……と、思う、ねん、けど。
[ぼそぼそと付け足されるのは自信のない言葉]
『皆様が、幸せでありますように』
[...の視線の先は不幸を自認する少女の元へ]
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この席がいいなって。 …あ、違うの。ほら、近くじゃないと教えられないから。
[素直な気持ちを思わず口にして、慌てて付け足したような理由を紡ぐ]
私の勉強は大丈夫。日々こつこつとやってるから。
[実力は伴っている。圧倒的に伴っていないのは運だと言うだけで。 あれ、運も実力のうち?そうすると、やっぱり実力もないのかもしれない。 広げられた課題。まだ合格点には程遠そうには見える]
1人でずっと頑張ってたのかな?お疲れ様。
[椅子を少し近付けて、プリントの悩んだ形跡を見て、微笑む]
あなたは……少しくらい気にした方がいいと思うわ。 今までにね、人に迷惑かけられたなぁとか、思うことってないの?
[気にしていないと微笑まれれば、困ったように首を傾げた]
(179) 2011/04/06(Wed) 00時半頃
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おや。今朝の勢いはどうした?
[様子が全く違うピッパが少し面白く見える]
相手はイアンか?交換日記をして気になったか?
『皆様が、幸せでありますように』
[ピッパに話しかける...の視線は乙女に憧れる少女に注がれている]
[ふと顔を上げれば、ポーチュラカと視線があった気がする]
(………、本当に、大丈夫なのかな?)
[心の中で思ったこと。口にはできない。
ポーチュラカを見つめる視線はどこまでも心配を帯びたもの。
気のせいだといいなと何度も何度も思いながら、未だ確かめる勇気は無い]
べ、つに、うちはいつも通りやし!
[どこかからかうような響きに、ムキになって反論した]
せやから、そんなんちゃうて!
その……やから、男の子と交換日記なんてするの、初めてやし。
それでちょっと緊張してるだけやねん。きっとそうやねん。
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私ね、高校に入ってから、誰かと登下校とかしたことなかったから。 だから、私から言い出したことだけど。
誘ってもらえて、とっても嬉しかったの。
[ヴェラにそう言うも、表情は少し浮かないもの]
家までは、悪いわ。 途中まで。何なら正門前くらいまででもいいかもしれない。 あの、途中でもね、帰りたくなったら、自分の家に帰ってね。
できる限りね、車道に面した道は通らないようにするから。
[見つめ返されれば、少しだけ勇気づけられて小さく笑む]
えっと。それじゃ、うん、一緒に帰ろうか。
[はにかみながら、最後にはそう告げた]
(187) 2011/04/06(Wed) 01時頃
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[ヴェラ目掛けて飛んできた紙飛行機。 きょとんとして、ピッパを見つめ、あっと小さく声をあげる]
ご、ごめんね。 ピッパにも教えてあげるって言いながら、全然教えることできてない。 課題、どうにかなりそうかな?
少しは進んでる?
[少しは進んでる人間はきっと紙飛行機を飛ばしたりはしない…とはよく考えなくても気付きそうなものだけど。 申し訳なさそうに謝りながら、首を傾げて問いかけた]
(192) 2011/04/06(Wed) 01時頃
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ムキになっている辺り、怪しいぞ。
可愛い姉さんだな。
[ピッパを見ていると何故か口元が緩む。]
ほら、イアンを追いかけなくて良いのか?
あいつのことだからきっとふらふらし続けて、危なっかしいことをしているに違いないぞ。
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んーん。 こんなのは気を使ったなんて言わないから、気にしないで。 困った時はお互い様だもん。
[謝る様子に首を振って、朗らかに笑む]
叶えたい夢がね、あるの。だから、勉強は頑張りたいなって。 偉くなんて全くないから。 結局補習受けてるしね。
[ヴェラの課題の何度も書き直された箇所を指でそっと触れる]
大丈夫。努力すればきっと報われるもの。
野球をね、実際私はプレイヤーとしてしたことないから。 だからね、その話に何かを言うことはできないけど。 それは、きっと迷惑なんかじゃないんじゃないかなって。そう思うな。
[野球の話を興味深そうに聞き入るも、言葉はあまり挟まない。マネージャーを経験していたとは言え、あくまでも部外者。 野球の話をしてくれるヴェラを穏やかな視線で見つめた]
(200) 2011/04/06(Wed) 01時頃
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べ、別にムキになんかなってへん!
[という口調が既にムキになっているのだが、気づいていない]
い、今は追試中やし!
特に用もないのに、勝手に教室を抜け出したりしたらあかんねん!
きっとそのうち戻ってくるやろし。
別に、うちがわざわざ捜しに行かんでも大丈夫のはずやし。
[それはまるで、自分に言い聞かせるように**]
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誘われることはあったけど。いまいちね、勇気がなくて。
連絡先……? そう言えば、元々友人だった女の子は前から知ってたけど。 この補習に来てから、連絡先教えたのは2人目かも。
[ストレートな言葉に少し考え込んで、ぽつりそんなことを言う]
柔じゃないって言うけど。 車にはねられたら、怪我すると思うの。歩道橋から落ちたら、痛いと思うの。それにどこかから植木鉢や鉄骨が落ちて来るかもしれないし。 油断だけはしないで、ね?
[どれもこれも冗談のようで実際にあり得ることだった。 心配そうに見つめて、小さく首を傾げた]
ううん。こちらこそ、誘ってくれてありがとう。 ………っ…!
[あまり表情に出さない人だと思っていたため、見えた表情に息を飲む。 思わず意識してしまい、頬が瞬時に染まって、長い髪で隠すように俯いた]
(206) 2011/04/06(Wed) 01時半頃
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