180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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[ざわり]
[ざわり]
[不穏に騒めく『アレ』に似た気配を。
『アレ』への適性を持つ主は感じ取るのだろうか。]
― 漏れ聞こえる不穏な気配 ―
[…時此処に至り、俺はため息をついていた]
レティーシャ。ぶん殴る事に罪はないと思うけど。
短期は損気、ゆっくり落ち着いたほうが…
[勿論、鼻柱を思い切りぶつけた張本人(自覚なし)が宥めても
逆効果な気配しかしないのが悲しい哉]
――――… あ。ごめんやっぱりOK。
眠気覚める一発をどうぞ俺の分も含めて。どうぞ
[但し、一応宥めようとした俺も即効寝返ったのだ。
所で余談だけど、もしかしてこの中で最も良心的な存在は、あの皇帝陛下では無いかな…*]
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―月《セレスト》内部―
神だと。
[創造主《カミ》とは違う響きのソレに。 サイラス>>106を振り返る血色の目は冷ややか。]
一体、神の地位とやらにどんな価値がある。
愚かな群衆どもに崇め奉られる事か? 絶対的な力を振るう事か? 思うがままに世界を作り変える事か?
下らん。 それならばいっそ好き勝手に箱庭《セカイ》でも創り。 独りきりで人形遊びに興じていればいいものを。
[吐き捨てるように言って哂う。]
(133) 2014/06/09(Mon) 22時頃
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[ポーチから取り出される新たな『欠片』>>107には、僅かに目を見張る。 瞳の緑を塗り潰す血色が奇妙な色合いを帯び。]
……私の苗木《セカイ》は《悪意》により滅ぶ。
[口元が弧を描く。]
それだけならばよくある事だが。 問題は質の悪い病《FES》が蔓延っている事。 我が創造主《カミ》は、庭園の管理者として病が他の苗木《セカイ》へ広がるのを防ぐ事をお望みだ。
故に"偶然"にも創造主《カミ》の力の断片持った悪意(わたし)が、此処へと"招待"される事になった。 『アレ』を我が主のものとし、世界を救うために。
[それが創造主《カミ》の思し召し。 そこには胸赤鳥本人が『銀の門』を望む理由はなかったが。]
(134) 2014/06/09(Mon) 22時頃
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……ついでに。 後は苦しみ枯れるしかない苗木《セカイ》の延命を願うのは、実に悪意に満ちた選択だろう。
[にこやかに笑い、『欠片』を渡せと片手を差し出した。]
(135) 2014/06/09(Mon) 22時頃
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理解できたようだな。
[大仰に頷き、掌へと落とされる『欠片』>>153を握り込む。]
最も滅びはいずれではなく。 悪意(わたし)が"勝利"した為、確定的なのだが。
く、ふふふふ。 世界を救う。 その目的がある限りは、我々の利害は対立しない。
[安心しろ、とでも言いたげに唄(わら)って。 手の中で『欠片』を弄び、口づけを落とす。]
(176) 2014/06/09(Mon) 23時頃
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性格が悪いは褒め言葉だ。
[サイラス>>154へ常の猫被った笑顔を向け。 『欠片』をひょいと口の中へと放り込み、飲み込んだ。]
焦がれ、どんなに望んでも。 叶わぬ事など幾らでもある。 それに比べれば可能性があれば十分だ。
まあ、利用できそうなときは呼んでやろう。
[『欠片』を取り込んだ群体は軽く唇を舐めた。]
(177) 2014/06/09(Mon) 23時頃
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嗚呼、自由だとも。 私がそれを奪おうと強硬手段に出るか出ないかもな。
[胸赤鳥はひとつの『欠片』を得て満足げであったが。 突き出されたもう一つ>>171に血玉の赤が深まる。]
……死なぬものなど存在しない。
それが勇気《勇者の殺気》によるものであろうが。 悪意によるものであろうが。
私を止める理由にはなりえない。
[勇気《勇者の殺気》が何を示すか分からずとも、悪意は揺らがない。 寂しげな言葉>>178と共に宙を舞う『欠片』をその目で追った。]
(193) 2014/06/09(Mon) 23時半頃
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加減はしただろう。
[あからさまに安堵する様子>>188に、わざとらしく肩を竦めてみせる。]
当然だ。 創造主《カミ》に定義できる力だと私が言ったのを早くも忘れたか。 作り物《イミテイト》だとか下らぬ謙遜をしていたが。 それは、そういう力だ。
[ハルバードの柄を掴み、たん、と床を叩く。]
(204) 2014/06/09(Mon) 23時半頃
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扉がなければ作ればいいだろう。
[『欠片』の力が増した今ならば可能だ。]
(207) 2014/06/09(Mon) 23時半頃
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…ロビン?
[気配にはもう一つ、混じっていたものがある。
だから彼の名を呼んで眉を顰めた。
”アレ”と呼ばれるものと似た気配に応じた意識は、今はまだ薄く]
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……その猶予があると?
[ポケットに消える『欠片』>>206に、嘲笑うように口端を吊り上げる。 殺気の溢れだす悪意は空気そのものを淀ませ。 群体全体が騒めき――。]
…………。 いや、やめてやろう。 まだ計画を絞るには早い。
[治まった。]
(214) 2014/06/10(Tue) 00時頃
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……何か御用でも。
[主の返事は常の声音。
二つ目を手に入れた為、治まったとはいえ『欠片』の気配は以前より強い。]
わ る い 。
どうやら "僕"はさきに いちぬけ みた い。
[闇の間を細く流れる緋い声が、薄く響いた。
悪い。と口にはしたものの。この面々は気にし無かろうけど、と唇だけで笑みをつくる]
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破壊だけでいいとは実に単純だな。 『渡り』をする手間が省けた。
[床を砕けばいいとのアドバイス>>206に手にした槍斧を片手で振り被り、打ち下ろす。 サイラスを試した時よりも遥かに威力のある一撃が床を簡単にぶち抜いた先には、月の土ではなく虚空が広がっていた。]
どうした、行くのだろう。 ぐずぐずすれば消えるぞ。
[早くも元の状態へと撒き戻るその穴へと翼を広げ、飛び込んだ。]
(243) 2014/06/10(Tue) 00時頃
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お前、
[変わらない声色。
ただそこに微量の違和感を感じるのは、気配のためか]
……、…何を持っている……?
[”モノ”である自信はない。
ただ前には感じられなかった気配、それに二たびの問いを重ねた]
…………。
[主の問いに僅かな沈黙。]
『アレ』の模造品《イミテーション》の欠片を。
[微かに笑う気配の後。
偽りなく、事実だけを伝える。]
あぁん?
うっせぇガキがやたら静かかと思ったらそんなことか。
いいからずっと黙っとけ。
どうせ、テメェ、我慢できず、ピーチクパーチクしゃべんだろ?
[気だるそうに男は答える。]
『”アレ』の模造品《イミテーション》の欠片……?
ゼロの探していた”アレ”だな?
お前、どこでそんなものを、
いや……、それより、
[なんだ?何故、”そんなこと”が分かるのか?
浮かんだ疑問は自分自身へと向けられたもの]
……。
[沈黙。やがて再び声が響いた]
お前も、望むのか…?
[何と言わない、ひどく曖昧な問いが向けられた]
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やはり、破壊《フィールドアウト》での移動は不安定か。
[月の内部の亀裂へと飛び込んだ胸赤鳥は 21:館に 2:>>1:@211に 現れた。]
(270) 2014/06/10(Tue) 01時頃
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――……こら。
私に殺される話はどうすんのよ。
[消えゆく気配には淡々と。]
それは超越者か、館の主《ゲームマスター》の手によってか。
はたまた全くの別の愉快犯か。
何者かの手により『欠片』はばら撒かれた。
"今は"譲って貰えるように交渉している。
[主が理解している事を当然のように返事を返し。]
く、ふふははは。
[曖昧な問いかけに最初に返るは哂い声。]
全ては――
我が主の思うが儘に。
悪意(わたし)は標の先へ意志を変えましょう。
[それが今の悪意の"最優先"。]
……今ならばまだ間に合うかも知れない。
我が帝國へ来い。
魂だけでも残っていれば、あるいは再生できる。
[そう、一度死んだ者達でも甦る。
それが帝國だったのだから。]
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―英雄界/議事堂―
[静寂に満たされた議事堂の最奥。 丁度、魔皇の鎮座していたその議席の上に胸赤鳥は座り、頬杖をついていた。
戦いの痕跡は何一つ残っていないそこであったが。 時空の不安定さが増し、胸赤鳥自身が『欠片』ふたつを宿した今だからだろう。 微かな別の時空から伝わる振動を伝わってきていた。
それが"ふたつ"の戦いの終結を意味することは分からずも、悪意の小鳥はその群体の疼くまま。]
(289) 2014/06/10(Tue) 01時頃
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くっははははははははあはははははははっ!!
[滅びに向かう世界に哄笑を響き渡らせた。]
(290) 2014/06/10(Tue) 01時頃
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