78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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ふふ……当初の計画とは少し違ってきたが、この体は悪くはないな。
[機械化していく体には満足しているようで。]
……どうした? お前の言う"アテ"は今、私の目の前だぞ。
[機械化した、半辺天《オトメ》身体の事は未だ知らない]
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あぁ、確かに仕込んでいるな。
[実に卑怯だ。汚い。素敵に無残な近代的拳法《ガトリング》だ しかしその才能《ナッシング》を前にしても、口端を釣る]
だがな? その発想が眠れる獅子《スリーピングライオン》と言うんだ。
目覚める神々《ジーニアステクノロジー》とは、そもそも形に頼らん。
(100) 2012/02/07(Tue) 01時頃
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尤も原始的《シンプル》で超未来的《ベスト》な"狡い手《ナッシング》"とは。
[沿岸端を伝う様に、大きく後方へと跳躍する。 飛び退いた先。直線状の男の背後に、鮮血に染まる海原を焦点に宛てて――]
これで充分だよ。
(101) 2012/02/07(Tue) 01時頃
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[―ドゴォオオッ!!
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
―右拳が破壊し、隆起した地面《アースクエイク》が、鉛玉と砕け…]
(102) 2012/02/07(Tue) 01時頃
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剛牙砕波拳≪イデア・ザ・ベスト≫ !!!
[飛び蹴り《ティオティトラチャギ》放つ男を。 ただ、"向こう側"へ押し出す衝撃が放たれる]
(103) 2012/02/07(Tue) 01時頃
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耐えたか。よろしい、ならば落ちろ
[鉛玉と砕け散った地面の破片。左手で弄び。 ひとつ、よっつ、やっつ]
いいぞぉ?鮮血の海原《プール》で泳ぐなどそう経験できまい。 さもなきゃ降参してみろ。
[未だ立ち上がろうともがく男に、一片の容赦なく、拳よりも大きな石を雨あられと投げつける。 近代的功夫甲《ガトリング》などが無くとも、卑怯な手とは、それだけで充分]
(107) 2012/02/07(Tue) 01時半頃
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ヴェラは、当り処次第では軽く後ろに仰け反る大きさの石のみを投げつける。顎を狙って。
2012/02/07(Tue) 01時半頃
……大した事はないな。
今の段階では。と言っておくが。
ここまでなら只単なる、少しばかり悪智《ちえ》が回る人間。
迷わず零に還しても良い程度。
……だが。
[羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい。
羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい。
伝わる狂気に満ちる嫉妬《SHIT》が膨れ上がる]
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[赤い潮に溺れながらも飛び上がる情念。
嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。 嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。 嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。 嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。 嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。嫉妬《SHIT》。
歪と禍に満ちた鮮血を取り込むその身体が、 彼に巣食う《SHIT》をより昏く澱《あざ》やかに燃え上がらせる]
(117) 2012/02/07(Tue) 01時半頃
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世界を愛しているか。故に世界を憎んでいるか。
[今はまだか弱く、足りない、獣の咆哮《SHIT-SHOUT》。 己自身が、昇天する龍《ヒウン》の様に。 血を奪い取らん蹴り《シットノカタマリ》が放たれる]
見せろ。 澱む総ての大罪《SHIT》を絞り出しきる程に――
(119) 2012/02/07(Tue) 02時頃
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嫉妬に狂う飛雲《ドラゴン》を――!!
[金属音が高らかに響き、右拳のガントレットまでもが吹き飛ぶ。 だが、その蹴り足が衝突したのはガントレット。 血を流させるには、力も、嫉妬《SHIT》も。 まだまだ死女神に至る筈が無いのに]
(121) 2012/02/07(Tue) 02時頃
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――――――――――――――サク。
[・・・ガントレットが掠めた頬に一筋。 毛先程にも成らない赤が引かれたのは。
飛雲《ドラゴン》の嫉妬《SHIT》が引きだした才能《ナッシング》]
(122) 2012/02/07(Tue) 02時頃
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ヴェラは、ヒューが弾き飛ばしたガントレットの軌跡に、眼を見開く
2012/02/07(Tue) 02時頃
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ほう。
[赤に染まる眼。どす黒い漆黒《SIHT》に濁る蹴り足。 そんな物より。 女神に血を流させた、その凶運《SHIT》をこそ感嘆を開いて]
…………。
(123) 2012/02/07(Tue) 02時頃
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『女神に届く罪《SHIT》。 合格《SHIT》した』
(125) 2012/02/07(Tue) 02時頃
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これは、使える。
[気を失い、倒れても、一本だけ。 女神への、不遜なる中指《マッドネスジェラシー》が立てられていた**]
(131) 2012/02/07(Tue) 02時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/02/07(Tue) 02時頃
そうじゃ。妾が申すのはあの男に宿し運命《サダメ》
[桃 茜はゆらりと囁く。]
……かの者の力を取り込めば、この世界を無に還す事など、たやすいこと……
[そこまで告げると桃 茜らしき何かは顔をしかめる。]
おぬし、何をするつもりか……?
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……お前か。
[声に振り向くと、そこには半辺天《オトメ》と告げた者の姿>>162。 それが試験《トライアル》と知らず、敵意の籠る視線を向ける。 こうして直に眼にすると、随分と想像以上の様変わりな身体]
(166) 2012/02/07(Tue) 15時半頃
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……機神天女《ゴディアスドール》。 否。その様な高尚な物ではないな。
安心しろ。私の用は済んだ。
だが。
[カツ、リと足音を響かせて、機神《ドール》の正面に立つ]
アレらの力を取り込むのは少し待て。
匣が先決だ。 そして、その後はお前達の話だ。
(167) 2012/02/07(Tue) 15時半頃
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奴の宿し運命《サダメ》を取り込んだとしても。
あの嫉妬《SHIT》に身を焦がす事にならなければ良いがな。
尤も。その心配は皆無だろうが。
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― ドゥ・シアーラ沿岸 ―
……それから。
お前と、"奴等"の問題がどう動こうと。 お前達には、新しい身体に慣れる"時間"が必要だ。
一週間。 それだけの時間を、世界に与えようと思う。 私はその間に、『零ノ華』を集結させよう。
どうだ?
(175) 2012/02/07(Tue) 21時頃
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[半ば機械と化した半辺天《オトメ》。 彼女の返答の応否も適当に聴いた頃]
行かねばならん。
選び取るその世界の決断《シェリ》を見極め。 戦うべき相手がすぐそこに。
[バサァ――
死と破壊の翼を広げる死女神は、 恐怖と共にイノチが寝静まる夜空へと羽ばたいた]
(176) 2012/02/07(Tue) 21時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/02/07(Tue) 21時半頃
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― 夜/死は真紅の上に破壊と躍る ―
律儀だな。
[イノチは眠る。恐怖と不安を抱えながら。 明日を世界と共に迎えられるのか。 縋りつく願望を抱いて]
魔犬の群勢《レザボアドッグス》。 良くもまぁこれだけ集められた物だ。
[立ち合いの約束通りに、四凶の放つ軍勢。 奴等の憑依した黒犬と白犬は、既にイノチの眼差しを捨てている]
(184) 2012/02/07(Tue) 22時頃
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[態々死女神自身までもが続け、この場に出張る事。 当然と捉えたか。訝しんだか]
邪魔な鳥と龍は貴様らに任せた。
私の使命は―――。
確かめる事だ。 総てが突き付ける世界の選択≪ √ ≫の行く末を。
[サッ。死女神は昏き虚空(そら)を高く指差す。 世界に聳えたつ灯台の様に、暴力的な破壊の光を宿した指先を]
(185) 2012/02/07(Tue) 22時頃
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その力《カオス》が―― 奮う矛先≪ √ ≫を。
[腕が、眼の前の虚空(そら)を零に還す様に、打ち払われ
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
聖なる光と紛う色彩が数千数万の矢に分裂して倉庫に降り注ぐ。 然し、その色彩と裏腹に、破壊の光は着弾と同時、 倉庫の壁面、機材、地面すらも弾けさせる爆発を引き起こす]
(186) 2012/02/07(Tue) 22時頃
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[程なく、101匹の魔犬《レザボアドッグス》が突入を開始するだろうか。 炎上する倉庫に眠る、龍《ヘビ》と鳳凰《ニワトリ》を食い千切る為に。
そして、虚空(そら)には死女神《アトロポス》が存在した。
傲然に地上を見下すのを、緋色の海原が照り返す、その姿は。 きっと、ゾッとしない程に、素敵で妖艶な女神《ディーヴァクルーディス》だった]
(187) 2012/02/07(Tue) 22時頃
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風来坊 ヴェラは、メモを貼った。
2012/02/07(Tue) 22時頃
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来たか。オスカー
[少年の手に装着された黒鋼のガントレット。 それは、死女神の意志ひとつですぐにも消え去る。 だが、それを消すつもりはなかった]
待っていたぞ。 お前の応えを、聴く今を。
[バサリ、と翼の音。 少年の目の前に降り立つ死女神に広がるのは禍の翼]
(193) 2012/02/07(Tue) 22時半頃
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これ成るは死と破壊の象徴――名して禍ノ翼《クライムオブハーロゥ》
終末《ハルマゲドン》の刻限《カウントダウン》の具現。 この世界を零に還す、力《カオス》そのもの。
後三つの禍の匣《BOX》を以て。
理解るだろう?
崩壊《ウルヴェレア》はこの手に完遂される事を
[その背に美しく広がるは四対の禍ノ翼。 それは今まさに貫いた第二の匣《BOX》から溢れ出す、世界の"大罪"の具現。
戸惑うだろう少年に、それは皮肉な笑み]
(203) 2012/02/07(Tue) 22時半頃
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そう。総てを零に還す《終わらせる》のだよ。
[少年の足はまだ勇気を見せないが]
余興《あそび》はもう終わりだ。坊や。
私は、外宇宙《そら》の執行者《エピディミオス》の名に於いて。 素敵な再生《アルメヴィア》へ至る零ノ華《Call ZERO》をこの世界に咲かせよう。
[左手には破壊《ZERO》―――― ――――右手には渾沌《KAOS》]
(206) 2012/02/07(Tue) 23時頃
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そして世界はお前に選択≪ √ ≫を突きつける。
[ ≪Atrophos≫ 両手広げるは死女神 ]
この私に与えられた借り物の力を用い。
崩壊≪Atrophos≫に従うか
崩壊≪Atrophos≫に抗うか
世界の選択≪ √ ≫は今、お前に突き付けられた。
(207) 2012/02/07(Tue) 23時頃
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