人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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【人】 記者 イアン


 いつも会ってたのにね、何も気づかなかった。
 君は、……何を抱えているんだろう
 どうすれば、苦しくなくなるんだろう。

[分からないのは、今まで見ていた彼と違うからなのだろう
聡い後輩と違い、今更理解させられた自分がいた。
自分の手の下に重なる温度を撫でて、続ける。]

 エゴイストなのが本当のモリスなら
 それで、いいんじゃないかな。

[相手のように>>82笑うことはしなかった。]

(86) 2018/05/19(Sat) 17時頃

【人】 記者 イアン


 それに、何も間違ってない。言うとおりだよ。
 俺も、誰かに触れてほしかった。

 でもそれは、君の意味とは少し違う
 俺は汚いんだ。

[そう打ち明けて手を離したのは、嫌だからではない

同性に触れられるのが苦手だ。
意識して、自分が普通ではないと知らされるから。]

(87) 2018/05/19(Sat) 17時頃

【人】 記者 イアン

[ ずっと、何処かで思っていた。

 それが特定の誰かである必要は無い。
 何もかも暴いて汚い俺に触れてほしい
 “あの頃”されていたみたいに組み敷いて
 必死に築いた正しさを崩してほしい。

 そこにあるのは楽になりたい一心の願い
      そして、植え付けられた欲望。 ]*

(88) 2018/05/19(Sat) 17時頃

【人】 記者 イアン


 ……ごめん。ただ、本当に凄いと思っていたんだ。

[告白は予想外の内容で>>90、目を見開く
何も考えず喜んで、なんて残酷だったのか。
知らないところでどれだけ苦悩したのだろう。
彼が自分をどう言ったとして、褒め称えていた人間の一人に違いない。]

 だけど、例え何も作らなくなったとしても
 君は君のままだ、モリス。
 ……俺は作品を貰うより、隣にいてくれるほうが好きだよ。

[伝える言葉が正答になるのか、分からない
思ったままを口にするばかり
そうして、そうありたいと思う心を肯定した。]

(99) 2018/05/19(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

[自分の汚れ、芸術家の苦悩
重ならない隔たりが確かに二人に存在して。
それでも、根本にあるものは同じだと感じた。]


 ……君はどうして、欲しいことばかり言うのかな。

[そう言い笑みを作ろうとして、失敗に終わる。
彼が口にする何もかもが>>93自分の望むままなのは
二人が似ているからこそなのかもしれない。]

(100) 2018/05/19(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

[それは自分にとって唐突に
息を吐く音が、緑を踏む足音が>>95
──聞こえたような、気がした。
どちらかでも幻聴ではなかったのなら
視線を向けた先、去り行く背を見ることが叶い
ただの勘違いならば、そこにはもう誰もおらず
落ちた薔薇の花弁を見つけただろう。]

 ……ヴェルツ?

[どちらでも同じことだ
小さな呟きは、名の主には決して届かない。]

(101) 2018/05/19(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン



 モリス、モリス……

[確かな動揺を浮かべた表情
怯えるようにモリスに自分から身を寄せた
無意味に名前を繰り返し、縋ろうとする。
他の人間を呼んだ俺を彼はどう思ったか
嫌そうに見えなければ、少しの間そのままでいた。

薔薇の香りが心地良い。]

(102) 2018/05/19(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

[傷ついた心で自分を気にしてくれた
大切な後輩、汚してはならない相手
いけないことだ、許されないことだ──]


 俺、俺は……君に見てもらいたい

         君が、欲しい。

[だけど、“苦しくなくなる“のならば
──汚い俺は逃げ道を見つけた。
手の感触に体温が上がる心地
視線は彼の瞳ではなく、唇に注がれ
欲の籠もる吐息が噎せ返る香りに混ざる。]*

(103) 2018/05/19(Sat) 20時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2018/05/19(Sat) 20時半頃


――……、

[ヴェルツ。呼ばれた先に、彼がいるのならばと視線を向けた。
 けれど、呼びかける言葉は出てこない。
 渦巻いているのは感謝と謝罪に似た感情だけれど、ありがとうもごめんもそぐわない気がした。

 ただ、思い返すのは、どろどろと胸の奥に溜まって自分の中を染め替えるような、甘い甘い薔薇の香り。]


俺が手に入れたいのは、紫陽花じゃなくて。
紫陽花の隣だ。

[紫陽花の花は、一輪では咲かない。
 小さな花が、己を飾って寄り添いあって、ようやく見知った姿で咲ける。
 その、寄り添う隣を、手に入れる。
 奪ってでも。多少、強引にでも。
 ここにいると、こっちを見ろと、振り向かせて。

 独白のように呟いた言葉。薔薇の精には届かなくても、いいつもりで。]


[ 中庭の二人と、図らずしも同じ構図をとっていると思いもしない。
 緑を踏んだ時に呟かれた言の葉()を
 ただ、思い出していた。

 手に入れたいのは、紫陽花の隣。

 紫陽花そのものではなく、その隣の場所だと。
 人はおかしなことを考える生き物だ。
 それもまた人の──彼の
 想う、心の、かたちなのだろう。

 悩み、押し殺し、隠して生きれば生きるほど
 彼らの中には美しいものが詰まっている。

 俺はどうやら、空っぽだ。 ]


[ 独白めいた響きであったから
 言葉を返すことなど、なかったけれど。
 見せずにいた顔は確かに

 笑っていた。

 モリスが望むものを手に入れたなら。
 いっちゃんが望む姿を見せられたなら。
 それ以上の事が、あるはずもない。

 その形がどうであれ。

 風景の《薔薇》は彩りに変わるだけ。 ]*


[ 良い子にしていると呟いた(
 あの幼子(おとこ)はどうしているだろう。
 首筋に降った薔薇の花弁は
 洗い流しても、そうそう落ちはしまいが。
 罪も、水で洗い落とせるものじゃない。

 彼に詰まったものも、中身は知らねど
 ぎゅうぎゅうと美しいものが詰まっているんだろう。 ]


 
 
[ ひらり、夜風は凪いでいるのに
 はらり、薔薇の花弁が舞う。

 ふたつ、ひとつ。 ]
 
 


【人】 記者 イアン

[罪深い、許されない。倫理に反する。
今自分は後輩を誘惑した。]

 ごめんね。

[こんな行為を求めることに、
待っていた先輩が汚い奴だということに
ぽつり、悲しそうに笑って謝罪した。
言外の感情を察するのは不得意
先程は伏せていた目が>>148こちらを向き
笑みを見せられるのならば、罪悪感を覚える。

正しい道からはとうの昔に外れている
遊び半分の悪意に突き落とされた。
今まで落ちてないふりをしていた、だけ。]

(177) 2018/05/20(Sun) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[頬に触れる違う温度が心地よい
添えるように自分の手を重ねるまでが似て
甲を指でゆっくりとなぞるのが先程と違う。]


 俺といる時は、怖がらなくていいよ。

 ──……君を見ている俺を見て。

[途切れた話>>150を思い出すだろうか
ひとり怯えるモリス・レーヴェンへの答えは
彼のことを思うだけではない
自分を見てほしいという、利己的な感情も含む。] 

(178) 2018/05/20(Sun) 01時半頃

【人】 記者 イアン



 場所を変えようか。
 また見られるのは、……ね。

[優しく手を下ろさせ、毛布を退け立ち上がり
微笑みかける顔は生徒会長のもの。

どう反応するのか、彼を見ている。]*

(179) 2018/05/20(Sun) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[夜闇の中でも見えた表情>>164
きっと自分と似たようなものだったけれど。

平静を繕う相手と、それに縋るもう一人は
それぞれ別の理由で怯えたんだ。

だって彼は細やかな心の子供で
俺は汚れた大人なのだから。]*

(180) 2018/05/20(Sun) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[ヴェルツという名の薔薇は存在しない
彼そのものこそが俺にとっての薔薇だ。

決まった場所で、綺麗に在り続け
いつでも変わらずに迎えてくれる。
棘に怯える臆病者は、汚い手を伸ばせない
まだ見てもいないのに、立ち止まったまま

汚泥から美しい花は咲かない。]

(185) 2018/05/20(Sun) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[ただ一言問い掛ける、それだけでいい
返るものがなんであれど、空白は埋まる。

汚れを晒すより余程簡単なことの筈なのに
一度踏み出せばその後もきっと出来るのに。

怖くて怖くて、仕方なくて。
見つけた背中は距離以上に遠く感じた。]*

(186) 2018/05/20(Sun) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[吐息の笑み>>192の意味は知らない。
気づかれた何かの中身も、言わない
惨めで、情けなくて、苦しくて。誰にも言えない。]


 なんでもないよ、モリス君

[ああ、その呼び方嫌だなって
思った癖に自分も戻っている。
染み付いたものは恐ろしい。一度汚れたら最後、

レーズンパンは食べ終わっている、荷物は軽い。]

(197) 2018/05/20(Sun) 02時半頃

【人】 記者 イアン


 図書室に内鍵を掛けて閉じ籠る、とかかな。
 とりあえず、中に帰ろうか。

[間を空けず、モリスに答えた>>193
考えることもなく実体験から自然に口に出る。
一つとして望んだわけじゃないんだけれど。]


 ………………、

[嫌だな、本当に。
歩きながら無意味に制服の胸元を掴む。
行き場所以外に話すことが無かったのならば
建物の中に戻るまで口は開かなかっただろう。]

(198) 2018/05/20(Sun) 02時半頃

【人】 記者 イアン

── 廊下 ──


 ……ねえ。
 気持ち悪いって、言ってもいいよ。

[行き先が何処になったとして歩く場所
少し前を歩きながら、ふと呟いた。
丁度その位置は月光が届かず、表情は気づかれないだろう。


薔薇の香りが、欲以外のものも引き摺り出すようだ。]*

(199) 2018/05/20(Sun) 02時半頃

【人】 記者 イアン


 ……参ったな。これで罰点2だね

[せめて否定してくれたらいいのに
それなら何を言っているかは理解したということになるから。
胸が締め付けられるような、情けないような。
先程のやり取りを持ち出して茶化すのが精一杯だ。]

 俺のことだよ。
 貯まったらお菓子でも買えばいいかな?

[自白はするけれど、答えは貰っている。
足は図書室を目指して、動き続けた。]

(202) 2018/05/20(Sun) 03時半頃

【人】 記者 イアン

── 図書室 ──


[大きめの窓から月明かりが差し込む
図書室の雰囲気は、昼間とは違って見える。

そんな静かな空間に、金属の音が響いて
外と内とが一時の断絶を迎えた。
一度、小説を返す為に書架の中に一人向かい
帰ってくれば備え付けられたソファーの端に座る。
見上げるのか隣を向くかは相手の行動次第。

少しの沈黙の後、口を開いた。]

(203) 2018/05/20(Sun) 03時半頃

【人】 記者 イアン


 ……モリスは、俺にキス出来る?

[口の端に指を当てれば首を傾げ。
年齢と背丈に比べ幼い仕草で相手を見つめる。

彼に知られたいと思い、欲を抱いたとしても。
それで重なるものを見つけた気持ちや今までのことは消えない。
だから、大切なら試すことが必要だろう。
出来ないのならば、こんな時間は終わり
汚くて最低の先輩とはさようなら。 

俺は願望を抱えたままひとりになる。]

(204) 2018/05/20(Sun) 03時半頃

【人】 記者 イアン

[実のところ、ここまでで充分意思は示されていた。
それはちゃんと目にしてきた筈。

それでも最後の確認をしたのは、多分
こちらもどこか怖がっている部分があったから。
皆の傍に寄っていって、いつも賑やかな場所にいて
その一方、いつだってひとりだったのだと思う。

テーブルに置かれた栞の魚は動かず
いつまでもそこにあり続ける月光の下。

跳ねる水音が聴こえたような気がした。]*

(206) 2018/05/20(Sun) 03時半頃

[ そんなキラキラした記憶を思い返しながら。
 平気で他者に口付けようとする、俺こそ。 ]



 
 
 ──こんなに 穢い のにね? 
 
 
 


【人】 記者 イアン

── 何もかもが今は遠い ──

 なんだい?

[雑草抜きも板についてきた初夏
思い掛けないことをされ、固まった記憶。
同性に触れられるのが苦手だ。汚れて、穢れているから。
彼に手を伸ばしたことは無かった。
綺麗なものを作る、綺麗な人だ──そう勝手に思っている──から。]

 ……笑わなくても、いいじゃないか。

[作った「僕」はそんなことはしない性格なのに
拗ねたふりをする以外に混乱する頭は思いつけなかった。
そうしなきゃ顔を背ける術が無かった。]

(213) 2018/05/20(Sun) 04時頃

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