人狼議事


207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-

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 ……ギリ―……泣いている? 俺のせい?

[唸り聲が聴こえた気がして顔を上げた。
昨日ぎこちなく頭を撫でてくれた主が悲しんでいる。
そんな気がして問い掛けた。

船長と言い、ギリ―と言い。
普段の彼らとは違う姿。
自分のせいかと船の天井を突き抜けて
甲板にいるだろう彼を思う。]

 ……ギリ―。

[想像通り、自分が原因だとしたら。
名を呼ぶ以外出来なかった。]


[そうして思う。

ヴェラもまた違う姿を見せるのだろうか。

それとも、もっと孤高の本当に美しい狼の姿なのだろうかと**]


 む……

[ミナカの礼にどう答えていいか分からず視線をうろうろとさせる。

私は誰をも信用したことはなかった。
強いて言えばギリーだけが心の許せる相手だった。

恐怖で結びつけられた船員たちとの関係は、いつか捨てられるのではないかいつか裏切られるのではないかと疑い合う関係で。
互いに隙を見せないことで保たれる関係だ。

だから……可哀想な仔犬の泣き聲を聴いた時、
むしろ仲間になりたいと思ったのは私の方だった。
いや、それともミナカをこの船に乗せた瞬間からか……?]


 ……。

[自分に撫でられて目を細めるミナカをじっと見つめる。
今までよほど寂しい思いをしてきた仔犬なのだろう。
私はミナカを抱き寄せるとその背中を優しくぽんぽんと撫でた。]

 私は、母も父も私が幼い頃に死んでしまったから
 父性だとか母性だとかいうものはよく分からないが…

[不器用ながらもミナカのことを慰めたかった。
狼なのだし先程のように唇を舐めるようなスキンシップが妥当なのだろうかと真面目に検討する。

牢の血生臭さに満たされた鼻先には、まだ人が人を殺す上層の惨劇は伝わって来なかった。]


 Quand le vin tiré, il faut le boire.

[無意識にマザータングを頭の中で紡いだ。]

 ワインを抜いたら、飲まなければならない。
 そういうことなのか……?

[仔犬を護りたければ犠牲にしなければならないものは多いのかもしれないということを私は予感し始めていた。]


 こいつの名前はドジスンだったか…美味しそうだ。

[先ほど覚えた肉の味を思い出し密かに唾を呑む。*]


[近寄ってきた道化の「美味しそうだ」という呟きに、一瞬だけ、瞳が紅く揺らいだか。]


 殺した理由は聞かなくていいのか。


[短く問う。
 尤も、脚色ない事実のみを伝えるだけなのだが**]


 理由?

[胡乱げな視線をヴェラに向ける。]

 お前があえてこいつらを攻撃したのか?
 違うだろう。

[混乱に乗じて人を切り刻むのを楽しむような性格とも思えない。大方突っかかってきたのに反撃したというところか。]

 それに……少し思うんだ。

 適当な下っ端に罪を押し付けて
 人狼騒動を終わらせるのもいいが、
 仲間じゃない者を一掃して
 仲間だけになるのもいいじゃないかとね。

[それは欲望か防衛反応か。
もう疲れたのかもしれない。恐怖し恐怖させる関係に。]


[血染めの甲板に失意が胸の内を満たしていく。

私は密かに船員たちのことを大切に思っていた。
それは確かだ。

だが本性はこんなものか。
皆恐ろしいと思うものは排除せずにはいられないのか。
それならこれまで通りの航海を続けたところで、
いつか私のことを裏切ろうという者は現れるだろう。

それだったら、仲間以外などいらない。]


 大丈夫か、ギリー…!

[ギリーが刺されたのを見て思わず聲を出してしまった。表情には出てなかったと思いたい。]



 泣くナイ おれ、泣くナイ

[無秩序な乱暴の中で幾人かを殺している間、赤い聲()の残響が頭の中に満ちていた。唸るたび「泣いたりしない」と繰り返したのは、あの聲に向けてか自身に向けてか。*]



―…… 痛いデモ
 おれ、死なナイ

[ナイフを捨てながら()、応える。
血は滴り落ちるが、戦闘で負う刀傷に比べれば拙い傷。到底、この命には届かない。] 


 そうか、死んでくれるなよ。

[返ってきた答えに、ギリーの傷をいちいち心配するなど過保護か、と内心自嘲した。]


[男の目は、いつも彼には従順である。

経年の中で変わることは無く、
この船で過ごした年月ずっと同じ。]

 生きル
 使えるうち、死ぬナイ

[主人に従順に従う、犬の目。道具の目。
そう在れる事が、男にとっての何よりの幸いだった。]


[正直食欲をそそる芳香を放つそれらを海に遺棄するのはどうにも勿体なく思われた。
だからといってこの数の船員を完食する前に腐り出すだろうからいくらかは捨てなければならないのだろうが。]

ああ、いけない。
料理長殿が生きているのなら
早く彼の食事を摂ることにしよう。
そうでないとこの死体たちをつまみ食いしてしまいそうだ。
 


[それは、ヒトに聞こえぬ聲で交わされた、甲板での道化との会話。]


 違うな。

[短く返す。
 だが道化から思うところを告げられれば、意味が分からないとでも言いたげに、僅かに眉が寄った。]

 ……仲間?

 おまえの言う、仲間の基準は、何だ?
 この周章した船で、冷静さを失わぬ智慧者か。
 疑わしきを躊躇わずに屠る残虐者か。

 それとも、おまえに忠実な”犬”か?

[それとも他に彼の基準があるのだろうかと、紅帯びた瞳で道化を見据える。
 畏怖の仮面の裏側を、覗きこもうとするかのように。]


 仲間の基準か。

[紅い月のような瞳を見つめ返しながら、
その瞳の冷たさに私は…少し同情した。
この者には家族がいたことはないのだろうか。

私の場合は、家族さえ未だいてくれれば海賊の船長になることはなかったろう……]

 仲間だと感じた者が仲間だ。
 理屈ではない。

 君は群れを知らないのかな?狼の癖に。

[だとすれば彼は狼よりも豹に近いのだろう。]


[視線を彷徨わせる船長の姿など初めて見た
今まで恐怖と絶望の象徴であった彼は、何1つ躊躇わなかった。
迷わなかった。

今だとて切り捨てられる覚悟もあったのに。
残酷なサーベルを握る手はこの身体を優しく抱き寄せた。]

 ……あんたも一人ぼっちなんだな。
 ずっと……誤解してた。

[初めて聞いた彼の過去の一端に、細めていた目を開けて
道化の下の感情を読み取ろうとする。
彼の手は、こんなにも優しい。]


 俺の母は、物心付いた時には狂っていた。
 色々お恵みでたらい回しにされて。
 何とか頭だけは良かったから命拾いしたけどな。

[眠っていたとは言え、2人分の能力が助けてくれた事は確かだろう。
学者や貴族付きの医者になるには、金も家柄も足りずに
行きついたのが絶望の船。
だが、今は感謝すらしている。]

 あんたの船に乗れた事、感謝している。


[爪と言えば、ヴェラを想像してしまう。
ほとんど無意識に、それを避けようとしていた。]


[名を呟きながら、味を想う姿に釣られる様に喉を鳴らす。]


[道化が、その仮面の奥で何を想っているのかは、まだ分からない。
 まさか、己の境遇を思われ、憐れまれていようなど。

 ただ、彼の推察通り、家族というものの記憶はない。
 しかしそれに孤独を感じたこともない。]


 理屈ではない、か。

[つまり、己の認めたものを”仲間”と呼ぶという意味か。
 成程それなら一理ある。納得もいく。]

 ───群れ?

 いや知っている。
 たとえばこの群れの長は、おまえだろう。

[ただ群れの解釈に、若干の差異が合ったかもしれないが。]


[思わず突っ込んだのは、色々噂が立つ様な内容だったと言うよりも。]

 何故嘘を吐いた?
 ばれたら、あんたも巻き込まれる。

[船長が人狼だと知れば、恐怖に怯えている連中も、
それこそ死に物狂いで命を奪いに来るだろう。
そんな危険な真似を、何故、と視線は咎めるものに。]


 そういう意味ではない。

[ヴェラの答えに苦笑する。
知識としてではなく経験として知っているかと問いたかったのだが。
いや、そもそも群れの概念が違うのだろう。]

 君は私のことは仲間とは認めてないだろうに。

[彼がどんな生を歩んできたのかはまるで想像もつかない。
孤独などものともしないその姿は同族でありながらまた別の違った生き物のように見えた。]


 ギリ―、後でその傷見せろよ。

[泣いていないと言ったギリ―と、彼の怪我に聲を上げた船長。
ヴェラとの会話も耳に入れながら、この聲が繋ぐ者達だけは
助けたいと言葉にしないまま、ギリ―の傷を気遣った。]


 巻き込まれたかったからだよ。

[ミナカの問いへの返しに、聲の調子に愉しむような色が乗る。]

 La faim chasse le loup hors du bois.
 飢えは狼を森から追い出す。

[私は歌うように唱える。]

 覚悟を決めるためだ。
 仔を護る為に…船員たちを裏切る覚悟を。

[「仲間たちを裏切る覚悟を」と言いかけたが、そもそも最初から仲間ではなかったなと言い換えた。]


 ……あんた、何でそんな優しいのに、無理するんだろうな。

[唄う様な返答に、また泣きそうになる。
泣きたいのは赤子なのか、自分なのか、もう判らないほど
彼を仲間と慕う想いは強く。]

 俺はあんたを尊敬するよ、ヴェラ。

[2人の会話を聞きながら、その孤高の強さを羨んだ。]


[甲板に一つだけ残っていた死体を抱えるとその死体を海に落とした。
もちろん、一口二口味見をしてからだ。

唇と指についた血をぺろりと舐めとる。
それからはあと吐息を吐き一言。]

 嗚呼……美味。



 ミナカ、

[グレッグが動く刹那、ガリリと左耳を掻いて叫んだ。
現実的な声は間に合わなかったが、
咄嗟に彼を呼ぼうとした思考は、伝う。]


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