276 ─五月、薔薇の木の下で。
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ベネットは、モリスに手を振った。
azumi 2018/05/27(Sun) 01時頃
[あの夜、噎せ返った香りは二人の間にはもう漂わない。
それでも尚、離れることがないのなら
お互いがそうしたいと思える関係で、続いていけたら。
親友の隣で、そう思った。]*
― SUNSET ―
[ あれはいつだったか、もう遠いとおい過去のよう。
いつから中庭(そこ)にいたのか
もう、私は覚えてなどいない、遙かはるか昔。
咲くはずの無い、保有しないはずの色素は涙色。
その言葉は《不可能》。
誰が咲きもしない花に水を与えてくれようか。 ]
んへぇ、でっかい庭。
あれ、ここだけ土からっからだけど。
ここ誰か管理してねーの?
[ 言の葉は、まだどこか異国交じりで
顔も身長も幼さを残す《悠仁(だれか)》が
初めて私を、見てくれた。 ]
おまえさー、咲かないね。
[ 声はそれから毎日降り注いだ。 ]
水も肥料もまいてんのに。
[ 彼には特別親しくする友人は居なかったのだろう。 ]
何が足りないのかね?
[ まるで私に自分を重ねるように扱う指に。 ]
[ 私の棘が刺さる。
太陽を飲み込み夜が始まった頃の、お話。 ]**
[お互いをさらけ出して、言葉を交わし、手を伸ばして。
支え合って、立ち上がって、そして。
一年後。一ヶ月後。一週間後。明日。
この人の隣でそれをするのが自分じゃなくなった時、俺は二度目の失恋を、するんだろう。
それでいい。それが、いい。
凍てつかず、燃えもせず。苦しみを知らないこの心は、もう恋とは呼べないものだ。
薔薇の香りが失せた今、俺たちは無二の友になる**]
ベネットは、ちょっとだけのぞきにきた
azumi 2018/05/27(Sun) 22時頃
[理屈も正しさもあるべき形も考えず
友にそうしたいと思ったことをして、
求められるままに受け入れていた。
香りなど無くとも、二人は関係に名前を付けて
傷ませる思いをそれぞれに持ったまま、隣にいられる。]*
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ー ー
[どれぐらい歩いたか。 試してみること、そろそろ両手。
すか、と掌がドアノブをつかもうとして宙をつかむ。
東屋の扉をそういえばどうやって開けたのだろうと、思い出せない頭を捻るのは、これで8回目だ。 正確に言えば、ドアノブなんかつかまなくてもこの体は隔てた場所を越えることが出来るらしい。 実際に3回目の時点で試しにシャワールームの扉を掌で押してみて、床と熱烈に抱き合ったので。 だが、物がつかめないので、シャワーを浴びるどころか水を飲む恩恵すらあずかれない]
(372) azumi 2018/05/27(Sun) 23時半頃
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…ピアノの角に頭ぶつけて死んだのかね、俺は。
[うーん。 自分の事だからありえなくもない。 100%の否定が出来ないところが何とも悲しいことだった。 何せ自分の体を見ていないがゆえに。
考える。 考えて、首を捻って]
(373) azumi 2018/05/27(Sun) 23時半頃
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…ま、仕方ないか。
[開き直ったら早かった。 別に生きていたから何をするわけでもなし。 自分の体を探すのも、なんだかめんどくさい。 与り知らないところで体が朽ちても、それはそれ。 うっかり生きていたらそれもそれ。
思うところがないわけでもないけれど。 赤い首輪を手繰る運命には従順に。
絶え間なく流れる音楽のように]
(374) azumi 2018/05/27(Sun) 23時半頃
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[くるくる、ゆらり。 ゆらめく足はさて、どこへ]
───Ah vous dirai-je, Maman, Ce qui cause mon tourment.
[鍵盤から遠ざかった掌は宙にタクトを振ればひとりきりの板の上。 薔薇の季節に、ひそやかに影のなか。 ふわり、ひらり、指先から舞い踊る]
(375) azumi 2018/05/27(Sun) 23時半頃
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Peut-on vivre sans amant─── ?
[口ずさむ。 陽に向かって咲く金のはなびら。
──綺羅星の、降る**]
(376) azumi 2018/05/27(Sun) 23時半頃
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