140 【飛歓】星屑祭の街【RP】
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[ふと、口の端をつりあげて、微笑んで。 挑戦的な笑みは、いつもの「クラリッサ」らしく]
さあ、銀の剣も竜の盾もないけれど! 勇者様がそうやっていつまでも落ち込んでちゃ、 悪者退治なんて一生できやしないわよ!
あなたの武器は、強い腕力でも大きな身体でもないの! 見て、聴いて、歩き回って考えて――
……倒しに行くんだ。君の仇を。
[芝居がかった口調で、おどけてみせて。 ぽん、と少年の頭を叩いたろうか。
それから少年が立ち直るまで、小さな背を撫でて。 彼が何か話したならば、黙って聞いただろう。 何があろうと、少年の気が済めば、その場を後に。 ――――己とて、長居したいところでは、なかったから**]
(88) 2013/08/31(Sat) 22時半頃
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――ちょっと前:キャロの部屋――
[見えるはずもない、信じてもない、そう思っていたけれど。
ふと聞こえたのは明るく元気な――死者の声>>+8]
……やだなあ、僕も死期が近いってことかな。
[言葉の割に気にした様子もなく、そんなことを呟いて。
捻くれ者は、少年に気付かれない程度に、そっと視線を上げると]
殺されといて、よく殺人犯に声かけようと思ったよね。
どうしたの? まさか死んでもお腹空いてるとか?
それはさすがに僕の手には負えないから自分で何とかしてよ。
……ああ、それから。
心配しなくても、僕は君ほど腹ペコじゃない。
[鼻で笑って囁き返し、ちら、とジョージを目で示す。
取って食いやしないよと、いつか言ったなと思い出しながら**]
[返事をするのがちょっとばかり、遅かったろうか。
泣きじゃくる姿に>>+9、どこか安堵を覚えつつ。
心底自分はどうかしていると、不意に笑いが込み上げて]
そうだね。君は弱かった。弱すぎた。
ちょっと驚くほど弱かったから、僕も反応に困った。
[少女の嘆きにとどめを刺すようなことを言いながら、
はは、と笑って]
だけどこの子はきっと強くなるよ。
君の屍を乗り越えて。
僕に辿り着くかまでは……分からないけれど。
――この芽は君が育てたんだ。誇っていい。
[いっそ清々しいまでに、静かに、呟く**]
(……まあ、今を乗り越えられればの話だけどね)
[――そんな本音は、胸に仕舞って**]
ルーカス・ポド……まあいいか。
[姓をうまく言えず、言葉を濁した。]
これ、いったい何?
君も旅で疲れてて、旅疲れ同士が頭の中で会話できるっていう・・・つまり、お互いの体を労わるための期間限定能力ってこと?
[自分の問いかけに対し反応があったので、続けて質問することにした。]
(あぁ、もう自分でも何を言っているのか分からない…)
[傍に誰もいないことを確認し、頭を抱えた。]
さあ、僕も良くわかってない。
君がどういう人なのかも、どこにいるのかも。
もちろん、この能力が何なのかも。
期間限定…そうなんだろうか。
僕がこういう違和感を感じたのは丁度…
3日前、くらいだったかな。
―― ??? ――
[目を瞑れば緩やかに、目蓋の裏で歯車が廻る。
ごとり、ごとり――大時計の針が、重い音を立てて動いて。
捨てられた布や藁をかき集めて、寝床を作ったっけ。
意外に隙間風が吹くものだから、冬は寒くて仕方なくて。
清掃用の出窓があるのは、数字の12のすぐ下で。
明け方の空、蒼に染まった星屑の棺桶。
沈黙に満たされた、深海の街を見下ろすのが、好きだった。
規則正しく鐘が鳴るよう、手入れをしたのが化け物だとは、
おそらく夢にも思うまい。
――思われたくも、ないのだけれど]
[目を開く。暗闇の中で、拳を握る。
きつく眉根を寄せて、――強く、叩きつけた]
[――理屈にもならない思い込みなんかで]
……処刑なんか、されてたまるか……
[――義理だの情だの、そんな訳の分からない理由なんかで]
命拾いなんて、してたまるか
[――群れるしか脳のない、弱い人間共になど]
――殺されて、……たまるか!! っふざけるな!!
僕はッ! 僕は認めない、認めたくない!!
そんな終わり方、絶対に!!
僕は望むように! 望む場所で! 死ぬんだ!!
[悲鳴のように。渇望の、声]
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