88 吸血鬼の城 殲滅篇
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― 大広間 ―
ん…。
[階段を上りかける途中、 肩の上で騎士が身動ぐのを感じた。]
起きたか?
[傷が癒えているのを確認し、 新たな眷属が目覚めつつあるのを知って、微笑する。]
(53) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
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まだ寝ぼけているのか。
目を覚ませ。ヒュー・ガルデン
[名を呼び、覚醒を促す。]
おまえを担いでいると、重いんだよ。
[大した負担にも感じていないくせに、
文句を言って、笑った。]
[「目を覚ませ」と、軽佻な口調の命令にも血は沸き立つ。
血の盟約、永遠の君主の「声」。
世界は裏返り、逆しまになったことを知る。]
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[背を叩かれ、騎士が完全に覚醒したと見て取ると、 その身体を肩から浮かせて、軽く放り投げる。 まるで、猫の子でも扱うように。]
ヒュー・ガルデン。 おまえの主はだれだ?
[やはり軽い口調のままの下問。]
(55) 2012/05/02(Wed) 11時頃
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おまえが望むのは、なんだ?
["声"を通じて為された問いは、
もっと魂の深い場所を突くもの。]
我が望みは、クラリッサ姫を現世に甦らせ、平穏で幸せな日々に戻っていただくことに他ならず。
[目の前に立つヘクターが口にした言葉とは同時に別の「声」が響く。
それが空気ではなく闇を介して伝わるものであり、それに呼応した自らの「声」もまた、意識そのものの伝播だったと気づいてわずかに動揺した。]
(意識に直接、語りかけてくるのなら、心を読むのも容易いか…)
[逃れられぬ定めがもうひとつ増えたことを知る。
まだ闇の領域が「兄弟」ともつながっていることは把握していない。
そもそも、ドナルドが闇に堕ちたことも知らなかった。
向うから声をかけられるか、そうと教えられるまで、このまま意識を読まれ続けることになるだろう。]
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良し。
[望んだ通りの言葉を口にした己の騎士に頷き、 浄化の光に灼かれたのとは逆の手を伸ばす。
掌からどろりと溢れた闇が剣の形を模し、 先程の儀式を再現して、騎士の首に刃が振り下ろされた。 しかし、先とは違って刃が肉を裂くことはなく]
これよりおまえの力と命はすべてオレのものだ。 オレの期待に応えるよう、励め。
[首筋に薄い傷を残して、剣は再び掌に戻った。]
(61) 2012/05/02(Wed) 12時頃
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[騎士が口にした望みには薄い笑みを浮かべたが
内心を露わにすることはせず]
ならば、連中を殺し尽くせ。
奴らの血を捧げてやれ。
―――おまえとあれは、いまや"血の兄弟"だからな。
これからもしっかり姉につくせよ。
[方法を示唆して、けしかけるに留め置いた。]
ですが、
姫を姉などは畏れ多い…
おれは一介の騎士のままで充分に──
そうか?
ああ、そうだな。
姉弟では添い遂げられんからなぁ。
[尊重する気もない人間の習俗を口にして、
騎士の忠道を笑い飛ばす。]
まあ好きにするがいいさ。
あれが何を望むかは、聞いてみないことにはな。
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それじゃ、あとは任せた。
[機嫌良く手を振って階段をのぼりかけ、 やはり途中で足をとめて振り返る。]
そうだ、ヒュー・ガルデン そこの眼鏡の奴は通せ。別の約束がある。
あとの二人は好きにして良いぞ。
[申し伝えたあとは、もう振り返らなかった。]
(65) 2012/05/02(Wed) 12時半頃
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……ぁ、
[小さく意識が洩れたのは、ヘクターのからかうような言葉そのものにではなく。
とっさに「並び立つのは畏れ多い」という考えが先にたってしまったが、ヘクターの言葉を反芻すれば、わずかに不安が根ざす。]
(姫が「娘」だというのは──)
[妾腹にせよ実際の、と思っていた。
だが、「血の兄弟」という言葉には──]
[ヒューにはまだ自分が「吸血鬼」だという自覚はない。
ただ、ヘクターと「契約」したことにより、人ならざる力を得たことは承知していた。]
( 姫…は、 )
[何かが胸にひっかかる。
去ってゆくヘクターに問うこともできたろう。
だが、逡巡した。]
……心配なんざしてねえよ。
するような状態だったら、俺が何しても無駄だ。
[いつもよりぶっきらぼうになったその口調に
ふ、と息を吐く。
恐らくは彼のプライドを傷つけたのだろう。
余計な事をした、という後悔に唇を噛んだ。
気まずさを誤魔化すように、口早に囁く]
……アンタが斃って、俺が困るとでも思うのか?
──。
[右腕の怪我を言い当てられ、眉を顰めた。
男の能力では『我が子』の全てが筒抜けなのだろう。
だが己には、この距離では男の怪我はわからない。
…それが寂しいような気がして黙り込み、
次の言葉に、息を呑む]
──ふざけんじゃねえっ!
余計な世話だ…っ!
[──死に掛けの獲物。
階下からの人声の詳細はわからない。
ただ、恐らく己の知らぬ戦闘があり
怪我人が出たのだ、という事を理解する。]
………
アンタが殺せってのなら、殺す。
それで充分だろう…!?
[悲痛を含んだ掠れた囁き。
──飲むつもりはない。
誰かを自分と同じモノにするつもりもない。
わかって欲しいと訴えるような。
無駄だとは思いながら叩きつけ、
苛立たしげに袖のカフスに手をかけた]
オレがいなくなったら?
[どこか慌てたような口調の問いに、片眉を上げる]
そりゃ、困るだろうさ。
まだなンも知らないおまえが、ひとりで取り残されて、
どうにかなるとでも思ってんのか?
[当たり前だとばかりに切って捨てる。]
[ゆっくりと息を吸い、戦いに向かう神経を研ぎ澄まさせた。
刹那。
闇が揺蕩う気配を、ふと感じる。]
(──誰だ…?)
[見覚えのない気配。
獰猛な巨躯を横たえる獣に似た、あの男とは違う。
火球の様な熱さと、鋼の硬さ。
昏く燃える熾火に鍛えられた、鎧]
……。おい。
[声を掛けようか逡巡したあと、短く呼びかける*]
[獲物をくれてやると言ったのに、激しい口調で拒絶された。
そのこと自体に、喉の奥で笑う。
嘲笑うように。
可愛いものをみたとでもいうように。]
そうは言うがな、おまえ。
――― そのままだと、死ぬぞ?
飢えに狂ってのたうち回って
自分の身体を引き裂けるだけ引き裂いたあげく
野垂れ死ぬぞ?
[実際に吸血を拒み、静かに衰弱して死んだ眷属も知っている。
しかし、そこまで親切に教える気はなかった。]
衝動を殺すな。
身体の欲求に応えてやれ。
――― 喰らえ。奪え。飲み干せ。
…わかったな?
[手放すつもりはない。
死なせるつもりもない。
それは命令であり、宣言でもあった。]
持ち主が死んで、玩具が困るのか?
[なにかを嘲る様に、喉をならし]
ただ壊れるだけだ。
わかってんだろ?
[玩具が壊れても持ち主は困らない。
またつくれば良いだけだから。
持ち主がいなくなっても、玩具は困らない。
打ち捨てられて壊れるだけ。
──クレアのように]
…ッ、……。
[自分を抱くように腕を回し、歯噛みする。
──異端狩りとして、
飢えた吸血鬼を見た事がないわけではない。
男が口にしたような、青黒く干乾び
灰にすらならずに消えた魔物の末路も。
本能的な恐怖に喉が震え、
引き攣る様に息を呑み込む音が響いた]
……俺はもう、死んでるようなモンだろうが…ッ
[其れでも震えを押し殺し、声を絞り出して]
…ぁ、……
[何かを反駁しようと口を開きかけ。
男の声音に、それが千切られる。]
……。っ………。
[肯うこともしない。
否むこともしない。
じくじくとした痛みに耐え、
ただ黙って唇を噛み締める。
それだけが今の唯一の抵抗だった*]
死んでるようなモン、か。
[平坦な声で呟き、思案の間を挟む。]
―――だが、生きているだろうに。
[嘲笑。]
玩具なら玩具らしく、
最後まであがいて、オレを楽しませろよ。
オレは死んでも消えねぇ。
見ていてやるから。
[仮定を口にして、
その仮定がナンセンスだとばかりに鼻を鳴らす。]
おまえより先に死ぬなんてことはねぇか。
当分、死ぬ予定もねぇしな。
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