人狼議事


122 BAR: a returnee

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………ごめ、 っ ン

[なんとなく怒られたような気がして、謝罪を口にしたが、
唇をふさがれて最後まで言いきれない。
突然の口付けに驚いて身を引こうとしても身動きが取れず。]

 、は……マド、 カ

[割って入る舌を拒めずに、そのまま舌を受け入れる。
酔いも手伝ってか、咥内をまさぐる感覚にじんと体が疼いた。]

 ぁ、何を、いきなり、……………っ

[突然の事に理解は追いつかない。
潤んだ瞳はマドカだけをしっかりと捕らえた。
そこにはいつものマドカではなく、獣の目をしたマドカがいて
…は知らない顔に息を飲んだ]


正解はもっと知りたい、だったけれど。
 降りてくる唇をそっと受け止めて、
 押し込まれた舌をべろりと舐め返した。
 久しぶりに誰かとする深いキスは気持ちよくて、
 離れてゆく舌を追いかけるように
 トレイルのいなくなった口から舌がベ、っと出る。]

 そりゃー、トレイルがトマトにするから。

[多分俺の所為じゃない。]

 でも気持ちイイな、もっかいしたい。


 わりぃ……。
 でもさ、ヴェスパが誘うからさ……。

[潤んだ瞳にぞくぞくとする。
 もっと泣かせたいと、男としての征服欲を刺激されて
 もう一度深く、口内をねとりと舌でまさぐるように口付けた]

 なあ、ヴェスパ…。
 オレのこと……きらい?

[囁く声に熱が籠る]

 お前が欲しいんだ……ヴェスパ…。



 誘ったつもりなんか……ふ、

[再び口を塞がれ、まさぐる舌から逃げるように自身の舌を
奥へと引っ込めるがすぐに絡め取られてしまっただろう。]

 別に、きらいではないけど、

[好きか嫌いかでわければ好きなほうだが、
このように愛欲を伴うものではなかった、はずで。

欲しいと言われてもどうしたら良いのかわからず、
視線を彷徨わせて、縋り付く様にマドカの袖口を掴んだ。]


 誘ってるよ。
 スゲー食べたいって、今のヴェスパ見てると思うもん。

 オレ、にくしょくじゅうだからさ。

[低く笑って、
 カウンターの方からは隠れるようにして、何度も交わすくちづけ]

 嫌いじゃないならさ、オレのものになってよ。
 痛いことしないし、キモチイイことしかしないからさ。

[袖口をつかむ手を取り、指を絡ませる。
 自分の体温が高いのか、ヴェスパタインの指はひやりとしていて。
 石膏像のように綺麗で、触れているだけで心地良い。
 この店で誰かを口説くのは初めてだったから、指が微かに震えていたけれど。
 それがバレても構わないくらいに、この心地よい手を離す気にはなれなかった]


    ―少し前・サミュエルと

  トマトが好物だって言ってたじゃない。

  久しぶりにサミーと会えたんだから、
  好きなものをあげたいと思うのは、普通でしょ。

[アルコールを冷ますためにトマト、
 という本線は、流石に本人には言えない。
 このままだと責任の押し付け合いになりそう。]

  僕は、トマトもサミーもすきだよ。

[そう呟いて、もう一度唇を重ねる。

 だが、アルバイトの分際で―…
 流石に店主の前で堂々と「遊ぶ」訳にいかないので
 二回目のキスは、唇を合わせるだけ。]



 ……にくしょくじゅうって、そういう、

[目の当たりにした姿に、ようやく理解する。
深くは考えられないほどアルコールが回っていたのか、
少し前に疑問視してた男同士云々はどうでも良く]

 ……なら…俺を飼う?

[あいしてくれるなら、構わない。

小さく続けて、絡まる手に視線を移す。
マドカの手は温かくて心地よい。
震える手は自分が酔っている所為だと思い、
ぎゅっとマドカの手を握った]


    ………僕「は」、もっとしたいな。


[控えめな口調だけれど、彼の耳元ではっきりと囁く。

 アイスクリームも食べさせてあげたかったけれど、
 ベネットもライジも居るし、客同士の交流も楽しんで欲しい。
 という考えと、別の考えが同時に浮上する。

 でも、客側としてカウンター席に座るのは、
 やはり例外な事だから、長居は躊躇われた。]


[ぎゅっと握り返される手に唇を寄せて、
 石膏像のような綺麗な手の甲をぺろりと舐める]

 いいよ。
 オレのものになるんなら――…

[首輪でも付けて、オレだけのものにしてやるよ、と。
 欲にぎらつく目が雄弁に語る]

 俺が犬なら、ヴェスパはうさぎだな。

[人恋しさに飢えているような、そんなイメージ。
 もちろんうさぎが昔から狼の獲物になる運命なのは、
 口にしないけれど、ね?**]


 そりゃーね、好きだよトマト。
 けど、……んー。

それも、接客の仕事だから?
 などとすっかりアルコールの抜けた頭で考えるのは
 少しばかりらしくないこと。
 久しぶりにトレイルに会ったからだからと言い訳した。]

 好きじゃなきゃ強請らねーよ。

[軽く合わさる唇、直ぐに離れてしまったから
 自分で唇をふにふに触って寂しさを紛らわせる。]


落とされる囁きが耳をくすぐる。
 少しだけ目を見開いて、でも直ぐに伏せる。]

 トレイル、俺やっぱ酔ったのかも。

[きっと嘘だって気づくだろう言葉を最後に
 食べかけのアイスはそのままに、
 カウンターにくてんと伏せた。
 まるで気分は自らを餌に狩りをする動物のようだ。]



 ……、っ

[ぺろりと舐められて、ビクリと震える。
酒とキスのせいで、妙に肌への刺激に過敏になっているようで。]

 ん…・…、うさぎは寂しいと死ぬって言うからな。
 ……俺も一人だとさみしくて、しぬ。

[うさぎは性欲が強いという話も思い出し、
それなら自他ともに認めるにくしょくじゅうのマドカの方にも
案外当てはまるのではと、思うだけ。

マドカの頭に手を伸ばし、そのまま引き寄せて自分から口付けた]


[このままだと、ダッツのバニラアイスが溶けてしまい、
 ゴディバのチョコレートリキュールも沈んでしまうだろう。

 食べれない形になるだけで、啜れないわけではないが、
 やはり美味しいものは美味しい状態で食べるべきなのだ。
 …さて、マスターから早上がりして良いと言われたけれど。]

  酔っ払っちゃった?

  外の景色が見える席に移動しようか。
  俯向くと、もっとしんどいと思うし。

[乗り物酔いじゃないから、風景なんて関係ないのだけど。
 そして、彼が酔っていない事も、知っている。]


[アイスはすごく美味しいし罪もないのだけど、
 今はそんな気分ではなくなってしまって。
 例えば飼い主があーんしてくれるんなら
 完食はしてしまうかもしれないが。]

 んー。……うん。
 ちょっとふらふらする、かな。

[奥にも席があるのは知っていたけれど
 利用したことは無くて。]

 あっち?俺、はじめて。

[なんだか違う意味にも取れそうだったが、
 俺は今酔っぱらいなので深く考えない。]


   


          おいで、サミー。


.


 ――トレイルになら、飼われてみたいな。


いつもこんな風に呼ばれたら、
 猫だって犬のように甘えたくなる。
 その場合マロンと取り合いになってしまうかもしれない。
 ……どうしよう。]


[ふらふらすると状態を伝えるサミュエルに、
 もしかして本気で具合が悪いのだろうかと心配になる。
 基本的には、人の言うことを疑える性分では無かった。]

  そう…、立てる?

[右手を彼に向けた儘、眉を下げて尋ねた。]

 はじめて…、 
  ああ、あの席は元々の箱に着いてた感じなんだよね。
  男二人で座りたがるお客さんもそんなに居ないから、
  だから、常連さんでも滅多に気づかないかな。

[一瞬、別の方向に勘違いしたのは内緒。
 一番都合が良いのは、カウンターから死角になる事。

 ボックスシートにも背が向く形にはなるのだけれど、
 場合によっては、こっちからだと悟られるかもな。
 ちょっとイチャつく程度なら背凭れが隠してくれるが、
 動き的な意味で暴れたら、視界には入りそう。]


 へーき、歩ける。

こんな場所を改装後も残してあるということは、
 マスターもそのつもりなのだろうか。
 聞くのも怖いし深く考えないことにしておいた。]

 そーなんだ、秘密基地みたい。

[特別な場所を教えてもらった気分になる。
 その一人目じゃないとしても、まあ仕方ない。]


[秘密基地という喩えは、悪くない。
 ちょっと半個室的な感覚はするから。
 別にカーテンなどがあるわけじゃ無いのだけれど。]

  でしょ? じゃー秘密基地に名前つける?

[飼われてみたい、という一言を聞いて、少し驚く。]

  ……僕がべたべたに可愛がるタイプなの、
  サミーは、わかるって言ってたよね。

[少し前にした話を思い出して、猫に聞いてみる。]

  だからね。
  僕に飼われちゃうと、鬱陶しく感じるかもよ。


[くっついていても怒られないから、
 気を良くしてさらに狭いシートの中で身を寄せる。
 今までで一番近い距離にトレイルがいる。]

 アイス、食べさせて。

[溶け始めているそれを横目におねだりの鳴き声。]



 は…、 ぁン……ん 

[深い口付けを交わしてるあいだ、
ちらりと視界の端に映るのはマドカが持ってきてくれたカクテル。
テーブルの上におかれたそれはすっかり結露して、水溜りを作っていた。

ああ、もったいない。]

 ふっ マドカ、

[マドカの体を押しても、捕食されているようなキスは
すぐには止まなかっただろう。
マドカが離れた後、…は上がる息を整えながら
緩慢な動作で起き上がる]


  …大丈夫だったんだ。
  本気で具合悪そうな感じだったから、半分本気にしたよ。

  サミーって演技が上手なひとなんだ。 

[そういえば、アイスがやばい事を忘れかけていた。
 スプーンで茶色のリキュールが溢れない様にしながら、
 バニラアイスを掬い、サミュエルの口元へ。]

  ん、あーん。

[スプーンの持ち手先端には、アリスのチェシャ猫が居る。
 ピンクとパープルの、アレ。
 確か、誰かのお土産だった気がするけれど。]



[マドカへとグラスを差し出すが、
少し考え直してグラスを取られる前に腕を引く。

くい、と呷って含ませたあと、
マドカの襟元を掴んでそのまま口付けた。
口の端からこぼれたかも知れないが、少しくらいは気にしない]**


[貪るようなキスに夢中になる。
 唾液が混じり合う音が耳に聞こえて、それすらも熱を煽って欲が滾る。
 このままやっちゃってもいいかな?いいともーなんて頭の中で考えてたら、
 不意に差し出されたグラスに中断されるキス。
 おあずけさせられる犬みたいに不服そうに唇をふくらませれば]

 ……ちょ、ん、ぅん?

[再び唇を塞がれ、流し込まれるアルコール。
 こくこくと喉を鳴らして熱いそれを嚥下しながら]

 口移しとか……エロ。
 も、いっかい……。

[顎を伝う液体を指で拭いながら、甘いくちづけを強請った**]


 秘密基地って、名前つけるもん?

思わぬ言葉に首を傾げるが、
 何がいいんだろう。服装同様センスはあまりないと思う。]

 溺愛してくれるんでしょ、だから……
 飼われたいって言った。

[べたべたされるのが嫌なわけではない、
 ただその相手が極端に少ないだけで。]


 演技、どーだろ。
 ふわふわしてるのはほんと。

常に眠そうなのも演技ではないし、
 大げさにしているつもりもなかった。]

 ア、……ん。

[運ばれるアイスを口に入れる、
 チョコとバニラが交じり合って喉へとするりと落ちる。
 食べ終えるまで何度も同じように強請ったり、
 途中でトレイルの唇へ舌を伸ばしたり。]


  この猫は……、
  あんまりかわいくないな、ふてぶてしくて。

[スプーンの先っちょでニタニタしている猫への感想。]

  うん、この秘密基地に「名前」がある事が、
  「僕達だけの秘密」になるからね。

[漏らさない限り、誰も知らない。]

  「ワンダーランド」にしようか。

  此処――。

  このシートを知らずに来たサミーは、
  アリスみたいじゃない?

[窓の隙間に手を入れ、電飾のコードを手繰りスイッチを入れた。
 円筒内部にカラーセロハンが張られた電球が、ぴかぴか光る。
 窓の外の世界の色が、照らす電気で違う色になった。]


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