64 色取月の神隠し
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……さぁてねェ。
己を謡った物語にはどう出ていたかなぁ。
[琴古主の揶揄に、人の悪い笑顔が浮かべ、答えた]
……なぁるほど。
お志乃と沙耶が並べば、さぞかし絵になるだろうなぁ。
[芙蓉に素直に感心したように答える]
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>>91
そぉですか。
[揚羽の言うことが本当なら、では、ゆりは神様がいると思っている ――やはり何も知らないのだろう たまこは少し落胆して眉を下げた]
ううん、もし、いなくなったら…村はどうなるのかなって、思って。 神様は、この村を守ってくれてるでしょう。 それに感謝するお祭りですもんね。
あやかしたちや恐いものがいっぱい出てきたりするんじゃないかって。
[それに、もしかしたら―― だが、自分が気配を感じただけでは信じてもらえないだろう 気配が消えたふたりのことは 何が起きたかはっきりするまで今は黙すことにした]
(96) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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似合いだよねえ。
[藤之助の声に同意して]
藤、あんたは、誰かお目当ているのかい?
志乃の言ってた「せんせ」ってのは、どうだろうね?
たまこは、ゆりはどうやら揚羽を見なかったようだ、とほっとした。
2011/09/15(Thu) 23時半頃
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でも、よく考えたら、神様も、人であらざるもの…あやかし、みたいですねえ。
じゃあ、妖も、神様みたいなもの?あれ? わー、ゆりさん、ダメだわ、わたし混乱してきたよ…
[ひとり百面相をしながら、そんなことを言っては たまこは、頭を抱えるのだった]
(99) 2011/09/15(Thu) 23時半頃
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[芙蓉の問いに答えて]
いや、己はまだ、見極めつかないねェ。
確かに秋月の旦那は面白いお人だが。
でもなぁ……ちょいと、色気がなぁ……。
[琴古主が耳にすれば、揶揄われそうなことを口走る]
[行くことは出来ても、帰って来れなければ意味がない。
それでは、今までと何も変わらない。
それでは、一方通行なのだ。
だからこそ、私は。]
あやかしである君と、皆と。
今とは別の道を探していけたら―――
[でも、それは己の勝手な願望に*他ならない*]
色気って、あんた、何する気だい。
[鵺の軽口へ、顔をしかめる]
せんせだか、じんえもんだか、あきづきのだんなだかが、どうだろうねえ、あたしらの里に来たがるのかねえ。
団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時半頃
……何って、そりゃあ、なぁ。
[己の軽口に顔を顰めた芙蓉に、こりゃあ失礼、と笑った]
いくら、秋月の旦那が風変わりでも……結局人の子だしなぁ
さすがに己らの里に行きたいとは、思わないんじゃないか?
[もし秋月の事情を知っていれば、判断もまた違ったものとなるだろう]
おや、おや。
[藤之助と目を合わせた沙耶の、動揺した様子に苦笑して]
色気が欲しいんなら、さやにするかい?
さやとじんえもん、二人送っても大丈夫だろうけどね。
ねえ、志乃――?
[同胞の意思を探る気配は、琴古主へ届くだろうか]
[ちょっと眠そうな気が帰ってきた]
んーセンセなぁ半妖みたいなんよぅ?
誘ってみたんやけどなぁ……
センセ龍っつぁん時と違って、うちにはやけにしおらしいいうんか歯切れ悪ぅてねぇ。
行きたいとははっきり言うてくれんかったんよぅ
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>>104 ゆりさんは、やさしいなあ。 そっか…人とおんなじで、いろんな妖がいるのかもしれませんね。
[こく、と頷いて、そうだといい、と思う お祭りを楽しみにきているだけなら…と]
(127) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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>>108
わ、ゆりさんまで悩ませてしまってごめんなさい。 なんだか、昨日から不思議なことが起こるから… いろいろ考えてしまって。 神様だって、いいことだけするのではないんじゃないかしら。 …あ、こんなこと巫女さんに言ったら怒られますね。
[それから、逢魔時について知ってることがあったら教えてほしい、と 訊ねようとしたそのとき、聞き覚えのある人懐こい声がした]
(128) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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>>113
明ちゃん! ん?だれか探してるの?
[だれかいた?という問いにきょとりと首をかしげたそのとき 簪がぱた、と動いたような感触がして、どきりとする]
(なんだろ、いまの)
明ちゃん、ここには、わたしとゆりさんしかいないよ。
[少し慌てたように髪を直しながら、明之進に言って 秋月邸で、木戸番から話を聞いているとは知らないから できるだけなんでもないように、訊ねた]
明ちゃん、今日は一平太ちゃんと一緒じゃない? 一平太ちゃん、見なかったかなあ。
(132) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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誘った言うくらいやから、センセにはうちの姿見せてもうたからなぁ。
ああ、別に嫌やとは思ってないみたいやし、連れてくんはええ思うんよぅ?
あのヒトも半妖やって見せてくれたから、ばらしたりはせん思うけど……
沙耶にはなぁ、うちちゃんと話してあげたい思うんやけど、あの子今どこにおるんやろ?
半妖……へえ。
人と、あやかしの間の、ね。
[この狐には珍しく、気配が堅くなった。が、すぐにいつもの調子に戻り]
いいじゃないか、面白そうだよ。
……沙耶?沙耶なら、あたしと藤と一緒にいるよ。
手妻師のとこ。
あらぁ…一緒やったんやね。
ねえ芙蓉さん
どないしたらええ思う?
センセと沙耶ちゃん送るんはええんやけど
道に迷わんやろか?
危ないなら、うちがどちらか連れて行こう
思うてもおるんやけど、
沙耶にはまだ話せてないし、
センセはよぅわからんしなぁ。
そうだねえ、「せんせ」は迷いやしない、と思うよ。
半分持った妖の血が、隠世の里に導くだろうさ。
志乃が一緒に行きたいんなら、それでもいいけど……
何にしても、沙耶とは話した方がいいだろうねえ。
秋月の旦那が半妖ねェ……。
[志乃の言葉を耳にして、芙蓉と同じ呟きを零す]
なら、旦那は己らの里に連れて行っても良いかも知れないが
沙耶はお志乃の御手付きなんだろ?
まぁ、ちょっぴりお裾分けを貰えたら、嬉しいけど
彼女はお志乃の好きにすると良いさ。
また誰か連れて行くの?
[囁きにいきなり混じってみる。]
ねー。誰か神社に居た?
いるけどいないんだよ。
雷門さんじゃないよ、だれかいるんだよ。
ああ、あきのしん、今ね……
いるけどいない?
何だい、そりゃあ。
――志乃?
[こちらへ近づいてはいるらしい彼女の気配が、乱れている。
不安げな囁きを、向けた]
神社かい?
己には心当たりはないが、雷門さん以外の誰かなぁ……。
[明之進の問いに答えかけて、
芙蓉の不安げな様子に、志乃に異変が起きたことを知る**]
せやなぁ…
奴延鳥さんや芙蓉さんもそう言ってくれるんやったら大丈夫やろか?
お、お手付……
そない言われるとなんか恥ずかしぅなってきますんよぅ?
そうやねぇ。話さんといやいや連れて行くんは、うちを貰ってくれんでも悲しいしねぇ。
お裾分け言うて…沙耶が決めることやからなぁ。
でも別嬪さんですやろ?
うちが男衆やったら放っておかん思いますんよぅ?
んー? どないしたん?
神社で誰かに逢うたん?
危ないことしたらあかんよぅ?
ちゃんとおしろい食べて
元気にしとかなあかんよず?
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>>135 ううん、それは巫女さんらしい、考え方だなあって。 決め付けるのは、よくない、か…そうですねえ。 ゆりさんにかかったら、誰でもいい人、いい妖になってしまいそう。
[ふふふ、と笑って、だんだん、安心するような心持ちになっていく そんなに心配することでもないのかもしれない]
>>141 あ…えっと あのっ これは、ええっと、おかあちゃんの。 かた形見で…
[どもってしまった]
(143) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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んー? 大丈夫やよぅ?
逢魔時の力があるおかげでなぁ…
心配せんでも、うちの足でそっち行くからね。
[全然大丈夫そうでもない声だったけれど、元気そうに気を送りかえしてみた]
[芙蓉の不安げな囁きを聞いて]
志乃、ぐあいわるいの?
おなか 減った?
[そう志乃に問いかけて]
神社はね、なにかいるけど
たまことゆりしかいなかったんだ ふしぎだねぇ
だいじょうぶ きのうにげきったから
もう捕まらないよ 元気だから。
大丈夫、には聞こえないねえ。
[ため息まじり、といった囁きを返し]
あたしがそっちに行くよ。
今、どの辺だい?
んーん大丈夫やよ?
お腹は…少し減ったかもしれへんなぁ。
センセのとこで少しだけ戴いたけどなぁ。
ほら、はしたない女や
思われとぅなかったしなぁ。
たまこちゃんとゆりちゃんが居て、
他にだれかいたかもしれへんいうことやろか?
[流石によく意味がわからなくて頭をひねる]
なんやどちらかに雷門さんのご加護とかあるんやもしれへんね。それで他にも見えたとかやろか?
巫女さん言うくらいやからゆりさんやろか?
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