26 Fairy Tales Ep.4
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まあ、お姉ちゃんが死んでいても問題はない、けれど。
でも『ぼく』はお姉ちゃんが大事だからね。
――怖くて殺したのなら。
俺だって怖いのだから、殺していいんだろう?
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ン…僕もこわいから少しだけ一緒だね
[取られた手を引きテッドを助けおこし耳元に囁いた。 目を合わせないテッドとグロリアを交互に見る]
テッド、彼女はグロリアだよ
[紹介するグロリアからはルーカスの話も聴け、 けれど証を"受け取れない"と云うのに面持ちは曇る]
え…? だってあれ、大事な物でしょ
[グロリアとオスカーが交わす言葉は普通と云えば普通? オスカーは具合が悪かったのだろうかと心配そうに見遣る]
(130) 2010/08/10(Tue) 02時頃
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ふふ・・・なんだかわからないけど、承知したわ・・・
[フランシスカは笑みを浮かべながらこそり、と呟く。]
どうやらオルグイユのあの女とあの子は諍いを起こしてたみたいだし、好都合だわ。うふふ。
一緒。
そう、怖いから殺しあう。
人狼も、人間も、一緒。
[暗い、暗い、笑みは彼女らの目には映らない。]
あの女……邪魔なら。
オスカーに危害加えるなら。
殺してやろうか。
[半分だけ振り返り、*零す。*]
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ふぇ…? あ、うん そう、なんだ
[証の事を軽々しく人前で口にするのも憚られて、 グロリアの言葉には曖昧に頷いた]
― 回想/繋ぐ手 ―
[ルーカスに背負われたグロリアと別れて>>1:3から、 オスカーと共に広場の傍まで戻り来て分かれ道]
おやすみ、オスカー またね
あ、そうだ はい オスカーの方が似合うよ
[帰り際に自分の耳に飾っていた分の花もオスカーへ。 髪に飾れば満足気に微笑んでオスカーの背を*見送った*]
(139) 2010/08/10(Tue) 02時半頃
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全部じゃないけどね
[先においた問いへの答えはかえらずも再び問いはせず、 テッドが笑む気配には瞳を細めても表情は見えない]
あ…! うん、うん 昨日処方箋持って来る筈の人も未だ来てないし 僕もお店開けたままだし戻らないとだ
あ、うん ありがとう 直ぐに戻るから
[テッドに次ぎオスカーが店番を名乗り出て呉れれば頷き、 怪我をしているらしきグロリアに顔を向ける]
ええと、グロリア おじいちゃんの診療所の場所はわかるかな?
(142) 2010/08/10(Tue) 02時半頃
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ふぇ…?!
[急に切羽詰ったらしき様子のグロリアに手を取られ、 おろおろそわそわ雑貨屋とグロリアを交互に見る]
う、うん 判らないなら案内するから大丈夫だよ 訊きたいことって何だろう?
[手を無理に振り解きはしないけれど、 オスカーと繋ぐ時とは感触も違い落ち着かずこわごわ]
ええと、いこう か
(144) 2010/08/10(Tue) 02時半頃
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店番 ソフィアは、良家の娘 グロリアと共に診療所を目指して歩き始めた―――怪我を気にする歩調は緩やか。
2010/08/10(Tue) 02時半頃
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うん…? オスカーと一緒にこの辺りまでかえってきたよ 丁度あそこでちっちゃい背中を見送ったんだ
[懐しい話と相俟ってグロリアと繋ぐ手は不思議な心地。 繋がぬ手でオスカーを見送った辺りを指し示す]
(146) 2010/08/10(Tue) 03時頃
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うんうん、懐し…ふぇ?!
[口調と雰囲気に頷いて顔を向ければ其処にはグロリア。 ぱちくり瞬いてまぢまぢグロリアを見詰めまた瞬く]
え? 何で? あれ? オスカーからきいてたの? え? え?
(148) 2010/08/10(Tue) 03時頃
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店番 ソフィアは、良家の娘 グロリアの笑顔なのに、オスカーの笑みを想わせ思わず歩みを止める。
2010/08/10(Tue) 03時頃
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…何でグロリアがオスカーみたいに笑うの 何で僕とオスカーの事を知ってるの 其れも大精霊の力? ごめんね、今はそういう冗談 わらえないよ
大事な指輪を投げ捨てたり オスカーの振りしたり グロリア如何しちゃったの?
[グロリアを見詰める侭に一歩、背後へ。 繋いだ手は解けずも少しだけ身は離れて]
オスカーは今、店番して呉れてるよ グロリアだってさっき逢ったばっかりじゃない
(150) 2010/08/10(Tue) 03時半頃
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―いっそ、この診療所ごと、燃やしちゃってもいいかもね。
[フランシスカの髪飾りが炎が灯るように輝く。]
そうすりゃ、あの苛々する香りも嗅がなくて済むだろうし。
[残忍に灯る笑み。憎悪にまみれればまみれるほど、その炎はゆらり、と燃え上がる。]
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指輪に触れない?! 一度は添うた精霊に拒まれるなんて…
―――君は何をしたの?
[悲しげなグロリアの面持ちを前に掠れた声で問う。 "触れられぬ事"は当人ではない証明にはなりきらない]
今のグロリアは確かにオスカーみたいだ でも、ごめんね グロリア 僕はオスカーよりグロリアが信じられない 証に拒まれる君の言葉を信じ切れない
大切なオスカーが君ならグロリアは何処? 店番をしているオスカーは何者なの?
『 ―――お姉ちゃん… 』
[呼ばわる口調はオスカーなのに声音はグロリアで、 混乱した頭では理解がおいつかず立ち尽くす]
(154) 2010/08/10(Tue) 04時半頃
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…訳が、判らない よ ごめんね、送るのは此処まで
[診療所からはフランシスカに嗾けられた男達の姿。 泣き出しそうな笑顔を前に眉を下げて口唇を噛む]
…店番してるオスカーに逢って来る 僕の心配までして呉れてありがと 君が本当にオスカーなら 信じてあげられなくてごめんね
でも僕は、オスカーを護りたい
[言い残して返事も待たず何時ものように見送りもせず、 一目散に来た道を引き返して雑貨屋へと駆け出した]
(156) 2010/08/10(Tue) 04時半頃
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― 雑貨屋 ―
[ カラ ン ] [鈴の音を響かせ雑貨屋に駆け込むと何より先、 肩で息をしながらオスカーを抱き締める]
オス カー…? 君はオスカーじゃないの? 昔の事、覚えてる?
[不安そうに首を傾げオスカーの顔を覗き込む。 オスカーの頬を擦る掌からはしろい花の香り]
あ、遅くなってごめんね 直ぐお茶を淹れるから
良ければもう少し休んでいってよ
[不安を振り払うようテッドに声を掛け、 三人分のお茶とお茶菓子の*準備を始めた*]
(157) 2010/08/10(Tue) 04時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 05時頃
友人だと思い込んだ相手の事しか目にはいらない。
曇りきった眼の善人ですけどね。
[血が香る。
昨夜の惨劇の残り香。]
友人でなければどうなっても気にしないなんて。
―――本当、人間は怖い。
・・・人間なんて、そんなものよ。
[わずかに聞こえる囁きに、思わず呟く。]
自分の為だったら、『友人と思い込んだ人』さえ、裏切る動物ですもの。
[弱弱しいその声は、まるで複数の子どもに囲まれて虐げられている子犬のような鳴き声で]
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― 雑貨屋 ―
僕は欲張りなだ…ッ?!
[持ち上げかけた真鍮製のカップが手を離れ床に落ちても、 息をのみ堪えるように震えながら我が身を抱くだけ]
…ごめ ん 直ぐ、治まる から
[誰かの死がいたみを伴い身を締め付け痣を増やしていく。 戦慄く手がカップを拾い上げてテーブルにおく]
…また誰か―――殺された…
[悲しげな呟きを零してふらふらと立ち上がり、 零れたお茶に雑巾を当てればじわりと染み込む*温度*]
(183) 2010/08/10(Tue) 16時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 16時頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 16時頃
たまには、裏切らないで欲しいですけどね。
信用はしませんが。
[痛みを無くせると言ったオスカーの言葉を思い。
悲鳴のような鼓動を続ける心臓の上に手を当てた。]
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― 雑貨屋 ―
うん…うん! そうそう、そうだったよね
[オスカーの返答に安堵を見せたのも束の間、 雑巾で床を拭いながらテッドの声に顔をあげる]
あ、うん もう大丈…ゲホゲホッ
[口の中に残る魔法のお茶は味が変わる。 衝撃は治まれど身に残る痣は消えない]
…オスカーも気をつけてね
[出掛けるオスカーに声をかけど立ちあがるのも辛く、 床のお茶を拭う姿勢の侭に扉の閉るのを見送った]
殺気立つのは怯えてるからだよ
(190) 2010/08/10(Tue) 22時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/08/10(Tue) 22時頃
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ゼ…
お茶はのんびり味わうものだね
[指摘には眉を下げ息の整わない口許を拭う。 鱗の如き痣の這う身体は軋み今もいたい。
儀式用ナイフに血を吸われた肩の傷も癒えてはいない。 カウンターにおいた侭の古ぼけたナイフをなぞる手指]
何か…? グロリアの様子がおかしかったのと関係あるのかな
[扉を開いて顔見知りの男から話を聴けば面持ちは曇る。 男の語る女性二人の特徴はアイリスとグロリアに似て]
アイリスさんが…
(200) 2010/08/10(Tue) 22時半頃
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そう、筋書き通りの物語じゃないもの。
[フランシスカはこっそりと牙をチラつかせる]
人間たちの思い浮かべた、「ステキな御伽話」で終わると思ったら、大間違いよ。
[フランシスカの口元から覗いた牙は、銀色の輝きを放つ。]
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テッドは何を味わいたい…?
[儀式用のナイフを手に出迎えてもこんな時、 去る男はさして不審とも思わなかった様子]
…判らないよ 僕はグロリアを信じられない
――― こわい …
[扉の前に立ち尽くしテッドに背を向けたまま項垂れる。 手にする儀式用ナイフの柄を握る手が震えた]
テッドには護りたいもの ある?
(206) 2010/08/10(Tue) 23時頃
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・・・本当に、趣味が、悪いわ。
[自分で呟いた『ペット』という言葉にあからさまな嫌悪感を示す。]
自分の思い通りにかわいがろうだなんて、気味が悪いったらありゃしないわ。
[自分の姿と投影して吐き気がするような気味の悪さを覚える。]
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―――…いよ 何もッ! おかしくなんてないよ!
[笑む気配に珍しく他者に声を荒げ振り返る。 軋む身は其れでもテッドの身ほど動きを制限はしない。
笑む気配に革の鞘から抜きテッドの首元へ向ける、 儀式用のナイフは血に濡れたようにあかい]
いきたいなら一緒にいきればいい 仕返しがしたければ僕を食べればいい
君が是以上に誰か殺すなら グロリアの次は…
―――君を殺す…
(215) 2010/08/10(Tue) 23時半頃
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店番 ソフィアは、若者 テッドの瞳を見据えて低く囁く―――ナイフを握る手は、震えて…
2010/08/10(Tue) 23時半頃
「めでたしめでたし」で終わるのが。
人間だけじゃ、不公平ですよね。
[にたりと笑った瞳は赤く染まる。]
何でも思い通りになると思っている奴らに、思い知らせてやればいい。
[聞こえてくる『声』に囁きを返す。]
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わらうなッ!!! 君は人を―――殺したんだぞッ!
[テッドの面から笑みは消えずナイフでなく、 肘で抑え付けるように胸を押す]
…いいわけないに 決まってるじゃないか 其れでも死んだ人たちは
―――生き返らないんだよ…
[テッドの首筋へ添えたナイフは力なく脇へおりて、 鞘と柄を両の手でばらばらに握り締め口唇を噛む]
其れでも僕は生きてる テッドも未だ生きてるじゃない 生きる為に少しは足掻いてよ
一緒にいきてなければ詰る事も出来ないじゃない
(221) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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