218 The wonderful world
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[二つ目は――
事件からしばらく時間が経ち、テルが気を取り直したように見えた頃。 彼が絵の練習をしている場に立ち会った。
横からキャンバスを覗き見て、その豊かな色彩に感心の息を漏らす。 彼の親が絵描きだったということもあり、センスはある。
何にせよ、彼が絵を描くことに夢中になれるのはいいことだ。]
いい絵だけど、細かい部分が荒いね。 もっと描き込む練習をしなきゃ。 時間をかけたほうがいいんだよ、こういうのは。
[彼を絵の世界に引き込むように、アドバイスを投げかけるようになった。 素直にはなれない性格だから、褒めるよりもダメ出しばかりになってしまっていたけど。]
(199) 2015/03/16(Mon) 05時頃
|
|
そうだね、細かいところの練習には――ああ、そうだ。 ちょっと待ってて。
[ふと思いついて。 自室のクローゼットから引っ張り出してきた、お気に入りのロリータ服。 あまり普段から着るようなものではなかったが、デザインが好きだから買っていたものだった。
その服を着て、椅子に座り、絵を描くテルの前でポーズを取る。]
私がモデルになってあげるから、スケッチの練習ね。 複雑なフリルの構成とか、リボンの陰影とかも、細かいところまで蔑ろにせずに全部描くこと。 いい?
[リボンやフリルのついた、スケッチ練習のモデルには最適だと思ったこの服装。 まさかこんなところで役に立つとは思わなかったけど、楽しい時間だった。
この時を境に、彼の絵の練習のためという口実で。 ――「ハロウ・バニィ」のロリータ服が、私の普段着として馴染んでいったのだった。**]
(200) 2015/03/16(Mon) 05時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る