78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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[開始を告げる声は、同時。
崩壊をもたらすものが、彼女であるなら。 俺は、彼女に抗いを、意志だけでない力《選択》を見せなければいけないんだ。]
おおおぉぉ!!!
[星命《テュケー》をみなぎらせろ。 地を蹴り、狙いはヴェラの左頬。
>>2:232一発ぶん殴るって決めてたの、忘れちゃいないんだ!!]
(224) 2012/02/07(Tue) 23時半頃
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っのやろ…!!
[わざと受けやがった。 悠然と動かずに、俺の拳をまっすぐ受けて、けど本当にかすり傷しかつかなかった。 悔しい、なんて思う間もなく、反撃が来る。]
ぐあああっ!!
[拳だけじゃない、風圧が。 後ろに吹っ飛ばされ、隣の倉庫に背中がぶつかった。 肺の空気が全部吐き出されそうだ…っ
背中はカトリーナが寝る前にちょっと癒してくれたけど、今日だけで踏んだり蹴ったりなんてもんじゃない目に合ってる。 でもすぐに立ち上がる。]
(231) 2012/02/07(Tue) 23時半頃
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っげほ、っくそ、余裕ってかお、して…!
[痛みの疼きなのか…… それとも、高揚か。 体が、軽い。
熱い。]
まだまだぁっ!!!!
[叫び、腿をひっぱたいて気合をいれる。 もう一発、今度は狙いはヴェラの腹部へ。]
(232) 2012/02/08(Wed) 00時頃
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[一撃は腹に当たっても、全く通っていない。 余裕そうな態度からも、なによりインパクトの感触でもわかる。]
っなにす、
[引き寄せられて。 また抱きしめられるのかと、こんな時なのに変な緊張しかけた、
直後
力の収束が、「聞こえた」。]
(239) 2012/02/08(Wed) 00時頃
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っごほっ
[悲鳴を上げることもできなかった。 腹の中がぐちゃぐちゃにされたみたいな、衝撃。
吹っ飛ばされたって気づいたときには、地べたに無様に座り込んだ体勢で。]
く、……ぅ……
[痛い。苦しい。 すげえつらいけど、…… 二人を失ったって知った時の痛みに、比べたら。
引きつった喉が止めかけた呼吸を、強引に動かして。]
ありが、とうっていえば、いいのか…?
(241) 2012/02/08(Wed) 00時頃
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力の、使い方、ってか。
……まだ、わかってない、から… まだ…!!
[飛びかかるには、まだ足が。 拳にためた力を、振り抜いて吹っ飛ばせ…!!!]
劉淵武牙《アースシェイクファング》!!!
[地を削り上げるような、えぐり上げる拳で!!!]
(242) 2012/02/08(Wed) 00時半頃
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/*業務連絡。
明日が1日不在なので、今の内に確認を。
現状、今日こそ襲撃で飛雲覚醒の流れですが。
機械半辺天《オトメドール》に襲撃をお任せしてもいいだろうか?
もし何らかの理由で飛雲以外の襲撃になった時に事なので、こちらはパスのままで居たいと思う。
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っ く、 あああああ!!
[立ち上がった足場ごと、吹っ飛ばされる…! ぶっ飛んで突っ込んだ空き倉庫っぽい場所、崩れた瓦礫が足に…っ]
ぐ…… っは、 やっぱ、レベルが、違う…
[羽が何対も生えてるような相手だ。 拳を、力をくれたのも彼女で。 そう簡単に対抗できるとは思ってなかったけど、やっぱり、強い。]
(256) 2012/02/08(Wed) 01時頃
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だからって、… ひいたって、俺は… 後悔、するんだ…っ ぅ、あああっ…!
[瓦礫を押しのける。 痛い、という感覚も鈍ってきた。 星命《テュケー》だろうか、温かいものを、感じるようになってきた。 そいつのお陰で、まだ、立ち上がれる。]
お前、モノの教え方、雑なんだよ…!!
[体験しろ、とか言った割に、ぼこぼこ殴るだけじゃないか。 もーちょっとわかりやすく、しろよ!!]
(257) 2012/02/08(Wed) 01時頃
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これっくらい、受けろ、っんのやろおおおお!!!!
[体力ももう、やばい。
苛立ちごと叩きつけるように、拳を地に。
地割れのようにして、荒れる大地の力を、あいつにぶつけてやる…!!!]
(258) 2012/02/08(Wed) 01時頃
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オスカーは、ヴェラに今、どこまで通じるか…!!
2012/02/08(Wed) 01時頃
/*
セットしてあります。問題無し。
ゆっくりするといいのですよ。
/*
了解した。感謝する。
明後日には姦しい四卿が囁いて居る事に期待あげ。
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…? どういう、
―――――― ッ!!!!
[何か、聞こえたような。 言ったらしいものを、確認しようとして…また、ぶっ飛ばされた。]
[ (轟音) ]
[ (破砕音) ]
[それを聞くには、俺の頭はぶっ飛んでたらしい。 訳がわからなくなって、ああこれは死んだかなって思った。
でも、なんでかまだまぶたは開く。]
(277) 2012/02/08(Wed) 01時半頃
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―― 赤い海を臨む海岸 ――
[俺は、海岸に転がってる、らしい。 体がまだ、動く。 それは俺の想いが体を支えていたから、のようだけど、強引な手段であることに変わりはない。痛い。めちゃくちゃ痛い。 なんで俺死んでないんだ。]
く…… ……
[なんとか起き上がって、ぶっ飛ばされた方向を睨む。 あいつは、まだ、こっちにきてるだろうか。
割と近くに、10年も前に会ったっきりの「おにいちゃん」がいるなんて、気づく余裕はまだ、ない。]
(278) 2012/02/08(Wed) 01時半頃
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ぁ、 っぐう……
[折れてるんじゃないか、って思う、腫れた腕。 それ一本で、ぶら下げられて。 痛いって思っても、呻くくらいの声しか出なかった。]
や、 だ……っ
[べえ。舌を出す。 これが精一杯なんて、情けなさ過ぎて笑えてくるけど。
もう、あんな涙は、嫌なんだ。]
(283) 2012/02/08(Wed) 01時半頃
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づっ !!!
[鈍ってきてるらしい痛覚を、さらに絞り上げるような。 痛い、ばっかりが頭を揺らして、目の裏がぱちりと弾ける気がした。]
…… や、だ…… ぁ あらが、うん だ…
[諦めたくない。 受け入れたくない。 理不尽を。崩壊を。 終わりを。
( あきらめたら。 を ねられちゃうんだっけ ? )
だめだ、こんなとこで、 きを うしなっちゃ ……]
(294) 2012/02/08(Wed) 02時頃
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[目の前に、あか。 あれは 血 ……?]
ぁ……
権利、って、 なんだ よ…
[えらっそう、に。
悪霊《クロノス》って、誰だろう。 閉じてしまいそうなまぶたを、ぎりぎり開いている、状態。]
(300) 2012/02/08(Wed) 02時半頃
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[この、声は。 忘れない…… 10年経っても、忘れない、あの。
こたえをと、唇を開いたけど]
―――――ッ
[くびが いきが。 こえが、だせなくて、
だから、>>307急に言われたことに、間の抜けた返事はせずにすんだ。]
( 親 ……? 子……… ??)
(308) 2012/02/08(Wed) 02時半頃
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[この、ヴェラが。 こいつが、俺の、母親…? いろいろとちょっと待ったが言いたい。 これまでの仕打ちの何もかも思い出して、それが母親のやることかって。 驚きすぎて、意識引っ張り戻されたのだけは、よかったけど。]
(満足……?)
[ここで満足して… そしたら、どうなる。 従うというのは、 崩壊を受け入れること。 力を貸すってのは……崩壊を、すすめるってこと、か?
―――― そんなの。]
(321) 2012/02/08(Wed) 03時頃
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ゃ ……
[嫌だ。 息苦しい中、それだけでも言おうとした途端、ぶん投げられた。]
っ………
[これだけは、言わないといけないのに。
崩壊《ウルヴェレア》を受け入れるなんて、嫌だ。 相手が、ずっと探し求めてた、逢いたかった母親だろうと。 コレまでの全部を捨てて、諦めて、もっと絶望を増やすなんて嫌だ。
強く思って、だけどどこだろうか、叩きつけられるような衝撃を感じて… 俺の意識は、闇に沈んだ。
拒否するってことが、ヴェラ《母》との完全な対立を示すと、気づかないままに。**]
(323) 2012/02/08(Wed) 03時頃
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[どれだけ、時間がたっただろう。 何かにつつかれてる感覚で、ふと目を覚ます。 起き上がろうとしたら、全身が痛いなんてもんじゃなかった。 俺なんかしたか、って思った瞬間、気絶するまでの戦闘が思い出されて、起き上がろうとしてやっぱ痛かった。]
そ、だ……お兄ちゃん……
[意識が落ちる前に聞いた声。 懐かしい声、聞き間違いじゃないはず。 だって俺をキティって呼ぶのは、あの人だけで。
見回せば、俺をつついてる……なにか?と一緒に、姿を見つけられるだろうか。]
お兄ちゃ、っけほ、……
[喉も痛かった。 そういえば首しめられたし、あれが母親かと思うとなんか……がっくりきた。 すげースタイルいいと思ってたけど……母親かー……**]
(340) 2012/02/08(Wed) 17時半頃
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[なにかが、はじけた、らしい。]
今の、って……ぁ。 あったかい……
[癒しの力、っていうのか。 身体の傷が、治っていく。 直前に聞こえた声は、あのちびっこのものだった。]
ぱーん、ってやつが、こんな…すごい。
[あれだけ酷かった傷が、動くのに支障がないくらいで。 痛みを感じなくなったところで、近くに座り込んでたらしい、お兄ちゃんに駆け寄った。]
(351) 2012/02/08(Wed) 22時半頃
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え、っと……
[は、いいけど。 10年もたってて、なにを話していいのかわからなかった。 最近…きっと、匣が開いてから。 お兄ちゃんにあった事はちゃんと思い出せたばっかりで、……正直、複雑だ。]
……ひさしぶり。 えー……元気、じゃ、ないみたい…?
[ちびっこのくれた力は、お兄ちゃんの傷だけは癒してくれたようだけど、それまでかなりの怪我をしてたようで、ぼろぼろだったことは見て取れた。
使い魔、っていう説明はしてくれたかな、とんでる生き物?に手を伸ばしたら、近づいてくれて。 指先でちょっと遊んで、…それから、改めて向き直る。 ポケットから出した名刺は、俺が散々な目にあったわりには、まだちゃんと読めた。]
お兄ちゃん……フィリップ。 俺、これ、大事に持ってたんだ。 覚えてる、っていったやつは…………ごめんなさい。忘れてた、んだけど。
(352) 2012/02/08(Wed) 22時半頃
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ね。ヴェラ、が……フィリップを、さ。 悪魔《クロノス》とか、呼んでたんだけど…
[なんの事、だろうって。 不思議な人だとは思ってたんだけど。
答えはあってもなくても、あんまり気にはしない。 だって、変な事は起こりすぎてる。 悪魔っていったって、お兄ちゃんは何も悪い事はしなかった。 怖くないって、知ってる。]
……あの、ヴェラが…俺の、母さんだってさ。 は。なんか…急に言われても、って。
[けどそれなら、たびたび面倒見てくれた事の説明は、つくんだけど。 ぼっこぼこにされた今、素直に母さんだなんて呼べない。 フィリップから、彼にヴェラがしでかした事を聞けたろうか。]
(356) 2012/02/08(Wed) 23時頃
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俺、さ…… 崩壊、は、やだなあ。
[話が落ち着いたころ。 ぽつっと、言った。 膝を抱えるみたいにして、頭を膝に押し付ける。]
友達、がさ。 堕天使とかいうものに、なっちゃった、みたいで。 最期には、消えちゃって……すごい、かなしくて。 ああいうの、もう、やだなって。
……ヴェラは、俺を助けてくれたりもしたけど…結局、崩壊を進めようと、してた。 俺は……あれを受け入れたり、従ったりは……したくない、かなって。
[ヴェラが、その堕天使の言ってた「あのお方」だってことまでは、今はしらないんだけど。 フィリップから、教えてもらうだろうか。
言いながら俺は、フィリップの意見を聞きたくて、視線だけあげた。**]
(357) 2012/02/08(Wed) 23時半頃
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