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ひっ、……、く、び、
うそよ。
ああ、あたしは見ていないわ。
あなたなんて、見ていない、の……。
[狂気にとらわれた陰鬱な男。
視線に焼きついたかのようなその光景を払うように、
首を左右に振った。]
【人】 FSM団 ミナカタ ・・・俺が悪いってなんでだよ。 (237) 2013/02/19(Tue) 22時頃 |
みつけ、た?
[見覚えがあるような、たいけい。にている? そのも、の?]
待って!
待って!
行かないで! 行かないで!!
ボクの
ボク の
[返り血とモンスター達の粘液を拭いながら、見かけた面影を追う。巨体を揺らしながら、真っ直ぐに]
ひっ、――。
[何かの声。
よくわからない。
何を言っているのか、理解できない。
それでも、狂気に満ちた執着。
それはわかる。
ただ、わかるのは――
待ってという声に囚われては駄目ということ。]
[恐怖に身を竦ませる仕草も、詰まらせた声も、見えない。聞こえない。出迎えてくれる妻。家にいてくれた妻。ただいま、そう言いたい。言って抱きしめたい]
ただいま!
ただいま!
[会いたかった 会いたかった 会いたかった]
こ、こないでっ!
[ただいま、ただいまだなんて言うけど。
あんな人は知らない。
最初に感じた視線を思い出す。
ああ、気持ち悪い。ただ、気持ち悪い。]
(いかないで!
いかないで!)
[哀願。懇願。笑っていた。...が視る世界でのクラリッサは笑っていた。追いかけっこを楽しんでいるのか、必死に追いかける無様な自分を笑っているのか、笑顔の相手を追いかける。実際の世界は見えていない]
(待って!)
[強い拒絶も知らず、追いかける]
いやあああああっ。
――、こっちに来ないで。
[男の妄執の中では、
今は、追いかけっこの最中なのかもしれない。
でも、長身の見知らぬ男から追いかけられるのは恐怖。
しかも、槍を持って血臭をまとわりつかせている。
顔は、笑顔ではなく恐怖で硬直している。]
ボクの…
ボクの…
[アイリスも、ヨーランダもただの障害物。
欲しいのは、欲しいのは、ただ一人。たった一人。
この世界から消えた妻。
槍を捨てた手を伸ばす。
割って入ろうとする邪魔
まとめて追い払おうと、手を伸ばす
ボクのってなにっ――……。
いや、いやよ。
きもちわるいの、触らないで。
[目の前の男の妻だと思われているとも知らず、
ただ、拒絶するのみ**]
ずっとずっと待っていた。
[駆けながら囁く。聞こえていようとも、いなくても囁く]
【人】 FSM団 ミナカタ ……あんな有様になってもか? (293) 2013/02/19(Tue) 23時半頃 |
二人の家に。
あの家に。
[何度も、何度も囁いた。馬上で。振り落とさないようにしがみ付きながら]
愛してる。
[教会のパイプオルガンに、クラリッサを乗せた]
【人】 FSM団 ミナカタ[>>314 聞き返されて眉を下げる。 (318) 2013/02/20(Wed) 00時頃 |
【人】 FSM団 ミナカタ ――来い。 (340) 2013/02/20(Wed) 01時頃 |
ぁ――……。
[失った意識の底へと、
クラリッサの意識を無視して強引に囁かれる言葉。
待っていた、何を――。
知らない。
あたしは何も知らないの。
この狂気に染まった男の事を。]
――……
[二人の家、
ああ、狂気。
狂気を、あたしに注ぎ込まないで。
いや、いや、いや、いや。
何度も囁く声に、無意識で抵抗する。]
あぁ……、うううぅ、……、きらい。
きらい、きらい。
[パイプオルガンに乗せられ、
愛していると囁く言葉に返すのは――。
男の言葉と逆の位置にある感情**]
主よ、
我らの心が平穏である様に
[クラリッサの胸元に頭を寄せ、掠れた声で囁く。
在りし日に賛歌と共に奏でられるべきパイプオルガンは、引き摺られた跡と共に教会の隅に移動していた。足元を覗けば、ひき潰された男の身体が見えたかも知れないが、覗き込む者はなく、今は...の花嫁を添える舞台に過ぎなかった。背の高い...の視界に、クラリッサの全身が覗けるだけの高さ]
我らが困難に襲われぬ様に
[身を乗り出して、抱きしめる。抱きしめるというよりはオルガンの上に投げ出されたクラリッサの身体に縋りつくような格好になっていたかも知れない]
我らをお救い下さいませ
[呟く。抵抗があっても、なくなっていても囁き続けながら首筋から胸元へ、胸元から腹部へ、下腹部を通って太股から脹脛へと頬擦りをするように、己の頬を滑らせる。慈しむように目を細め、微笑む]
やっとまた、会えたね。
信じてた。
[神など信じてはいなかった。迫りくる略奪や殺戮に怯え、自分達を襲う相手に哀れみを請い、最期に神に縋った農民達は、村の人間達は誰一人神の慈悲に預かれる事はなかった。妖魔に侵略され、村は焼かれた。王国軍の軍靴に蹂躙され、村は滅びた。共に目にしてきた。目の当たりにしてきた。戦場で、何度も。祈ったものが救われた光景は、一度もなく、願った奇跡が行われる事態は、皆無であった。だからこそ、この奇跡を心の底から感謝する。神ではなく、目の前のクラリッサに。また出会えた愛妻に]
ありがとう。
僕らは、俺たちはまた、
やり直せる。
[出征からの帰還。自宅で血塗れで倒れていた妻。下腹部には陵辱の跡が色濃く残されていた。人間業とは思えない、破壊が身体のあちこちになされていた。あの時から、永遠になくしてしまっていたもの。それを感受する世界を認めるわけにはいかなかった。認めた時、本当に二度と会えなくなるから]
二人の家で、二人だけで。
[もう一度、初めから。巻き戻す]
とても、嬉しいんだ。
[きらいと呟いた声はどの段階だったか。脳裏ではウェディングを着飾っていた妻は、見覚えのない衣服を身に纏っていた]
おかしい。この服は、妻ではない。
[だから剥がす。力任せに、クラリッサの衣装に手を掛けて、引き千切ろうとする。無論、そんな簡単に破ける筈もない。それでも、生地が引っ張られ、肌着がまろびでる。上等なシルクと身体に合った下着が引っ張られた上着から覗く。白い肌。柔らかい肌。貴族らしい肌。妻の肌。俺の肌]
[恐怖に引き攣る顔も、心神を喪失して青褪めている顔も、何も判らないまま泣きじゃくる顔も、理解できない。ただ目の前の彼女上着を荒々しく脱がせていく。抵抗する手足があれども、頓着せずに衣服を奪っていく。それ(衣服)は妻じゃないから]
知ってる。
うん、知ってる。
[両腕を通す袖の所だけを残して剥ぐ事で、上着は彼女に対して手枷になっていた。
目の前に晒されたのは押し込められていた窮屈そうな胸。
上質で高級な肌着に指を掛け、その見かけよりは大振りな乳房を外気へと露出させる。
この胸は知っている。妻の妹のように大き過ぎる事もない、それでいて十分な大きさ。
絹のように白く滑らかな肌と見覚えのある双房。細い鎖骨から急な曲線を描き、大きく膨らみを持たせ、先に近づくにつれ仄かに染まり、ピンと突き立った先端]
好き。
大好き。
[幼児の頃、吸ったミルク臭い乳首とは違う。年頃の乙女の乳首。一生に一度だけの大事な果実。自分だけの果実。己の子にだって与える事はない。俺だけのもの]
[パイプオルガンの上でクラリッサをうつぶせにして寝かせ、身体に纏わり付く邪魔な布きれは腰のあたりまで捲り上げ、露になった白い臀部を凝視しながら撫で回した。優しく、指先の腹でその肌の張りを慈しむように。
そして尻肉に顔を押し付けて、顔面でその感触を確認しながら、片手で己の衣服から陰茎を引き摺り出した。
一物は、自分の興奮と感動の象徴とするかのように、筋が脈打ち、先端を濡らしながら反り返っていた。
腰に引っかかったズボンを下すべく、軽く腰を振る。勃起した一物が腰の振動と共に、強く跳ねた]
ぁぅ…っ。
[腹に付くばかりに反り返ったペニスが、その上下の振動で暴発しかける。思わず唇を噛み締めた]
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