17 吸血鬼の城
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―自室―
[目を開ける。身体を起こす――起こせた。 それでも力が入らず、視界が霞みがかっているのは事実だが]
……確かに、強烈だったよ。
[とりあえず生きていて良かったと思うことにする。 ベッドに腰を下ろしたまま、手帳を開いて、吸血鬼の来訪とその顛末を記そうと。
何かを手に入れるためには、時に諦めなければならない事もある。 周りに変化を求めるだけでは、時にどうしようもない事がある]
それでいい、って思っているうちは。 未来永劫、そのまんまだと思っちまうのは……人間の浅い思考力故なのかな。
[字はそれまでよりも大幅に乱れていた。力が入らないせいか。 ペンを動かす間に、ふいにそんなことを呟いていた]
(105) 2010/06/24(Thu) 14時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/06/24(Thu) 14時頃
[城主の言葉に女の貌が綻ぶ]
愛しいお兄様――…
私は此処に居ります。
お兄様のいらっしゃるこの城が私の在るべき処。
――…若し、他に行く先が在ろうとも
私はお兄様の傍に……
[逃げ道を塞がずとももう逃げる気などないのに。
傍に居たい、それは本心であるのに。
伝わらぬもどかしさを感じながらも
女はそれを伝えようと言葉を重ねた]
[白薔薇の言う童話の一つを女は知っている。
此処で童話を読んだ記憶もないのに
話の内容はおぼろに残っていた]
――…戻れるか如何か試してみる?
けれどそれなら……
お姫様が貴方で、私が王子様かしら。
[困るとも困らないとも言わず小さく笑う。
胸を深く刺されれば簡単に死ねるだろうか。
それでも今は――置いて逝く心算はないのだけれど]
[白薔薇が声、それに感情は伺えない]
試しても、よろしいのですか?
[人たる身であれば、
冗談でも言わぬだろうことを紡ぐ。
ぬくもりを失った心に残る感情は、負たるものばかり]
――ああ、でもそうでした、
それでは役割が逆でございますね。
正しき役割であらば――私は既に刺された身、でしょうか?
[やわりと微笑う音は途切れる]
――…………。
[良いとも悪いとも言わなかった。
ただ長い沈黙だけが落ちる]
嗚呼……
[柔かな女の甘い囁き
其れが偽りだと、己が人としての生を奪った結果だと
知っているのに、空虚な胸がひととき塞がる心地]
愛しいローズ
お前はお前の望むとおりに、あれば良い
[けれど其の口で泡と消えると言う
彼女にかける言葉は
傍に居て欲しいと願うものではなくなっていた]
[書庫に置かれた幾つかの手記
城主が知らぬものなど、無い
あれを燃やし、灰としなかったのは
何故か
何時か記憶が戻り
この手をすり抜けて逝く事を
諦めていたのか
其れとも、其の上でまだ此処へ残ると
可憐な口元から紡ぎだされるのを、望んだのか
今になっては動機も遠く霞む**]
正しき道筋ならば――…
王子様は刺されはしないわ。
別の娘と幸せに暮らしました、でしょう?
[やがて白薔薇の眷属に
御伽噺の結末を語る聲には少しだけ懐かしむ音]
私の望みはお兄様と共にある事――…
[城主の言葉に返す聲には揺らがぬ音色**]
そう、では其の望みを叶えよう。
……永久に私の傍らに……
愛しい、私のローズ
[意思の篭った風に響く聲
城主は満足気に囁き返す**]
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/06/24(Thu) 21時頃
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―自室―
……。
[ペンを置いて、手帳をたたむ。 ひどく億劫な仕草で立ち上がるが、目は虚ろではなかった]
――弱点。 弱点か……
[城主が漏らした言葉。結局、完璧ではないのだ――完璧であるが故に]
あいつら、無事だろうな。
[自分の事は棚にあげておく。一応生きているのだから無事である。 重い体を引きずりながら、とりあえず部屋を出た。 久し振りに、酒を呑みたい気分だった]
― →廊下―
(165) 2010/06/24(Thu) 21時半頃
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お兄様――…
あのこが、呼ぶの。
あのこの呼び声が、聞こえたの……
[今はもう其れも届かなくなり
感じるのは血の気配と死の匂い。
気が焦るばかりで上手く情報を集められない。
こめかみが酷く痛みを訴えていた]
――…私のローズ
[揺らぐ気配
僅かに眉根を寄せる]
其の娘は
取るに足らぬただの人の子だ。
お前とは別の存在だろう?
[言い聞かせるように囁きを送る]
白薔薇が食事を終えただけのこと。
片付けは影が間も無く。
……何が呼ぶと言うのだ。
別の、存在……
私とは違う世界の、こ……
分かってる
分かってるのに……
[行かなくてはいけないのだと
無くしたはずの記憶の欠片が告げている]
――……っ!
食事を、終えた……?
白薔薇が…、あのこを……?
[兄の囁く事実に目の前が白むような感覚]
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―廊下―
……あれ?
[誰かが隣を走り抜けていく。 その影をはっきりと追う事は出来なかったけれど、彼女が来た方角は分かった]
食事の間? 何かあったんじゃ……
[殺戮があった場所ではあるのだ。 食事をする気分にはなれないとは思いつつも、いつか城主の手を取ったその場所へと足を運んだ]
― →食事の間―
(173) 2010/06/24(Thu) 22時頃
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わかっているのに――…
なお、行こうと言うのか
[重い呟き]
………………――――好きにするが良い。
[やがて間を置いて
突き放すような一言が返った]
ひとつ
先に言っておこう
……其れの墓を作ることは、まかりならん。
わかっていような?
[書庫の様子に、城主は何時に無く厳しい聲を向ける。
彼女の揺らぎのもとを
特別に扱う事は絶対に、避けねばならなかった]
――…ぅ、……くっ
[酷い頭痛が女を苛む。
城主の聲が、何処か遠く聞こえた]
私のローズ
お前が誰のものか……言えるだろう?
[僅かな嗚咽。
城主はうって変わって、穏やかな聲を響かせる]
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待ってりゃいつか死ねるぜ、よかったな。
[物騒な言葉を気軽に口にする隻眼の友人には、肩を竦めて答える。 ガラスの破片と、赤く染まった絨毯が目に入った。だが、目の前の友人は無事……に、見える]
殺された現場の部屋? ああ、相変わらず城主様が偉そうだった。刺青を入れてた男が死んでたが……その連れのお嬢さんが、ちょっと可哀想だったな。
[亡骸は弔われたのだろうかと考える。 グラスが無いと告げる友人。何やったんだと笑いかける。 厨房にならグラスはあるだろうかと考えているうちに、影が新しいグラスを運んでいた]
お前は無事なようで良かったよ。 ……失敬。
[椅子に座り、半ばひったくるかのような勢いでボトルに手を伸ばす]
(183) 2010/06/24(Thu) 22時頃
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――…お兄様、の……
[穏やかな城主の聲に返す聲は何処か虚ろで]
愛しい私のローズ……
そう、お前は私のもの。
[閨で情人にかけるような囁き。
彼女のひととしての嘆きを拭い
魔へと――己へと繋ぎとめる為の]
其処にあるのは、遠い夢。
……早く此方へ、戻ってくるのだ。
今其れを影に片付けさせよう。
[白薔薇の嫣然とした吐息、
満たされた今、揺らぎはなく、それは目覚めの時のように]
御伽噺の正しき道筋……
嗚呼、そんな終焉は訪れはしないのですから、
ではどちらにしても
我々は間違ってしまったのでしょうね?お嬢様――…
[彼女が「為した」者の手で、
彼女の「大事なもの」が奪われる、その因果]
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……どうも。
[入口に現われたのは金髪の女。>>188 ゆるり腕を上げ、答えた]
俺は構いませんよ。 皆で飲むのも楽しい。
[彼女に椅子を勧めながら、重い頭でふと考えた。 そういえば、ベネットは、どこに]
(193) 2010/06/24(Thu) 22時半頃
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>>195 ヘクターって名前だったのか。
[そういえば、傍らの少女が何度かその名を呼んでいたような気がする。 あの後どうなったのか、ふと思いを馳せていると、当の彼女が食堂へと姿を現した。 会釈を返し、再びグラスを傾ける]
別に。 何か猛烈に酒が飲みたくなったんだよ。真っ赤なやつを。 悪いかー?
[遠慮せず首筋を晒し、酒を煽る。 いつ以来か――語るグロリアに、そういえばと目を向けた>>197]
(206) 2010/06/24(Thu) 23時頃
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記者 イアンは、奏者 セシルの気配には、僅かに異様なものを感じるも、もう慣れたとそちらをちらと見るのみ。
2010/06/24(Thu) 23時頃
[甘い囁きが耳朶を擽る。
其れを心地好いと女は思う。
全てを思い出しても
其れは変わらず――]
貴方が好きよ、
ヴェスパタイン……。
でも、如何して私に優しくして呉れたの?
私は、貴方を傷付けたはずなのに……
如何して妹として慈しんで呉れたの?
[抗ったあの瞬間を思い出し
問う声は何処か不思議そうに――]
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