情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
可哀想やな、可愛いな。
そうやね、気づいてもらえんのは、寂しいな。
大好きな、じいちゃんやもんね。
ねぇ、おたえちゃん。
心配、
いらんよぅ?
[ 蹲る子供の姿はこの目には見えず。
ただ聞こえる声に、その紫陽花へと視線を送る。]
心配、いらんの?
たえちゃん、居るん?
これ 誰の声やろか。
……夕ちゃん?
[ 朝夕の区別がつくつかない、という以前に。なんだろうか、少しだけ、雰囲気が、…]
ゆうちゃん?
[ 違うような気がして、]
…
[ 昔、出会った、誰かに似てる気がする。
紫陽花へと送っていた視線は、夕顔へと向けられ、少しの間視線を留めた。]
【人】 飴師 定吉─村への道─ (115) 2019/07/05(Fri) 21時頃 |
【人】 飴師 定吉んん?亀吉、贈ったら喜びそうな子って (116) 2019/07/05(Fri) 21時頃 |
[少女と本当に視線が絡んだのは一瞬。
けれど、少女がまた家の中へと視線を戻してからも、その眼差しは彼女をとらえて離さない。
見えない眼差しが、“笑みを浮かべた”。
その“笑み”は、どう見積もっても年端のいかぬ少女の浮かべられるそれではなく、
もっと言えば、18の年頃の娘が浮かべたそれで、
更に言えば、娘は“緋色の婚礼衣装を纏っていた”。
そんな姿はどこにもないのに、何故かその眼差しは、“そんな娘の浮かべた笑み”を幻想させた。
そんな娘は、どこにもいない。
どこにも。]
[とたとたとた。
裸足の子供が室内を走るような音がする。
足音は、飴のそばでいったん止まってから、また走り出す。
家の、中ほどへ、向かうように。
開いた戸
『みぃつけた!』
『次はおねぇちゃんの番!』
とたとたとた。
家の中を、裸足の子供が走り回るような音がする。
何度か襖や戸を開け閉めする音がして、それから、静かになった。]
[ ほんの一瞬。すぐに表情を変えてしまったから、その視線に捉えられたのも一瞬、の、はずだ。
笑みが見えた。
夕顔にはおおよそ浮かべる事に出来ない類いの笑み。
ぞわ、じわ、じとり、
ぺたりと背筋に張り付くような感覚は、まだ雨も降りはじめていないのにはやい気がする。
今のあたしよりも少し年下、
だけど、ずっと昔はずっと年上、
緋色の花嫁の笑みは、笑みが、
心を捉えて離さない。
息が詰まるような心地に目を瞠る。
きれいなきれいな、およめさん。
ここにいるのは夕顔だ。
夕顔、夕ちゃんのはずなのに、
ここにいない姿なのに、あの娘は、 ]
[ いない――…?
表情が夕顔に戻って、漸く解放された気になる、いや、されていない。囚われている。]
おねえちゃん?
[ 自分に勿論姉はいない。だがなんとなく、そう口が動いた。]
『もう いいかい』
『まぁだだよ』
『もう いいかい』
『もう い い か い』
『も う い い よ 』
────め か く し
お に さ ん
て の
な
る
ほ
う
へ────
[ 視覚と聴覚が、何かに囚われ、
少しだけ下を向いて、ぐるぐると頭の中で渦巻く 声を 姿を
反芻している。
紫陽花へ向かうような視線は、
少しの間、どこにも向いていない。]
[ 綺麗な、およめさん。
紫陽花の季節に輿入れしたならば、
彼女は幸せになれたのだろうか。]
[ 耳に幽かに届く、沁みるような声。]
[ ぱん、と軽く小さく、聞こえないくらいの音で、手を打ち合わせた。]
【人】 飴師 定吉そやね。 (137) 2019/07/06(Sat) 00時頃 |
『 お
に さ
ん
こ
ち ら
て
の
な る
ほ
う へ 』
[転がった琥珀色を、幼い子供が攫って行った。]
寂しいな、寂しいな。
ここにおるのにな。
おたえちゃん、ちゃぁんといい子で、帰って来たんにな。
[そもそもお山の神様なんて、
人の子なんぞに興味なんてないんやけどな。]
なぁ?
【人】 飴師 定吉─村の道─ (175) 2019/07/06(Sat) 20時頃 |
【人】 飴師 定吉へぇーー。そうなんか。 (176) 2019/07/06(Sat) 20時頃 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi