287 ―シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア2―
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それはいいことだ。 俺の夜か、君の夜か。 それが終わるまで、俺たちのための「悪巧み」を。
でも、奔放なままの君でいて。 ―― 名前のない菓子が いつの間にかなくなっている、くらいの 可愛らしいスリル>0:148は、この城に必要だもの
(145) ghoti 2018/11/10(Sat) 18時半頃
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[そう返して、被せていた手を放す。 泥棒猫だって、 この愛らしさがあればお仕置きはもらってこないだろうし、
彼には行くべき場所がある>>139
夜はまだ長い、まだ続きもする。 日を超えて、その向こうに数限りないはずの夜を見通す。 であれば、いつだっていい。
到底埋まりきらない年月の代わりに、 言葉で埋め尽くしてみる夜もいつかくるだろうと、]
(146) ghoti 2018/11/10(Sat) 18時半頃
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では。いっておいで。クシュン。 じゃあ。……「また」。
[ただ、うすいほんが 城を燃やす夜は来てほしくないばかりだが*]
(147) ghoti 2018/11/10(Sat) 18時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
ghoti 2018/11/10(Sat) 19時頃
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―― いつかある夜の ―― [その部屋は、人一人分の温度をなくしていた。 しばらく傍に置いていた人間は正しく肉塊となり、 生命活動を終え、ジェレミの身の内になにも残さず死んだ。
だから、その夜は、ジェレミ一人だった。ジェレミ一人で、部屋のうちにある種々の、がらくたとも調度品ともいえるもののの中にあり、その来訪の音を聞いた。]
いいよ。おはいり。
[ジェレミの挨拶は、いつも一緒だ。 この部屋の基準はいつも変わらず、>>0:125「好きにして」。 その声音に何が含まれていようと、「また今度」と音にしてからどれほどに時間が経っていようと変わりない。]
(154) ghoti 2018/11/10(Sat) 19時頃
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[細めた眼差しは、好ましさを詰め込んで、 部屋に足を踏み入れての第一声を迎え入れる。]
――、……うん。 俺からの「おはよう」は、 もう少し後に取っておこう。
いらっしゃい。用意してるよ、何もかも。
[と、招き入れる素振りの手の先にはカウチソファとローテーブル。 ソファの足元にはいくつかの品物の山ができあがり ――ローテーブルには、一つ、古びたチェス盤がある。 二千年の歴史を見出そうとするには随分と若く、 けれど四辺の丸みは相応の経年を含んでいる。]
(155) ghoti 2018/11/10(Sat) 19時頃
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……君、チェスはできるかい?
[と。チェス盤のとなりに、 適当に水の瓶も酒の瓶も並べ立て、 濡れていないグラスを人数分雑において、 ジェレミは聞いた。
返答がどのようなものでもさして変わりはない。 “は”か“も”の違いだ。
「俺はできない」と、笑いながら*]
(156) ghoti 2018/11/10(Sat) 19時頃
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―― いつかある夜の ――
少なくとも、炬燵分に足りると期待したいな。 ……でないと、 君がもう一度重労働することになる。 一度引き受けたからには。よろしく頼むよ。
[苦笑まじりの言葉>>165に返されるのは、労働をしない故に「たいへんさ」など鑑みない、陰りもない笑いだ。 カウチソファは明け渡し、 ――ジェレミが少し悩むようにしてから、手近な山を崩し、肘掛け椅子を発掘する。「ああ、やっぱりここだ」と、真に発掘作業たる感想をいいながら、そのチェアに腰かけた。視線は合う。そういう低いチェアだ。]
(167) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃
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君に酒精を流し込むのも、楽しそうだけど いまだって本当に起きているのかわからないんだ。 せっかく、君が、起きているというなら。 その意識を朦朧とさせるのは惜しい。
[と、勝つを疑わない類の言葉]
ご教示の、心遣いはありがたく。 でもそれを教わると、 このチェス盤の意味が変わってしまう。
(168) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃
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……、 チェスのルールは覚えていたんだが、忘れてしまってね きっと、いつか誰かと興じたんだろうけど そいつが誰かも、どう死んだのかも覚えていない。
けれど、置いておけば 眼の端に留めたときに忘れていることを思い出す。 「忘れたこと」すら忘れてしまうまでの間くらいは。
この部屋は、そういうものばかりだ。
[カウチソファの足元にある、品々の山。「換金」予定物として仕分けられているものは、“忘れてしまった”ものだ。忘れたことすら忘れてしまった、なにかの品。意味を、情をなくしたものもの。]
(169) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃
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あの時の答えだけど、
退屈はしていない。 そういう風に過ごしている。
[そうして唐突に始まるのは、前口上もない、 答案テストの裏返す一挙動もない、「宿題」の答え。]
(170) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃
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新しく訪れる君たちが、思い出させてくれる。 可愛らしいとか、好ましいとか。悲しいとか。 そういう類のことを。 思い出させて、忘れるまでは。留めておいてくれる。
だから、それなりにわかりやすく 楽しく過ごしているつもりだったよ。
[自身の膝に肘をつき、「答え」を重ねる。 明朗な、答えだ。ジェレミにとっては。]
――だからかな。 君が「答え」をひっさげてここに来るまでの間、 なにが君にあの質問をさせたのかを考えていてね。
(171) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃
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それが、いっそ俺への「宿題」のようなものだった
先日ようやく。一つ回答を用意できた。 聞いてくれるかい?*
(172) ghoti 2018/11/10(Sat) 20時半頃
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―― いつかある夜の ―― [「最近は振られてばかりだ」 と、ジェレミは>>173言った。 それ自体をさして気にした素振りもなく、 ――結局は支払われるだろうなら真実問題はない。
>>174傲慢さは受容され―― 受け流された、のほうが現実に即しているか。
相手の言葉として咀嚼される理解に、 うん。そう。 と、頷きもする。 死んでいるものは、ジェレミは好きではない。 その理解で、良い。と 相手の認識へ首肯する。 首肯のうちに、呼称の変化の受容も含めもし、 変化自体を問うことはない。 別種***ことが、これからある。]
(179) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃
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……、ふふ 飲んでもいいよ。
話の理解に必要かと思って取り出してみた。 水が、時間。 酒が、――なにか。
それにたとえて話をしようと思ったけど、 君は聡明だった。 なぜ忘れるのか などと話す必要がない。 聡明なのはよいね。
[言葉の通り、ジェレミは手を伸ばし、 片一方――自身とは遠いほうのグラスへ注いだ。 炭酸水。 かすかな気泡が持ち上がる。]
(180) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃
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2000年。 埋められるかな……その前段階だと思う。 時間ではない、 …… うん、そうだね。時間ではない。 ――でも 君は聡明だ。思考の及ぶにかかる時間が少ない。 それを嬉しく思う、聡明な人は好きだ。 [そう、思索の途中にあるかに言葉を零し、 最後にひとつ笑んでみせた。 なにを含むかしれぬ言葉とともに、 「起きている」といった、男の、その目の奥を見て。 笑む口元には、同じ、牙を覗かせて。]
(181) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃
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そう……、わかりやすく過ごしている心算でね。 みなに言ってる。 君にも言ったね? 可愛らしいと、好ましいと。 好きだとも、なんども同じような言葉で。 俺に情をくれるものは、なんでも。好きだよ。 それが、君には届いていなかったのかと、考えていた。
[思索に耽るように落とす言葉は、 穏やかに、一定の調子を伴って。 どの道筋を経てなににたどり着いたかを詳らかにする音には温度はない。
手指で網を作るように、組み合わせる。 ジェレミは、一番それが得意だった。 その血の気のない手指の網を超えて 相手へ届くものをより分けるのが、一番。 ――――それに似た調子で話し続ける声色の、どこにも。 あの時の食堂の指先とおなじ、「温度」はない。]
(182) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃
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……、……
“認識というのは個々の脳内にあり、 客体との本質的同位にはない>>1:157"
(183) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃
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――俺たちの眼が受け取っているのは、 単なる反射光という。 単なる「照り返し」を受け取り、脳が咀嚼する。 咀嚼した時点で、 観察対象と自身が抱く認識は同一ではない。
であれば。 君が、あの質問をするに至ったとき、 君が見ていたものは本当に、俺だったんだろうか。
なにかへの期待を、あるいは恐れ>>0:315を、 ともに、脳が一緒に、かみ砕いてや、いやしないか。
(184) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃
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だからね。 今、俺の「答え」を得た君に、重ねて聞きたい。
――…… あの時の、「俺」は。 君のなかの、 「あの食卓の向こうにいた姿」は。 そいつはなんて言っている。 幾夜をも、幾年月をも積み重ねられる長生の途上で。 君の問いに、なんて答える?
(185) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時頃
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―――― きみの、言葉で。
教えてくれ。 ユージーン。
[それこそが。あの食堂で見た姿こそが。
意識を朦朧足りえさせ 意識の狭窄をもたらす>>1:152
自身が、自身にかけた催眠――微睡ではないかと。
吸血鬼は言う。 人の肌に牙を突き立て、その身の内に流れるあつい熱を暴くに慣れた容貌をして。 いまなおうすら細めた眼差しの中に、脳髄に爪をたてては思考を暴きだすような、同類をも食い物にする化け物の顔をして、それでもなお、「期待している」>>0:352と 同種族の間に隔たる年月の向こうから*わらいながら*]
(186) ghoti 2018/11/10(Sat) 21時半頃
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―― いつかある夜の ―― [君の話なら。ぜひ。 そういう受け答え>>206で始まった言葉の連なりは 相手の言うとは反対に、言葉はとても、理解し得た。]
ふ、 ふふ、
――…… っ ふふ
[年経た吸血鬼の牙は、 確かに、あの夜のヴェールに掛かった。 ヴェールを開き、あるいは、引き裂き、 出てくるのは眼前の食卓 ――吸血鬼が吸血鬼、たりうる、人の生き血の滴るそれ。]
(230) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃
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[ それは、確かに、同一だった。 同じ、吸血鬼の生の中にいて ――それでいて、食卓の隔たりはなお遠い。
グラスに液体を注ぐのが、早かったら。 戯れめいた忘我の理由など、添えていたなら。 きっと聡明な彼のことだ。理解していた。理解し得ただろう。]
(231) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃
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[それがとても面白い。
情は向けられないといった彼は、 確かにグラスの縁を揺らした。
水面に、波紋を作ったのだ。]
(232) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃
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死んだ人間の、ユージーン。 今生きている、吸血鬼の、君。
「おはよう」。
[>>210そうは言えない、といった相手へ。]
そう言いたかったのは、俺だ。 俺から起きているユージーンへ、言いたかった。 微睡にすべてを受け流すなんて、 ゆれる感情に怠惰なものなんて、俺は好きになれない。 そんな、生きていないものは好きになれないよ。
(233) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃
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[組み合わせた手指が離れていく。 中空だ。 二つばかり浮かぶ三日月の下、開く指の間には何もない。 ただ夜の奥のように広がりがある。 身の内まで続くような、広がりが、 グラスの中に降り積もらせるつもりだった、 無色の、時間だけが、そこにある。
グラス揺れたときだけ、 衝撃にふさわしい波紋を浮かべるそれが。ただある。 ヴェールのこちら側にあるのは、単なるそれだ。]
(234) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃
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君の言ったことのうち、 俺の認識と同じくするものがある。 「優しくて、丸くって、何の棘もなくて あんたがみんなを そういう目で見つめられる世界に、いて欲しい」
それはただしい。 俺は「この城のみんな」を好ましく見ていたい。
(235) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃
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――……、ただ、 それは俺がいる“世界”ではないよ。
そこは随分と色が苛烈で、時間が過ぎるのが早いんだ。 俺の居場所はそこじゃない。 隣接――しているとは、思いたいが、 どうかな。 「答え」が分からない。
[頭痛がする、といった。 言葉で表される「苛烈な世界」のことのように、 一人用のチェアに腰かける今現在を表すかのように。]
(236) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃
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だから、 君のその問いの大部分に>>216>>217、 ふさわしい「答え」が
[すこしく、愉快気な―― 愉快気に見せられることを知っている顔をして、 ジェレミは手を伸ばす。炭酸水だ。 透明なグラス、 そのうちにあらかじめあった酒精は薄まって 適した量を超えてもなお、瓶の傾きは直されない。
グラスの縁を超え、チェス盤に水が届き、ようやく瓶の傾きは無造作に直された。 酒精はそのうちどれほどが残っているのかも判然としない。 特に感慨もない視線が、グラスから、眼前の「吸血鬼」に戻り、眺める。ただ眺めるに近いそれは、けれど、確かに、瞳の中に、鏡のなかに居場所がない吸血鬼を移り込ませる。]
(237) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃
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もう、ここにはない。忘れてしまったか。 ――君のいうように、捨ててしまったか。 それすらも定かじゃあない。
……困ったことに、 取るに足らない「答え」>>2:47をしたのは俺の方だ*
(238) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃
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――…… 君は聡明だ。 俺よりも、ずっと。 だからかな、「君のなかの俺」は、君の世界にいるんだろう。 君の、100いくらかを生きた、鮮明な世界に。
すまないが、――いや、謝ることじゃないか。 俺はそこに立ちえない。
[指の組み合わせがほどける前に、告げること]
(246) ghoti 2018/11/11(Sun) 00時頃
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